2017’07.26・Wed

続50・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



この日は八王子市の某都立公園で行われた、東京きのこ同好会の「梅雨期のきのこ観察会」に参加。・・・7/1日
生憎の雨ですが、この同好会のきのこ観察会は、台風でも直撃しなければ大抵の雨でも決行です(笑)。
この日も、雨をついて25名もの参加となりました。
この観察会の担当幹事さん、会長の挨拶、注意事項などの説明の後、各コースに分かれて観察の開始です。
  ※観察会は地権者、又は管理人さんに事前に許可を取って行われています。

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すぐに見つかったのはウラベニガサ(下写真左:傘表、右:傘裏)。
一応可食だけれど、以前食べた限りではあまり美味しくなかったかな。
ウラベニガサ科ウラベニガサ属ウラベニガサ(裏紅傘)
学名:Pluteus cervinus (Schaeff.) P. Kumm. 1871(プルテウス・ケルウィヌス)
属名Pluteusは保護フェンスやシールドを意味するラテン語からきています。
種小名cervinusはラテン語で、「(鹿の様な)褐色」の意味。

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同じ個所にキクラゲ(食菌)もありました(下写真)。
キクラゲ科キクラゲ属キクラゲ(木耳)
学名:Auricularia auricula-judae (Bull.) Quél. (1886)(アウリクラリア・アウリクラ-ユダエ)
属名Auriculariaは、auricula「耳」から。
種小名auricula-judae は「ユダ(又はユダヤ人)の耳」の意味。

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こちらはシロキクラゲ(食菌)(下写真)。
シロキクラゲ科シロキクラゲ属シロキクラゲ(白木耳)
学名:Tremella fuciformis Berk. 1856 (トレメッラ・フキフォルミス)
属名Tremellaはラテン語で、tremulus(震える)+ -ella(形容詞を作る接尾語)。
種小名fuciformisの由来は、現時点では不明。

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目立たないけれど、その辺の落ちている小枝を探すと大抵見つかるヌルデタケ(不食)(下写真)。
カンゾウタケ科ヌルデタケ属ヌルデタケ(白膠木茸)
学名:Porodisculus pendulus (Fr.) Murrill (1907)(ポロディスクルス・ペンドゥルス)
属名PorodisculusはPorodiscusの愛称で、ギリシャ語で「気孔、細孔のある輪」。
種小名pendulusはラテン語で「下垂した」の意味で、実際少し下方を向きます

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ヒラタケ(食菌)もありました(下写真左:傘表、右:傘裏)。
ヒラタケ科ヒラタケ属ヒラタケ(平茸)
学名:Pleurotus ostreatus (Jacq.) P. Kumm.(プレウロトゥス・オストレアトゥス)
属名Pleurotusは、ギリシャ語のπλευρή(pleurē),側+oτός (ōtos), οûς (ous),耳の属格に由来して、"側耳"の意味。
種小名ostreatusはラテン語のostrea(=牡蠣)からで、傘の牡蠣の外殻への類似性に由来。

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一見、イヌセンボンタケかと思ったけれど、生え方も少しまばらで、シロホウライタケ(不食)だったようです(下写真)。
ツキヨタケ科シロホウライタケ属シロホウライタケ(白蓬莱茸)
学名:Marasmiellus candidus (Fr.) Singer 1948 (マラスミエッルス・カンディドゥス)
属名Marasmiellusは、Marasmius(ホウライタケ属)+ellus(小さいを表す接尾語)の意味。
種小名candidusはラテン語で、「純白色の」の意味。

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そして、オリーブサカズキタケ(食毒不明)。このキノコは見つけるとちょっと嬉しくなります(下写真)。
ホウライタケ科ゲッロネマ属オリーブサカズキタケ(橄欖盃茸)
学名:Gerronema nemorale Har. Takah. 2000 (ゲッロネマ・ネモラレ)
種小名nemoraleはラテン語で、「森に生じる」の意味。

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ヒロハウスズミチチタケ(不食)はあちこちに随分発生していました(下写真左:傘表、右:傘裏)。
ベニタケ科カラハツタケ属ヒロハウスズミチチタケ(疎襞淡墨乳茸)
学名:Lactarius subplinthogalus Coker 1918 (ラクタリウス・スブプリントガルス)
属名Lactariusは「乳液のある」の意味。
種小名subplinthogalus は、sub-(~に似ている)+plinthogalus(Lactarius subg. Plinthogalus、又はLactarius plinthogalus )の意味。

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これはアシナガタケ(食毒不明)でしょうか(下写真左:傘表、右:傘裏)。
クヌギタケ科クヌギタケ属アシナガタケ(足長茸)
学名:Mycena polygramma (Bull.) Gray 1821 (ミケナ・ポリグランマ)
属名Mycenaは「キノコ」を意味する古代ギリシャ語のμύκηςから来ています。
種小名polygrammaは、「多い」を意味するギリシャ語のπολυς 、そして「足」を意味するγραμμαに由来します。

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食菌のキツネタケ、でもアンモニア菌なので大抵の人は食べない・・かな(下写真)
ヒドナンギウム科キツネタケ属キツネタケ(狐茸)
学名:Laccaria laccata (Scop.) Cooke 1884 (ラッカリア・ラッカタ)
属名Laccariaはラッカー(光るペイント)と訳される。
種小名laccataは「ラッカーで塗られた」の意味


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オオホウライタケ(不食)もあちこちに発生(下写真左:傘表、右:傘裏)。
ホウライタケ科ホウライタケ属オオホウライタケ(大蓬莱茸)
学名:Marasmius maximus Hongo 1962 (マラスミウス・マキシムス)
属名Marasmiusは、「乾燥する」の意味のギリシャ語のmarasmosから来ています。
種小名maximusはラテン語で「最大の、最高の」の意味。

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幼菌の時は食べられるホコリタケ(下写真)
ハラタケ科ホコリタケ属ホコリタケ(埃茸)
学名:Lycoperdon perlatum Pers. 1796 (リコペルドン・ペルラトゥム)
属名Lycoperdonは「狼の屁」の意味。
種小名perlatumはラテン語で、「広く拡散する」の意味

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キノコ自体は食べられないけれど、出しは良く出るというキアシグロタケ(下写真左:傘表、右:傘裏)。
タマチョレイタケ科タマチョレイタケ属キアシグロタケ(黄足黒茸)
学名:Polyporus varius (Pers.) Fr. 1821 (ポリポルス・ウァリウス)
属名Polyporusはラテン語で、Poly(多数の)+porus(孔、細孔)の意味。
種小名variusはラテン語で、「種々の」の意味

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どこでも見かけるニガクリタケ(猛毒)ですが、今年は中々見られず、この日も最後にやっと見つけました(下写真)。
モエギタケ科ニガクリタケ属ニガクリタケ(苦栗茸)
学名:Hypholoma fasciculare (Huds.) P. Kumm. 1871(ヒフォロマ・ファスキクラエ)
属名Hypholomaは「糸のあるキノコ」の意味。
種小名fasciculareはラテン語で「束正の」の意味。
※殆どの資料や信頼性のあるサイトではどれもモエギタケ科(Strophariaceae)となっているが、Index Fungorumのみはヒメノガステル科(Hymenogastraceae)となっています。

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同定会の会場に戻り、各自昼食を取った後、採取してきたキノコの同定会。
同定の後、H先生、M先生から各キノコに対する詳細な説明がありました。

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いつものように、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。
アセタケの仲間、アミスギタケ、アワタケ、イッポンシメジの仲間、イメコナカブリツルタケ、 イロガワリ、ウコンハツ、ウラベニガサ、オオホウライタケ、オチバタケの仲間、 オリーブサカズキタケ、カサヒダタケ、キアシグロタケ、キクラゲ、キショウゲンジ、 キチャハツ、キツネタケ、クロアザアワタケ、シロソーメンタケ、シロハツ、シロホウライタケ、 シロホウライタケ、スジウチワタケモドキ、タマゴテングタケモドキ、ダイダイガサ、 チャヒラタケ、ツチナメコの仲間、ナヨヨタケの仲間、ニガイグチ、ニガクリタケ、 ヌルデタケ、ハグロチャツムタケ、ヒイロタケ、ヒナアンズタケ、ヒラタケ、ヒロハウスズミチチタケ、 ヒロヒダタケ、ベニヒダタケ、ホコリタケ、ミドリスギタケ、ムジナタケ、モリノカレバタケ、 ワカフサタケの仲間



この日は週末の散策日。・・・7/2日
暑い日だったのできつい山は止めて、特大かき氷目当てで小仏城山に行き、小仏峠、高尾山経由で、帰りに高尾山トリックアート美術館に寄ることにしたのです(この記事)。
第一の目当てはかき氷だけれど、前日の梅雨時のきのこ観察会では雨が降ったものだから、キノコも多少は期待だったのです。

沢を渡って登り始めてすぐシロキクラゲ(食菌)を発見(下写真)。
しかし、雨後のシロキクラゲは本当に綺麗♪

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幸先がいいと思ったら、その後は全く見当たらず。
やっと見つけたのはザラエノハラタケ(毒菌)(下写真左:傘表、右:傘裏)。
ハラタケ科ハラタケ属ザラエノハラタケ(粗柄原茸)
学名:Agaricus subrutilescens (Kauffman) Hotson & D.E. Stuntz 1938 (アガリクス・スブルティレスケンス)
属名Agaricusは、Sarmatia の地名 Agaria より。
種小名subrutilescensは、sub-(~に似た)+rutilescens(Agaricus rutilescens Peck (1904))の意味。

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そして、マツオウジ(可食、食注意)のみでした(下写真左:傘表、右:傘裏)。
キカイガラタケ科マツオウジ属マツオウジ(松旺子)
学名:Neolentinus lepideus (Fr.) Redhead & Ginns 1985(ネオレンティヌス・レピデゥス)
属名Neolentinusは、Neo(新しい)+lentinus(Lentinus属)
種小名lepideusはラテン語で「鱗片の」の意味。
マツオオウジにはツバ有タイプとツバ無しタイプの2種類があるけれど、これはツバ無しタイプ。
新分類でハラタケ目ヒラタケ科からキカイガラタケ目キカイガラタケ科に移されたけれど、しかし、キカイガラタケ科って・・・外観的には、何だか違和感有りまくりです(笑)。

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・・・そして帰り道。
最寄りの駅から自宅への途中で、ツルタケ(可食、食注意)を発見(下写真左:傘表、右:傘裏)。
テングタケ科テングタケ属ツルタケ(鶴茸)
学名:Amanita vaginata (Bull.) Lam.1783 (アマニタ・ウァギナタ)
属名Amanitaはトルコ南部のキリキアにあるAmanon山から。
種小名vaginata は「鞘のある」という意味で、鞘状のツボにつつまれていることからきているのでしょうか。

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傍に不明のキノコも(下写真左:傘表、右:傘裏)。
ヒメアジロガサモドキ(毒)のようにも見えますが、それにしては少し柄が太いかな?

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傘表でヤマドリタケモドキかなとおもったけれど、傘裏と柄を見たらニガイグチの仲間(Tylopilus sp.)です(下写真左:傘表、右:傘裏)。


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ヤマドリタケモドキ(食菌)もやっと出ていました(下写真左:傘表、右:傘裏)。
でも採取するにはちょっとババ状態。
イグチ科ヤマドリタケ属ヤマドリタケモドキ(山鳥茸擬)
学名:Boletus reticulatus Schaeff. (1774)(ボレトゥス・レティクラトゥス)
属名Boletusは、ラテン語のbōlētus(キノコ)から。
種小名reticulatus は「網目状の(柄の)」という意味。

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毒菌のウスキテングタケが発生していました(下写真)。
テングタケ科テングタケ属ウスキテングタケ(薄黄天狗茸)
学名:Amanita orientigemmata Zhu L. Yang & Yoshim. Doi 1999(アマニタ・オリエンティゲンマタ)
種小名orientigemmataはorienti(東洋産の)+gemmata(Amanita gemmata)の意味。
従来は、欧米のAmanita gemmata (Fr.) Bertill. 1866(アマニタ・ゲンマタ) と同一種とされていたのですが、1999年に独立種としてAmanita orientigemmataと命名されました。

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黄色の乳液がでていますから、キチチタケ(不食)でしょう(下写真)。
ベニタケ科カラハツタケ属キチチタケ(黄乳茸)
学名:Lactarius chrysorrheus Fr. (1838)(ラクタリウス・クリソッルヘウス)
種小名chrysorrheusは古代ギリシャ語の、chryso- (金色)+ rheos(流れ)から、「金色の乳の流出」の意味。
従来はRussula(ベニタケ属)とLactarius(チチタケ属)であったベニタケ科も、最近のDNA解析の結果、Russula(ベニタケ属)、Lactarius(カラハツタケ属)、Lactifluus(チチタケ属)、そして Multifurca(ムルティフルカ属)に分けられています。

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こちらはテングタケ(毒菌)(下写真)
テングタケ科テングタケ属テングタケ(天狗茸)
学名:Amanita pantherina (DC.) Krombh. 1846 (アマニタ・パンテリナ)
種小名pantherinaは「ヒョウ(豹)のような斑点模様のある」の意味。

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食菌のスミゾメヤマイグチ(下写真)
イグチ科ヤマイグチ属スミゾメヤマイグチ(墨染山猪口)
Leccinum pseudoscabrum (Kallenb.) Šutara 1989.(レッキヌム・プセウドスカブルム)
属名Leccinumは、「Leccino(オリーブの品種)のようにザラザラした茎の」の意味。
種小名pseudoscabrumは、pseudo(偽の)+scabrum(Leccinum cabrum:ヤマイグチ)の意味。

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綺麗なヤマドリタケモドキ(食菌)が1本だけ(下写真)。
これでも柄は虫食いでブカブカでした。
発生が遅れた分、待ちかねた虫も一気につくのでしょうか(笑)。

