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2018’10.05・Fri

原木舞茸を収穫♪

北のベランダの大型プランターに伏せ込んで3年目の舞茸原木。
昨年に引き続き、無事舞茸の発生を確認してから日毎の成長をチェックしていました(この記事)。
発生確認から8日目・・・10/3日。
これ以上に成長は見込めそうもないので、固くならないうちにと、全ての舞茸を収穫しました。

昨年の発生は1株だったけれど、今年は3株発生しています。
「去年より増えたー!」っと喜んでいたのだけれど、昨年は1株で300.5gあったのに、今年は3株合わせても210.5g(笑)。
やっぱり年々収穫量は減るのですね・・・残念!(下写真)

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でも、量は少ないけど自産自消。
夕食に舞茸尽くしにしました(家内作)。

舞茸尽くしと言えば聞こえが良いけれど、舞茸の炊き込みご飯に、一汁一菜だけの舞茸尽くし(笑)
あと二菜くらいは欲しいのだけれど、全部で210.5gだもの・・・肝心の舞茸が無いゾ(笑)

取りあえず、原木舞茸の天婦羅(下写真)。

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原木舞茸の炊き込みご飯(下写真)。

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そして、原木舞茸のお吸い物(下写真)。

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うん、原木舞茸はやっぱり天然舞茸に近い。
八百屋の菌床舞茸と違って、肉厚で香りも高い。
たった210.5gだけれど、結構満足♪

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2018’10.01・Mon

原木舞茸が今年も発生♪

Miyakoさんから頂いて、3年前に北側ベランダの大型プランターに伏せこんでいた舞茸の原木(この記事)、昨年に続き今年も無事発生を確認♪(昨年のはこちら)。
発生したのは3ヶ所。
この出来そこないのウミウシみたいなモコモコが、短期の内にマイタケになっていくのだな(下写真2枚)。・・・9/25日

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さて、その1日後・・・9/26日
ほら!大分大きくなった(下写真2枚)。

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で、さらに2日後(発生確認から3日後)(下写真2枚)。・・・9/28日

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さらに2日後(発生確認から5日後)。・・・9/30日
すっかりマイタケらしくなってきました(下写真2枚)。

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台風24号直撃!! いや~物凄い風でした。
マイタケ原木のプランターを置いている北のベランダも、凄い暴風雨の一夜。
プランターごと飛ばされているかと心配しましたが、何とか無事乗り切った原木舞茸。
離れて発生していた株も、大きくなって殆どくっつく位です。
もう食べられるけれど、あと一回りは大きくなる筈(下写真)。・・・10/1日(発生確認から6日目)
収穫&試食は明後日頃かな

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ついでながら、マイタケ(シワタケ科マイタケ属マイタケ)の学名は
Grifola frondosa (Dicks.) Gray (1821)(グリフォラ・フロンドサ)
種小名frondosaは、「葉のような形をしている」を意味します。

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2018’07.13・Fri

続55・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



5/3日
白樺湖にあるわらびさんの山荘にお邪魔しています。
今年はアミガサタケ(食菌)のマイスポットではただの1本も見つけることができませんでした。
こんな年は初めてです。
でも地元では見れなかったアミガサタケを、白樺湖山荘で3本見つけることが出来ました。
これが今年の初アミガサタケ(下写真)

アミガサタケ科アミガサタケ属アミガサタケ(網傘茸)
学名:Morchella esculenta (L.) Pers. (1801)(モルケッラ・エスクレンタ)
属名のMorchella は、古いドイツ語のMorchel (キノコ) をラテン語化したもの。
種小名esculentaはラテン語で「食用の」の意味。

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5/12日
この日は週末の散策日。
壊していた右膝のリハビリを兼ねて鎌倉の軽い山道のコースを散策してきました。
道すがら、随分きのこ目で左右をチェックしたのだけれど、見つけたのはヒロハシデチチタケ(不食)だけでした(下写真左:傘表、右:傘裏)。

ベニタケ科カラハツタケ属ヒロハシデチチタケ(疎褶四手乳茸、広襞四手乳茸)
学名:Lactarius circellatus f. distantifolius Hongo (1966)(ラクタリウス・キルケッラトゥス・フォルマ・ディスタンティフォリウス)
属名Lactariusは「乳液のある」の意味。
種小名circellatus は「小さなリングの」の意味。
品種名:distantifolius は「離れたヒダ」の意味。


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5/24日 この日は月1回寺田で行っているきのこの勉強会。
午前中はフィールドできのこを観察します。
まだきのこは殆ど発生していません。

これはホウライタケ科モリノカレバタケの仲間Gymnopus sp.)でしょうか(下写真)。
属名Gymnopus(ギムノプス)はラテン語で、Gymno-(裸の)+pus(足、キノコの場合は柄)の意味。
この属の種の無毛な柄に由来しているのでしょう。
ツキヨタケ科(Omphalotaceae)と記述しているサイトもあるのですが、近年ツキヨタケ科自体がホウライタケ科 (Marasmiaceae)のシノニム とされたので、どちらにしろ間違いではありません。

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胞子を放出した後のツチグリ(幼菌は可食)があちこちにありました(下写真)。
ディプロシスティス科ツチグリ属ツチグリ(Astraeus sp.又はAstraeus hygrometricus [non (Pers.) Morgan] sensu auct. jap.)
和名のツチグリは、従来はAstraeus hygrometricus (Pers.) Morganとされていたのですが、DNA解析の結果それとは違うことが判ったものだから、ツチグリ属の不明種(Astraeus sp.)とするか、又は日本の著者が使っている意味( sensu auct. jap.)でのAstraeus hygrometricusであって、Astraeus hygrometricus (Pers.) Morganではないよってことになります。

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こちらはシロキクラゲ(食菌)(下写真)。
シロキクラゲ科シロキクラゲ属シロキクラゲ(白木耳)
学名:Tremella fuciformis Berk. 1856 (トレメッラ・フキフォルミス)
属名Tremellaはラテン語で、tremulus(震える)+ -ella(形容詞を作る接尾語)。
種小名fuciformisの由来は、現時点では不明。

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ちょっとピンボケになってしまったけれど、これはアラゲコベニチャンタケ(不食)、直径2mm(下写真)。
ピロネマキン科アラゲコベニチャワンタケ属アラゲコベニチャワンタケ(粗毛小紅茶碗茸)
学名:Scutellinia scutellata (L.) Lambotte (1887)(スクテッリニア・スクテッラタ)
属名ScutelliniaはScutella(皿、杯)+inia でしょうか?
種小名scutellataは「小さな盾のような」を意味します。

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食菌のキクラゲがありました(下写真)。
キクラゲ科キクラゲ属キクラゲ(木耳)
学名:Auricularia auricula-judae (Bull.) Quél. (1886)(アウリクラリア・アウリクラ-ユダエ)
属名Auriculariaは、auricula「耳」から。
種小名auricula-judae は「ユダ(又はユダヤ人)の耳」の意味。

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6/22日
NETの情報では、あちこちでヤマドリタケモドキが出始めたようです。
最近はそれ程ヤマドリタケモドキを採りたいとは思わないけれど、発生の確認はしたいもの。
それに明日はミニきのこ観察会があります。
どんなきのこが発生しているかマイきのこスポットをチェックしに行きました。

早速、大型のきのこの群生を見つけました(下写真)。

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ハラタケ属のナカグロモリノカサ(毒菌)のようです(下写真左:傘表、右:傘裏)
ハラタケ科ハラタケ属ナカグロモリノカサ(中黒森傘)
学名:Agaricus moelleri Wasser (1976)(アガリクス・モエッレリ)
属名Agaricusは古代サルマティア・ヨーロッパのAgari人や、Agarum岬、Agarus川に由来するという説や、 古代ギリシャ語の ἀγαρικόν ( agarikón )に由来するという複数の説があるようです。
種小名moelleriはドイツの菌学者、森林植物学者、アルフレッド・モラー(Alfred Moller、 1860-1921)氏への献名。

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こちらはカワリハツ(食菌)。(下写真)
ベニタケ科ベニタケ属カワリハツ(変初)
学名:Russula cyanoxantha (Schaeff.) Fr. (1863).(ルッスラ・キアノクサンタ)
属名:Russulaは、russus [あずき色] + -ula(形容詞を作る接尾語)。
種小名cyanoxantha はラテン語で、cyano(青緑)+xantha(黄色)の意味。

