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続40・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識が無いので、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



10/12日(月)
10日~12日とオフ会で白樺湖に来ています(この記事)。
この日は帰る最終日。
今回はキノコ狩りを全くしていないので、この日の朝にいつもキノコ狩りをする山ではなく、霧が峰の方に行ってみました。
初めての場所なので採集というより、様子見での散策。
行ってみたら相当いい雰囲気なのだけれど、今年はキノコの発生が早かったため終わりも早く、あまりキノコも見つからない状態。
シモフリシメジ(食菌)を1個見つけたけれど、写真は撮り忘れ。(^^;ゞ

やっと見つけた食べごろのヌメリスギタケモドキ(食菌)(下写真)


この後もヌメリスギタケモドキは随分見つかったのだけれど、どれももうババ気味で採取はあきらめました。

チャナメツムタケ(食菌)が少し群生していました(下写真)。



これはハナガサタケ(可食)。(下写真)



同行したAさんが見つけたのはチヂレタケ(不食)?(下写真)
この方はいつも小さなキノコに惹かれるのです(笑)



山葡萄の木があって、随分なっていました。


いや~、いい場所でした。
時期がもうちょっと早ければ、随分お宝キノコが採れたかも♪



10/24日(土)
この日は八王子市で行われた東京きのこ同好会の秋のきのこ観察会に参加。
※観察会は地権者、又は管理人さんに事前に許可を取った場所で行われています。
集まった参加者は30数名?
いつものように会長さんや、担当幹事さんから注意事項等の説明の後、4グループに分かれてキノコの観察開始。



この2つは集合場所周囲で観察開始前に見つかったヒラタケ(食菌)(下写真左)とアシボソノボリリュウタケ(不食)(下写真右)



ガンタケ(食注意)(下写真左)とニガクリタケ(猛毒菌)(下写真右)



スギタケ(食注意)(下写真左)とウコンクサハツ(不食)(下写真右)。



ハナビラニカワタケ(食菌)(下写真左)とムジナタケ(可食)?(下写真右)



キチチタケ(食注意)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)



アオイヌシメジ(食菌)(下写真左)と不明菌、この日は良い天気なのだけれど、傘表は見ての通りヌメリがあります(下写真右)。



これも不明菌。ナラタケ(食菌)には似ているのだけれど、土から出ているし、単生だし、ナラタケにしては何だかちょっと違和感あり(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)



ノボリリュウタケ(食菌)(下写真左)と大きなヒラタケ(食菌)(下写真右)



ムラサキシメジ(食菌)(下写真左)とウラベニガサ(食菌)(下写真右)



ヒダにビッシリ卵のようなものが付いたヒラタケがありました(下写真左)。
マクロ撮影してアップで見たら、卵ではなくヒダが変形しています(下写真右)。
これはヒラタケの白こぶ病と呼ばれ、ナミトモナガキノコバエが宿主昆虫として介在するIotonchium ungulatumという菌食性雌線虫による、虫えい(いわゆる虫こぶ)で、この中にこの線虫が生息しているのです。
アップで見る分には左程ではないけれど、実物は何だか気持ちが悪いゾ。(ll゚Д゚)



いつもの様に、各自採取したキノコを持ち寄り鑑定会が行われ、H先生と、I先生から説明がありました(下写真)。
時期が遅いので、集まったキノコの種類はちょっと少なかったかな。


※鑑定後、キノコは全て集められて放射線量測定にかけ、この地のキノコの放射線量データとなります。

いつもの通り、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。
アオイヌシメジ、アシナガヌメリ、アシボソノボリリュウタケ、アラゲキクラゲ、 アラゲコベニチャワンタケ、イタチタケ、ウコンクサハツ、ウラベニガサ、 エノキタケ、エリマキツチグリ、ガンタケ、キチチタケ、キチャハツ、クヌギタケの仲間、 クロノボリリュウタケ、ケショウハツ、コタマゴテングタケ、シロウロコツルタケ、 シロニセトマヤタケ、スギエダタケ、スギタケ、ツチナメコ、ツヤウチワタケ、ナガエノチャワンタケ、 ナラタケ、ニガクリタケ、ネンドタケ、ノウタケ、ハナビラニカワタケ、ヒイロタケ、ヒナアンズタケ、 ヒラタケ、ビョウタケ、フクロツチガキ、ホウロクタケ、ミヤマタマゴタケ、ムジナタケ、ムラサキシメジ

