岐阜旅行
行くことになっていた名古屋での原木生ハムの仕込み会に合わせて、その前日にmiyakoさんに案内して頂いて岐阜でナメコ狩りをしようと計画していたのですが、寒波到来でナメコがある辺りは入山不可となり、ナメコ狩りから観光に切り替ったのです。
12/6日の朝、名古屋では青空が見えていたのに岐阜羽島駅に向かう途中から雪がちらつき始めました。
岐阜羽島駅に着いたら改札で、Miyakoさんと前日から岐阜入りしているFujikaさんが迎えにきてくださってました。
程なくonoさんご夫妻も到着。
みんなで有名な岐阜のモーニングサービスで朝食をとった後、なんとMiyakoさんのご実家に案内して頂いたのです。
まずは以前にも送って頂いた大型のギンナン「藤九郎」のイチョウの木とご対面です(下写真)。
Miyakoさんのご実家は柑橘類の宝庫で、一体何種類あるのでしょう!
これはビッグレモン(ポンテローザレモン)の木(下写真)。
どれくらい大きいレモンかと言えば、
ほら!!(下写真)
これは何だったけか?(笑)(下写真)
こちらは以前頂いた(この記事)希少なマイヤーレモンの木(下写真)
あんまり種類が沢山あったので何があったやら覚えられなくて(笑)。
キンカン、ミカンはあったし・・・はるみもあったような??
原木シイタケのホダ木も沢山あって、シイタケ採りもさせて頂きました(下写真)
ちょっと離れた場所にも柑橘類を沢山育てていて、これは獅子柚子の木(下写真)。
こんな大きい柚子が沢山なっていました(下写真)。
他の柑橘もこんな具合だもの(下写真)。
柑橘類

次はMiyakoさんの車で明治村へ観光です(下写真)。
明治村は広大で見ごたえ抜群。
でも明治村へ着いた頃から生憎の雪がだんだん強くなり、廻ったのは半分くらい(5丁目、4丁目)で切り上げ、車で今度は関市方面へ。
途中でお昼を食べて、関市の刃物会館を見学。
その後は、日本唯一のパルマハム職人の称号を持つという多田さんという方がやっているボン・ダボン(BON DABON)という工房に向かいました。
途中に寄った道の駅で不思議なものを発見。
マイタケと書いてあるけれど、どうみてもマイタケには見えない。
暫く見ていてやっと気づきました。
そうかっ!これはマイタケの幼菌だ!(下写真)
この店で、冷凍だけれど猪のハツ(心臓)があったので即購入(笑)。
ボン・ダボンに着いたころは、道路も雪がすっかり積もって、周囲はすっかり雪景色。
15~18ヶ月熟成の銀ラベルのものと、18~24ヶ月熟成の金ラベルのもの両方を味見させて頂きました(下写真)。
イースト臭に似たフレイバーもまさにパルマのプロシュットそのまま。
素晴らしいものでした。
帰りはすっかり暗くなって、雪も凄く、途中で動けなくなった車があったり、押してる車があったり。
手伝ってあげたかったけれど、途中で止めたら、こちらの車も再度動けるかどうか怪しげでした(笑)。
一旦宿泊するホテルに送って頂き、チェックイン。
夜はMiyakoさんのご主人に時々利用するという高級料亭で素晴らしい和牛をご馳走になりました(下写真)。
次の日の午前中は名古屋在住のYさんのキッチンスタジアムを工房にして、原木生ハム仕込み会in名古屋です。
Miyakoさんのご主人にホテルまで迎えに来ていただいて、原木生ハム仕込み会の会場まで出発。
Miyakoさんのご主人も原木2本を仕込みます。
Miyakoさん、Fujikaさん、onoさんご夫妻、我が家内は昨日に引き続き、岐阜観光へと別行動。
原木生ハムの塩漬けが終わってからみんなで、岐阜県山県市のとあるジビエ料理の店へ向かいました。
この店で岐阜観光組のMiyakoさん、Fujikaさん、onoさんご夫婦、我が家内も合流し、貸切での食事会。
まずはこの後出てくる料理の素晴らしさを想像させる素敵な前菜。
鴨の燻製、猪の燻製、揚げアジメドジョウ(味女泥鰌)、ムカゴの田楽風等々(下写真)
この日のためにシェフが用意してくれた猪の後ろ足1本の燻製(下写真)。
ナイフで薄くスライスしながら頂きましたが、切った写真を撮り忘れたのが残念!
