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2016’10.19・Wed

続46・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



10/9日
お友達の白樺湖山荘に来ています。
朝一番で山荘近くのスポットを散歩したら、あちこちにオニナラタケ(食菌)が出ています。
ものの10分位で籠に一杯採れました(下写真)。
タマバリタケ科ナラタケ属オニナラタケ
学名Armillaria solidipes Peck (1900)(アルミラリア・ソリディペス)
種小名solidipesは「固い柄の」「堅牢な柄の」の意味?それとも「中実な柄の」意味でしょうか。
もとはキシメジ科(Tricholomataceae トリコロマタケアエ)に属していたのですが、2006年にキシメジ科からタマバリタケ科(Physalacriaceae フィサラクリアケアエ)が正式に分離決定され、そちらに変更になりました。

IMG1610244.jpg
※この写真はお友達が撮影した写真を使用させて頂いています。

ところで、世界最大の生物はこのオニナラタケなのだそうです。
あちこちポコポコ顔を出すキノコの実体は地下を這う菌糸。
それが延びてあちこちに子実体(キノコ)を出す。
なので同じ菌糸に繋がっているキノコ、こちらとそちらのキノコは別のものではなく、同じDNAを持った体の一部となる。
アメリカのオレゴン州で見つかったオニナラタケの同じ菌糸の蔓延の大きさは東京ドーム684個分、推定重量600トンなのだそうですナ。
これでは動物も植物も勝てない!菌類凄いゾ!(◎ー◎;)ビックリ

朝食後、お友達数人で、少し離れたスポット2か所に車でキノコ狩りに。

最初のスポットで早速見つけたキシメジ科キシメジ属ミネシメジ(食注意)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
学名:Tricholoma saponaceum (Fr.) Kummer(トリコローマ・サポナケウム)
種小名のsaponaceumはラテン語で「石鹸質の」の意味。
石鹸臭に似ている香りがすると言われており、種小名はそこから来ていると思われます。
味は苦みが強く、私には不味いので採取はパス。

IMG16100900.jpg IMG16100901.jpg


大きなイッポンシメジ科イッポンシメジ属ウラベニホテイシメジ(食菌)が1本だけ採れました(下写真)。
学名:Entoloma sarcopum Nagasawa & Hongo. (1999)(エントローマ・サルコプム)
毒菌クサウラベニタケと似ているため、このキノコと間違えて食べる食中毒例が多く要注意です。
典型同士はそれ程ソックリではないけれど、クサウラベニタケ似のウラベニホテイシメジとウラベニホテイシメジ似のクサウラベニタケでは、ベテランでも間違えることがあります。

IMG16100902.jpg


モエギタケ科クリタケ属クリタケ(食菌)(下写真)
学名:Hypholoma lateritium (Schaeff.) P. Kumm.(ヒフォローマ・ラテリティウム)
種小名の lateritium はラテン語で「レンガ色の」という意味。
和名の通り栗色ですから、それをレンガ色と表現しているのでしょう。

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フウセンタケ科フウセンタケ属クリフウセンタケ(食菌)が随分採れました(下写真2枚)。
学名:Cortinarius tenuipes (Hongo) Hongo(コルティナリウス・テヌイペス)
種小名のtenuipesは「細い柄のある」や「弱い柄のある」と言った意味になるのだろうけれど、どちらもこのキノコの柄には合致しないよう思えます・・・

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マツバハリタケ科コウタケ属ケロウジ(食不適)(下写真)。
学名:Sarcodon scabrosus (Fr.) Karst.(サルコドン・スカブロスス)
種小名のscabrosusは「ザラザラした」の意味。
新分類でイボタケ科(Thelephoraceae テレホラケアエ)から、マツバハリタケ科(Bankeraceae バンケラケアエ)に変わりました。
勿論、これはパス。

