経過観察中の2種のペットボトル水耕容器、上容器を出来
るだけ小さくして、吸水用の不織布をたくさん下げたタイプがなかなか調子が良い。
目論んだように上容器から出てきた根がたくさんある不織布のどれかに沿って順調に根張りをしている。
地上部の出来はこの根張り具合で決まるわけでこれは大きい。
バケツ水耕しているシシリアンルージュも、実はバケツの中
にはたくさんの不織布がぶら下がっている。
吸水用不織布について
ペットボトル水耕等に使用する吸水用不織布として良いものを探すのに随分試行錯誤した。大事な要素は吸い上げ
性能及び耐久性だろう。色々な材料の吸い上げ能力を実験してみて、とても良かったのはさらしを縫った紐(不織
布ではないが)だったので、最初の頃はずっとこれを使っていた。しかし天然の素材(この場合は綿)はすぐカビ
が生え、結構短期間でボロボロに切れてしまい、結果随分枯らしてしまった。
吸水性のある材質は当然吸い上げ能力が高いのであり、不織布では例えばレーヨン等がこれに該当する。100均
等で販売されているキッチンクロスはこれが多い。しかしレーヨンも天然素材であり、さらしと同じように短期間
に分解されてしまう。
PVA(ポリビニルアルコール)は超吸水性を示すスポンジ状の材質であり、これも使用してみた。吸水性は問題
ないものの、何故か根張りは思わしくない。
ペットボトル水耕ハバネロに使用しているのがこれだ。
ポリエステルは100%人工素材であり、耐久性は全く問題ないが、素材としての吸水性は全く無い。吸水性が全くない素
材に吸水させる方法は毛細官現象が良く発揮できるような間隙を織り方で実現する方法である。他の方が良く使っ
ているポリエステルフェルトは当方の実験では吸い上げ能力はかなり低い。で色々試した結果、ポリエステル
100%素材のマイクロファイバータオル(100均で売られている)が最も良い吸い上げ能力を示した。極細繊
維が作る超微細な間隙はとても良く毛細官現象を起こし、素材は吸水性0だが、布としての吸水性はかなり良い。
その後ずっとこれを吸水用不織布(織っているので正確には吸水用織布)として採用しているが、結果はなかなか良い。
安価、手に入り易さ、吸水性、耐久性の観点でこれがベストだと私は思います。
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