カレー色々0430
冷凍庫を整理していて、猪肉が出てきました。
何時でも食べれるようにといくつかのブロックを冷凍しているけれど、中で一番古いものを冷凍焼けしない前にと、食べることにしました。
もう鍋の季節ではないし、ここはカレーかな♪
我が家は猪への供養の意味を込めて、猪の好物サツマイモとカレーにすることにしています。
[ 猪とサツマイモと大根のカレー ]
- 鍋にオリーブオイル、ブラウンマスタードシード小さじ1、クローブホール3粒程を入れ加熱し、ブラウンマスタードシードの周りに小さな泡が立ち始めたら、クミンシード1つまみを加える。
- クミンシードがパチパチはぜ始めたら、微塵切り玉ねぎ、微塵切りニンニク、刻んだ唐辛子(この日は自家産島唐辛子)を好きなだけ入れ、玉ねぎが茶色になるまで炒める。
- 皮を湯剥きし刻んだトマト(サンマルツァーノ)、猪肉、ガラムマサラを除いたパウダースパイスを入れて、少し炒める。
使ったパウダースパイスとその比率は(カレー6人分位の量で1が小さじ1/2程度)、
コリアンダー 4 カルダモン 1 シナモン 1 カイエンペッパー 1 クローブ 0.5 ガラムマサラ 1 後で入れる
- 鍋にイチョウに切った大根、乱切りにしたサツマイモ、生姜微塵切り、月桂樹の葉2、3枚、ローズマリー生葉1枝、残して置いたガラムマサラ、ココナッツミルク、ブロード(冷凍ストックしている親丸鳥で取ったチキンブロードを使用)を加え20分程煮る。
- 砂糖を少々、塩、胡椒で味をととのえ、ドライカスリメティ、ドライミントを手で揉み入れ完成(下写真)。
わらびさんにアナグマの肉を頂いたのです(この記事)。
アナグマの肉なんて、殆どの方は食べたことが無い筈だけれど、実は大変に美味しい肉なのです。
その特徴は、脂がとても多いことと、その脂の融点がとても低く、舌に溶け、とても甘いのです。
結構な量を頂いたのですが、一旦冷凍保存していたものの解凍品なので、再度の冷凍は止めて消費し切ることにしたのです。
うどんで食べて、鍋で食べて、味噌煮込みで食べて、残った最後のアナグマ肉。
次はいつ食べられるか判りませんから、やはりカレーでも食べて置かないと悔いが残る。
・・・と言うことで、人生初のアナグマカレーを北インド風で作ってみたのです。
スパイスの方は久しぶりで手抜きのS&Bの赤缶のカレーパウダーを使用。
カレーパウダーは手抜きでも、ホールスパイスをしっかり併用すれば、十分スパイシーな北インド風カレーに仕上がります。
[ アナグマと大根のカレー ]
- アナグマ肉は塊のままグラグラの熱湯に入れて30秒位で茹でこぼし、水で表面をさっと洗った後、一口大に切り、生乳ヨーグルト、SB赤缶カレーパウダー、微塵切り生姜、カイエンペッパーパウダー、クローブパウダーを少々を加えて良く混ぜ、1時間ほど冷蔵庫で味を滲みさせる。
- 鍋にオリーブオイル、クローブホール3粒程を入れ加熱し、クローブホールの周りに小さな泡が立ち始めたら、クミンシード1つまみを加える。
- クミンシードがパチパチはぜ始めたら、微塵切り玉ねぎ、微塵切りニンニク、刻んだ唐辛子(この日は自家産島唐辛子)を好きなだけ入れ、玉ねぎが茶色になるまで炒める。
- 鍋に皮を湯剥きし刻んだトマト(サンマルツァーノ)を加え、形が無くなるまで炒める。
- 鍋にアナグマ肉を漬け液ごと加え、イチョウに切った大根、月桂樹の葉2、3枚、ローズマリー生葉1枝、ブロード(冷凍ストックしている親丸鳥で取ったチキンブロードを使用)を加え20分程煮た後、砂糖を少々、塩、胡椒で味をととのえ完成(下写真)。
楽子さんにモルジブのカレーパウダーを頂いたのです(この記事)。
カレー好きな私としては、この初物のカレーパウダーを使いたくてうずうず(笑)。