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Comments 4

There are no comments yet.
akkyan

ニガクリタケ・・・検索してみたらものすごい怖いヤツだった。/(゚o゚)ゝ
なんでこんなに恐ろしいモノがあるのに食べてみようとしたんだろう。f(^^;)

やっぱ最初に口にした人が安全で美味しかったんでしょうねえ。
最初に外れ引いてたらキノコは食べ物にならなかったかも。。。(笑)

akicici

>山葡萄の木があって、随分なっていました

頂いてお持ち帰り、山葡萄酒にはなさらなかったのでしょうか(^_^;)

>大きなヒラタケ

ヒラタケ、こんなに大きくなるんですか、驚きです。

>ヒラタケの白こぶ病

見たことないですけど、でも博学でいらっしゃいますわねぇ。
虫こぶ病のキノコを食べたらどうなるのでしょうか?
加熱して居ればタンパク質摂取で済むみたいですが、生食はもちろんしませんから大丈夫?

それよりも、どなたか毒キノコを食べられる、といいますか、毒キノコの毒を消す万能のレシピを開発してくださらないかしらと思います。

毒キノコにあたったってことは美味しいから食べちゃったってことなのではないかしら?
それで中毒したのでしょ?

シャクアミガサタケなんて猛毒ってことですけど、茹でこぼして食べられるってことは美味しいから、そこまでしてでも食べたいから工夫したのでしょう?

シャクアミガサタケの茹でこぼしだとかで毒消できるんだったら、ベニテングタケの糠漬け1年で毒消しなんてできないのかなと。
だって、猛毒フグの卵巣が糠漬けで毒消できるんですから。
だれか~、毒キノコの万能毒消しレシピを開発してくださいませ~(^_^;)
それがあったら、食?毒?なんて気にしなくて済みますからね(๑❛ᴗ❛๑)♡
全部食べられますから。

duckbill

Re: タイトルなし

> akkyanさん
結構恐ろしいキノコなのに相変わらず食中毒が絶えないのは、ほぼ1年中何処にでも出るキノコなので出会う機会が圧倒的に多いからなのでしょう。
名前の通り恐ろしく苦いので、食べたら直ぐ判りそうなものですが、実は加熱すると苦味が無くなるため、それも間違えて食べてしまう原因なのでしょう。

どんな味かどうかは、試せないもの(笑)
きっと普通のキノコの味かも。

  • 2015/11/08 (Sun) 00:03
  • REPLY
duckbill

Re: タイトルなし

> あきちゃん
勿論お持ち帰り後、別のメンバーに渡りました。
山葡萄酒にしてから持ってくることになってます(笑)

ヒラタケでかいでしょう。
一緒に回った連中が全員ビックリでした。

>>ヒラタケの白こぶ病
>見たことないですけど、でも博学でいらっしゃいますわねぇ。
いやいや、この時に初めて見て、線虫だって教えて頂いたのです(笑)。
フシダニが作る虫えいみたいなものかと思って調べてみたら、案の定中えいでした。
気持ち悪さを除外すれば、加熱して食べる分には単に蛋白質が増えるだけかも。
意外に食感が良いとかだったりして(笑)

毒キノコの毒は色々種類によって違うから万能は・・・どうかなぁ。
水溶性の毒の場合で、毒性も弱ければ、何度も水にさらしたり茹でこぼしたりして毒抜きする例がありますね(ウスタケなど)。
シャグマなどはこのタイプ。
ベニテングは塩漬けして毒抜きをする地方(長野)があります。
ドクツルタケの毒はとかはもうどうしようもない気がします。

  • 2015/11/08 (Sun) 01:18
  • REPLY