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こちらはニオイコベニタケ(不食)(下写真)。
ベニタケ科ベニタケ属ニオイコベニタケ(匂小紅茸)
学名:Russula bella Hongo (1968)(ルッスラ・ベッラ)
種小名bellaは「美しい」の意味。

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ナカグロモリノカサの近縁種(Agaricus sp.)。(下写真左:傘表、右:傘裏)

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ビロード状の真っ白な傘表面、内側に丸まった傘縁、粗いヒダと滲み出す乳・・・ケシロハツ(不食)ですね(下写真左:傘表、右:傘裏)。
ベニタケ科カラハツタケ属ケシロハツ(毛白初)
学名:Lactarius vellereus (Fr.) Fr. 1838(ラクタリウス・ウェッレレウス) 属名Lactariusはラテン語で「乳液のある」の意味。
種小名vellereusはラテン語で「ビロードのような」の意味で、和名の通り、傘表面の白い微毛が由来。

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ヤマドリタケモドキは見つからないけれど、アワタケ(食菌)は出てきました(下写真)。
イグチ科ヤマドリタケ属アワタケ(粟茸、泡茸)
学名:Boletus subtomentosus L. (1753)(ボレトゥス・スプトメントスス)
属名Boletusは、ラテン語のbōlētus(キノコ)から。
種小名のsubtomentosusは、sub(やや)+tomentosus(密綿毛のある)の意味。
アワタケ属(Xerocomus:クセロコムス)から移属となりました。

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こちらは変色しないので、アカヤマタケではなくトガリツキミタケ(食毒不明)の方ですね(下写真)
ヌメリガサ科アカヤマタケ属トガリツキミタケ(尖月見茸)
学名:Hygrocybe acutoconica f. japonica Hongo (1956)(ヒグロキベ・アクトコニカ・フォルマ・ヤポニカ)
属名Hygrocybeは「湿った傘」の意味。
種小名acutoconicaはラテン語でacuto-(鋭形の、鋭先の)+conica(円錐形の)の意味。
品種名japonicaは「日本の」の意味

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これは少し乾燥していますが、キチャハツ(不食)に見えます(下写真)
ベニタケ科ベニタケ属キチャハツ(黄茶初)
学名:Russula sororia (Fr.) Romell(ルスラ・ソロリア)
種小名のsororia はラテン語で「 姉妹の」の意味。

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これなら、明日のミニきのこ観察会も、そこそこにはきのこが出てるかな・・・



6/23日
この日は多摩市で行われた東京きのこ同好会のミニきのこ観察会。
この日の参加者は丁度20名(下写真)。

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思ったよりは発生が無かったけれど、多人数で探せば結構集まるものです(下写真)。

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数が多いと同定する方も聞く方も大変だけれど、これ位なら結構楽です(下写真)。

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いつものように、この日の観察会で見たきのこを50音順に記載しておきます。
アイタケ、アセタケの仲間、アミスギタケ、アワタケ、アンズタケ、 イッポンシメジの仲間、ウスヒラタケ、ウラベニガサ、ウラベニガサの仲間、 オオツルタケ、オオミノコフキタケ、カノシタ、カレエダタケモドキ、 カワリハツ、キアシグロタケ、キチャハツ、キヒダマツシメジ、クサイロハツの仲間、 クサハツ、ケショウハツ、ケシロハツ、シュイロガサ、シロハツ、チチアワタケ、 チチタケ、チャヒラタケ、ツチグリ、ツルタケ、テングタケ、テングツルタケ、 トガリツキミタケ、ニオイコベニタケ、ニセショウロ属の一種、ノウタケ、 ヒイロタケ、ヤマドリタケモドキ。

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2018’04.29・Sun

続54・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
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11/26日
福井に来ています。
道脇の倒木にクロハナビラタケ(毒)が出ていました(下写真)。
さてこのクロハナビラタケの学名は、Ionomidotis frondosaCordierites frondosusのどちらとすべきなのでしょう?
国内では、日本産きのこ目録2016や大菌輪などIonomidotis frondosaとしているのが大半ですが、Index Fungorumでは、Cordierites frondosusの方がCurrent Nameとされています。

ということですから、ここでは併記します。
ビョウタケ科クロムラサキハナビラタケ属クロハナビラタケ(黒花弁茸)
学名:Ionomidotis frondosa (Kobayasi) Kobayasi & Korf (1958)(イオノミドティス・フロンドサ)
属名Ionomidotisは、Iono-(紫色の)+midotis(Midotis属、Midotis Fr. 1828)の意味。
種小名frondosaは「広葉の」の意味で、広葉樹の朽木上に発生します。

ズキンタケ科ズキンタケ亜科クロハナビラタケ属クロハナビラタケ(黒花弁茸)
学名:Cordierites frondosus (Kobayasi) Korf (1971)(コルディエリテス・フロンドスス)
属名Cordieritesはフランスの医師&植物学者François Simon Cordierに対する献名か?
種小名frondosusの意味はfrondosaと同じ。

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近くにスエヒロタケ(食不適)もありました(下写真2枚)。
この胞子によるアレルギー性気管支肺真菌症の報告が増えていますので、注意が必要です。

スエヒロタケ科スエヒロタケ属スエヒロタケ(末広茸)
Schizophyllum commune Fr. (1815)(スキゾフィッルム・コンムネ)
属名Schizophyllumは、schizo-(裂けた)+phyllum(葉、つまりヒダ)の意味。
種小名communeは「普通の、共通の」の意味。

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3/29日
きのこの研究会で八王子に来ています。
午前はフィールドでの観察ですが、肝心のきのこがまるで無い。
1年中通して何処にでもあるニガクリタケ(猛毒菌)でも、見つけると何だかほっとします(笑)。(下写真)

モエギタケ科ニガクリタケ属ニガクリタケ(苦栗茸)
学名:Hypholoma fasciculare (Huds.) P. Kumm. (1871)(ヒフォロマ・ファスキクラレ)
属名Hypholomaは、Hypho-(菌糸の)+loma(縁)の意味。
種小名fasciculareは「束生の」の意味。

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随分探し回って、やっと小さなアラゲコベニチャワンタケ(食不適)が見つかりました。
直径2mm位だけれど、スマホで撮って拡大して見てみたら、ちゃんとまつ毛(周縁の毛)が見えます(下写真)。

ピロネマキン科アラゲコベニチャワンタケ属アラゲコベニチャワンタケ(粗毛小紅茶碗茸)
学名:Scutellinia scutellata (L.) Lambotte (1887)(スクテッリニア・スクテッラタ)
属名ScutelliniaはScutella(皿、杯)+inia でしょうか?
種小名scutellataは「小さな盾のような」を意味します。

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4/27日
やっとまともに雨が降った2日後の朝、ようやくマイスポットにハルシメジ(広義)が出ました(下写真2枚)。
これは毎年この時期にカリンの木の下に発生します。
梅の木の下に出るウメハルシメジ(食)ではなく、ノイバラハルシメジ(食)に分類されるタイプになるけれど、将来はさらに幾つかの種類に分かれることになる・・・かな。

イッポンシメジ科イッポンシメジ属ウメハルシメジ(梅春占地)
学名:Entoloma clypeatum (L.) P. Kumm. (1871)(エントロマ・クリペアトゥム)
属名Entolomaのentoはギリシャ語のἐντόςで「内側」の意味、そしてlomaはλῶμ(α)で「縁、ヘリ」の意味で、 傘縁が内側に巻くことを言及しています。
種小名clypeatumはラテン語で「丸い盾」を意味します。

ノイバラハルシメジは学名上はウメハルシメジの中のhybridum(ヒブリドゥム)という品種(f.,forma)という位置づけになっています。
イッポンシメジ科イッポンシメジ属ノイバラハルシメジ(野茨春占地)
学名:Entoloma clypeatum (L.) P. Kumm. f. hybridum(Romagn.) Noordel. (1981)(エントロマ・クリペアトゥム・フォルマ・ヒブリドゥム)
品種名hybridumはいわゆるハイブリッド(hybrid)のことですが、ここでは一般的な「交配種の」という意味よりは「異なる要素を持った」ぐらいの意味でしょう。

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ついでにイタドリのマイスポットでイタドリを摘んできました。
マイスポットのイタドリもこれが今期最後になります(下写真:イタドリとハルシメジ)。

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2018’03.30・Fri

土筆の季節

この日(3/24日)は週末の散策日。
山に行きたかったのだけれど、ちょっと右膝を壊しているものだから、10km程度の平場の散策にしたのです。
最寄りの駅に向かう途中で土筆を見つけたので、帰りに摘もうと考えていました。
でも散策の途中で沢山の土筆を見つけてしまいました。
ものの10分位でレジ袋にどっさり。
帰りに摘もうとしていた自宅回りの土筆は、流石にもういらない!
自宅に帰ってから、摘んで来た土筆を新聞紙に広げてみました(下写真)。