モルジブには確かモルジブフィッシュと呼ばれる鰹節のようなものがあった筈。
でもそれは具というよりは旨みを出すものなのでしょう。
検索で調べてみてもモルジブのフィッシュカレーとしては殆ど出てきません。
具の魚種としては鰹やツナが使われるらしいということと、水は使わないで作るといった記述がありました。
スリランカに近いのでそちらのフィッシュカレーのようなら、タマリンドを使う酸味のあるカレーに違いない。
とすれば、こんなカレーかなぁ・・・っと想像をたくましくして作ってみました。
[ モルジブ風フィッシュカレー ]
- マグロの筋身や皮ぎしは骨ごとゴロゴロに切ってモルジブのフィッシュカレーパウダーを塗しておく。
- 鍋にオリーブオイル、軽く潰したクローブホール4粒程、軽く潰したグリーンカルダモンホール2個、砕いたシナモン片、ブラウンマスタードホール一つまみを入れ加熱し、ブラウンマスタードの周りに小さな泡が立ち始めたら、カレーリーフ生葉、玉葱微塵切り、ニンニク微塵切り、刻んだ唐辛子(この日は自家産ハラペーニョ)を好きなだけ入れ、玉ねぎが狐色になるまで炒める。
- フィッシュカレーパウダーを塗したマグロを加え軽く炒め、マッシュした缶詰のホールトマト、ココナツミルク、お湯でゆるくしたタマリンドペースト、生姜微塵切り、モルジブフィッシュ代わりの鰹節、月桂樹葉、牛乳を加え20分程煮る。
- 若干の砂糖を入れ、塩味を魚醤で取って完成
鰹節と魚醤、そして具のマグロからしっかり旨みが出て、美味しいカレーでした。
モルジブのフィッシュカレーパウダー自体は、それ程スパイシーではなく、結構おとなしめの調合となっているようです。
後で、日本米でも食べてみたら、さすが鰹節が入ったカレーだったからか、バスマティライスを使ったターメリックライスよりも、通常の日本米の方が合うようです(笑)。
↑で作ったモルジブ風フィッシュカレー。
美味しいのだけれど、食べながら、「あ~、こう変えたらもっと自分好みかなぁ」と思ったところが色々あったのです。
そこで、さらに自分好みに変えて、再度作ってみることにしました。
変更点は、クミンホールを加えること、トマトを入れないこと、牛乳は入れないこと、もっと汁だくのサラサラに作ること、魚をもっと脂の乗ったメカジキ(といってもメカジキの身は贅沢なので、血合いを少し含んだ安い部分です)に変えること。
[ モルジブ風フィッシュカレーⅡ ]
- メカジキは一口大に切って、少し塩を振り、モルジブのフィッシュカレーパウダーを塗しておく。
- 鍋にオリーブオイル、軽く潰したクローブホール4粒程、軽く潰したグリーンカルダモンホール2個、砕いたシナモン片、ブラウンマスタードホール一つまみを入れ加熱し、ブラウンマスタードの周りに小さな泡が立ち始めたら、クミンホール一つまみを加える。
- クミンホールがパチパチはぜ始めたら、カレーリーフ生葉、玉葱微塵切り、ニンニク微塵切り、刻んだ唐辛子(この日は自家産島唐辛子)を好きなだけ入れ、玉ねぎが狐色になるまで炒める。
- フィッシュカレーパウダーを塗したメカジキを加え軽く炒め、ブロード・デ・ペッシュ(魚介のスープストック、なければ水で可)、ココナツミルク、お湯でゆるくしたタマリンドペースト、下し生姜、モルジブフィッシュ代わりの鰹節、月桂樹葉を加え15分程煮る。
- 黒胡椒を振り、塩味を魚醤で取って完成。
想定通り、好みのど真ん中に仕上がりました。ちょっとやみつきになりそうな味です♪♪
バスマティライスを使ったクミンライスにしたのだけれど、今度はバッチリ合っています。
鰹節の所為ではなかったのかな(笑)。
魚をメカジキに変えたのも大成功。ツナのようにパサつきません。(^^)v
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