IMG16100906.jpg


カノシタ科カノシタ属カノシタ(食菌)(下写真)
学名:Hydnum repandum L.: Fr.(ヒドヌム・レパンドゥム)
種小名repandumはラテン語で「さざなみの」とか「うねった」とかの意味だけど、傘裏の針模様は確かにさざ波のようにも見えるし、傘自体は凹凸でうねったような形状でもあるし、どちらが種小名の由来なのかな?
傘裏はヒダやスポンジ状ではなく、傘と同色の針状の突起がビッシリ並んだ形状。
この外観、又はザラザラ感から和名のカノシタ(鹿の舌)はついたのでしょう。
日本では鹿の舌だけれど、欧米では羊の足(pied du mouton(ピエ・ド・ムートン)と呼ばれ、フランス料理の美味しい食材です。

IMG16100907.jpg


次のスポットはもう少し高度を上げた所。
針葉樹林帯で苔と倒木、湿った清涼な空気・・・まるで富士山のよう。

フウセンタケ科フウセンタケ属ヌメリササタケ(食菌)(下写真)。
学名:Cortinarius pseudosalor J.Lange(コルティナリウス・プセウドサロール)
種小名のpseudosalorのpseudoは、ラテン語で「偽の」という意味の接頭語。そしてsalorはムラサキアブラシメジモドキ(学名Cortinarius salor)を指すのだろうから、「偽のムラサキアブラシメジモドキ」という意味になるのでしょう。

IMG16100909.jpg


イグチ科ヤマドリタケ属ミヤマイロガワリ(食菌)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
学名:Boletus sensibilis Peck(ボレトゥス・センシビリス)
種小名sensibilisは 「敏感な」とか「萎れやすい」などの意味。

IMG16100910.jpg IMG16100911.jpg


上でも出てきた、タマバリタケ科ナラタケ属オニナラタケ(食菌)(下写真左)
そして、山荘に帰ってから山荘の周りでお友達が採取したサンゴハリタケ(食菌)(下写真右)。
サンゴハリタケ科サンゴハリタケ属サンゴハリタケ
学名:Hericium coralloides (Scop.) Pers.(ヘリキュウム・コラロイデス)
種小名のcoralloidesは「サンゴに似た」の意味。

IMG1610487.jpg IMG1610382.jpg
※この写真は同行したお友達が撮影した写真を使用させて頂いています。


採取してきたキノコを選別。
毒のあるものや食べられないもの、怪しげなものは取り除きます(下写真)。
採取してきたキノコはアイウエオ順に、
アイシメジ、アブラシメジ、アンズタケ、ウラベニホテイシメジ、オオキツネタケ、 オニナラタケ、カノシタ、キシメジ、クリタケ、クリフウセンタケ、コウタケ、 サンゴハリタケ、ショウゲンジ、チャナメツムタケ、ヌメリササタケ、ヌメリスギタケモドキ、 ヌメリイグチ、ハタケシメジ、ハナイグチ、ベニハナイグチ、ミヤマイロガワリ、 ムキタケ、ムラサキアブラシメジモドキ、ヤマイグチ

IMG1610162.jpg
※この写真はお友達が撮影した写真を使用させて頂いています。




10/15日
この日は東京きのこ同好会の東村山市で行われたミニきのこ観察会に参加。
東村山市で行われるのは今回初めてです。
観察会の場所は、もう少し早い時期なら随分色々なキノコが発生していただろうと十分推察できる環境だったのだけれど、残念ながら秋のキノコももう殆ど姿を消した時期。
それでも皆で探すと、そこそこは集まるものです。