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摘むのは10分でも、これだけあれば袴を取るのに家内と2人がかりで小一時間かかりましたナ。
で、早速夕食に、土筆のキンピラ(下写真)

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そして土筆の卵とじのお吸い物(下写真)。
どちらも家内作です。

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しかし、野の物の季節物は本当に美味しい!!
春も秋も食べ物の美味しい季節だけれど、秋のホクホクした美味しさに対し、春は香りとほろ苦い美味しさ。
私は春の味の方が断然好きです。
土筆の卵とじのお吸い物なんか、お代わりしてしまいました。
自分が死ぬ前にもう一度食べたいなんて思うのは、きっとこの類(たぐい)のような気がします。

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2017’11.16・Thu

続53・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
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特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
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10/7日からわらびさんの白樺湖山荘にお邪魔しています。
山荘に入る前に、蓼科のスポットを3か所程チェックしてみたのですが、残念ながら思ったよりキノコの発生は少ない状態。

クリタケ(食菌)もちょっとだけ(下写真2枚)
モエギタケ科ニガクリタケ属クリタケ(栗茸)
学名:Hypholoma lateritium (Schaeff.) P. Kumm. (1871)(ヒフォロマ・ラテリティウム)
属名Hypholomaは、Hypho-(菌糸の)+loma(縁)の意味。
種小名の lateritium はラテン語で「レンガ色の」という意味。

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こちらは私の知っているキシメジ(食注意)とは多少違和感があるのだけれど、個体差、地域差の範囲内?(下写真左:傘表、右:傘裏&柄)
キシメジ科キシメジ属キシメジ(黄占地)
学名:Tricholoma flavovirens (Pers.) S. Lundell (1942)(トリコローマ・フラウォウィレンス)
属名Tricholomaは、 trich-(毛)+ loma(縁)の意味。
種小名flavovirensは「帯黄緑色の」の意味。

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ツチスギタケモドキ(毒)はあちこちに発生(下写真左:傘表、右:傘裏&柄)。
モエギタケ科スギタケ属ツチスギタケモドキ(土杉茸擬)
学名は未だありません(Pholiota sp.
属名Pholiotaは「鱗片の」の意味。

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収穫はこんなもの(下写真)
シロナメツムタケ(食菌)、チャナメツムタケ(食菌)、ムキタケ(食菌)、クリタケ(食菌)、ベニテングタケ(毒菌)、シロヌメリイグチ(食菌)。

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山荘に入ったら、大盛さんが産直から沢山の野のキノコを購入してきていたのですが、中にレアなナガエノスギタケ(食菌)もありました(下写真)。
ナガエノスギタケの実物は初めて見ましたし、この時初めて食べましたが、とても美味しいキノコでした♪
ヒメノガステル科ワカフサタケ属ナガエノスギタケ(長柄杉茸)
学名:Hebeloma radicosum (Bull.) Ricken (1911)(ヘベロマ・ラディコスム)
属名Hebelomaは「若い菌の傘縁ベール」を意味する。
種小名radicosumは「根が多い」の意味。

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白樺湖山荘での翌朝(10/8日)は、わらびさんと霧ケ峰の方のスポットを探索。

運よくシモフリシメジ(食菌)を発見♪(下写真)
このキノコは落ち葉に埋もれているので、見つけにくいのです。
キシメジ科キシメジ属シモフリシメジ(霜降占地)
学名:Tricholoma portentosum (Fr.) Quél. (1873)(トリコロマ・ポルテントスム)
種小名portentosumは「異常に遅い」、「時期遅れの」の意味で、このキノコの遅い発生時期から来ています。

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クリフウセンタケ(食菌)の大きい群生を見つけました。(@’▽’@)わぁお~♪(下写真2枚)
フウセンタケ科フウセンタケ属クリフウセンタケ(栗風船茸)
学名:Cortinarius tenuipes (Hongo) Hongo(コルティナリウス・テヌイペス)
属名Cortinariusは、「クモの巣膜のある」の意味。
種小名のtenuipesは「細い柄のある」、「弱いい柄のある」と言った意味。

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ヌメリスギタケモドキ(食菌)もあちこちに(下写真)
モエギタケ科スギタケ属ヌメリスギタケモドキ(滑杉茸擬)
学名:Pholiota aurivella (Batsch) P. Kumm.(1871)(フォリオタ・アウリウェッラ)
種小名aurivellaは「黄金の羊毛の」の意味。

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このスポットでは結構な収穫となりました(下写真)。

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個別的には、
これがヌメリスギタケモドキ(下写真)。

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そしてクリフウセンタケ(下写真)。

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そしてシモフリシメジ(下写真)。

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アイシメジ(食菌)も多少(下写真)。
キシメジ科キシメジ属アイシメジ(間占地)
学名:Tricholoma sejunctum (Sowerby) Quél. (1872)(トリコローマ・セイユンクトゥム)
種小名sejunctumは「別々の、異なる」の意味。

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ハナイグチ(食菌)はほんの少し(下写真)。
ここに限らず今年はハナイグチは不作です。
ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属ハナイグチ(花猪口)
学名:Suillus grevillei (Klotzsch) Singer (1945)(スイッルス・グレウィッレイ)
属名Suillusはsuelos(豚)に由来。
種小名grevilleiはRobert Kaye Greville氏への献名。

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カノシタ(食)の菌輪を見つけ、そこそこ採ることができました(下写真)。
フランス料理ではピエ・ド・ムートン(pieds de mouton)と呼ばれる高級食材です。
カノシタ科カノシタ属カノシタ(鹿舌)
学名:Hydnum repandum L.: Fr.(ヒドヌム・レパンドゥム)
属名Hydnumはハリタケの古い菌名hydnaに由来。
種小名repandumは「さざなみの」「うねった」の意味

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一旦山荘に帰り、午後から蓼科の方のスポットも行ってみましたが、こちらは全く不作でした。
あるのはカベンタケ(食毒不明)ばかり(下写真)。
シロソウメンタケ科ナギナタタケ属カベンタケ(花弁茸)
学名:Clavulinopsis laeticolor (Berk. & M.A. Curtis) R.H. Petersen (1965) (クラウィリノプシス・ラエティコロール)
属名Clavulinopsisは、Clavulina(カレエダタケ属) + opsis(~に似たもの)の意味。
種小名laeticolorは「明るい色の」の意味。

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さらに翌朝(10/9日)は、白樺湖山荘の周りの広い雑木林でキノコ探索。
クリタケが主なターゲットだったけれど、このスポットではまだ少し時期が早いようで、幼菌(下写真左)が多く、成菌(下写真右)は少ない状況です。

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こちらはニガクリタケ(毒菌)(下写真)
モエギタケ科ニガクリタケ属ニガクリタケ(苦栗茸)
学名:Hypholoma fasciculare (Huds.) P. Kumm. (1871)(ヒフォロマ・ファスキクラレ)
種小名fasciculareは「束生の」の意味。

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この木から出ているキノコはどう見てもモエギタケ(可食)の幼菌(下写真左:横、右:傘裏)
地上生の筈だけれども、山渓の「日本のきのこ」には林内地上に発生と記述されており、地中の木の養分に発生するのであるから、稀には木から発生するケースもあるのでしょう。
モエギタケ科モエギタケ属モエギタケ(萌黄茸)
学名:Stropharia aeruginosa (Curtis) Quél. (1872)(ストロファリア・アエルギノサ)
種小名のaeruginosaはラテン語で「緑青色の」という意味。

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10/21日
この日は、八王子市で行われた東京きのこ同好会が主催する「秋のきのこ観察会」に参加。
雨にもかかわらず、30名近くの参加となりました(下写真)。
※観察会は地権者、又は管理人さんに事前に許可を取って行われています。

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雨の日のキノコは傘表面の質感や色なども様変わりするので、結構同定が難しいのです。
これはノボリリュウタケ(食菌)。(下写真)
ノボリリュウタケ科ノボリリュウタケ属ノボリリュウタケ(昇龍茸)
学名:Helvella crispa (Scop.) Fr. (1822)(ヘルウェッラ・クリスパ)
属名Helvellaは香り高いハーブの古代語。
種小名crispaは「皺のある、縮れた」の意味。