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こちらは食菌のアワタケ(下写真)。
イグチ科ヤマドリタケ属アワタケ(粟茸)
学名:Boletus subtomentosus L. 1753.(ボレトゥス・スプトメントスス)
種小名subtomentosusはラテン語で、sub(やや)+tomentosus(ビロード毛のある、密綿毛のある)の意味。
アワタケ属(Xerocomus:クセロコムス)から移属となりました。

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食中毒例の多い毒菌のクサウラベニタケ(下写真左:傘表、右:傘裏)
イッポンシメジ科イッポンシメジ属クサウラベニタケ(臭裏紅茸)
Entoloma rhodopolium (Fr.) P. Kumm. (1871).(エントロマ・ロドポリウム)
属名Entolomaは、ento-(内の)+ loma(房、縁)の意味。
種小名 rhodopoliumは「淡紅色の、灰バラ色の」の意味。
NETではクサウラベニタケの学名をEntoloma rhodopolium (Fr.) P. Kumm. f. rhodopolium.と記述しているサイトもあるけれど、Index Fungorumでは、Entoloma rhodopolium (Fr.) P. Kumm. f. rhodopolium.はEntoloma rhodopolium (Fr.) P. Kumm.のシノニムとされているようです。

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深夜の内にサツと来て猛スピードでサッと去って行った台風二号。
取り合えず雨だけは降ったので、キノコが発生しているかとチェックに行きました。・・・7/5日

ちょっと乾き気味だけれど、状態の良いカワリハツ(食菌)がありました(下写真)。
ベニタケ科ベニタケ属カワリハツ(変初)
学名:Russula cyanoxantha (Schaeff.) Fr. (1863).(ルッスラ・キアノクサンタ)
属名:Russulaは、russus [あずき色] + -ula(形容詞を作る接尾語)。
種小名cyanoxantha はラテン語で、cyano(青緑)+xantha(黄色)の意味。

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前述した食菌のアワタケ(下写真左:傘表、右:傘裏)。

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食菌のヒナアンズタケ。
ヒダに脈連絡が無いので、ヒナアンズタケとしていいのだと思います。(下写真左:傘表、右:傘裏)
アンズタケ科アンズタケ属ヒナアンズタケ(雛杏子茸)
学名:Cantharellus minor Peck 1872.(カンタレッルス・ミノル)
属名Cantharellusは、kantharos(盃)+ -ellus(形容詞を作る接尾語)から。
種小名minorはラテン語で、「より小さい」の意味

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前述のウスキテングタケが群生していました(下写真)。

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毒菌、猛毒菌が多数あるテングタケ属では、稀な食菌のタマゴタケ(下写真左:傘表、右:傘裏)
テングタケ科テングタケ属タマゴタケ(卵茸)
学名:Amanita caesareoides Lj.N. Vassiljeva (1950)(アマニタ・カエサレオイデス)
種小名caesareoides は、caesare(Amanita caesarea:西洋タマゴタケ)+-oides(~に似た)の意味。
以前はインドやネパールなどの方に分布するAmanita hemibapha (Berk. & Broome) Sacc. (1887)とされていたのですが、DNA解析の結果、中国やロシアに分布するAmanita caesareoidesであることが判明し、変更されました。

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こちらはアメリカウラベニイロガワリ。
見かけは毒々しいけれど、かなり美味しい食菌です(下写真左:傘表、右:傘裏)。
イグチ科ヤマドリタケ属アメリカウラベニイロガワリ(亜米利加裏紅色変)
学名:Boletus subvelutipes Peck (1889)(ボレトゥス・スブウェルティペス)
種小名subvelutipes はラテン語でsub(やや)+veluti-(ビロード状の)+pes(柄)。
Peck氏自身が、これをビロードのような茎のあるイグチと呼んだという記述もあり、種小名がビロードのような柄からきているのは確かなようです。

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やっと出てきたヤマドリタケモドキ(下写真2枚)

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この日は、久しぶりにキノコを収穫してきました。
下写真左上から時計回りに、カワリハツ、ヤマドリタケモドキ、アメリカウラベニイロガワリ、タマゴタケ、そしてイロガワリが1個だけ(下写真)。

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少しまとめて数が採れたように見えるヤマドリタケモドキだけれど、大きめのものは少しババ気味だし、小さくて形の良さそうに見えるものでも柄はもう虫食いでブカブカ。
しょうがないので、良い所だけを切り取って、自作ディハイドレーターで乾燥しました。
出来上がった国産ドライポルチーニは42.9g(下写真)。

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一方、アメリカウラベニイロガワリは虫食いもなく、いい状態。
とは言え、念のために水に漬けて虫出し。
水に漬けただけで、水は真っ青になって(下写真)・・・これを見たら誰でも食べるのを躊躇すると思う(笑)。

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断面も割いた直後0.5秒位は綺麗な黄色だけれど、瞬時に青く変色して(下写真)・・・これを見たら普通の人は、やっぱり食べるのを躊躇する筈(笑)。

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漬けた水はこんなに真っ青(下写真)。
案の定、虫はいませんでした。

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でもね、鍋にいれて加熱するに従い、この青色はスーッと消えて、毒々しかった傘の色も美味しそうな焦げ茶色にかわり、断面色も綺麗な黄色に戻ります。
湯で茹でたアメリカウラベニイロガワリを、熱々のままスライスして、八方だし、味醂、醤油、酒を煮きった汁に浸します。
熱々のスライスを、より温度の低い汁につけることで、ソーレ効果(Soret effect、正しくはルードヴィッヒ・ソーレ効果:Ludwig-Soret effect)で漬け汁が速やかにキノコに滲み入ります。

スライス面はこんなに綺麗な黄色に戻っています。(下写真)
このキノコ、他のイグチ類と異なり、コリコリ、シャキシャキ食感でなかなか美味しいのです。

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写真は撮らなかったけれど、カワリハツは普通にうどんで食べました。
ベニタケ属のキノコは辛味があったり、身がボソボソだったりして食べるのには値しないのが多いけれど、カワリハツは出しも良く出るし、身も辛さは全くなく、ボソボソもせず、普通に美味しいキノコです。

やっと出てきたと思ったキノコですが、その後、雨が降らず、すっかり姿を消してしまいました。

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2017’07.01・Sat

続49・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



この日は東京きのこ同好会の有志で、八王子寺田で月一で行っているきのこ学名他の勉強会に出席しました。・・・6/23日
この勉強会は、午前中はフィールドできのこの採取、屋内に戻り、昼食を食べた後、採って来たきのこに対する顕鏡観察、そして学名の由来調査結果の発表(これは私のWork)という内容で行っています。
この寺田は沢山きのこが発生する所。
本来この時期であればもう色々な種類のキノコが発生している筈が、今年は雨が少ない所為か殆ど発生していないのです。
この日見たキノコも、随分探した割にはほんの僅かでした。

まずは束生状態の不明なきのこ(下写真)。
めくれ上がったヒダ面を見ると、ヒダ間に連絡脈があるようですが、思い当たるキノコがありません。

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こちらはハナビラニカワタケ(食菌)(下写真)
シロキクラゲ科シロキクラゲ属ハナビラニカワタケ(花弁膠茸)
学名:Tremella foliacea Pers. (1800)(トレメッラ・フォリアケア)
属名Tremellaはラテン語で、tremulus(震える)+ -ella(形容詞を作る接尾語、小さいという意味もある)。
種小名foliaceaは「葉状の」の意味。
まさに、このプルプル震えるようなゼリー質、そして葉が寄り集まったような外観に由来するのでしょう。

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普段なら嫌というほどあちこちに発生しているベニタケ属のきのこも、やっと一本だけ見つけました。
多分これはカワリハツ(食菌)(下写真 左:傘表、右:傘裏)
ベニタケ科ベニタケ属カワリハツ(変初)
学名:Russula cyanoxantha (Schaeff.) Fr.(1863)(ルッスラ・キアノクサンタ)
属名Russulaは、russus(あずき色) + -ula(形容詞を作る接尾語)
種小名cyanoxantha はcyano(青緑)+xantha(黄色)

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そして次の日。・・・6/24日
この日は東京きのこ同好会が私の地元で行うミニキノコ観察会。
集まった人数は会員が19名、非会員のお試し参加が1名の20名(下写真)。

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昨年はイグチ類、チチタケやテングタケ等色々観察されたのですが、前日の寺田同様、ここも殆どきのこは出ていません。
ベニタケ属ですら見つからない。
随分探して、やっと見つけました。
ニオイコベニタケ(不食)でしょうか(下写真)。
ベニタケ科ベニタケ属ニオイコベニタケ(匂小紅茸)
学名:Russula bella Hongo (1968)(ルッスラ・ベッラ)
種小名bellaは「美しい」の意味。

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こちらはノボリリュウタケ(食菌)(下写真)
ノボリリュウタケ科ノボリリュウタケ属ノボリリュウタケ(昇龍茸)
学名:Helvella crispa (Scop.) Fr. (1822)(ヘルウェッラ・クリスパ)
属名Helvellaは香り高いハーブの古代語。そして種小名crispaは「皺のある、縮れた」の意味。

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硬質菌のヒイロタケ(不食)(下写真)
サルノコシカケ科Trametes属ヒイロタケ(緋色茸)
学名:Trametes coccinea (Fr.) Hai J. Li & S.H. He (2014)(トラメテス・コッキネア)
属名Trametesは「薄い」を意味する接頭語tramから来ていて、この属のキノコが薄い断面を持っていることに由来します。
そして種小名coccineaは「深紅色の、真っ赤な」の意味。
NET上で見かけるTrametes属の和属名は、カワラタケ属、シロアミタケ属、ホウロクタケ属と色々あり、どれが正しいのでしょう?
タマチョレイタケ科(Polyporaceae)シュタケ属(Pycnoporus)から2014年に、今の属に移されました。

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乾き気味のカワリハツ(食菌)(下写真)

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キクラゲ(食菌)(下写真)
キクラゲ科キクラゲ属キクラゲ(木耳)
学名:Auricularia auricula-judae (Bull.) Quél. (1886)(アウリクラリア・アウリクラ-ユダエ)
属名Auriculariaは、auricula「耳」から、そして種小名auricula-judae は「ユダ(又はユダヤ人)の耳」の意味。

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各々昼食を取った後、採取してきたきのこをシートに並べ、同定会(下写真)。
全部で20種位。 さすがみんなで採ると、無いなりに少しは集まるものです。

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取りあえず、集まったきのこは50音順に、
アミスギタケ、イッポンシメジの仲間、カワラタケ、カワリハツ、キアシグロタケ、 キクラゲ、キヌハダトマヤタケ、シロハツ、チャカイガラタケ、ツチグリ、 ニオイコベニタケ、ノウタケ、ノボリリュウタケ、ヒイロタケ、ヒトヨタケの仲間、 ベッコウタケ、ベニタケ属の一種、モリノカレバタケの仲間、ヤブシメジモドキ(仮称)

車を止めた駐車場までの道が判らない会員も多いので、駐車場まで送っていってすぐ帰宅しました。
後で話を聞いたら、駐車場に遅れてきた会員がいたらしく、その会員がこんな綺麗なきのこを見つけたとの事なのです。
実物は見損ないましたが、写真を送って頂きました(下写真:写真お借りしました)
ヒラタケ科ヒラタケ属トキイロヒラタケ(朱鷺色平茸)(食菌)
学名:Pleurotus djamor (Rumph. ex Fr.) Boedijn (1959)(プレウロトゥス・ドヤモル)


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そう言えばこの日、集合場所に行く前に途中で束生状態のきのこを見つけたのです(下写真)。

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傘は乾いている所為か、放射状の光沢があって、何のきのこかハッキリしなかったのですが、2日後に又採取して見たら、その日は少ししっとりして光沢は無く、これなら一目でモリノカレバタケ(不食)の仲間と判ります(下写真)。
ホウライタケ科モリノカレバタケ属の一種(Gymnopus sp.
属名Gymnopus(ギムノプス)はラテン語で、Gymno-(裸の)+pus(足、キノコの場合は柄)の意味。
この属の種の無毛な柄に由来しているのでしょう。
ツキヨタケ科(Omphalotaceae)と記述しているサイトもあるのですが、近年ツキヨタケ科自体がホウライタケ科 (Marasmiaceae)のシノニム とされたので、どちらにしろ間違いではありません。

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2017’04.27・Thu

続48・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



3/24日
トガリアミガサタケが出始まったとの声も聞こえてきたこの時期、私の周りではキノコらしいキノコはまだ欠片もない状態。
全くキノコらしくは無いけれど、雑木林の枯れ枝の表面をルーペでよく見たら、直径1~1.5mm位のこんなキノコがありました(下写真)。
これは多分、スティクティス科クリプトディスクス属ロパロイデスCryptodiscus rhopaloides Sate)か・・・な
属名Cryptodiscus(クリプトディスクス)の意味は、ラテン語で、Crypto-(隠れた)+discus(円盤)。
成程ね!ただの枯れ枝もルーペで良く見たら、こんな円盤が隠れていたって訳です。
種小名rhopaloides(ロパロイデス)の意味は、rhopalo-(棍棒の)+-oides(~に似ている)。
それが由来かどうかは判らないけれど、上から見たらラッパ型も、横から見ると確かに棍棒型ではあります。

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こちらは5~10mm位で、シジミタケ科 シジミタケ属クロゲシジミタケResupinatus trichotis (Pers.) Sing.)(下写真)
属名Resupinatus(レスピナトゥス)はラテン語で「背着性の」の意味。実際裏面(ヒダ面)を上にしています。
種小名trichotis(トリコティス)は「毛の」の意味で表面は毛が生えています。

