意外なものでお茶漬け!これが美味いの何のって♪
お茶漬けの具は色々あるけれど、ヘシコのように長期塩蔵(糠を使うけれど塩蔵には違いない)で熟成旨みの増した食品のお茶漬けはたまらない♪
我が家でもヘシコだけじゃなく、長期熟成ダブ漬けなど時々食べています(この記事など)。
お茶漬けといっても、我が家は大抵の場合、お茶ではなく熱湯をそのまま注ぐいわゆる「ぶぶ漬け」ですが、これら素材の持っている塩分と旨みで、熱湯だけで、え~っ!と思うくらい美味しくなるのです。
考えてみたら、我が家にはヘシコや長期熟成ダブ漬けだけじゃなく、長期塩蔵している自家製食材はまだまだありました。
洋の食材だけれど、これをお茶漬けで食べてみないって手はないでしょう(笑)。
自家製バカラオを漬けています(カテゴリ「自家製バカラオ」)。
これは最初に仕込んだ自家製バカラオの最後の残りですから、この日で1年と1ヶ月塩蔵熟成しています。 これを両面を焼いてスライスし(下写真)、
ご飯に乗せ、胡麻を散らし、グラグラ沸騰している熱湯をバカラオに直接かける様に注ぐ(下写真)。
バカラオというとスペイン(バカラオ)やイタリア(バッカラ)、ポルトガル(バカリャウ)で食べられる食材ですから、ついついそちらの料理にしてしまうけれど、案の定、お茶漬けでもいけますナ(笑)。
次は自家製の長期熟成アンチョビ(カテゴリ「自家製アンチョビ・魚醤」)。
でも市販のオイル漬けしたアンチョビではこの味は出ないかもしれません。
このアンチョビは一旦フィレにしたシコイワシをその内臓と一緒に塩漬けし、常温で夏を越させ、輸入アンチョビのようにスプーンの腹でちょっと潰すだけですぐペーストになる程発酵熟成させた後、塩抜きやオイル漬けをせず、その塩漬けのまま冷蔵庫の温度が低い場所でゆっくり長期熟成させているもの。
夏を常温で越させもう十分に発酵熟成させたアンチョビは、そのまま常温で置けば発酵が進み過ぎ崩れてしまいますから、殆ど発酵が進まない低温で良い状態を保ちます。
このお茶漬けに使ったものは2011年1月16日に仕込んだものですから、もう4年と4ヶ月経った長期熟成物。
ちょっと齧ってみたら当然塩辛いけれど、口じゅうに広がる旨みはビックリするほど。
こんな旨い物をパスタだけに使うのは勿体無い。お茶漬けでも食べてみることにしたのです。
ご飯の上にこのアンチョビを1枚だけ乗せて(下写真)、
いつものように白胡麻を散らして、グラグラの熱湯をちょっと多めにかける(下写真)。
十分に発酵熟成しているアンチョビなので、箸でちょっとつんつん解してやるだけで、殆ど形が無くなります(下写真)。
このお湯を啜ってみると、多めの湯で薄まって丁度良い塩味と、たった小さなフィレ1枚のアンチョビからどうしてこれだけ旨みが出るのだろうと不思議なくらいの旨みの量。
出汁をかけるお茶漬けもあるけれど、熱湯だけで十分、いや十二分!!
何だかパスタで使うのが勿体無いなぁ(笑)
嵌りに嵌って、この日から1週間は夫婦揃ってずっとこのアンチョビお茶漬けを食べていました(爆)
お茶漬けはアンチョビ最強かも♪
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