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これはエゴノキタケ(食不適)でしょうか(下写真)。
タマチョレイタケ科チャミダレアミタケ属エゴノキタケ(野茉莉茸)
学名:Daedaleopsis styracina (Henn. & Shirai) Imazeki (1943) (ダエダレオプシス・スティラキナ)
属名のDaedaleopsisは「迷路状の」の意味で、実際この属のキノコはヒダが迷路状です。
種小名styracinaは「エゴノ木に生える」の意味。

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キツネノタイマツ(食菌)の成菌(下写真左)とその卵(幼菌、下写真右)。
スッポンタケ科スッポンタケ属キツネノタイマツ(狐松明)
学名:Phallus rugulosus Lloyd (1908)(ファッルス・ルグロスス)
属名Phallusは何と「勃起した陰茎」の意味。
種小名rugulosusは「小さい皺のある」の意味。

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ナラタケ(食菌)が群生していました(下写真左右)
タマバリタケ科ナラタケ属ナラタケ (楢茸)
学名:Armillaria mellea (Vahl・Rries) Kurmmer(アルミラリア・メレア)
属名Armillariaは「腕輪(ツバ)のある」の意味。
種小名melleaは [蜂蜜色の]の意味。

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アセタケの仲間(Inocybe sp.)(下写真)。

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ユキラッパタケ(不食)がありました。清楚で綺麗なキノコです(下写真)。
キシメジ科シンゲロキベ属ユキラッパタケ(雪喇叭茸)
学名:Singerocybe alboinfundibuliformis (Seok, Yang S. Kim, K.M. Park, W.G. Kim, K.H. Yoo & I.C. Park) Zhu L. Yang, J. Qin & Har. Takah. (2014)(シンゲロキベ・アルボインフンディブリフォルミス)
属名Singerocybeは菌学者Rolf Singerにちなんで名付けられました。
種小名alboinfundibuliformis はalbo-(白の)+infundibuliformis(漏斗形の)の意味。

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こちらはムラサキシメジ(食菌)(下写真)
キシメジ科ムラサキシメジ属ムラサキシメジ(紫占地)
学名:Lepista nuda (Bull.) Cooke(レピスタ・ヌーダ)
属名Lepistaは「浅い聖餐杯かゴブレットのような」の意味。
種小名nudaは「ヌード(裸)の」の意味で、傘表面の特有な滑らかさに由来している。

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昼食後はいつもの通り同定会。
みんなで集めるものだから、レアなキノコも並びます(下写真)。

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※鑑定後、キノコは全て集められて放射線量測定にかけ、八王子市の野生キノコの放射線量データとなります。

いつものように、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。
アカハツ、アカヤマタケ、アセタケの仲間、アンズタケ属、イッポンシメジ属、エゴノキタケ、 カノシタ、カヤタケ属、カレバキツネタケ、キチチタケ、キツネノカラカサ、キツネノタイマツ、 キヒダフウセンタケ、クサウラベニタケ、クロハツモドキ、コタマゴテングタケ、サクラタケ、 シロクロハツ、シロハツ、スギタケ、スッポンタケ、スミゾメシメジ、ツルタケ、テングタケ、 トビチャチチタケ、ドクツルタケ、ドクツルタケの仲間、ドングリキンカクキン、ナヨタケ、 ナラタケ、ニガクリタケ、ノウタケ、ノボリリュウタケ、ハナサナギタケ、ハナビラニカワタケ、 ハリガネオチバタケ、ヒイロタケ、ヒナアンズタケ、ヒメワカフサタケ、フウセンタケ属、 フクロツルタケ、フサタケ、ベニタケの仲間、ホウロクタケ、ホコリタケ、マンネンタケ、 ミネシメジ、ムラサキシメジ、モリノカレバタケの仲間、ユキラッパタケ

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2017’10.29・Sun

続52・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



8/26日
この日は週末の散策日。
小仏城山北尾根東コースで小仏城山まで登り、高尾山まで縦走して高尾山口に下山。
この小仏城山北尾根東コースは結構キノコが見られるコースです。

この日はこのコガネヤマドリ(食菌)が随分発生していました(下写真左:傘表、右:傘裏)。
イグチ科ヤマドリタケ属コガネヤマドリ(黄金山鳥)
学名:Boletus aurantiosplendens T.J. Baroni (1998)(ボレトゥス・アウランティオスプレンデンス)
属名Boletusは、ラテン語のbōlētus(キノコ)から。
種小名のaurantiosplendensは「黄金色に輝いて」の意味。

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タマゴタケ(食菌)も発生していました(下写真)
テングタケ科テングタケ属タマゴタケ(卵茸)
学名:Amanita caesareoides Lj.N. Vassiljeva (1950)(アマニタ・カエサレオイデス)
属名Amanitaはトルコ南部のキリキアにあるAmanon山から。
種小名caesareoides は、caesare(Amanita caesarea:西洋タマゴタケ)+-oides(~に似た)の意味。

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これはイタチタケ(可食)。
キノコにはイタチとかキツネとかムジナの類(たぐい)が色々います(笑)(下写真)
ナヨタケ科ナヨタケ属イタチタケ(鼬茸)
学名:Psathyrella candolleana (Fr.) Maire(プサティレッラ・カンドレアナ)
属名Psathyraは、「こわれ易い」の意味。
種小名candolleanaはスイスの植物学者Augustin de candolleへの献名。
新分類でヒトヨタケ科(Coprinaceae コプリナケアエ)からナヨタケ科(Psathyrellaceae)に変わりました。


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管孔が薄いワイン色なのでニガイグチモドキ(不食)でしょうか(下写真)。
イグチ科ニガイグチ属ニガイグチモドキ(苦猪口擬)
学名:Tylopilus neofelleus Hongo (1967)(ティロピルス・ネオフェレウス)
属名Tylopilusは「凸凹した傘」の意味。
種小名のneofelleusは「新しいニガイグチ」の意味。

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こちらはシロオニタケ(毒菌)の幼菌(下写真)。
テングタケ科テングタケ属シロオニタケ(白鬼茸)
学名:Amanita virgineoides Bas (1969)(アマニタ・ウィルギネオイデス)
種小名virgineoidesは「処女のような」の意味

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これは不明なイグチ(下写真左:傘表、右:傘裏)
傘は明るい薄茶色で、傘裏&柄は鮮やかな明るい黄色。
傘裏はもう少し育てば朱色っぽくなりそうで、傘裏、柄との強い青変性があります。
ナガエノウラベニイグチとは管孔、柄の色が全然違います。

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こちらは多分、ハダイロニガシメジ(不食)(下写真左:傘表、右:傘裏)。
キシメジ科キシメジ属ハダイロニガシメジ(青木仮称)(肌色苦占地)
学名なし(Tricholoma sp.)

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ブドウニガイグチ(不食)(下写真)。
イグチ科ニガイグチ属ブドウニガイグチ(葡萄苦猪口)
学名:Tylopilus vinosobrunneus Hongo (1979)(ティロピルス・ウィノソブルンネウス)
種小名vinosobrunneusは、vinoso(葡萄酒色の)+brunneus(褐色の)の意味。

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こちらはキニガイグチ(可食)(下写真左:傘表、右:傘裏)。
イグチ科ニガイグチ属キニガイグチ(黄苦猪口)
学名:Tylopilus ballouii var. ballouii(ティロピルス・バッロウッイ・ワリエタース・バッロウッイ)
種小名ballouiiはW. H. Ballou氏への献名


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アンズタケ(食菌)も出ていました(下写真左:傘表、右:傘裏)。
アンズタケ科アンズタケ属アンズタケ(杏茸)
学名:Cantharellus cibarius Fr(カンタレッルス・キバリウス)
属名Cantharellusは、kantharos(盃)+ -ellus(形容詞を作る接尾語)で、「盃の」の意味。
種小名cibariusはラテン語で「食用の」という意味。

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9/1日
この日は月一で行っている寺田の学習会。
午後からはキノコの学名や顕鏡観察の学習会ですが、午前中はフィールドでキノコ観察・採取を行います。
この所の雨不足で、発生しているキノコも少なく、キノコ自体も少し干からびていました。

これは乾燥して少し割れたアイタケ(食菌)(下写真)
ベニタケ科ベニタケ属アイタケ(藍茸)
学名:Russula virescens (Schaeff.) Fr. (1836)(ルッスラ・ウィレスケンス)
属名Russulaは、russus [あずき色] + -ula(形容詞を作る接尾語)。
種小名virescensは「緑色になる」の意味。