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ちょっと下がっている針の長さが短いけれど、これは多分シワタケ科アカギンコウヤクタケ属サガリハリタケRadulodon copelandii (Pat.) N. Maek. )(下写真)
属名Radulodon(ラドゥロドン)の意味は・・・多分ラテン語で、Radula(ヤスリ)+-odon(~の歯)
種小名copelandii(コペランディイ)はアメリカの生物学者Copeland, Herbert F.氏への献名

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キノコらしいキノコが無い時こそ、こんな地味なキノコに目を向ける数少ない機会です(笑)。



4/1日
桜も少し咲き始めたけれど、通常のアミガサタケより先に出るトガリアミガサタケも全く出ないのです。(^^;ゞ
こちらはディプロシスティス科ツチグリ属ツチグリAstraeus sp.又はAstraeus hygrometricus [non (Pers.) Morgan] sensu auct. jap.)(下写真)。
和名のツチグリは、従来はAstraeus hygrometricus (Pers.) Morganとされていたのだけれど、DNA解析の結果それとは違うことが判ったものだから、ツチグリ属の不明種(Astraeus sp.)とするか、又は日本の著者が使っている意味( sensu auct. jap.)でのAstraeus hygrometricusであって、Astraeus hygrometricus (Pers.) Morganではないよってことですナ。

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こちらはカンゾウタケ科ヌルデタケ属ヌルデタケPorodisculus pendulus (Fr.) Murrill (1907))(下写真)
属名Porodisculus(ポロディスクルス)はPorodiscusの愛称で、ギリシャ語で「気孔、細孔のある輪」。
種小名pendulus(ペンドゥルス)はラテン語で「下垂した」の意味で、実際少し下方を向きます

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これはヒメキクラゲ科ヒメキクラゲ属タマキクラゲExidia uvapassa Lloyd (1918))(下写真)
属名Exidia(エクシディア)は「滲み出る」の意味。
種小名uvapassa(ウウァパッサ)はラテン語でレーズン(Uva Passa)の意味と思われますが、確かに干しブドウのような外観ですからこの意味で妥当でしょう。
こちらは一応食菌だけれど、大抵の人はまず食べない・・・かな。

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4/10日
昨年はこの日が年初のアミガサタケとハルシメジだったなあと(この記事)気が付き、マイスポットを回ったけれど、全く出ていません。
でも土筆が出ていたので代わりに採取してきました(下写真)。

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早速、袴を取って夕食に土筆のキンピラと(下写真)、

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土筆の卵とじに(下写真)

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年初の土筆、このほろ苦さが如何にも春の味でたまりません♪



4/18日
何だか今年のキノコは異常です。
ハルシメジもアミガサタケも全く出る気配がありません。
代わりにようやく出始めたイタドリを採取してきました(下写真)。

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皮を剥いて一晩水にさらし、炒め煮に (レシピはこちら)(下写真)
イタドリって抜群に美味しいんですよ。
もともと持っている特有の酸味とシャキシャキっとした歯ざわりが実にいい。
でも美味しく食べるにはコツがあって、それは加熱し過ぎないこと。
火を通し過ぎるすぐとクタクタになってしまいます

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4/20日
相変わらずハルシメジもアミガサタケも出て来ません。
キクラゲ(食菌)を見つけたけれど、小さすぎてもっと育つまでパスです(下写真)
キクラゲ科キクラゲ属キクラゲAuricularia auricula-judae (Bull.) Quél. (1886))
属名Auricularia(アウリクラリア)は、ラテン語でAuricula(耳)+-aria(~のような)
種小名auricula-judae(アウリクラ-ユダエ) はauricula(耳)+judae(ユダの、又はユダヤ人の)の意味。

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4/24日
食べられない、又は食べる価値のないキノコですが、取りあえずようやくキノコらしいキノコが発生してきました。
ホウライタケ科モリノカレバタケ属の一種Gymnopus sp.)(下写真左:傘表、右:傘裏)
属名Gymnopus(ギムノプス)はラテン語で、Gymno-(裸の)+pus(足、キノコの場合は柄)の意味。
この属の種の無毛な柄に由来しているのでしょうか。
ツキヨタケ科(Omphalotaceae)と記述しているサイトもあるのですが、近年ツキヨタケ科自体がホウライタケ科 (Marasmiaceae)のシノニム とされたので、どちらにしろ間違いではありません。

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キノコらしいキノコを久々見たので、これは期待できるかもと、ハルシメジのスポットに行ってみたら、やっと発生していました♪♪
これは桜型ハルシメジ(ノイバラハルシメジ)で、このスポットでは毎年カリンの木の根元に発生します(下写真)。
イッポンシメジ科イッポンシメジ属ノイバラハルシメジEntoloma clypeatum f. hybridum)
属名Entoloma(エントロマ)のentoはギリシャ語のἐντόςで「内側」の意味、そしてlomaはλῶμ(α)で「縁、ヘリ」の意味で、 傘縁が内側に巻くことを言及しています。
種小名clypeatum(クリペアトゥム)はラテン語で「丸い盾」を意味します。
品種名hybridum(ヒブリドゥム)はいわゆるハイブリッド(hybrid)のことですが、ここでは一般的な「交配種の」という意味よりは「異なる要素を持った」ぐらいの意味でしょうか。
イッポンシメジ属は毒菌が多いのですが、これは美味しい食菌です♪♪

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そして、やっとアミガサタケ類も発生していました~♪♪
これはトガリアミガサタケ(食菌、生は有毒)になるのでしょうか(下写真)。
アミガサタケ類内の細かな分類分けは微妙過ぎて自信がありません(味の違いも無いし、笑)。
トガリアミガサタケなら
アミガサタケ科アミガサタケ属トガリアミガサタケMorchella conica Pers. (1818))
属名Morchella(モルケッラ)は「キノコ」を意味する古いドイツ語のmorchelに由来。
種小名conica(コニカ)はラテン語で「円錐形の」の意味。
トガリアミガサタケではなく普通のアミガサタケなら
アミガサタケ科アミガサタケ属アミガサタケMorchella esculenta (L.) Pers. (1801))
種小名esculenta(エスクレンタ)はラテン語で「食用の」の意味。

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こちらはヒロメノトガリアミガサタケ(食菌、生は有毒)?(下写真)
アミガサタケ科アミガサタケ属ヒロメノトガリアミガサタケMorchella costata Pers. (1801))
種小名costata(コスタタ)はラテン語で「肋のある」の意味。

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この日の収穫は、アミガサタケ類が8本、ノイバラハルシメジが大小合わせ13本、イタドリがドッサリ(下写真)。

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アミガサタケとハルシメジハは全部使って炊き込みご飯に(下写真)。
アミガサタケはこれまでクリーム系の洋風料理にだけ使っていたのだけれど、特段旨みがある訳じゃないし、食感だけで、何だか今一だなぁって思っていたのです。
初めて和風で使ってみたのですが、バターを少し加えた炊き込みご飯ではハルシメジより旨みがあって、凄く美味しかったのですナ。
バターとの相性良さは前から知っていたけれど、こんなに旨みがあるキノコだったなんて、ちょっと再認識です。

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4/26日
年初のアミガサタケを採った2日後。
そろそろ又次のが出てるかなと見に行きました。
イタチタケがあちこちに出ていました(下写真左:傘表。右:傘裏)。
一応可食だけれど、食べるに値するかどうかは疑問。
ナヨタケ科ナヨタケ属イタチタケPsathyrella candolleana (Fr.) Maire (1937))
属名Psathyrella(プサティレッラ)はラテン語で、Psathyra+ella(小さいを表す接尾語)。
Psathyraはギリシャ語のpsathuros(砕けやすい、脆い)からきているので、「小さく脆い」の意味となります。
種小名candolleana(カンドッレアナ)はスイスの植物学者Augustin Pyramus de Candolle氏への献名。

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この日の収穫はアミガサタケ類が14本(下写真)。
このスポットで、もう一回くらい採れるかな。

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2016’11.26・Sat

続47・野のキノコ(トリュフが採れたゾ♪)

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



10/22日(土)
この日は、八王子市で行われた東京きのこ同好会が主催する「秋のきのこ観察会」に参加しました(下写真)。
※観察会は地権者、又は管理人さんに事前に許可を取って行われています。

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まずはヒラタケから。
このヒラタケ、倒木に発生していたのだけれど、外観をみると栽培種の胞子が飛んできて根付いたもののようです(下写真)。
ヒラタケ科ヒラタケ属ヒラタケ(食菌)
学名:Pleurotus ostreatus (Jacq.) P. Kumm.(プレウロトゥス・オストレアトゥス)
 属名Pleurotusは「側耳」、種小名ostreatusは「牡蠣の」の意味。

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こちらはムジナタケ(下写真)
ナヨタケ科ナヨタケ属ムジナタケ(可食)
学名Psathyrella velutina (Pers.) Singer(プサティレッラ・ウェルティナ)
 属名Psathyrellaは「壊れやすい」、種小名velutinaは「ビロード状の」の意味。
新分類でヒトヨタケ科(Coprinaceae コプリナケアエ)からナヨタケ科に変わりました。

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ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属シロツチガキ(食不適)(下写真)
学名:Geastrum fimbriatum Fr.(ゲアストルム・フィムブリアトゥム)
 属名Geastrumは「土+星」、種小名fimbriatumは「フリンジが付いた」の意味。

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ムラサキシメジもありました(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
キシメジ科ムラサキシメジ属ムラサキシメジ(食菌)
学名:Lepista nuda (Bull.) Cooke(レピスタ・ヌーダ)
 種小名nudaはヌード(裸)の意味で、傘表面の特有な滑らかさに由来するそうです。

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かなり巨大なスッポンタケ(食菌)?の幼菌(下写真)
ここでは何個も出ていて、3個だけ収穫。

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何と、こんな立派なシイタケが生えていたのです(下写真)。
勿論シイタケ原木ではなく、自然の切り株に発生していたのですが、あまりにも綺麗なシイタケなので、どう見ても栽培種の胞子が飛んできてできたものと思われます。
ツキヨタケ科シイタケ属シイタケ(食菌)
学名:Lentinula edodes ( Berk.) Pegler.(レンティヌラ・エドデス)
  種小名edodesはギリシャ語のedodè(食物)から「食物の」の意味。
誰でも知っているシイタケだけれど、その所属科はキシメジ科やハラタケ科、ホウライタケ科など別説があります。

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こちらはアンズタケ。
フランスではジロール(girolle)と呼ばれる人気の食用キノコです(下写真)。
アンズタケ科アンズタケ属アンズタケ(食菌)
学名:Cantharellus cibarius Fr(カンタレッルス・キバリウス)
 種小名cibariusはラテン語で「食用の」という意味。

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タマバリタケ科ナラタケ属クロゲナラタケ(食菌)(下写真)
学名:Armillaria cepistipes Velen.(アルミラリア・ケピスティペス)

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ヒメヒガサヒトヨダケ(下写真)
ナヨタケ科ヒメヒガサヒトヨタケ属ヒメヒガサヒトヨタケ(食不適)
学名:Parasola plicatilis (Curtis) Redhead, Vilgalys et Hopple(パラソーラ・プリカティリス)
 属名Parasolaは「日傘」の意味、そして種小名plicatilisは「ヒダを付けた」を意味します。
新分類でヒトヨタケ科ヒトヨタケ属からナヨタケ科ヒメヒガサヒトヨタケ属に変わりました。

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スッポンダケと思われた幼菌を、一番大きいのを残してカットしてみました。
間違いなくスッポンタケのようです(下写真)。

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各自サンプル採取したキノコを集めて鑑定会を行います。
鑑定後、鑑定を行った先生方の説明ありました。

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※鑑定後、キノコは全て集められて放射線量測定にかけ、八王子市の野生キノコの放射線量データとなります。

いつものように、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。
アオゾメタケ、アクイロウロコツルタケ、アシナガタケ、アシナガタケの仲間、アンズタケ、ウスヒラタケ、ウチワタケ、ウラムラサキ、エリマキツチガキ、オニナラタケ、カイガラタケ、カラカサタケ属、カレエダタケモドキ、キアシグロタケ、クサウラベニタケ、クロゲナラタケ、クロラッパタケ、コカブイヌシメジ、コバヤシアセタケ、コブアセタケ、サナギタケ、シイタケ、シラガツバフウセンタケの仲間、シロタマゴテングタケ、シロツチガキ、シロハツ、スギエダタケ、スジチャダイゴケ、スッポンタケ、チチタケの仲間、チャワンタケの仲間、ドングリキンカクキン、ナラタケモドキ、ニッケイタケ、ノウタケ、ノボリリュウタケ、ハナウロコガサ、ハナサナギタケ、ヒイロタケ、ヒメヒガサヒトヨタケ、ヒラタケ、フウセンタケ属、フクロツルタケ、ベニヒガサ、ホウロクタケ、ホコリタケ、ミヤマタマゴタケ、ムジナタケ、ムラサキシメジ、モリノハダイロガサ、ユキラッパタケ、ワタゲナラタケ



野のキノコではないけれど、原木マイタケのその後の話。
5月の白樺湖オフ会「山上げ会」の折、Miyakoさんから自作のマイタケ原木を頂いて、帰ってきてからプランターに伏せ込みしていました(この記事

北のベランダに置き、乾かないように時々水をあげていたのですが、10/2日に橙色のモコモコとしたものが2個飛び出していたのを発見したのです(下写真)。

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舞茸が発生する直前の状態がこれ?
舞茸に関してNETで調べてもこんな画像は出てこないし、友人は違うというし・・・マイタケに関係ないとすればこの正体不明のスットコドッコイは一体何だ~!(笑)
触ると固いのです。
掘って確かめたいけれど、それが原因で出るものが出なくなっては大変だ。
気づかない内に一気に出た位成長が早いのだから2、3日もすれば判るに違いないと待ったのです。
     ・・・・・
2、3日が過ぎ、8日9日10日経ち・・・成長がピタリととまったまま何の変化も無いのですな。
出るとすれば10月中くらいまでと言われた時期も過ぎ、11/10日にはすこし萎びて小さく、色も濃くなってしまいました(下写真)。