塩味も温燻での火の通し具合も抜群で素晴らしい味でした。
紫キャベツのポタージュスープ(下写真)。
店の中にはまだ捌いていない野生の鴨(マガモ雌雄、ハシビロカモ、オナガガモ)が置いてありました(下写真)。
銃獲りではなく網獲りのもので、窒息鴨にしたそうです。
内臓をつけたまま熟成させていますね。
この鴨ではありませんが、既に羽を除去した同じく窒息鴨を料理で出して頂きました。
その窒息鴨のロースト。 これが実に絶品だったのです。
窒息鴨の肉に血が回った味を生かすように低温調理でジャストに火を通してあって、断面から少し血が滲む仕上がり。
味付けはどちらも粗引きの塩と胡椒のみ(下写真)。
昔からそう思っているけれど、鴨の味と血の鉄っぽい味の相性はほんとに抜群です。
燻製は雉だけれど、焼きはやっぱり窒息鴨だなぁ・・・っと再認識させられました。
同じ窒息鴨のレバーとハツのロースト。
味付けは同じく粗引きの塩と胡椒のみ(下写真)。
羽根付きで置いてあった窒息鴨のうち、マガモの雌雄を羽根付きのままわらびさんが購入して持ち帰り。
後日 原木生ハム仕込み会in東京&忘年会の折に、その鴨を私が調理させて頂いたのですが、同じように低温調理のローストにしたらやはり素晴らしい味。
こんな鴨を食べていたら、普通の鴨が食べられなくなりますね。(^^;ゞ
アカヤマドリ(イグチ系のキノコ)の握り寿司(下写真)
アカヤマドリは自分で採取して何度か食べているけれど、元々そう好きではないキノコです。
こういう食べ方は初めてで、生ウニの握りに似たトロリとした食感と味。
アカヤマドリの調理方法としては想像もしていない意外な調理法だったけれど、やっぱりちょっと苦手な味かな。(^^;ゞ
他に、栗に十字の切り込みを入れて外側の皮ごと素揚げしたものや、スライス干し柿を天ぷらにしたものなど、シェフの工夫溢れた料理が色々あったのだけれど、どれも写真を撮り忘れ。(^^;ゞ
もともと料理写真を撮ることにはあまり熱心じゃないので、食べ始めたら食べる方に専念。
そして鍋(下写真)。
この鍋には塩漬け瓶詰めで保存していた色々な野のキノコも入っています。
この鍋に色々な肉をシャブシャブっとして頂きました。
まずはアナグマの肉(下写真)
狸は美味しくないけれど、ハクビシンは美味しいと、そしてアナグマは脂の融点が低く、さらに美味しいという噂だったので、常々食べてみたいと思っていた肉です。
食べてみたら・・・十分美味しいのだけれど、噂が凄かったから、噂ほどではないかな(笑)。
アナグマの脂は、融点の低い熊の脂よりさらに融点が低いと聞いていましたが、食べた限りでは熊の脂より融点が高いと感じました。
でも念願の肉を食べられて幸せ♪ ・・・次はハクビシンだな。(^^)
こちらの肉はルーサー(下写真)。
え!ルーサーって何かって?・・・内緒だよ!(笑)
初めて食べました。 見ての通り脂は無いのですが、旨みのある肉でかなり美味しかったのです。
熊の肉も食べたのだけれど、写真を撮り忘れたので、代わりに熊の掌の写真を。
なおこれは食べていません(笑)。
庭に猪の花子ちゃんがいました。
良く馴れていて、哺乳瓶からミルクを飲んでいましたね(下写真)。
ここまでなついたらもう食べられないなぁ(笑)。
いやぁ~いい店でした。
素材も期待以上でビックリだけれど、どの料理も火の通し方が抜群で、シェフの腕前の程が判ります。
これからは何度も来ることになる・・かな♪
それにしてもMiyakoさんご夫婦に大変お世話になりました。
大変楽しい旅になりました。改めてお礼申し上げます。m(_ _)m
下のランキングに参加しています。記事がまあまあ良かったから応援しようという方、それ程でもないが今日は気分がいいから応援しようという方、俺ゃー心が広いから応援ばしちゃるという方、是非クリックして応援お願い致します。m(_"_)m |