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こちらはウコンハツ(不食)(下写真左:傘表、右:傘裏)
ベニタケ科ベニタケ属ウコンハツ(鬱金初)
学名:Russula flavida [non Frost] sensu Hongo(ルッスラ・フラウィダ)
種小名flavidaは、「淡黄色の」の意味。

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このカビのようなものもロウタケ(不食)という立派なキノコなのです(下写真)
ロウタケ科ロウタケ属ロウタケ(蝋茸)
学名:Sebacina incrustans (Pers.) Tul. & C. Tul. (1871)(セバキナ・インクルスタンス)
属名Sebacinaは、sebum [脂肪] + -ina(形容詞を作る接尾語で類似を意味する)。つまり「脂肪のような」の意味。
種小名incrustansは、「外皮で覆って」の意味

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9/2日
この日は東京きのこ同好会の幹事による富士山観察会の下見です。
と言っても幹事だけではなく、多少知り合いも誘えるので、白樺湖で一緒するMiyakoさんとMさんをお誘いしました。
幾つかのコースに分かれるのですが、私達はいつもの5合目からのコース。
精進口登山道に沿って3合目まで下ります(下写真)。

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早速オオカシワギタケ(食菌)を発見。
直前まで降っていた雨で表面が濡れていて、写真ではオオカシワギタケらしくないけれど、間違いなくオオカシワギケです(下写真)。
フウセンタケ科フウセンタケ属オオカシワギタケ
学名:Cortinarius saginus (Fr.) Fr. (1838)(コルティナリウス・サギヌス)
属名Cortinariusは、「クモの巣膜のある」の意味。

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富士山ではよく見るヘラタケ。これはコゲエノヘラタケ(可食)の方でしょうか(下写真)
ホテイタケ科コゲエノヘラタケ属ゲエノヘラタケ(焦柄箆茸)
Spathulariopsis velutipes (Cooke & Farl. ex Cooke) Maas Geest.(1972)(スパトゥラリオプシス・ウェルティペス)
属名Spathulariopsisは、「Spathularia(ヘラタケ属)類似の」の意味。
種小名velutipesは、「ビーロード状柄の」の意味。

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やっぱり富士山はこれがないとね。
今年も見つけた美味しい食菌の本物ポルチーニ(ヤマドリタケ)(下写真)。
イグチ科ヤマドリタケ属ヤマドリタケ(山鳥茸)
学名:Boletus edulis Bull. (1782)(ボレトゥス・エデゥリス)
種小名edulisは食用のという意味

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ホウキタケ属の一種(Ramaria sp.)(下写真) )

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ドクツルタケ(猛毒菌)の幼菌(下写真)
テングタケ科テングタケ属ドクツルタケ(毒鶴茸)
学名:Amanita virosa (Fr.) Bertillon(アマニタ・ウィローサ)
種小名virosa は「毒のある」という意味。

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今年はハナイグチ(食菌)が少なく、見たのはこれ1本だけ(下写真)。
ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属ハナイグチ(花猪口)
学名:Suillus grevillei (Klotzsch) Singer (1945) (スイッルス・グレウィレイ)
属名Suillusはsuelos(豚)に由来。
種小名grevilleiは、Robert Kaye Greville氏への献名

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一方、ショウゲンジ(食菌)はあちこちに(下写真)。
フウセンタケ科フウセンタケ属ショウゲンジ(正源寺)
学名:Cortinarius caperatus (Pers.) Fr. (1838)(コルティナリウス・カペラトゥス)
種小名caperatusは「皺がよった」の意味。


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不明なフウセンタケ(Cortinarius sp.)もあちこちに(下写真)

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こちらはフジウスタケ(毒菌)(下写真)
ラッパタケ科ウスタケ属フジウスタケ(富士臼茸)
学名:Turbinellus fujisanensis (S. Imai) Giachini (2011)(トゥルビネッルス・フジサンエンシス)
属名Turbinellusは「洋コマ形の」の意味。
種小名fujisanensisは「富士山産の」の意味。

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今年はキノコの季節が遅れているようで、その所為か丁度夏のキノコと秋のキノコの葉境時期になっているのでしょうか。
キノコの発生はかなり少ないようです。
3合目広場で、いつものように鑑定会(下写真)。

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そしていつものように、この日見たキノコを50音順に記録しておきます。
アイシメジ、アイタケ、アカハツ、アケボノアワタケ、アブラシメジモドキ、 アンズタケ、アンズタケの仲間、イタチハリタケ、ウスタケ、ウツロベニハナイグチ、 オオウスムラサキフウセンタケ、オオカシワギタケ、オオキノボリイグチ、 オニナラタケ、カラハツタケ属、カラマツチチチタケ、カラマツベニハナイグチ、 カワリハツ、ガンタケ、キイロケチチタケ、キサマツモドキ、キノボリイグチ、 キハツダケ、クリイロイグチモドキ、クリカワヤシャイグチ、クロチチタケ、ケロウジ、コゲエノハラタケ、コスリコギタケ、サンゴハリタケ、サンゴハリタケモドキ、 ショウゲンジ、シロヌメリイグチ、ススケヤマドリタケ、スミゾメシメジ、 タマゴタケ、ツガマイタケ、ツルタケ、ドクツルタケ、ドクヤマドリ、ヌメリササタケ、ヌメリササタケの仲間、ハナイグチ、ハナガサタケ、ハナビラタケ、バライロウラベニイロガワリ、 フウセンタケ属、フサクギタケ、フジウスタケ、ヘラタケ、ベニテングタケ、 ホウキタケ、ホウキタケの一種、ミヤマタマゴタケ、ミヤママスタケ、モウセンアシベニイグチ、 ヤマドリタケ、ワタカラカサタケ



9/9日
この日は東京きのこ同好会の富士山観察会の本番日。
一般会員が参加して、幹事は一般会員のサポートに回ります。
私はいつもの通り、5合目の精進口登山道から3合目に下るコース(下写真)。


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最初に見つけたのはフサクギタケ(食菌)(下写真)。
オウギタケ科クギタケ属フサクギタケ(房釘茸)
学名:Chroogomphus tomentosus (Murrill) O.K. Mill. (1964)(クロッゴムフス・トメントスス)
属名Chroogomphusは「皮膚色の大きな釘」の意味。
種小名tomentosusは「密綿毛のある」の意味。

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登山道の真ん中に大きなキノボリイグチ(食菌)が出ていました(下写真)。
ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属キノボリイグチ(木登猪口)
学名:Suillus spectabilis (Peck) O.Kuntze(スイッルス・スペクタビリス)
属名Suillusは「豚」に由来。
種小名spectabilisはラテン語で「人を惹きつける」の意味。

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これはウスフジフウセンタケ(食毒不明)?(下写真左:傘表、右:傘裏)
フウセンタケ科フウセンタケ属ウスフジフウセンタケ(淡藤風船茸)
学名:Cortinarius alboviolaceus (Pers. ) Fr.(1838)(コルティナリウス・アルボウィオラケウス)
種小名alboviolaceusは「薄紫色の」の意味。

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今回も随分発生していたショウゲンジ(食菌)(下写真)。

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そしてオオカシワギタケ(食菌)は先回(下見会)よりは発生していました(下写真)。

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こちらはハナガサタケ(可食)(下写真)。
モエギタケ科スギタケ属ハナガサタケ(花笠茸)
学名:Pholiota flammans (Batsch) P. Kumm. (1871)(フォリオータ・フランマンス)
属名Pholiotaは「目盛の」の意味。
種小名flammansは「'燃え立つ(ように赤い)」の意味。

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これはニカワハリタケ(食菌)(下写真)。
ヒメキクラゲ科ニカワハリタケ属ニカワハリタケ(膠針茸)
学名:Pseudohydnum gelatinosum (Scop.) P. Karst. (1868)
属名Pseudohydnumは Pseudo-(偽の)+hydnum(Hydnum:カノシタ属)の意味。
種小名gelatinosumは「ゼラチン質の」の意味

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そしてオニウスタケ(毒菌)(下写真)。
ラッパタケ科ウスタケ属オニウスタケ(鬼臼茸)
学名:Turbinellus kauffmanii (A.H. Sm.) Giachini (2011)(トゥルビネッルス・カウッフマニイ)
種小名kauffmaniiはKauffman, J. Boone.氏への献名。