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流石に今年はもう出ないだろうから、このモコモコの正体を確かめることにしたのです。
赤玉土を少しづつ取り除いてみると、中は萎びてなく長く伸びて原木まで続いていたのです。
色も原木と同じ色です。
やっぱりマイタケが発生する部分のように思えます(下写真)。

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そっと赤玉土を戻しておきました。
今年は無理だったけれど、来年こそは発生する・・・かな♪



11/16日(水)
平日だけれどこの日は仕事を休んで、東京きのこ同好会の有志数名で行っている、学名と分類関係の勉強会に出席してきました。
会場の脇で、ムラサキシメジ(食菌)とシロシメジ(食菌)を見つけたので、ついでに採取してきました(下写真)。

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11/20日(日)
この日は、私の住んでいる町で野生のトリュフ探索。
「えーっ!日本でトリュフが採れるの~?」って思う方も多いと思うけれど、日本でもトリュフ(セイヨウショウロ属)は少なくとも5グループ、20種あるのが判明しているそうです。
日本で採れた黒トリュフの画像を見て以来、ここ4年程探してはいるのだけれど、皆目見つからない。(^^;ゞ
そんな折、日本で一番国産トリュフを見つけている地下生菌の大家、中島稔氏に案内して頂けるという機会があり、喜び勇んで参加したのです。
この日のメンバーは中島さんと東京きのこ同好会のトリュフに目が眩んだ物好き7名(私を含んで)の総勢8名。

待ち合わせの場所に向かう道すがら、キノコを発見。
キシメジ科キシメジ属シロシメジ(食菌)(下写真2枚)
学名:Tricholoma japonicum Kawamura(トリコローマ・ヤポニクム)
属名のTricholomaは「縁に毛のある」、種小名japonicumは「日本産の」の意味。
食べられるけれど苦みがあって、それ程美味しいって訳じゃないので、私は食べません。

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全員と合流し、早速探索開始。
凄い! 探す場所も、探し方も全く違うゾ (◎_◎;)
早速見つかったのはヒメノガステル属(Hymenogaster)の一種(下写真)
この地下生菌は、ワカフサタケ属と近縁なのだそうです。

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そして、何だかあっけなく目的のトリュフを発見(下写真)。
もっとも、中島さんが既に見つけているシロで探しているのだから、あっけなく見つかっても当たり前なのだけれど、でもこの場所は私はしょっちゅうキノコ眼で見ながら歩いている所です。
要は闇雲に探したって見つからないってことだな(笑)

黒トリュフと呼ばれるものは一種類だけではなく、通称ペリゴールトリュフ、冬トリュフ、夏トリュフ、紫トリュフ、あるいは秋トリュフ、中国トリュフ、インドトリュフ等があり、この発見したトリュフ(イボセイヨウショウロ)はいわゆるインドトリュフになります。
セイヨウショウロ属イボセイヨウショウロ(広義)(食菌)
学名:Tuber indicum Cooke & Massee(トゥベル・インディクム)
 種小名indicumは「インドの」の意味。
前記した国内で採れるトリュフ5グループの中のメラノスポルム(Melanosporum)というグループに属する種となります。

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(広義)と記述している理由は、国内で採れるイボセイヨウショウロがDNA解析の結果で2種類に分かれることが判明したようなのです。
そしてその内の一種は新種の可能性が高いのだそうですから、ゆくゆくは新しい学名で単離されることになるのだと思われますが、顕鏡判定も含め形態的な特徴で見分けるのは困難だそうで、いちいちDNA鑑定が必要ならそれも困ったことですナ(笑)。
セイヨウショウロの仲間は、チャワンタケやアミガサタケなどで知られる子嚢菌が進化の過程で地下に潜った地下生菌。
子嚢菌は胞子を入れた子嚢という袋を表面に持つキノコ。
地下に入るために子嚢のある表面を内側に包み込み、さらに子嚢のある表面積を増やすために脳細胞のように表面を幾重にも畳み込み、その結果、断面に見える大理石模様になったのですナ。

又別の所でも次々見つかりました(下写真2枚)

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中島さんには地下生菌が好む木の種類、嫌う木の種類、適する土や枯れ葉の状態、木のどの辺をどう探すかなど、実地で詳しく教えて頂きました。
それに合致した場所で必ず採れるって訳じゃないけれど、闇雲に探すより、可能性の高い場所を重点的に探したら、的中率も全然違ってくる筈。
教えて頂いたシロは荒らさないで、このトリュフが有りそうな場所のパターンだけをしっかり覚えて、私だけのMyトリュフスポットを開拓しようと思います。

場所を移動して他の場所も探索。
これは多分ハタケチャダイゴケ?(下写真左)。
カップの中は空のようですから、ペリジオール(Peridioles)はみな飛び出した後なのでしょう。
ハラタケ科 チャダイゴケ属ハタケチャダイゴケ(食不適)
 学名:Cyathus stercoreus (Schwein.) De Toni(キヤトゥス・ステルコレウス)
新分類でチャダイゴケ目チャダイゴケ科からハラタケ目ハラタケ科に変わりました。
そしてこの時期多いカキシメジ(下写真右)
美味しそうな外観のため食中毒が多い毒菌です。
キシメジ科キシメジ属カキシメジ(毒菌)
 学名Tricholoma ustale (Fr.) P. Kumm.(トリコローマ・ウスターレ)
 種小名ustaleは「焼けた」の意味で、このキノコの色に由来します。

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タマチョレイタケ科チャミダレアミタケ属エゴノキタケ(食不適)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)
学名:Daedaleopsis styracina (P.Henn. et Shirai) Imazeki(ダエダレオプシス・スティラキナ)
 属名のDaedaleopsisは「迷路状の」の意味。実際この属のキノコはヒダが迷路状です。
 種小名styracinaは「エゴノ木に生える」の意味。

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割れた地下生菌がありました(下写真左:割れた地下生菌、下写真右:断面)。
中島さんによれば、担子菌であるベニタケの仲間が地下生菌になったもので、割れて胞子を撒いている状態のものとのこと。

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なんと希少な高級キノコのショウロ(松露)も見つかりました(下写真)。
ショウロは担子菌のイグチの仲間から進化の過程で地下生菌になったもの。
地下生菌同士はみな近縁に思いがちだけれど、色々なキノコから別々に地下生菌化していているため、外見は似ていてもそれぞれ全く系統が異なる所がとても興味深いところです。
ショウロ科ショウロ属ショウロ(食菌)
学名:Rhizopogon roseolus (Corda) Th. Fries(リゾポゴン・ロセオルス)
属名のRhizopogonはギリシャ語の根(Rhiz-)ヒゲ (-pogon)から来ていて、この属の多くの種の子実体で見られる根状菌糸束に由来しています。
そして種小名のroseolusは淡紅色の」の意味。
実際、掘り出したり傷つけたりすると淡紅色に変わります。

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切って見ました。
断面は真っ白で、ちょうど食べるには最高の状態です。
種小名の通り、断面の一部が少し淡紅色に変化しました(下写真)。

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カワタケ科カワタケ属ツクシカワタケ(食不適)(下写真2枚)
学名 : Peniophora nuda (Fr.) Bres.(ペニオフォラ・ヌーダ)
※あるいはカミウロコタケかスミレウロコタケかも知れません。

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ホコリタケも胞子を放出している真っ最中(下写真左)。
ハラタケ科ホコリタケ属ホコリタケ(幼菌は食菌)
 学名:Lycoperdon perlatum Pers.(リコペルドン・ペルラトゥム)
 属名Lycoperdonは「狼の屁」、種小名perlatumは「広く拡散する」の意味。
スッポンタケもありました(下写真右)
スッポンタケ科スッポンタケ属スッポンタケ(食菌)
学名:Phallus impudicus Linnaeus(ファッルス・イムプディクス)
 属名のPhallusは「勃起した陰茎」、種小名impudicusは「羞恥心のない」という意味。
 と言うことですから、「恥知らずにも勃起したペニス」という学名になります。
 まあ形が形だからしょうがないとしても、こんな学名を付けるヨーロッパ人の下ネタ好きさは、奥ゆかしい日本人には到底理解の外です(笑)。

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この季節、あちこちで見られるムラサキシメジ(下写真)。
学名等は前述。

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実に有意義なトリュフ探索会、いや地下生菌観察会でした。
ご案内&ご指導頂いた中島稔さんに感謝申し上げます。m(_ _)m
教えて頂いたことと、発生環境をこの目で見たことで、今後は自分でも探せる・・・かな?

折角ですから、ムラサキシメジ(下写真左)と黒トリュフ(下写真右)を食用に採取してきました。
黒トリュフはもうしっかり黒トリュフ特有の香りがしています。

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2016’10.19・Wed

続46・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



10/9日
お友達の白樺湖山荘に来ています。
朝一番で山荘近くのスポットを散歩したら、あちこちにオニナラタケ(食菌)が出ています。
ものの10分位で籠に一杯採れました(下写真)。
タマバリタケ科ナラタケ属オニナラタケ
学名Armillaria solidipes Peck (1900)(アルミラリア・ソリディペス)
種小名solidipesは「固い柄の」「堅牢な柄の」の意味?それとも「中実な柄の」意味でしょうか。
もとはキシメジ科(Tricholomataceae トリコロマタケアエ)に属していたのですが、2006年にキシメジ科からタマバリタケ科(Physalacriaceae フィサラクリアケアエ)が正式に分離決定され、そちらに変更になりました。

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※この写真はお友達が撮影した写真を使用させて頂いています。

ところで、世界最大の生物はこのオニナラタケなのだそうです。
あちこちポコポコ顔を出すキノコの実体は地下を這う菌糸。
それが延びてあちこちに子実体(キノコ)を出す。
なので同じ菌糸に繋がっているキノコ、こちらとそちらのキノコは別のものではなく、同じDNAを持った体の一部となる。
アメリカのオレゴン州で見つかったオニナラタケの同じ菌糸の蔓延の大きさは東京ドーム684個分、推定重量600トンなのだそうですナ。
これでは動物も植物も勝てない!菌類凄いゾ!(◎ー◎;)ビックリ

朝食後、お友達数人で、少し離れたスポット2か所に車でキノコ狩りに。

最初のスポットで早速見つけたキシメジ科キシメジ属ミネシメジ(食注意)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
学名:Tricholoma saponaceum (Fr.) Kummer(トリコローマ・サポナケウム)
種小名のsaponaceumはラテン語で「石鹸質の」の意味。
石鹸臭に似ている香りがすると言われており、種小名はそこから来ていると思われます。
味は苦みが強く、私には不味いので採取はパス。

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大きなイッポンシメジ科イッポンシメジ属ウラベニホテイシメジ(食菌)が1本だけ採れました(下写真)。
学名:Entoloma sarcopum Nagasawa & Hongo. (1999)(エントローマ・サルコプム)
毒菌クサウラベニタケと似ているため、このキノコと間違えて食べる食中毒例が多く要注意です。
典型同士はそれ程ソックリではないけれど、クサウラベニタケ似のウラベニホテイシメジとウラベニホテイシメジ似のクサウラベニタケでは、ベテランでも間違えることがあります。

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モエギタケ科クリタケ属クリタケ(食菌)(下写真)
学名:Hypholoma lateritium (Schaeff.) P. Kumm.(ヒフォローマ・ラテリティウム)
種小名の lateritium はラテン語で「レンガ色の」という意味。
和名の通り栗色ですから、それをレンガ色と表現しているのでしょう。

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フウセンタケ科フウセンタケ属クリフウセンタケ(食菌)が随分採れました(下写真2枚)。
学名:Cortinarius tenuipes (Hongo) Hongo(コルティナリウス・テヌイペス)
種小名のtenuipesは「細い柄のある」や「弱い柄のある」と言った意味になるのだろうけれど、どちらもこのキノコの柄には合致しないよう思えます・・・

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マツバハリタケ科コウタケ属ケロウジ(食不適)(下写真)。
学名:Sarcodon scabrosus (Fr.) Karst.(サルコドン・スカブロスス)
種小名のscabrosusは「ザラザラした」の意味。
新分類でイボタケ科(Thelephoraceae テレホラケアエ)から、マツバハリタケ科(Bankeraceae バンケラケアエ)に変わりました。
勿論、これはパス。

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カノシタ科カノシタ属カノシタ(食菌)(下写真)
学名:Hydnum repandum L.: Fr.(ヒドヌム・レパンドゥム)
種小名repandumはラテン語で「さざなみの」とか「うねった」とかの意味だけど、傘裏の針模様は確かにさざ波のようにも見えるし、傘自体は凹凸でうねったような形状でもあるし、どちらが種小名の由来なのかな?
傘裏はヒダやスポンジ状ではなく、傘と同色の針状の突起がビッシリ並んだ形状。
この外観、又はザラザラ感から和名のカノシタ(鹿の舌)はついたのでしょう。
日本では鹿の舌だけれど、欧米では羊の足(pied du mouton(ピエ・ド・ムートン)と呼ばれ、フランス料理の美味しい食材です。

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次のスポットはもう少し高度を上げた所。
針葉樹林帯で苔と倒木、湿った清涼な空気・・・まるで富士山のよう。

フウセンタケ科フウセンタケ属ヌメリササタケ(食菌)(下写真)。
学名:Cortinarius pseudosalor J.Lange(コルティナリウス・プセウドサロール)
種小名のpseudosalorのpseudoは、ラテン語で「偽の」という意味の接頭語。そしてsalorはムラサキアブラシメジモドキ(学名Cortinarius salor)を指すのだろうから、「偽のムラサキアブラシメジモドキ」という意味になるのでしょう。