アセタケの仲間(下写真)。

IMG16101504_1.jpg


テングタケ科テングタケ属シロウロコツルタケ(猛毒菌)(下写真)。
学名:Amanita clarisquamosa (S. Imai) S. Imai(アマニタ・クラリスクアモーサ)
種小名のclarisquamosaはラテン語では、clari(明るい)+squamosa(鱗縁のある)の意味。
以前はテングタケ科テングタケ属フクロツルタケ(Amanita volvata (Peck) Lloyd(アマニタ・ウォルウァータ))とされていました。
「日本のきのこ増補改訂新版」にシロウロコツルタケ(フクロツルタケ)と紛らわしい記載をされたため、フクロツルタケがシロウロコツルタケに改名されたとの誤解が広まりました。
実際はフクロツルタケとされていたキノコにフクロツルタケを含んで、複数の種類が混同されていたことが明らかになり、シロウロコツルタケはそのうちの一つということなのだそうです。
なおフクロツルタケは傷つけたところが赤みを帯びるけれど、シロウロコツルタケは変化しません。

IMG16101505.jpg


テングタケ科テングタケ属ミヤマタマゴタケ(食毒不明)(下写真)
学名:Amanita imazekii T. Oda, C. Tanaka & Tsuda(アマニタ・イマゼキ)
種小名のimazekiiは今関六也氏への献名。
他のタマゴタケと名の付くキノコ同様に、条線を持ちます。

IMG16101506.jpg


前述したイッポンシメジ科イッポンシメジ属ウラベニホテイシメジ(食菌)(下写真)

IMG16101507.jpg


集まったキノコをブルーシートに広げて、鑑定会(下写真)。
鑑定したキノコに対して、I先生、M先生から説明がありました。

IMG16101508.jpg


いつものように、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。

アオゾメタケ、アセタケ属の仲間、ウチワタケ、ウラベニガサ、ウラベニホテイシメジ、オオキヌハダトマヤタケ、オオツルタケ、カイガラタケ、カワラタケ、カワリハツ、 キアシグロタケ、キチチタケ、クサウラベニタケ、クロハツ、サマツモドキ、 シロウロコツルタケ、シロオニタケ、センボンイチメガサ、タマシロオニタケ、 チャカイガラタケ、ツエタケの仲間、ツヤウチワタケ、ツルタケの一種、 テングツルタケ、ドングリキンカクキン、ニガクリタケ、ニシキタケ、 ニセショウロ属の一種、ネンドタケ、ノウタケ、ハラタケ属、ヒメツチグリ属、 ベニタケ属、ホウロクタケ、ホオベニシロアシイグチ、 ホコリタケ、マンネンタケ、ミヤマタマゴタケ、ヤブレベニタケ

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Categorieきのこ・山菜  トラックバック(0) コメント(4) TOP

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今回も微妙な正解率だったですけど、
猛毒のヤツをちゃんと避けただけでも合格点としよう。(笑)

んでもまあミヤマイロガワリの方が危なそうだと
思ってたんですけどね。。。f(^^;)
ま、君子危うきに近寄らずって事で・・・。m(__)m

akkyan:2016/10/19(水) 09:18 | URL | [編集]

私もこの前、森の中でキノコを発見!
でも、ちょっと食べるのは、怖いです!!

ポチ、っと!

kasugai90:2016/10/19(水) 23:22 | URL | [編集]

> akkyanさん

> んでもまあミヤマイロガワリの方が危なそうだと
> 思ってたんですけどね。。。f(^^;)
赤いやつって如何にも毒みたいだけど、意外に食べられるのが多かったりします。
そして猛毒菌は大抵白いやつです。
考えてみたらこんな危険な食べ物をわざわざ食べなくても他にいくらでも美味しいものがあるのに~って自分でも思います(笑)。

duckbill:2016/10/20(木) 01:26 | URL | [編集]

> kasugai90さん
怖いですよね~!
誰か詳しい人に鑑定して貰って食べるのは怖くないけれど、初めて自分の鑑定だけで食べた時は凄く怖かったのです。
今でも初めて食べる種類は食菌と判っていても、必ず段階を踏んで食べます。
ポチ、ありがとうございました。

duckbill:2016/10/20(木) 01:28 | URL | [編集]

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