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3合目の広場で、各自昼食の後、同定会(下写真)。

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何時もの通り、この観察会で見たキノコを50音順に記録しておきます。
アイシメジ、アオゾメタケ、アカタケ、アカヤマタケ、アシベニイグチ、 アミハナイグチ、アンズタケ、ウスフジフウセンタケ、オオウスムラサキフウセンタケ、オオカシワギタケ、 オオキノボリイグチ、オオダイアシベニイグチ、オキナクサハツ、オニウスタケ、 オニナラタケ、カノシタ、カラマツベニハナイグチ、カワリハツ、カンバタケ、 キイロイグチ、キイロケチチタケ、キハリタケ、クサイロハツ、クサウラベニタケ、 クサハツ、クリイロイグチ、クリイロカラカサタケ、ショウゲンジ、シロクロハツ、 シロトマヤタケ、シロハツ、ジンガサドクフウセンタケ、スミゾメシメジ、 ツガマイタケ、ツチグリ、ツバアブラシメジ、ツバフウセンタケ、ツルタケ、 トキイロラッパタケ、トビチャチチタケ、ドクツルタケ、 ナガエノチャワンタケ、ニオイウスフジフウセンタケ、ニカワハリタケ、ヌメリアカチチタケ、 ハナガサタケ、ハナビラタケ、ハナビラダクリオキン、ヒロハチチタケ、 フウセンタケの仲間、フサクギタケ、ホコリタケ、マツオウジ、ミヤマアミアシイグチ、 ミヤマタマゴタケ、ヤギタケ、ヤマイグチ、ワタカラカサタケ



9/16日
この日は週末の散策日。
京王堀之内駅から散策開始して、多摩動物園の裏手を通るかたらいの道で高幡不動尊まで行くコース。
高幡不動尊の裏山でオオイチョウタケ(食菌)を見つけました(下写真左:傘表、右:傘裏&柄)。
キシメジ科オオイチョウタケ属オオイチョウタケ(大銀杏茸)
学名:Leucopaxillus giganteus (Sowerby) Singer (1939)(レウコパキシッルス・ギガンテウス)
属名Leucopaxillusはleukos(白い)+ Paxillus(ヒダハタケ属)の意味。
種小名のgiganteusは「非常に大きい」の意味。

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2017’10.24・Tue

続51・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
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特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
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このシリーズの前回はこちら



7/31日
この日は八王子寺田で行っている月一のキノコの学名や顕鏡観察等の勉強会に行ってきました。
午前中はフィールドで顕鏡観察用のキノコを採取します。
でも梅雨時期に雨が降らなかった所為か、この時期何処にもキノコの姿が見られないのです。
本来ならキノコの宝庫の寺田も、まるでお手上げ。

普段なら珍しくも何ともないキノコだけれど、この日はやっと見つけたツルタケ(可食、食注意)。(下写真)
テングタケ科テングタケ属ツルタケ(鶴茸)
学名:Amanita vaginata (Bull.) Lam.1783 (アマニタ・ウァギナタ)
属名Amanitaはトルコ南部のキリキアにあるAmanon山から。
種小名vaginata は「鞘のある」という意味。


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マンネンタケ(食不適)を発見(下写真)。
マンネンタケ科マンネンタケ属レイシ(霊芝)
学名:Ganoderma lucidum (Leyss. ex. Fr.) Karst(ガノデルマ・ルキドゥム)
属名Ganodermaは「輝く表皮」、種小名lucidumは「光沢のある」の意味。
で、実際マンネンタケの表面はニスを塗ったようなテカテカ光沢があります。

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一瞬、何のキノコか判らなかったのです(下写真)

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でもルーペで見たら、黒い模様に見えたのは泥が乾いた後、表面にオレンジ色の粉状模様や突起があるけれど、粒状線もあるし、キチャハツ(食不適)なのでしょう(下写真)。
ベニタケ科ベニタケ属キチャハツ(黄茶初)
学名:Russula sororia (Fr.) Romell(ルスラ・ソロリア)
種小名のsororia はラテン語で「 姉妹の」の意味。

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8/10日
ようやく寺田の方でキノコが大発生だという情報を聞き、それなら私の周りでも出始めたかな?と、マイキノコスポットを一回りチェックしてきたのです。
案の定、こちらでも爆発していました。

こちらは毒菌のテングタケモドキ(下写真)
テングタケ科テングタケ属テングタケモドキ(天狗茸擬)
学名:Amanita sepiacea S. Imai (1933)(アマニタ・セピアケア)
種小名sepiaceaは、「褐色の, セピア色の」の意味。

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これはアワタケ(食菌)(下写真)。
イグチ科ヤマドリタケ属アワタケ(粟茸、泡茸)
学名:Boletus subtomentosus L. (1753)(ボレトゥス・スプトメントスス)
属名Boletusは、ラテン語のbōlētus(キノコ)から。
種小名のsubtomentosusは、sub(やや)+tomentosus(密綿毛のある)の意味。
アワタケ属(Xerocomus:クセロコムス)から移属となりました。

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こちらはアンズタケ(食菌)(下写真左:傘表、右:傘裏)
アンズタケ科アンズタケ属アンズタケ(杏茸)
学名:Cantharellus cibarius Fr(カンタレッルス・キバリウス)
属名Cantharellusは、kantharos(盃)+ -ellus(形容詞を作る接尾語)で、「盃の」の意味。
種小名cibariusはラテン語で「食用の」という意味。

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タマゴタケ(食菌)も菌輪を作って発生しています(下写真右、左)
テングタケ科テングタケ属タマゴタケ(卵茸)
学名:Amanita caesareoides Lj.N. Vassiljeva (1950)(アマニタ・カエサレオイデス)
種小名caesareoides は、caesare(Amanita caesarea:西洋タマゴタケ)+-oides(~に似た)の意味。

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思った通り、ヤマドリタケモドキ(食菌)(下写真)も随分発生していました。
イグチ科ヤマドリタケ属ヤマドリタケモドキ(山鳥茸擬)
学名:Boletus reticulatus Schaeff. (1774)(ボレトゥス・レティクラトゥス)
種小名reticulatus は「網目状の(柄の)」という意味。

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見かけは毒々しいけれど、かなり美味しい食菌のアメリカウラベニイロガワリ(下写真)。
イグチ科ヤマドリタケ属アメリカウラベニイロガワリ(亜米利加裏紅色変)
学名:Boletus subvelutipes Peck (1889)(ボレトゥス・スブウェルティペス)
種小名subvelutipes はラテン語でsub(やや)+veluti-(ビロード状の)+pes(柄)。

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分解水の出ているニクウチワタケ(不食)(下写真)。
シワタケ科ニクウチワタケ属ニクウチワタケ
学名:Abortiporus biennis (Bull.) Singer (1944)(アボルティポルス・ビエンニス)
属名Abortiporusは、Aborti(奇形の、不完全な)+porus(孔)の意味。
分解水の出ているニクウチワタケは、通常の形とは随分違うけれど、ルビーの様な水滴を纏ったこちらの外観の方が、ずっと綺麗です。

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ここはウスキテングタケ(毒菌)も多いのです(下写真)。
テングタケ科テングタケ属ウスキテングタケ(薄黄天狗茸)
学名:Amanita orientigemmata Zhu L. Yang & Yoshim. Doi 1999(アマニタ・オリエンティゲンマタ)
種小名orientigemmataはorienti(東洋産の)+gemmata(Amanita gemmata)の意味。
従来は、欧米のAmanita gemmata (Fr.) Bertill. 1866(アマニタ・ゲンマタ) と同一種とされていたのですが、1999年に独立種としてAmanita orientigemmataと命名されました。

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このキノコ、良く見るのですが、ずっとイロガワリだと思っていました(下写真左:傘表、右:傘裏)。
孔口など傷つけると瞬時に強く青変するのですが、割った断面、傘肉や柄の部分など、青変はするけれどそれ程真っ青にはなりません。
ニセアシベニイグチという可能性もあるけれど、それも何だかしっくり来ません。
NETで出てくる、イロガワリに似た謎のイグチなのでしょうか。

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これはアカヤマドリ(食菌)(下写真)。
イグチ科アカヤマドリ属アカヤマドリ(赤山鳥)
学名:Rugiboletus extremiorientalis (Lj.N. Vassiljeva) G. Wu & Zhu L. Yang (2015)
新分類でヤマイグチ属(Leccinum)から新設のアカヤマドリ属(Rugiboletus)に変更されました。
属名のRugiboletusはRugi(皺の寄った(傘が))+boletus(ヤマドリタケ属、又はイグチ)の意味。
種小名のextremiorientalisはラテン語で、extremi(極めて) + orientalis(東方の)なので、「極東の」という意味。