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イグチ科ヤマドリタケ属ミヤマイロガワリ(食菌)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
学名:Boletus sensibilis Peck(ボレトゥス・センシビリス)
種小名sensibilisは 「敏感な」とか「萎れやすい」などの意味。

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上でも出てきた、タマバリタケ科ナラタケ属オニナラタケ(食菌)(下写真左)
そして、山荘に帰ってから山荘の周りでお友達が採取したサンゴハリタケ(食菌)(下写真右)。
サンゴハリタケ科サンゴハリタケ属サンゴハリタケ
学名:Hericium coralloides (Scop.) Pers.(ヘリキュウム・コラロイデス)
種小名のcoralloidesは「サンゴに似た」の意味。

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※この写真は同行したお友達が撮影した写真を使用させて頂いています。


採取してきたキノコを選別。
毒のあるものや食べられないもの、怪しげなものは取り除きます(下写真)。
採取してきたキノコはアイウエオ順に、
アイシメジ、アブラシメジ、アンズタケ、ウラベニホテイシメジ、オオキツネタケ、 オニナラタケ、カノシタ、キシメジ、クリタケ、クリフウセンタケ、コウタケ、 サンゴハリタケ、ショウゲンジ、チャナメツムタケ、ヌメリササタケ、ヌメリスギタケモドキ、 ヌメリイグチ、ハタケシメジ、ハナイグチ、ベニハナイグチ、ミヤマイロガワリ、 ムキタケ、ムラサキアブラシメジモドキ、ヤマイグチ

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※この写真はお友達が撮影した写真を使用させて頂いています。




10/15日
この日は東京きのこ同好会の東村山市で行われたミニきのこ観察会に参加。
東村山市で行われるのは今回初めてです。
観察会の場所は、もう少し早い時期なら随分色々なキノコが発生していただろうと十分推察できる環境だったのだけれど、残念ながら秋のキノコももう殆ど姿を消した時期。
それでも皆で探すと、そこそこは集まるものです。

アセタケの仲間(下写真)。

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テングタケ科テングタケ属シロウロコツルタケ(猛毒菌)(下写真)。
学名:Amanita clarisquamosa (S. Imai) S. Imai(アマニタ・クラリスクアモーサ)
種小名のclarisquamosaはラテン語では、clari(明るい)+squamosa(鱗縁のある)の意味。
以前はテングタケ科テングタケ属フクロツルタケ(Amanita volvata (Peck) Lloyd(アマニタ・ウォルウァータ))とされていました。
「日本のきのこ増補改訂新版」にシロウロコツルタケ(フクロツルタケ)と紛らわしい記載をされたため、フクロツルタケがシロウロコツルタケに改名されたとの誤解が広まりました。
実際はフクロツルタケとされていたキノコにフクロツルタケを含んで、複数の種類が混同されていたことが明らかになり、シロウロコツルタケはそのうちの一つということなのだそうです。
なおフクロツルタケは傷つけたところが赤みを帯びるけれど、シロウロコツルタケは変化しません。

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テングタケ科テングタケ属ミヤマタマゴタケ(食毒不明)(下写真)
学名:Amanita imazekii T. Oda, C. Tanaka & Tsuda(アマニタ・イマゼキ)
種小名のimazekiiは今関六也氏への献名。
他のタマゴタケと名の付くキノコ同様に、条線を持ちます。

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前述したイッポンシメジ科イッポンシメジ属ウラベニホテイシメジ(食菌)(下写真)

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集まったキノコをブルーシートに広げて、鑑定会(下写真)。
鑑定したキノコに対して、I先生、M先生から説明がありました。

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いつものように、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。

アオゾメタケ、アセタケ属の仲間、ウチワタケ、ウラベニガサ、ウラベニホテイシメジ、オオキヌハダトマヤタケ、オオツルタケ、カイガラタケ、カワラタケ、カワリハツ、 キアシグロタケ、キチチタケ、クサウラベニタケ、クロハツ、サマツモドキ、 シロウロコツルタケ、シロオニタケ、センボンイチメガサ、タマシロオニタケ、 チャカイガラタケ、ツエタケの仲間、ツヤウチワタケ、ツルタケの一種、 テングツルタケ、ドングリキンカクキン、ニガクリタケ、ニシキタケ、 ニセショウロ属の一種、ネンドタケ、ノウタケ、ハラタケ属、ヒメツチグリ属、 ベニタケ属、ホウロクタケ、ホオベニシロアシイグチ、 ホコリタケ、マンネンタケ、ミヤマタマゴタケ、ヤブレベニタケ

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2016’10.04・Tue

続45・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



9/25日(日)
家内がキノコが沢山出ている公園があると見つけてきました。
家から近い公園ですが、マイキノコスポットには入っていない公園です。
どんなキノコが出ているのか早速チェックに行って来ました。

まずベニタケ科ベニタケ属のキチャハツ(食不適)。
学名:Russula sororia (Fr.) Romell(ルスラ・ソロリア)
周縁部に放射状の長い溝線があり、溝線に沿って粒状線があるのが特徴です(下写真左:傘表、下写真右:溝線に沿った粒状線)。
種小名のsororia はラテン語で「 姉妹の」という意味です。
イタリアのWikiにはこのRussula sororiaがRussula pectinata(ルスラ・ペクティナタ、和名:クシノハタケ)に非常に類似した種類であると記述してあり、「 姉妹の」という種小名はこのことを指しているのかも知れませんが、あくまで推測です。
実際、Russula pectinataにはキチャハツ同様の溝線に沿った粒状線まであります。

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アンズタケもありました。
アンズタケ科アンズタケ属アンズタケ(食)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
学名:Cantharellus cibarius Fr(カンタレルス・キバリウス)
種小名cibariusはラテン語で「食用の」という意味。
フランスではジロール(girolle)と呼ばれる人気の食用キノコで、アンズの香りがします。
でもセシウム137などの放射性金属を蓄積しやすい性質があることや、猛毒ドクツルタケなどの毒成分アマトキシン類を極々微小ながら持っていることが判明しているので、多食は控えた方が良いようです。

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こちらはアンズタケの仲間のトキイロラッパタケの白色型(食)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)
アンズタケ科アンズタケ属トキイロラッパタケ
学名:Cantharellus luteocomus H.E. Bigelow(カンタレルス・ルテオコムス)

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これは不明菌(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
一見アセタケの仲間と思ったら、軸のくっきりした縦線や捩れ具合など、イッポンシメジ属のミイノモミウラモドキのようにも見えます。

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ベニタケ科チチタケ属ヒロハチチタケ(食)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
学名:Lactarius hygrophoroides Berk. et Curt.(ラクタリウス・ヒグロフォロオイデス)
種小名hygrophoroidesはhygrophor + oidesなので、ラテン語で「ヌメリガサ属のキノコに似た」の意味になります。

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マンネンタケ(レイシ、霊芝)(食不適)が随分出ていました(下写真2枚)。
マンネンタケ科マンネンタケ属レイシ
学名:Ganoderma lucidum (Leyss. ex. Fr.) Karst(ガノデルマ・ルキドゥム)
種小名lucidumは「光沢のある」の意味。 確かにマンネンタケの表面はテカテカ光沢があります。

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紫なのは裏だけじゃないのに名前はウラムラサキ(食)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)
ヒドナンギウム科キツネタケ属ウラムラサキ
学名:Laccaria amethystea (Bull.) Murrill (ラッカリア・アメティステア)
種小名のamethysteaはラテン語で「紫色の」、ギリシャ語ならアメジスト(紫水晶)の意味。
新分類でキシメジ科(Tricholomataceae トリコロマタケアエ)から、ヒドナンギウム科(Hydnangiaceae ヒドナンギアケアエ)に変わりました。

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これはヒメコウジタケ(食毒不明)でしょうか(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
イグチ科ヤマドリタケ属ヒメコウジタケ
学名:Boletus aokii Hongo(ボレトゥス・アオキ)
種小名aokii は青木氏への献名


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ナヨタケ属のイタチタケ(可食)だと思われます(下写真2枚)。
ナヨタケ科ナヨタケ属イタチタケ
学名:Psathyrella candolleana (Fr.) Maire(プサティレラ・カンドレアナ)
種小名candolleanaはスイスの植物学者Augustin de candolleへの献名
新分類でヒトヨタケ科(Coprinaceae コプリナケアエ)からナヨタケ科(Psathyrellaceae プサティレラケアエ)に変わりました。

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ズキンタケ科ズキンタケ属ズキンタケ(食不適)(下写真左)
学名:Leotia lubrica (Scop.) Pers. :Fr. f..lubrica(レオティア・ルブリカ)
種小名のlubricaは「艶のある」の意味。
ヒドナンギウム科キツネタケ属カレバキツネタケ(食)(下写真右)
学名:Laccaria vinaceoavellanea Hongo(ラッカリア・ウィナケオアウェラネア)
新分類でキシメジ科(Tricholomataceae トリコロマタケアエ)から、ヒドナンギウム科(Hydnangiaceae ヒドナンギアケアエ)に変わりました。

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チチアワタケ(食注意)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属チチアワタケ
学名:Suillus granulatus (L.:Fr.) Roussel(スイルス・グラヌラトゥス)
種小名granulatusはラテン語で「粒状になった」の意味。
柄の表面の微小な粒点を表現したものではないかと推定されます。
美味しいキノコですが、別名ハラクダシと言われるように消化が悪いので、食べるのは少しにしておかないと、すぐお腹が緩くなります。
皮を剥いた方が下痢しにくいようです。
でもお腹が痛くなったり、吐き気がしたりする訳ではないので、デトックスにはいいかも(笑)。

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他に見かけたキノコはテングタケ、ニオイワチチタケ、カワリハツ、アカモミタケ、クロハツモドキ、アイバシロハツ、ツチカブリなど。
ぱっとしたキノコは無いけれど、確かに数は多かったかな。



10/1日(土)
この日は青梅市で行われた東京きのこ同好会主催の「秋のきのこ観察会」に参加してきました。
天気予報は雨で、朝から降りそうにどんよりとした天気だったせいか、この日の参加者は21名と、いつもよりは少ない人数。
でも最近の私は結構強力な晴れ男。
案の定、雨は全く降らず、帰る頃には日まで射しましたナ(笑)。
キノコは結構出ていた上、見慣れないキノコも多く、随分勉強になりました。
※観察会は地権者、又は管理人さんに事前に許可を取って行われています。

不明なフウセンタケ科のキノコ。
この日はこのキノコがかなり発生していました(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。

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イグチ科ヤマドリタケ属ムラサキヤマドリタケ(食菌)(下写真左)。
学名:Boletus violaceofuscus Chiu(ボレトゥス・ウィオラケオフスクス)
種小名のviolaceofuscusはviolaceo(ラテン語で「紫紅色の」)+fuscus(ラテン語で「暗赤褐色の」)。
そして、マツバハリタケ科コウタケ属ケロウジ(食不適)(下写真右)
学名:Sarcodon scabrosus (Fr.) Karst.(サルコドン・スカブロスス)
種小名のscabrosusは「ザラザラした」の意味。
この「ザラザラした」が傘表を指すのか、傘裏を指すのか判りませんが、どちらにしろザラザラには違いありません。
新分類でイボタケ科(Thelephoraceae テレホラケアエ)から、マツバハリタケ科(Bankeraceae バンケラケアエ)に変わりました。

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フウセンタケ科フウセンタケ属カワムラフウセンタケ(食)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
学名:Cortinarius purpurascens Fr.(コルティナリウス・プルプラスケンス)
種小名のpurpurascensは「帯紫色の」の意味です。

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キシメジ科キシメジ属ミネシメジ(食注意)は随分発生していました(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
学名:Tricholoma saponaceum (Fr.) Kummer(トリコローマ・サポナケウム)
種小名のsaponaceumはラテン語で「石鹸質の」の意味。
石鹸臭に似ている香りがあり、種小名はそこから来ていると思われます。
味は苦さと甘さが主。
個体差があるようだけれど、私が食べたものは苦みが強くちょっと不快な味があり、不味いと感じました。

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ハナホウキタケ(毒菌)と思われますが、ホウキタケ属の1種(Ramaria sp. ラマリア)としておきます(下写真左)
新分類でホウキタケ科(Clavariaceae クラウァリアケアエ)からラッパタケ科(Gomphaceae ゴンファケアエ)に変更になりました。
フウセンタケ科フウセンタケ属ムラサキアブラシメジモドキ(食)(下写真右)
学名:Cortinarius salor Fr.(コルティナリウス・サロール)
種小名salorはラテン語で「海の色」の意味(海外Wikiより)。

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ヒメツチグり科ヒメツチグり属フクロツチガキ(食毒不明)(下写真左)
学名:Geastrum saccatum Fr.(ゲアストルム・サッカトゥム)
種小名saccatumはラテン語で「嚢状の」の意味。
実際、胞子を一杯にいれた袋のようなものですから、まさにその通りのキノコです。
テングタケ科テングタケ属シロオニタケモドキ(食不適)(下写真右)
学名:Amanita hongoi Bas(アマニタ・ホンゴイ)
種小名のhongoi は本郷次雄氏への献名。

