生ハム用に電動スライサーを購入
さすが業務用、重いゾ!でかいゾ!
勿論、業務使用ではなく、趣味使用です(笑)。
元々安いデロンギの電動スライサーは持っていました。
ところがこの安物電動スライサーでは生ハムの薄切りは殆ど不可能で、これでは単に切り落としの製造機。
折角の生ハムが、どんどんぐちゃぐちゃの切り落としに変わっていきますナ。(T-T )
最初はこれがデロンギ電動スライサーの所為とは思わず、「生ハムを薄くスライスするのは難しく、超高価な専用のスライサーでもないと無理なのだろう」と思い込んでいたのです。
Fujikaさんがイタリアで購入してきた電動スライサーを持っていて、生ハムを切ってみたと聞いたのです。
そこで、「なかなかうまくは切れなかったでしょ?」と聞いてみたら、「問題なくスライス出来ましたよ」との事だったのですナ。( ̄◇ ̄;)エ~ッ! そうなの?
購入したものが超高価な生ハム専用のスライサーってこともないだろうし・・・
ここに至って漸く、「単にデロンギの電動スライサーが切れないだけか?」と気づいたのです。
調べてみたら、生ハムを切る回転刃は直刃で、デロンギのは冷凍物用の波刃。
もっともその冷凍物もあまり良く切れませんから、単に刃の種類の所為だけではない。
直刃でそこそこしっかりした電動スライサーなら生ハムも切れるのかもと、商品レビューで「生ハムも綺麗に切れた」と書いてあった業務用の電動スライサーを新規購入したという訳です。
早速切って見なくてはなりません。
ハモネロにセットしている消費中の熟成3年物の自家製原木生ハム、残っていたのはランプ部分だけですが、機械切り可能なようにブロックで切り取りました。
脛部分等に残った骨周りの肉を削り取り、これは手切りでビールのアテか料理に使用します(下写真左側)。
新しくハモネロにセットする熟成2年物の自家製原木生ハムを清掃。
既に水洗い清掃をしている原木なのでカビはもうありませんが、特にパテ付けした面の表面にはその名残りの黒い汚れが付着しています。
それを丁寧に除去清掃していきます(下写真:清掃途中の写真)。
全ての黒ずみ汚れを取り除いた後、さらに念入りに清掃し、表面をパストリーゼ殺菌した後、オリーブオイルをしっかり含侵させます。
どうせスライスする時に周囲は削除するからと、カビの付いたままの原木をハモネロにセットして切っている方がいるけれど、それは論外なのです。
熟成中は酵母菌や良質のカビの力を借りて熟成、香り付けするけれど、ハモネロにセットして消費始めたら、カビ類は一切厳禁。
清潔に保たれなかったら、食わされる方だって堪りません。
さて、その清掃が済んだ2年物原木をハモネロにセットしました(下写真)。
真ん中に大きな黒い傷があるのは、生の後ろ足の購入の時から、傷付けられていて肉面が出ている個所。
黒く見えるのは黒ずみ汚れではなく肉面の色です。
マサの面から手切りで切り始めてみました。
肉面が出るまで、脂層を薄~くスライスし取り置きます。
この薄くスライスした脂は、後で原木の切り出し面の酸化&カビ防止のため、隙間なく張り付けるのに使用します。
出てきた肉面の色も香りも上出来。
この原木もうまく出来ているようです(下写真)。
手切りならこのまま切り進めるのだけれど、今回は購入した電動スライサーで機械切りをしてみるのですから、マサ部分を大きくブロックで切り取り、周囲のパテ部分、酸化した脂肪層を削除して、電動スライサーで早速スライス。
切れ味は抜群、希望していた薄さよりさらに薄く切ることも楽勝です。
肝心の生ハムの方はと言えば、色といい、香りといい、味といい、申し分のない出来上がり。
もう輸入物に対し、全く遜色のないレベルに達していると思います(下写真)。
前の原木もそうだったのですが、マサからの切り始めは、ハモンセラーノと言うよりイタリアのプロシュットそのままの味と香り。
切り進めていくうちに、味も香りも段々ハモンセラーノの方に近づいて行く筈。
お友達にも賞味頂こうと、包装もデザインしてみました(下写真)。
あっ、そうそう。
購入した電動スライサーがあんまり良く切れるものだから気を良くして商品レビューを書いたら、トングを頂きましたナ(下写真)。
何時もなら、商品レビューなどまず書くことはありません(笑)。
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