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ここでは初めて見るナガエノウラベニイグチ(食毒不明)(下写真左:傘表、右:傘裏&柄断面)。
イグチ科ヤマドリタケ属ナガエノウラベニイグチ(長柄裏紅猪口)
学名:Boletus quercinus Hongo (1967)(ボレトゥス・クエルキヌス)
種小名quercinusはラテン語で、「カシワ、ナラの」の意味。
※既に別のキノコ(Boletus quercinus Schrad. (1794))にBoletus quercinusが使われていて、そのためこの学名は命名ルール上の違反名となっている(http://www.mycobank.org/name/Boletus quercinus)。

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これはコテングタケモドキ(不食)(下写真)
テングタケ科テングタケ属コテングタケモドキ(小天狗茸擬)
学名:Amanita pseudoporphyria Hongo (1957)(アマニタ・プセウドポルフィリア)
種小名のpseudoporphyriaはpseudo-(偽の)+porphyria(コテングタケ:Amanita porphyria)の意味。

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こちらは不明種(boletus sp.)(下写真左:傘表、右:傘裏&柄)
ヤマドリタケモドキの傍に出ていて、派手な傘色以外はヤマドリタケモドキに酷似しています。

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これは一見ヘビキノコモドキ(Amanita spissacea S. Imai (1933))(蛇茸擬)(毒菌)なのだけれど(下写真左:傘表、右:傘裏)、

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傘縁に短いけれどしっかり条線があるし(下写真)、

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ヒダに明らかな縁取りがあります(下写真)。
取りあえず、ヘビキノコモドキ近縁種(Amanita sp.)としておきます。

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この日の収穫は下写真左上から、タマゴタケ10数本、ヤマドリタケモドキ沢山、アカヤマドリ3本、アメリカウラベニイロガワリ3本(下写真)。

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久しぶりにまとまって採れたヤマドリタケモドキだったけれど、人が待っていたように虫も待っていたようで、状態が良さそうに見えたものでも結構虫にやられていました。
しょうがないので、虫食いの部分を捨てて、良い部分だけを切り取り、全て自家製ディハイドレーターで乾燥しました。
出来上がった国産ドライポルチーニは98.3g(下写真)。

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8/12日~8/15日の間わらびさんの白樺湖山荘にお邪魔していました。
夏でも涼しく快適な白樺湖。この時期はチチタケが沢山採れます。

着いたその日(8/12日)、早速山荘の周りの広い雑木林をさっと一回り(下写真)。

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これはニカワホウキタケ(不食)(下写真)。
アカキクラゲ科ニカワホウキタケ属ニカワホウキタケ(膠箒茸)
学名:Calocera viscosa (Pers.) Fr. (1821)(カロケラ・ウィスコサ)
属名Caloceraは、kallos(美しい)+ keras(角 (つの))の意味。
種小名viscosaは「粘着性の」の意味。

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目当てのチチタケ(食菌)も発見(下写真)。
ベニタケ科チチタケ属チチタケ(乳茸)
学名:Lactifluus volemus (Fr.) Kuntze (1891)(ラクティフルウス・ウォレムス)
旧学名はLactarius volemus (Fr.:Fr.) Fr.(ラクタリウス・ウォレムス)
属名Lactifluusは多分「乳が流れる」の意味。
種小名volemusは「手の平のくぼみ」の意味で、手の平のくぼみを満たす程の乳の流出があるということから来ています。
従来のチチタケ属(Lactarius)が、最近の分子系統解析研究により、カラハツタケ属 (Lactarius)、チチタケ属(Lactifluus)、ムルティフルカ属(Multifurca)に細分化されました。

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これだけチチタケが採れました(下写真)。

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その2日後の14日も、これだけ採取(下写真)

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8/20日
この日またマイキノコスポットを一回りチェックしてみたのです。

これはテングツルタケ(不食)(下写真左:傘表、右:傘裏&柄)
テングタケ科テングタケ属テングツルタケ(天狗鶴茸)
学名:Amanita ceciliae (Berk. & Broome) Bas (1984)(アマニタ・ケキリアエ)
種小名ceciliaeはイギリスの植物学者Miles Joseph Berkleyの夫人Cecilia Berkleyへの献名。

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ナラタケモドキ(食菌)があちこちに発生していました(下写真)。
タマバリタケ科ナラタケ属ナラタケモドキ(楢茸擬)
学名:Armillaria tabescens (Scop.) Emel (1921)(アルミッラリア・タベスケンス)
属名Armillariaはarmilla(腕輪) + -aria(所属, 所有, 関連を示す形容詞を作る接尾語)、従って「腕輪(ツバ)を持つ」の意味。
種小名tabescensはラテン語で「委縮する」「溶ける」「痩せる」の意味。
※2017年に、新属Desarmillaria (Herink) R.A. Koch & Aime 2017への転属が提唱され、
 タマバリタケ科Desarmillaria属ナラタケモドキ
 新学名:Desarmillaria tabescens (Scop.) R.A. Koch & Aime (2017)(デサルミッラリア・タベスケンス)となっている模様。
 ナラタケはそのままなので、ナラタケモドキがナラタケ属から分離されたということ・・・かな?

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シロソウメンタケ(可食)(下写真)
シロソウメンタケ科シロソウメンタケ属シロソウメンタケ(白素麺茸)
学名:Clavaria fragilis Holmsk. (1790) .(クラウァリア・フラギリス)
属名Clavariaは「小さい棍棒のような」の意味。
種小名fragilisは「脆い」の意味。

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これはニオイワチチタケ(不食)、カレー粉のような香りがします(下写真)。
ベニタケ科カラハツタケ属ニオイワチチタケ(匂輪乳茸)
学名:Lactarius subzonarius Hongo (1957) (ラクタリウス・スブゾナリウス)
種小名subzonarius はsub(~に似ている)+zonarius(Lactarius zonarius:キカラハツモドキ)の意味。

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これはニッケイタケ(不食)(下写真)
タバコウロコタケ科オツネンタケ属ニッケイタケ(肉桂茸)
学名Coltricia cinnamomea (Jacq.) Murrill (1904)(コルトリキア・キンナモメア)
属名Coltriciaは「ソファ、席」を意味するラテン語から。
種小名cinnamomeaは「肉桂色の」の意味。

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こちらは前記したアンズタケ(食菌)(下写真)。

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こちらはホウキタケの一種(下写真)。
ホウキタケの仲間の同定は難しいです。

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これはクズヒトヨタケ(食毒不明)でしょうか(下写真)。
ナヨタケ科ヒメヒトヨタケ属クズヒトヨタケ
学名:Coprinopsis patouillardii (Quél. ) (ined.)(コプリノプシス・パトウイッラルディイ)
属名Coprinopsisは、Coprinus(Coprinus:ササクレヒチヨタケ属)+-opsis(「類似」を表す名詞につく接尾語)、つまり 「ササクレヒトヨタケ属類似の属」の意味。
種小名patouillardiiは、Narcisse Teophile Patouillard氏への献名。

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ハラタケ属の一種(Agaricus sp.)(下写真)

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こちらはアミアシオニイグチ(下写真左:傘表、右:傘裏&柄)
新しいDNA解析の結果、新種としてアミアシオニイグチが分離されています。
柄にはハッキリした網模様がありますので、アミアシオニイグチとしました。
イグチ科オニイグチ属アミアシオニイグチ(食毒不明)
学名Strobilomyces hongoi Hirot. Sato (2011)(ストロビロミケス・ホンゴイ)
種小名のhongoi は本郷次雄氏への献名。
新分類でオニイグチ科(Strobilomycetaceae ストロビロミケタケアエ)からイグチ科(Boletaceae ボレタケアエ)へ変わっています。

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これはベニヒダタケ(可食)(下写真左:傘表、右:傘裏&柄)
黄色いウラベニガサとも言えるキノコです。
ウラベニガサ科ウラベニガサ属ベニヒダタケ(紅襞茸)
学名:Pluteus leoninus (Schaeff.) P. Kumm. (1871)(プルテウス・レオニヌス)
属名pluteusは「短いマント」の意味。
種小名leoninusは「ライオンのような(黄色い傘色が)」の意味。

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一見良さそうに見えたヤマドリタケモドキ(食菌)もあったけれど、全て虫にやられていて、採取は断念(下写真)。

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これはザラエノハラタケ(毒菌)の幼菌?(下写真)
ハラタケ科ハラタケ属ザラエノハラタケ(粗柄原茸)
学名:Agaricus subrutilescens (Kauffman) Hotson & D.E. Stuntz (1938)(アガリクス・スブルティレスケンス)
属名Agaricusは、Sarmatia の地名 Agaria より。
種小名subrutilescensは、sub-(~に似た)+rutilescens(Agaricus rutilescens Peck (1904))の意味。