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オニイグチと思ったのですが、鑑定でアミアシオニイグチとなりました(下写真左)。
アミアシオニイグチという名称は初めて知ったのですが、従来コオニイグチとされていた中からDNA解析の結果、新種としてアミアシオニイグチが分離されたそうです。
イグチ科オニイグチ属アミアシオニイグチ(食毒不明)
学名:Strobilomyces hongoi Hirot.Sato(ストロビロミケス・ホンゴイ)
種小名のhongoi は本郷次雄氏への献名。
新分類でオニイグチ科(Strobilomycetaceae ストロビロミケタケアエ)からイグチ科(Boletaceae ボレタケアエ)へ変わりました。
ラッパタケ科ウスタケ属ウスタケ(毒菌)(下写真右)
学名:Turbinellus floccosus (Schwein.) Earle ex P.M. Kirk(トゥルビネルス・フロッコスス) 種小名のfloccosusは「軟長毛ある」「軟綿毛状」の意味。
新分類でラッパタケ科ラッパタケ属(Gomphus ゴムフス)からラッパタケ科ウスタケ属(Turbinellus トゥルビネルス)に変わりました。

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黄色のヒダの赤い小さなキノコ。
採ったときも何のキノコか判らず、結局鑑定でも不明だったのですが、撮って来た写真をずっと見ていたら・・・何てことはない!これはサマツモドキの幼菌だ!
ヒメサマツモドキとか、ヒナサマツモドキとかいう種類があってもいいようなサイズです(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
キシメジ科サマツモドキ属サマツモドキ(食不適)
学名:Tricholomopsis rutilans (Schaeff.:Fr.) Sing(トリコロモプシス・ルティランス)
種小名のrutilansは「赤色の,鮮赤色の」または「赤くなってくること」の意味。

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こんなキノコがありました。
傘の模様と合わせ、網ハイソックスを履いたような柄はワイルドで何ともセクシー(下写真左:傘表、裏、下写真右:柄)。
これで味も美味しかったら虜になっちゃいそうだけれど、食毒不明です。
フウセンタケ科フウセンタケ属オニフウセンタケ
学名:Cortinarius nigrosquamosus Hongo(コルティナリウス・ニグロスクアモスス)。
種小名のnigrosquamosusはラテン語でnigro(黒い)+squamosus(鱗片のある)となる意味なので、網ソックスを履いたようなこのオニフウセンタケ特有の柄を示していることは明白です。

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オオイチョウタケ(食菌)の群生がありました(下写真左)。
もともと大きくなるキノコだけれど、1個がこんな大きさです(下写真右)。
キシメジ科オオイチョウタケ属オオイチョウタケ
Leucopaxillus giganteus (Sow. : Fr.) Sing. (レウコパキシルス・ギガンテウス)
種小名のgiganteusは「非常に大きい」の意味で、このキノコの大きさを考えればうなずける種小名です。

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採取したキノコを持ち寄りいつものように鑑定会(下写真)。
鑑定後、鑑定したキノコについてH先生、M先生、I先生に説明をして頂きました。

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※鑑定後、キノコは全て集められて放射線量測定にかけ、青梅市の野生キノコの放射線量データとなります。

そうそう、鑑定で珍しいキノコがでました。
タバコウロコタケ目所属科未確定オツネンタケ属ウズタケ(食不適)
学名:Coltricia montagnei (Berk.:Fr.) Murr(コルトリキア・モンタグネイ)
傘裏のヒダが渦巻き状に同心円を描きます(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
新分類でタコウキン科からタバコウロコタケ目所属科未確定に変更になりました。

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いつもの通り、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。
アミアシオニイグチ、イッポンシメジの仲間、イロガワリフウセンタケ、 ウスタケ、ウズタケ、ウラベニホテイシメジ、ウラムラサキ、オオイチョウタケ、 オキナクサハツ、オニタケ、オニフウセンタケ、カバイロツルタケ、カレバキツネタケ、カワムラフウセンタケ、カワリハツ、キイボカサタケ、キツネノカラカサ、 キツネノハナガサ、キニガイグチ、キヒラタケの仲間、クサイロハツ、 クサウラベニタケ、クサウラベニタケsp、クリイロイグチ、クロハツ、ケシロハツ、 ケロウジ、コトヒラシロテングタケ、コノハシメジ、サマツモドキ、シュイロハツ近縁、シロイボカサタケ、シロウロコツルタケ、シロオニタケモドキ、シロハツ、 スミゾメシメジ、ズキンタケ、タマゴタケ、チシオタケ、チャハリタケ、 チャワンタケの仲間、チョウジチチタケ、ツエタケ、ツチカブリ、テングタケ、 ニオイコベニタケ、ニガクリタケ、ニッケイタケ、ヌメリニガイグチ、 ハイイロオニタケ、ハタケシメジ、ハダイロニガシメジ、ヒイロガサ、ヒイロタケ、 ヒナツチガキ、ヒナベニタケ、ヒメクロハツモドキ(仮)、ヒロハウスズミチチタケ、 フウセンタケモドキ、フクロツチガキ、ブドウニガイグチ、ベニヒガサ近縁、 ホウキタケの仲間、ホウライタケの仲間、ボタンイボタケ、マツオウジ、 ミドリスギタケ、ミドリニガイグチ、ミネシメジ、ムラサキアブラシメジ、 ムラサキイロガワリハツ、ムラサキヤマドリタケ、モミジタケ、ヤブレベニタケ、 ヤマドリタケモドキ、ワサビカレバタケ

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2016’09.17・Sat

続44・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足なので、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



7/28日(木)
例年なら私の周りでは7月中旬位にはすっかりキノコが消えて、また秋になって発生するパターンなのですが、某きのこ掲示板を見ていたら、近い地域の方がチチタケを採取していました。
もうこの時期はキノコは無いと思い込んでチェックにも行っていなかったけれど、ひょっとしたらマイスポットでもチチタケが採れるかもと、昼休みに久しぶりにチェックに行ってみたのです。

行ってみてビックリ。
7月も末なのに、まだ色々キノコが発生しています。

まず、ヤマドリタケモドキ(食菌)(下写真2枚)
※イグチ科ヤマドリタケ属ヤマドリタケモドキ(Boletus reticulatus)
種小名のreticulatusはラテン語で「網目の」という意味ですが、柄の下から上まである網目が特徴です。

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こちらはガンタケ(食注意)(下写真2枚)。
※テングタケ科テングタケ属ガンタケ(Amanita rubescens)
種小名のrubescensはラテン語で「赤くなる」の意味ですが、実際傷ついた部分が赤変するのが特徴です。

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アカヤマドリ(食菌)の幼菌も何本か(下写真2枚)。
※イグチ科アカヤマドリ属アカヤマドリ(Rugiboletus extremiorientalis (Lj.N. Vassiljeva) G. Wu & Zhu L. Yang)
※新分類でヤマイグチ属(Leccinum)から新設のアカヤマドリ属(Rugiboletus)に変更されました。
種小名のextremiorientalisはラテン語で、extremi(極めて) + orientalis(東方の)ですから、「極東の」という意味でしょうか。
実際の分布も極東アジア地域のようです。

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クロハツモドキ(食注意)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
※ベニタケ科ベニタケ属クロハツモドキ(Russula densifolia (Secr.) Gill.)
種小名のdensifoliaはラテン語で、densi(密な、密度のある) + folia(葉)なので、「密なヒダ」という意味になるでしょう。
実際クロハツと比べ、密なヒダが大きな違いです。

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多分センボンイチメガサ(食菌)?(下写真左)
※モエギタケ科 センボンイチメガサ属センボンイチメガサ(Kuehneromyces mutabilis (Schaeff.:Fr.) Sing. & A.H.Smith)
種小名のmutabilisはラテン語で、「変化しやすい」という意味です。
こちらはホオベニシロアシイグチ(食菌)(下写真右)。
※イグチ科ニガイグチ属ホオベニシロアシイグチ(Tylopilus valens (Corner) Hongo & Nagasawa)

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イロガワリ(食菌)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
※イグチ科ヤマドリタケ属イロガワリ(Boletus pulverulentus Opat)
種小名のpulverulentusはラテン語で「粉を被った」という意味だけれど、傘表面は鈍い光沢があるし、一体どの辺りが粉を被っているのか良くは判りません。

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アンズタケ(食菌)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
※アンズタケ科アンズタケ属アンズタケ(Cantharellus cibarius Fr)
種小名のcibariusはラテン語で「食用の」といった意味。

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ウコンハツ(食不適)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
※ベニタケ科ベニタケ属ウコンハツ(Russula flavida Frost et Peck apud Peck)
種小名の flavidaはラテン語で、外観通り「黄色っぽい」の意味。

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ターゲットのチチタケ(食菌)はやっぱり発生していました(下写真4枚)。
嬉しいゾ♪♪
※ベニタケ科チチタケ属チチタケ(Lactarius volemus (Fr.:Fr.) Fr.)
種小名のvolemusは海外のwikipediaによれば、ラテン語のvolaに由来していて、意味は「手のくぼみ」であると記述されています。
また、"Texas Mushrooms by Susan Metzler and Vab Metzler"には、volemusは「手の平を満たすための十分な流出」を意味して、それは切られるか、壊れたとき、このキノコから滲み出る乳液のおびただしい量の事からきていると記述されています。

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この日の収穫は、チチタケ、アカヤマドリ、ヤマドリタケモドキ、アンズタケ(下写真)。

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このチチタケは当然チタケウドンに。
上手く作るコツも大分判ってきたかな(下写真)。

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7/29日(金)
昨日チチタケが採れたものだから、すっかり気を良くして、また昼に別のスポットもチェックしてきました。
こちらでもヤマドリタケモドキ(食菌)が発生(下写真)。

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アカヤマドリ(食菌)もいます(下写真)。

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残念ながらこちらではチチタケは見つからなかったけれど、ヤマドリタケモドキとアカヤマドリは一応採取してきました(下写真)。

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ヤマドリタケモドキは塩水に20分ほど漬けて虫出しをした後、スライスして自作ディハイドレーターでカラッカラに乾燥。
国産のドライポルチーニ茸が64.0g完成(下写真)。

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7/30日(土)
この日は週末の散策日で真鶴半島を一周。
途中見かけたキノコは、ツブカラカサタケ(食毒不明)。
柄には硬質のツバがある筈だけれど、抜け落ちやすいようで見当たりません(下写真左:傘表、下写真右:傘裏&柄)。
※ハラタケ科シロカラカサタケ属ツブカラカサタケ(Leucoagaricus meleagris (Sowerby) Sing.)
※新分類でキヌカラカサタケ属(Leucocoprinus)からシロカラカサタケ属(Leucoagaricus)に変更になりました。

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8/6日(土)
この日は週末の散策日で三頭山(1,531m)に登りました。
平地はキノコの姿が消えたけれど、気温の低い山はまだまだキノコが生えています。
キアミアシイグチ(食不適)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
※イグチ科キアミアシイグチ属キアミアシイグチ(Retiboletus ornatipes (Peck))
※新分類でヤマドリタケ属(Boletus)からキアミアシイグチ属(Retiboletus)に変更になりました。

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不明なイグチ。
柄には網目があって、不思議な質感の傘表面です(下写真左:傘表、下写真右:傘断面&柄)。

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色は薄いけれどハナイグチ(食菌)に見えます。
三頭山でハナイグチが採れるのですねぇ(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
※イグチ科ヌメリイグチ属ハナイグチ(Suillus grevillei (Klotz.) Sing)

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8/29日(月)
家内がテニスの帰りにキノコを採取してきました。
酷暑期も過ぎて、また平地にもキノコが発生してきたようです。
左上から時計回りに、テングタケ(毒菌)、ヤマドリタケモドキ(食菌)、ツルタケ(食注意)、カワリハツ(食菌)、キチャハツ(食不適)でしょうか(下写真)。
※テングタケ科テングタケ属テングタケ(Amanita pantherina (DC. : Fr.) Krombh.)
※テングタケ科テングタケ属ツルタケ(Amanita vaginata (Bull.:Fr.) Vitt)
※ベニタケ科ベニタケ属カワリハツ(Russula cyanoxantha (Schaeff.) Fr.)
※ベニタケ科ベニタケ属キチャハツ(Russula sororia (Fr.) Romell)

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9/1日(木)
またまた家内がテニスの帰りにキノコを採取してきました。
タマゴタケ(食菌)とヤマドリタケモドキ(食菌)です(下写真)。
※テングタケ科テングタケ属タマゴタケ(Amanita caesareoides Lyu. N. Vassilieva)
以前は学名がAmanita hemibapha (Berk. & Br.) Sacc.とされていたのですが、DNA解析の結果、 中国やロシアに分布するAmanita caesareoidesであることが判明し、変更されました。
ラテン語で-oidesは○○に似たという意味なので、caesareoidesは「西洋タマゴタケ(Amanita caesarea)に似た」という意味。
西洋タマゴタケのように柄にダンダラの無いタマゴタケも国内で見つかっており、日本にも西洋タマゴタケがあるのではないかと話題になったこともあったのですが、このダンダラの無いタマゴタケもcaesareoidesなのだそうです。

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9/3日(土)
この日は東京きのこ同好会が主催する富士山きのこ観察会の下見に行ってきました。
9/10日に一般会員を対象とした富士山きのこ観察会を行うので、幹事によるその下見会となります。
私は本番と同じ精進口登山道に沿って、5合目から3合目まで下るルート(下写真)。

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早々に美味しいキノコのオオカシワギタケを発見(下写真)。
※フウセンタケ科フウセンタケ属オオカシワギタケ(Cortinarius saginus (Fr.) Fr.)

