今年も自家製味噌を仕込みました
昨年は時間も気力も無くて、寒仕込みの時期を外してしまい花仕込みとなってしまいました(昨年の仕込み記事)。
今年はしっかり寒仕込みで仕込もうと思ってましたが、やはり諸々の事情で考えていたよりは遅れてしまいました。(^^;ゞ
とは言え一応2月なので、かろうじて寒仕込みと言える・・・かな?
以前は12%の塩分濃度で作ってきたのですが、一昨年は10%に減塩、そして昨年はさらに塩分濃度9%の減塩味噌に挑戦したのです。
塩分が少ない分、カビなどが発生するかなと心配したけれど、殆どカビも生えず大変美味しい味噌になりました。
減塩の分、同じ塩味をだすためには味噌をより多く使うので、大豆の甘さとコクが素晴らしいのです。
毎年大豆1kgで作って(出来上がり味噌量で4kg強)1年間持つのですが、昨年の味噌は評判が良くて、もう殆ど残っていません。
そこで今年は大豆2kg(出来上がり味噌量で8kg強)で作ることにしたのです。
府中市場で北海道産とよまさりを2kg、近くのスーパーで生糀2.4kgを購入してきました(下写真)。・・・2/21日
塩は昨年まではシチリア島ドロゲリア岩塩だったけれど、今年は原木生ハムでも使っているシチリア島トラパニの海塩(下写真)。
岩塩から海塩には変わったけれど、イタリア贔屓の我が家はやっぱりイタリアの塩です(笑)。
塩分濃度9%の味噌にするには
大豆(とよまさり) | 2kg | |
生糀 | 2.4kg | |
塩 | 732g | |
種味噌(昨年味噌) | 100g | |
大豆茹で汁 | 少々 | |
※出来上がり味噌重量8.1kg |
塩重量の計算方法は一昨年の記事に書いています(この記事)
この塩量のうち100g程を塩蓋用に取り置き、残りの塩632gを生糀と良く混ぜて、塩きり糀にしておきます(下写真)。
大豆は軽く洗って、一晩水に漬けておきます(下写真)。
さて翌日。
一晩水に漬けた大豆を水を取り替えて、指でつまんで簡単に潰れるくらいまで鍋で煮ます(3時間ほど)。
茹で上げた大豆を湯切り(茹で汁は捨てない)し、少し冷ましてから3重にした大きなPE袋に入れて、袋の上から足踏みで大豆を良く潰します。
良く冷まさないと足裏をやけどするので要注意!(笑)。 結構熱いから靴下を履くのがいいかもね。
袋を3重にする理由は、内側の袋が破れても良いようにです。
踏んで潰した大豆を良く冷まし(冷めてからじゃないと麹菌が熱で死にます)、塩切り糀、少量の種味噌(100g程度)、大豆茹で汁少々を良く混ぜて、耳たぶよりちょっと固めの柔らかさにします。
固さの調整は加える大豆茹で汁の量で加減します。
アルコールスプレーで殺菌した漬物容器(15型)の中に1斗用の漬物袋を入れて、袋内もアルコールスプレーで殺菌。
PE手袋を両手にはめ、米糀とあわせた潰し大豆を、丸めては袋の中に叩きつけて手でならし、又丸めて叩きつけては手でならし、間に空気が入らないように、しっかり詰めていき、全部詰めたら、上を平らにならします(下写真)。
均した表面にアルコールスプレーし、塩蓋用に取っておいた100gの塩をカビ防止のため表面に振ります。
袋との隙間にカビが生えやすいので、袋との境に多めに振るのが良いかも(下写真)。
出来るだけ空気が入らないように大豆表面をラップで覆い、ラップ表面、袋内をアルコールスプレーで除菌した後、袋内の空気を出来るだけ追い出して、袋を輪ゴムで止める(下写真)。
内蓋をし、いつものようにダンベルプレートを3枚(3kg)乗せて(下写真)蓋を被せ、今年の味噌仕込みも終了。
後は忘れていれば8月頃には美味しいお味噌になっている・・・筈♪
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