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前記したアカヤマドリ(食菌)もいくつか発生していました(下写真)。

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これが何とも判らないキノコ。
尖った円錐状でヌメリのある傘(下写真左:傘表)。
まだ幼菌のようで傘裏はハラタケ類のように膜で閉じていますが、柄にはクッキリとした網目(下写真右;傘裏&柄)。

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膜を破いてみたら、何とイグチの仲間です(下写真)。
平地に発生するこんなイグチ・・・思い当たるものがありません。

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これはスミゾメヤマイグチ(食菌)(下写真左:傘表、右:傘裏&柄)
イグチ科ヤマイグチ属スミゾメヤマイグチ(墨染山猪口)
学名:Leccinum pseudoscabrum (Kallenb.) Šutara (1989)(レッキヌム・プセウドスカブルム)
属名Leccinumは、「Leccino(オリーブの品種)のようにザラザラした茎の」の意味。
種小名pseudoscabrumはpseudo-(偽の)+cabrum(Leccinum scabrum,ヤマイグチ)の意味。

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こちらはクリイロイグチ(食)(下写真)。
クリイロイグチ科クリイロイグチ属クリイロイグチ(栗色猪口)
学名:Gyroporus castaneus (Bull.) Quél. (1886)(ギロポルス・カスタネウス)
属名Gyroporusは「円形の管孔を持つ」の意味。
種小名のcastaneusは「栗色の」の意味。

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前記したヘビキノコモドキのようなキノコを又見つけました(下写真左:傘表、右:傘裏)。
傘縁には前記のものより、もっと長い条線があります。

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前記のものより弱いけれど、襞の縁取りもあるようです(下写真)。
やはり、ヘビキノコモドキ近縁種(Amanita sp.)とします。

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これはミネシメジ(可食)(下写真左:傘表、右:傘裏)
キシメジ科キシメジ属ミネシメジ(峰占地)
学名:Tricholoma saponaceum (Fr.) P. Kumm. (1871)(トリコローマ・サポナケウム)
属名Tricholomaは、thrix, trich-(毛)+ loma(縁)。
種小名のsaponaceumはラテン語で「石鹸質の」の意味。
味は苦さと甘さ。苦みが強く不味い。

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これはノウタケ(食菌)で、下写真のような若いうちは食べられます(下写真)。
ハラタケ科ノウタケ属ノウタケ(脳茸)
学名:Calvatia craniiformis (Schwein.) Fr. (1888)(カルウァティア・クラニッフォルミス)
属名Calvatiaは「剥き出しの頭蓋の」の意味。
種小名craniiformisは「頭蓋形の」の意味。

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この日の収穫はアンズタケ一山、ナラタケモドキを一山、そしてアカヤマドリ1本、多分タマゴタケのタマゴ1個(下写真)。

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取りあえず綺麗に水洗い。
アンズタケはすぐ水切りして元の状態程度まで乾燥させ、翌日のパスタ。
ナラタケモドキはこの日の夕食に。

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タマゴタケらしい卵はコップにキッチンペーパーを入れ水で湿らせ卵をセット。
次の日には割れてタマゴタケ色が顔をだしました。

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野のキノコの記事は随分溜まっているのですが、あまり記事が長くなっても見るのに重くなります。
8/20日までの分で一旦切り、その後は次の野のキノコ記事にします。

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2017’10.21・Sat

原木マイタケ

第10回きのこ展でバタバタしていた最終日(10/1日)の朝、何気なく北のベランダを見たら、な、な、なんと、マイタケが出始めているではないですか!!!!(下写真)

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Miyakoさんから自作したマイタケ原木を頂いたのは、去年の5月末(この記事)。
で、早速大きいプランターにそのマイタケ原木を伏せ込んで、北のベランダに置いたのです(この記事)。
その年の10/2日にはそのプランターから、オレンジ色のモコモコした突起が出てきて、これからマイタケがでるのかなあと思ったのだけれど、これは途中で萎びてしまったのです(この記事
さて、それから1年後・・・やっと出てきたという訳です。

今度はオレンジ色のモコモコでは無いし、どう見てもマイタケになりそう♪(下写真)

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1日後の10/2日
たった1日で随分とらしくなりました(下写真)。

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さらに2日後の10/4日
一回り大きくなって、もうすっかりマイタケ(下写真)。

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さらに1日後の10/5日
多少は大きくなった気がするけれど、サイズ的にはもうこの辺が限界のようです(下写真)。
ウーン!でも食べ時が判らない(笑)
10/7日~10/9日まで白樺湖行なのだけれど、行く前に食べるか、帰ってきてから食べるか悩んだ結果、帰ってから食べる事にしたのです。

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さて、白樺湖から帰ってきた10/9日
割れ始めているので、もう限界のようです(下写真)。
収穫することにしました。

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収穫した舞茸の重量は300.5g(下写真)。

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半分は天婦羅、1/4をお吸い物、残りの1/4を後日パスタにしてみたけれど、菌床マイタケとの違いはハッキリ判りました。
原木マイタケは肉厚!!厚みが全然違うよ♪

ところで、この原木マイタケのプランターの表面は苔、特にゼニゴケがビッシリ。
園芸では嫌われ者のゼニゴケだけれど、そのゼニゴケも含めて苔の世界はアップで見るととても魅力的。
ちょっとマクロで撮ってみました(画像上で左クリックすると大きな画像で見ることができます)。

ゼニゴケの杯状体。
中に無性芽がしっかり出来ています(下写真)。

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こちらはゼニゴケの傘のような雌器托(下写真)

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ゼニゴケの隙間から伸びているのはスギゴケでしょうか?

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杯状体のあるゼニゴケの葉状体を取り巻く、シッポゴケ?の草原(下写真)。
小さくなってこの葉状体の上で昼寝をしたら、何だか気持ち良さそう・・・

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2017’10.06・Fri

「第10回きのこ展」御来場ありがとうございました

私が所属している東京きのこ同好会の第10回きのこ展(2017.9/29~10/1)が無事終了しました。
先回(第9回きのこ展)も広い会場だったのですが、今回はその1.6倍とさらに広い会場(多摩センター、パルテノン多摩2F特別展示室326㎡)。
さらにテレビ中継やラジオ中継が入った先回に対し、今回はテレビ中継もラジオ中継も無いものだから、集客が今一だったら、会場が広い分、余分にスカスカに見える訳で、ちょっと心配だったのです。
でも始まってみたら、結構な来客数で、実質2.5日(初日は午後1時から開場)で1,501名の来客数となりました。
来客数2,000名超の先回には負けるけれど、集客効果抜群のテレビ中継もラジオ中継もなくて、1,501名の来客数は大健闘、大成功だったかな♪
目玉の野生の生キノコがどれだけ集まるかも心配のタネだったのです。
前々回、前回と200種を超える野生の生キノコを展示しています。
ところが、今年のキノコの発生は大異変。
夏のキノコの発生が2ヶ月近く遅れ、それにつれて秋のキノコの始まりも遅れました。
本来きのこ展の時期は沢山キノコが発生する時期なのですが、きのこ展の直前になっても回りにはキノコが全く発生していない状況。
漸く、きのこ展前日から発生が始まりました。
流石にこれではキノコが揃わないかな~と思ったら、採取チームの努力の甲斐あって、結果的には先回を超える240種もの野生の生キノコを展示することができました。
書いて頂けたアンケートはほぼ600枚。
殆どのアンケートが、単に〇を付ける選択項目だけではなく、感想をギッシリ記述して下さっていて、きのこ展に感動して頂いた熱気がそのまま表れておりました。
このアンケートを見るだけで、このきのこ展に注いだ努力が報われます。

第10回きのこ展にご来場頂き、本当にありがとうございました。m(_ _)m
改めて御礼申し上げます。

さて、祭りのあと・・・
会員の作ったキノコのリースも取り外し(下写真)、

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什器類を倉庫に仕舞い、荷物を全部運びだし、掃除機をかけた後、ファブリーズで消臭。
何も無くなった広~い会場は・・・何だか凄い喪失感(下写真)。
3月からずっと準備をしてきたイベントだもの・・・暫くきのこ展ロスになりそうです(笑)

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東京きのこ同好会のきのこ展は隔年開催。
次回は2019年です。
また種々のメディアを通じ、ご案内申し上げますので是非ご来場ください。

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