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ヤマドリタケ(ポルチーニ)(食菌)も発見(下写真)。
※イグチ科ヤマドリタケ属ヤマドリタケ(Boletus edulis Bull.: Fr.)
種小名のedulisはラテン語で「食用の」といった意味ですから、美味しいキノコは学名からしてもう食べるためにあるようです(笑)。

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ショウゲンジ(食菌)は結構発生しています(下写真)。
※フウセンタケ科フウセンタケ属ショウゲンジ(Cortinarius caperatus)
※新分類でショウゲンジ属(Rozites)からフウセンタケ属(Cortinarius)に変わりました。
種小名のcaperatusはラテン語で「皺のある」といった意味ですが、実際ショウゲンジの傘には特徴的な放射状の条線があり、少し古くなるとそれが皺状になります。

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本番同様に3合目広場で鑑定会(下写真)。

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※鑑定後、キノコは全て集められて放射線量測定にかけ、富士山のキノコの放射線量データとなります。

いつもの通り、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。
アイシメジ、アカタケ、アカツムタケ、アケボノドクツルタケ、 アブラシメジモドキ、アミハナイグチ、アメリカウラベニイロガワリ、 アンズタケ、イロガワリシロハツ、ウズハツ、ウツロベニハナイグチ、 ウラグロニガイグチ、オオウスムラサキフウセンタケ、オオカシワギタケ、 オオキツネタケ、オオキノボリイグチ、オニウスタケ、カキシメジ、 カラマツチチタケ、カワリハツ、キイロイグチ、キシメジの仲間、 キノボリイグチ、キハツダケ、キヒダヌメリガサ、キヒダマツシメジ、 キンチャワンタケ、クサイロハツ、クヌギタケ、クリカワヤシャイグチ、 クロカワ、クロハツ近縁種、クロハツモドキ、クロラッパタケ、ケロウジ、 コガネフウセンタケモドキ、ショウゲンジ、シロヌメリイグチ、シワカラカサタケ、 スギタケ、スギタケモドキ、タマゴタケ、ツバアブラシメジ、ツバフウセンタケ、 ツリガネタケ、ツルタケ、トキイロラッパタケ、ドクツルタケ、ドクヤマドリタケ、 ヌメリアカチチタケ、ヌメリササタケ、ハナイグチ、ハナガサタケ、 バライロウラベニイロガワリ、ヒグマアミガサタケ、フウセンタケモドキ、 フジイロタケモドキ、ベニテングタケ、フジサンホウキタケ、ホコリタケ、 ミイノモミウラモドキ、ミキイロウスタケ、ミネシメジ、ミヤマタマゴタケ、 ムラサキイロガワリハツ(キイロケチチタケ)、モウセンアシベニイグチ、 ヤマイグチ、ヤマドリタケ、ワタカラカサタケ、ワタゲヌメリイグチ



9/10日(土)
この日は東京きのこ同好会主催の富士山きのこ観察会です。
前記したように、私は精進口登山道に沿って、5合目から3合目まで下るルート(下写真)。

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3日の下見ではあまり出ていなかったキノボリイグチ(食菌)も今日は随分出ています(下写真2枚)。
※イグチ科ヌメリイグチ属キノボリイグチ(Suillus spectabilis (Perk) O.Kuntze)
種小名のspectabilisはラテン語で「人を惹きつける」の意味。

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富士山には多いウツロベニハナイグチ(食不適)(下写真)。
※イグチ科アミハナイグチ属ウツロベニハナイグチ(Boletinus asiaticus Sing.)
種小名のasiaticusはラテン語で、「アジア産の」の意味。
この種小名通り、主に極東アジアの寒冷地や高地のカラマツ林に分布する種類であって、別名アジアカラマツイグチとも言われます。
一般には食べるに値しないと言われていますが、大抵は食べたことが無い人が受け売りで言っているか、調理法が合ってないだけ。
言われるほど酷くは無く、まあまあ美味しく食べられるけれど、弱~い苦みがあります。
この精進口登山道沿いでは、例年この時期は枯沢を境として上がウツロベニハナイグチ、下がカラマツベニハナイグチという分布だったのですが、今年は全てウツロベニハナイグチに替わり、カラマツベニハナイグチは見られませんでした。
今年は富士山もキノコの発生状況が少し変化しているようです。

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ヤマイグチ(食菌)(下写真)。
※イグチ科ヤマイグチ属ヤマイグチ(Leccinum scabrum (Bull.:Fr.) S.F.Gray)
種小名のscabrumはラテン語で、「ザラザラ」したの意味。
柄の事であれば、確かに黒い粒点があってザラザラした表面と言えますね。

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ハナイグチは随分発生しています(食菌)(下写真2枚)。
※イグチ科ヌメリイグチ属ハナイグチ(Suillus grevillei (Klotz.) Sing)
種小名はRobert Kaye Greville氏への献名のようです。

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キヌメリガサ(広義)(食菌)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)
※キシメジ科ヌメリガサ属キヌメリガサ(Hygrophorus lucorum Kalchbr.)

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富士山には多いヌメリササタケ(食菌)(下写真)。
※フウセンタケ科フウセンタケ属ヌメリササタケ(Cortinarius pseudosalor J.Lange)
種小名のpseudosalorは、pseudo + salor。
Cortinarius salorはフウセンタケ属ムラサキアブラシメジモドキの学名ですから、
ラテン語で、pseudo(偽の) + salor(ムラサキアブラシメジモドキ)という意味となります。

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こちらも多いアブラシメジモドキ(食菌)(下写真)。
※フウセンタケ科フウセンタケ属アブラシメジモドキ(Cortinarius mucosus (Bull. :Fr.) Kickx)
種小名のmucosusはラテン語で、「粘液質の」といった意味で、種小名通りヌメリの強いキノコです。

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死の天使、猛毒ドクツルタケ(下写真)。
※テングタケ科テングタケ属ドクツルタケ(Amanita virosa (Fr.) Bertillon)
種小名のvirosa はラテン語で「毒のある」という意味。
毒菌だらけのテングタケ属でわざわざ毒のあるという名前が付けられるですから、まさに最凶の猛毒菌です。
標高が高い処に発生する真のドクツルタケは見ての通り、大型で柄が太く、強くササクレています。
平地に生えるドクツルタケと言われていたキノコは、正しくはアケボノドクツルタケかニオイドクツルタケのどちらかなのだそうです。
まあ、どれであっても猛毒には変わりありませんが(笑)。

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ミヤママスタケ(食菌)がビッシリ(下写真)。
※ツガサルノコシカケ科アイカワタケ属ミヤママスタケ(Laetiporus montanus Cerny ex Tomsovsky & Jankovsky)
DNAの分析結果でこれまでマスタケとされていたものが、針葉樹に生えるものと広葉樹に生えるものが違う種であることが判り、針葉樹型をミヤママスタケ(深山鱒茸)、広葉樹に生えるものをマスタケ(Laetiporus cremeiporus)と二つに分離されました。
ミヤママスタケの種小名montanusは、ラテン語で「山の」という意味です。

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3合目の広場で全員が採取してきたキノコを並べ、鑑定会。
鑑定後、H先生とM先生の採取キノコに対する説明がありました。

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※鑑定後、キノコは全て集められて放射線量測定にかけ、富士山のキノコの放射線量データとなります。

いつもの通り、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。
アイシメジ、アカアザタケ、アカハツ、アカヒダササタケ、アカヤマタケ、 アブラシメジモドキ、アミハナイグチ、アメリカウラベニイロガワリ、アンズタケ、 イロガワリキイロハツ、ウスタケ、ウツロベニハナイグチ、ウラベニイロガワリ、 エセオリミキ、オオウスムラサキフウセンタケ、オオカシワギタケ、オオキツネタケ、 オオキノボリイグチ、オオダイアシベニイグチ、オニナラタケ、カキシメジ、 カノシタ、カベンタケモドキ、カラマツシメジ、カラマツチチタケ、カワリハツ、 キイロイグチ、キサマツモドキ、キシメジ、キヌメリガサ、キノボリイグチ、 キハツダケ、キヒダマツシメジ、クギタケ、クサイロハツ、クヌギタケ、 クリカワヤシャイグチ、クロラッパタケ、ケロウジ、コウタケ、コクリノカサ、 コチャダイゴケ、ゴヨウイグチ、ショウゲンジ、シロナメツムタケ、 シロヌメリイグチ、スギタケモドキ、タマゴタケ、ツバフウセンタケ亜属、 ツルタケ、トキイロラッパタケ、ドクツルタケ、ナガエノチャワンタケ、 ニシキタケ、ニッケイタケ、ヌメリササタケ、ネズミシメジ、ハナイグチ、 ハナガサタケ、ヒグマアミガサタケ、ヒロハアンズタケ、フウセンタケモドキ、 フジウスタケ、ベニテングタケ、ホウキタケ、ホコリタケ、マツタケ、 ミキイロウスタケ、ミネシメジ、ミヤマアミアシイグチ、ミヤマタマゴタケ、 ミヤママスタケ、ムラサキイロガワリハツ(キイロケチチタケ)、 ムラサキフウセンタケ、モウセンアシベニイグチ、ヤマイグチ、ヤマドリタケ、 レモンハツ、ワタカラカサタケ

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2016’09.07・Wed

毒菌ベニテングタケの味見

野のキノコに興味を持って以来、食菌、毒菌ではないが通常食べないキノコ、弱毒で毒抜きが可能な毒菌など、色々な野のキノコを食べてきています。
キノコはそれが食菌であっても、食べ方によっては中(あた)ったり、人によっては中ったりするものなのです。
中にはシイタケや松茸で中る人だっているのですから。
なので私は、初めて食べる野のキノコのケースでは、自分の中の厳密なルールのもと、たとえ食菌の場合であっても、時間をかけて段階を踏む慎重な食べ方をしてきました。
その甲斐あってか、幸運に恵まれたか、私自身はこれまで野のキノコに中ったことは一度もありません。
毒への耐性度合も人によって全く異なります。
従って決して安易に本記事の真似をしないでください。 危ないです

キノコの絵と言えば赤い傘に白い水玉模様、その定番キノコがベニテングタケ(紅天狗茸 Amanita muscaria)。
毒キノコの代名詞にもなるキノコだけれど、命を落とす猛毒菌がゾロゾロある超危険なテングタケ科の中では、比較的大人しい方で、中ってもまず命までは取られない。
一人1本までは大丈夫とか、2本までは大丈夫だとか、まことしやかな情報が流れ、実際試した強者も多く、長野県に至っては塩漬けして普通に食べる地方があるとか・・・(笑)。
何故にそこまでして食べるのかと言えば、このキノコは滅法美味いという評判だからなのです。
このキノコの主な毒成分はイボテン酸(ibotenic acid)と呼ばれるアミノ酸の一種。
このイボテン酸は毒でありながら、同時にグルタミン酸ナトリウムの10~20倍くらい強い旨みを持つ旨み成分でもあるのです。
グルタミン酸ナトリウム、つまり味の素の10~20倍位の旨みを持つって、お前はどんだけ旨いの~!!
それだけ旨いのなら、どうにかして毒抜きが出来ないものかと考えがちだけれど、毒そのものが旨みなので毒を抜いたら旨みも抜ける(笑)。
前述した塩漬けの場合でも、塩抜きで毒が流れれば、流れた分だけ同時に旨みも失うだけ。
何ともままならんもんですな。
ともあれ、どれだけ旨いかは自分の舌で納得しなきゃ始まらない。
今年は絶対ベニテングタケの味見をすると決めていました。

さて、そんな折、そのベニテングタケが手に入ったのです。
味見には打ってつけの小さな幼菌。
傘上の白イボは流れて落ちているけれど間違いなくベニテングタケです(下写真)。

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大抵のキノコ毒は水溶性。
水に漬けて多少なりともイボテン酸を流してしまっては意味が無い。
水に漬けず、土汚れを爪楊枝と刷毛とナイフで丁寧に除去。
まず1/4本をさらに半分づつに分けて、塩を振り、アルミホイルに包んでホイル焼き(下写真)。

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焼きあがったものを家内と分けて(一人1/8本)味見したのですが、口に入れたその味はまさに衝撃的。
なんじゃこれは~!!
美味しいキノコとかそんなレベルではない。
自然の旨みというよりは旨味調味料をそのまま舐めたような、べったりと舌に張り付く濃すぎる程の旨み。
旨味は柄より傘の方がずっと強い。
20分位、口の中から旨みが消えません。
話には聞いていたけれど、ここまでとは思わなんだ。
あまりに衝撃的で写真を撮るのも忘れたぜ(下写真)。

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食べた量は元々中毒を起こす量ではない筈だけれど、取りあえずこの後3時間程様子見。
想定通り全く異常なしでした。

さてこれだけ旨みが強いのなら、出汁も出るはず。
今度は1/2本を使ってスープにしてみることにしました(下写真)。

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スープなら玉ねぎを入れたり、ベーコンを入れたりしたいところだけれど、美味しいスープを飲むのが目的ではなく、どの位出汁が出るものなのかの確認です。
何も入れず水と小さく解したベニテングタケのみで煮出し、味付けは塩&白コショウのみ。
出来上がったスープ2人分(下写真)。

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ちょっと旨みが濃すぎるよ~(笑)
この2.5~3倍に薄めてちょうど良い位。
と言うことは、こんな小さな幼菌1/2本で5~6人分のスープに十分な出汁が出るということです。
鰹節も昆布も真っ青、こんな少しでこれほど出汁がでる食材(食材じゃないか、笑)は他に知りません。
正直ビックリ。 (; ̄Д ̄)オッドロキー
なおこのスープで一人1/4本を食べた訳だけれど、想定通り異常は全くありませんでした。

外見が似ている食菌のタマゴタケ。
テングタケ属のキノコなので美味しいとされているけれど、ベニテングタケの旨みに比べたら無いに等しい。
食菌のタマゴタケには毒のイボテン酸は欠片も無い訳だから、それは当然と言えば当然。
イボテン酸を持っているテングタケ属のキノコは、テングタケ、ウスキテングタケ、イボテングタケ、ベニテングタケ、ヒメベニテングなど、どれもテングタケ属テングタケ節(Section Amanita)のキノコのようです。
最もイボテン酸が多いのはテングタケで、ベニテングタケの10倍位のイボテン酸を持つと言われています。
と言うことはこのベニテングタケの10倍旨いということだけれど、10倍は毒性が強いのですから、怖い怖い(笑)。 こちらは洒落にならないゾ。
蓄積性も危惧されている猛毒アマニチンも極々微量ながら含まれているらしいし、
イボテン酸の味も判ったところで、今後は君子危うきに近寄らず・・・かな

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2016’08.20・Sat

頂きもの~♪

少し前の事になります。
カイエさんからプレゼントを頂きました。
最近のパターンで、「送ったよ~!」のメールの前に届く荷物(笑)。
開けてみたら、
大鹿村の山塩、大鹿村の赤米粉、大鹿村のチーズ「アルプカーゼ(ALP・KASE)」、そして手作りのヤマドリタケモドキ(国産ポルチーニ)のオイル漬け、玉ねぎの赤ワインビネガー漬け(下写真)。・・・7/5日


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私は一度も行ったことが無いのだけれど、私のお友達の間では最近、長野県大鹿村がちょっとしたブーム。
面白い食材、美味しい食材、真っ当な食材が色々あるようなのです。

自称塩コレクターの私はこの「山塩」なんて超うれしい♪
海の無い長野県の大鹿村では、鹿塩温泉の源泉(塩泉)煮詰めて精製する天然の塩を作っており、これが「山塩」なのです。
海塩とはまた違った柔らかい味の塩だそうです。

赤米粉は古代米・赤米の米粉でモチ米のようなモチモチ感があります。
最近良く凝っている焼きスイトンとパンに混ぜてみました。
焼きスイトンは小麦粉と片栗粉で作るのだけれど、小麦粉の分量を少し減らしてその分赤米粉を入れた焼きスイトンは結構違った感触で、最初のモチモチ感は似ているけれど何度か咀嚼した後味はお雑煮のような感触で結構いける♪
赤米粉を少し混ぜて焼いた食パンは想定通り、モチモチ感が増したかな。

チーズは牛乳で作ったセミハードタイプ、長期熟成させればハードチーズになっていくのでしょうか?
熟成が若い分、おとなしい味ですが、真っ当な味のチーズでした。

手作り2品は早速その日の夕食で頂いたけれど、どちらもすごく美味しかったですよ♪
ヤマドリタケモドキは、最近我が家ではみんな乾燥させちゃうから、オイル漬けは久しぶりでした。

さてそれからほぼ1ケ月後の8/6日(土)のこと。
週末の散策で、三頭山(標高1531m)に上ったのです。
この日は33.4℃の猛暑日だったけれど、流石に1531m、山の上は大変に涼しくて快適だったのです。
暑い下界に帰ってみると、カイエさんから自宅に電話があったようなのです。
こちらから電話をかけてみたら、いつものメンバーで木曽福島方面にキャンプに出掛けていて、チチタケを大量に見つけたらしく、処理方法を聞くため電話をかけたとのことですが、残念ながらその時刻は1531mの山の上で涼んでいましたナ(笑)。
電話で聞こうとおもったけれど居なかったので、塩水に漬けたまま長時間置いて、ぐずぐずにしてしまったようなのです。
チチタケはチチ(乳液)が命。
傷つけてチチを出さないように、汚れは爪楊枝と筆とティッシュで丁寧に除去。
水で洗うときは、短時間ですぐ水を切るのがポイントと伝えました。
「まだ採れそうなので、明日また取れたら送るよ~!」・・・って、チチタケ好きには超嬉しいゾ♪

そして良い状態のチチタケが送られてきたのだな。・・・8/8日

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出してみたら、こんなに沢山♪(下写真)

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ちょっと傷つけるだけでタップリとチチが出てくる良い状態。
柄根元の土汚れはハサミでカット、傘や柄に付いた枯れ葉や土は、傷つけてチチを出さないように爪楊枝と筆で丁寧に除去。
沢山あるので3つに分け、2つはそれぞれ袋に入れ軽く真空に引き冷凍保存。
これで季節じゃない時でもチタケうどんやチタケ汁が食べられるなんて嬉しすぎるゾ♪

さて冷凍にしない1/3を使って、早速チタケ汁を作りました。
チタケ汁は福島、栃木の方の大好物。
私は5年位前に白樺湖オフ会でふみえさんが作ったチタケ汁を初めて頂いてから病みつきになったもの。
以来毎年自分なりに調理をしてみて、だんだん美味しく作れるようになって来た・・かな♪
私の中で美味しく作るための三種の神器は油とナスと醤油、さらに1種加えるなら油揚げ。
調理をする直前にサッと水洗いしてすぐ水を切り、軸と傘を切り離し、傘は4、5mm厚みにスライス、軸は笹切りに。
切ったそばからチチが出るので、少し多めの油を引いた鍋に切っている傍からすぐ投入し、大事なチチを鍋外に零さない。
スライスしたチチタケを良く炒める。
火が通っても弱火でさらに炒め、シンナリしてチチタケの表面が炒めた油というより、チチタケ内部から出た油?か、チチが溶け出した油?で表面が十分テカリがでるまで炒めたら、厚めの拍子に切ったナスを入れて少し炒めて油を吸わせ、水をジュッと注ぎいれチチタケの出汁が出るまで煮る。
もし十分にチチが出る状態のチチタケを使い、テカリが出るまで十分に炒ていめていたら、表面にいかにもチチが溶け出したような白い半透明の油?も浮いてくる筈で、これは大事なポイント。
チチタケを沢山使えばチチタケから出る旨みで十分で、使う調味料は醤油のみ。
もしチチタケから出た旨みだけで不足だったら、多少のそば汁を加えても良いが、チチタケの香りが寝ぼけてしまうので加え過ぎは厳禁。
良い出しは出るけれどチチタケ自体はボソボソで美味しくないともよく言われるけれど、前述したようにテカリが出るまで十分炒めると、チチタケ自体もコクがあって結構美味しいです。

この日の昼食は、出来たチタケ汁を使って、油揚げも加えたチタケうどん(下写真)。

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夕食はこのチタケ汁に豆腐とネギを加えたチタケ汁で、これが又美味~い♪(下写真)。

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上手に作ったチタケ汁を食べたことが無い奴には判んないだろうなぁ~とか思いながら、汁のお替り(笑)
もう感謝感激雨あられ!カイエさんご馳走様~♪m(_ _)m

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2016’07.15・Fri

続43・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足なので、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



6/30日(木)
車で通った時に遠目から大きなキノコの群生が見えた個所があったので、昼休みにチェックしてきたのです。
行ってみたらそのキノコはキタマゴタケ(食菌)。
キタマゴタケ判定に自信はあるけれど、似ている猛毒菌もあることだし、強いて食べる気もないのでこれは無視し、他のキノコを一通りチェック。
早速ヤマドリタケモドキ(食菌)を発見(下写真)。

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こちらはアンズタケ(食菌)。

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シロソーメンタケ(食菌)

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テングツルタケ(食不適)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。

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チチアワタケ(食注意)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
このキノコ味は良いのですが、別名ハラクダシの通り、食べるとお腹が緩くなるので、私は少ししか食べられません。
でも家内はいくら食べても大丈夫のようです。

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取りあえずこの日は、ヤマドリタケモドキを2個だけ採取(下写真)。

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塩水に漬け虫出しをした後、自家製デハイドレーターで乾燥。
国産ドライポルチーニが36.8g出来上がり。

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7/1日(金)
家内がテニスの帰りに私のキノコスポットで、ヤマドリタケモドキを1本、タマゴタケを2本採取してきたようです(下写真)。

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7/2日(土)
この日は東京きのこ同好会が八王子市で行ったきのこ観察会に参加してきました。
  • 観察会は地権者、又は管理人さんに事前に許可を取って行われています。
  • 本記事中のキノコの食毒記述は、私個人が色々な資料をもとに記述しているのであって、東京きのこ同好会が食毒判定しているのではありません。
今回は29名と例年よりはちょっと少ない参加者数でした。
いつものように集合場所で一通り注意事項などの説明を受け、4つのコース別に分かれて観察開始。
沢山みられるかなぁと期待していたのだけれど、意外にキノコが出ていません。

ツルタケ(食注意)(下写真左)とカバイロツルタケ(食)(下写真右)。

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クリイロイグチ(食)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。

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シロソーメンタケ(食)(下写真左)とキソーメンタケ(食)?(下写真右)。
キソーメンタケなのかかナギナタタケなのか迷うけれど、この写真では束生では無く群生と思えるので、キソーメンタケでいいかな。

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オニイグチモドキ(食)(下写真左)とアケボノドクツルタケ(青木氏仮)(猛毒菌)(下写真右)。
柄にもささくれがあるし、ドクツルタケに見えるけれど、ここは平地ですからアケボノドクツルタケということになるのでしょうか。

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イッポンシメジの仲間(通常毒菌)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。

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ヒビワレシロハツ(食不適)(下写真左)とカレバキツネタケ(食菌)(下写真右)。

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キノコが少ないといっても各自採集して持ち寄ると結構集まるものです。
採取キノコの鑑定の後、H先生、M先生から鑑定されたキノコの説明がありました(下写真)。

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※鑑定後、キノコは全て集められて放射線量測定にかけ、この地のキノコの放射線量データとなります。

いつもの通り、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。
アクイロウロコツルタケ、アケボノドクツルタケ、アミアシコガネヤマドリ(正井氏仮)(キアシヤマドリタケ(池田氏仮))、 アミスギタケ、アメリカウラベニイロガワリ、アワタケ、アンズタケ、 イッポンシメジの仲間、ウコンクサハツ、ウコンハツ、オオキヌハダトマヤタケ、 オオクロニガイグチ、オオホウライタケ、オニイグチモドキ、カバイロツルタケ、 カレバキツネタケ、カワリハツ、ガンタケ、キアシグロタケ、キソウメンタケ、 キチチタケ、キチャハツ、キツネノエフデ、キヒダタケ、クサウラベニタケ、 クリイロイグチ、クロハツ、コシロオニタケ、コバヤシアセタケ、コビチャニガイグチ、 サナギタケ、シロウロコツルタケ、シロソーメンタケ、シロタマゴテングタケ、 シロハツ、スジウチワタケモドキ、スミゾメヤマイグチ、タマゴタケ、 タマゴテングタケモドキ、チギレハツ、チチタケ、ツチグリ、ツヤウチワタケ、 ツルタケ、ナラタケモドキ、ニセアシベニイグチ、ニッケイタケ、 ハナオチバタケ、ヒイロタケ、ヒナアンズタケ、ヒビワレシロハツ、 ヒロハウスズミチチタケ、ベニタケの仲間、ホウロクタケ、ホソエノアカチチタケ、 マンネンタケ



7/3日(日)
この日は週末の散策日。
ちょと遠出をして宮ケ瀬ダムの付近を散策しに出かけたのですが、自宅から最寄りの駅に向かう途中で、早速キノコが目につきました。
どうやら、ヒロヒダタケ(毒菌)のようです(下写真)。

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散策中も色々なキノコが見つかるかなと期待していたけれど、全然無くて期待外れだったのです。



7/6日(水)
平日ですが、仕事を休んで東京きのこ同好会が高尾山で行ったミニきのこ観察会に参加してきました。
参加人数は21名。
ケーブルで高尾山駅まで行ってから山頂までキノコを観察するグループと、ケーブルに乗らないで稲荷山コース・六号路で山頂まで登りながらキノコを観察するグループとに分かれ観察開始。
私は後者の登る組を選択。
実は前夜にカメラ(コンデジ、リコーCX5)が突然自然死。
しょうがないので古いミラータイプのデジイチを持って行ったけれど、三脚なしではこの重い一眼では撮った写真はみんなブレブレ(笑)
少しはこましなのだけ載せました。(^^;ゞ

ヌメリニガイグチ(食毒不明)(下写真左)とニセアシベニイグチ(毒菌)(下写真右)。

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タマゴタケ(食菌)(下写真左)とシワチャヤマイグチ(食毒不明)(下写真右)。
シワチャヤマイグチは資料上は食毒不明ですが、私は何度か食べていますので、私の中では食菌です(笑)。

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ウスタケ(毒菌)(下写真左)とミヤマザラミノヒトヨタケ(食不適)(下写真右)。


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ツノフリタケ(食不適)(下写真左)とキクラゲ(食菌)(下写真右)。


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シロキツネノサカズキ(食不適)(下写真)。
この季節なのでシロキツネノサカズキモドキではなく、シロキツネノサカズキの方でしょうね。

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山頂を少し下ったところで、採取したキノコの鑑定会。
鑑定キノコに対して、H先生、M先生、I先生から説明がありました。

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いつもの通り、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。
アオキオチバタケ、アカチャモリノカサ(城川氏仮)、アメリカウラベニイロガワリ、 アラゲキクラゲ、イヌセンボンタケ、イロガワリヤマイグチ、ウスタケ、 ウスヒラタケ、ウラグロニガイグチ、オオカブラアセタケ、オリーブニガイグチ、 ガンタケ、キアシグロタケ、キアミアシイグチ、キクラゲ、キチチタケ、 キチャハツ、コガネヤマドリ、シロウロコツルタケ、シロキクラゲ、 シロキツネノサカズキ、シロタマゴテングタケ、シワチャヤマイグチ、 スジウチワタケモドキ、タマゴタケ、チャシバフタケの仲間、ツノフリタケ、 ニガイグチの仲間、ニガイグチモドキ、ニセアシベニイグチ、ヌメリニガイグチ、 ハダイロニガシメジ(青木氏仮)、ヒメカバイロタケ、ヒメクロハツモドキ、 フチドリツエタケ、マゴジャクシ、ミダレアミタケ、ミヤマザラミノヒトヨタケ、ヤブレベニタケ

下のランキングに参加しています。記事がまあまあ良かったから応援しようという方、それ程でもないが今日は気分がいいから応援しようという方、俺ゃー心が広いから応援ばしちゃるという方、是非クリックして応援お願い致します。m(_"_)m
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