FC2ブログ
  • « 2018·10
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  •  »
2017’11.16・Thu

続53・野のキノコ

常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、知らないキノコなら後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識不足ですから、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m 
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
このシリーズの前回はこちら



10/7日からわらびさんの白樺湖山荘にお邪魔しています。
山荘に入る前に、蓼科のスポットを3か所程チェックしてみたのですが、残念ながら思ったよりキノコの発生は少ない状態。

クリタケ(食菌)もちょっとだけ(下写真2枚)
モエギタケ科ニガクリタケ属クリタケ(栗茸)
学名:Hypholoma lateritium (Schaeff.) P. Kumm. (1871)(ヒフォロマ・ラテリティウム)
属名Hypholomaは、Hypho-(菌糸の)+loma(縁)の意味。
種小名の lateritium はラテン語で「レンガ色の」という意味。

IMG17100700.jpg IMG17100701.jpg


こちらは私の知っているキシメジ(食注意)とは多少違和感があるのだけれど、個体差、地域差の範囲内?(下写真左:傘表、右:傘裏&柄)
キシメジ科キシメジ属キシメジ(黄占地)
学名:Tricholoma flavovirens (Pers.) S. Lundell (1942)(トリコローマ・フラウォウィレンス)
属名Tricholomaは、 trich-(毛)+ loma(縁)の意味。
種小名flavovirensは「帯黄緑色の」の意味。

IMG17100702.jpg IMG17100703.jpg


ツチスギタケモドキ(毒)はあちこちに発生(下写真左:傘表、右:傘裏&柄)。
モエギタケ科スギタケ属ツチスギタケモドキ(土杉茸擬)
学名は未だありません(Pholiota sp.
属名Pholiotaは「鱗片の」の意味。

IMG17100704.jpg IMG17100705.jpg


収穫はこんなもの(下写真)
シロナメツムタケ(食菌)、チャナメツムタケ(食菌)、ムキタケ(食菌)、クリタケ(食菌)、ベニテングタケ(毒菌)、シロヌメリイグチ(食菌)。

IMG17100706.jpg


山荘に入ったら、大盛さんが産直から沢山の野のキノコを購入してきていたのですが、中にレアなナガエノスギタケ(食菌)もありました(下写真)。
ナガエノスギタケの実物は初めて見ましたし、この時初めて食べましたが、とても美味しいキノコでした♪
ヒメノガステル科ワカフサタケ属ナガエノスギタケ(長柄杉茸)
学名:Hebeloma radicosum (Bull.) Ricken (1911)(ヘベロマ・ラディコスム)
属名Hebelomaは「若い菌の傘縁ベール」を意味する。
種小名radicosumは「根が多い」の意味。

IMG17100707.jpg




白樺湖山荘での翌朝(10/8日)は、わらびさんと霧ケ峰の方のスポットを探索。

運よくシモフリシメジ(食菌)を発見♪(下写真)
このキノコは落ち葉に埋もれているので、見つけにくいのです。
キシメジ科キシメジ属シモフリシメジ(霜降占地)
学名:Tricholoma portentosum (Fr.) Quél. (1873)(トリコロマ・ポルテントスム)
種小名portentosumは「異常に遅い」、「時期遅れの」の意味で、このキノコの遅い発生時期から来ています。

IMG17100800.jpg


クリフウセンタケ(食菌)の大きい群生を見つけました。(@’▽’@)わぁお~♪(下写真2枚)
フウセンタケ科フウセンタケ属クリフウセンタケ(栗風船茸)
学名:Cortinarius tenuipes (Hongo) Hongo(コルティナリウス・テヌイペス)
属名Cortinariusは、「クモの巣膜のある」の意味。
種小名のtenuipesは「細い柄のある」、「弱いい柄のある」と言った意味。

IMG17100801.jpg IMG17100802.jpg


ヌメリスギタケモドキ(食菌)もあちこちに(下写真)
モエギタケ科スギタケ属ヌメリスギタケモドキ(滑杉茸擬)
学名:Pholiota aurivella (Batsch) P. Kumm.(1871)(フォリオタ・アウリウェッラ)
種小名aurivellaは「黄金の羊毛の」の意味。

IMG17100803.jpg


このスポットでは結構な収穫となりました(下写真)。

IMG17100804.jpg


個別的には、
これがヌメリスギタケモドキ(下写真)。

IMG17100805.jpg


そしてクリフウセンタケ(下写真)。

IMG17100806.jpg


そしてシモフリシメジ(下写真)。

IMG17100807.jpg


アイシメジ(食菌)も多少(下写真)。
キシメジ科キシメジ属アイシメジ(間占地)
学名:Tricholoma sejunctum (Sowerby) Quél. (1872)(トリコローマ・セイユンクトゥム)
種小名sejunctumは「別々の、異なる」の意味。

IMG17100808.jpg


ハナイグチ(食菌)はほんの少し(下写真)。
ここに限らず今年はハナイグチは不作です。
ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属ハナイグチ(花猪口)
学名:Suillus grevillei (Klotzsch) Singer (1945)(スイッルス・グレウィッレイ)
属名Suillusはsuelos(豚)に由来。
種小名grevilleiはRobert Kaye Greville氏への献名。

IMG17100809.jpg


カノシタ(食)の菌輪を見つけ、そこそこ採ることができました(下写真)。
フランス料理ではピエ・ド・ムートン(pieds de mouton)と呼ばれる高級食材です。
カノシタ科カノシタ属カノシタ(鹿舌)
学名:Hydnum repandum L.: Fr.(ヒドヌム・レパンドゥム)
属名Hydnumはハリタケの古い菌名hydnaに由来。
種小名repandumは「さざなみの」「うねった」の意味

IMG17100810.jpg


一旦山荘に帰り、午後から蓼科の方のスポットも行ってみましたが、こちらは全く不作でした。
あるのはカベンタケ(食毒不明)ばかり(下写真)。
シロソウメンタケ科ナギナタタケ属カベンタケ(花弁茸)
学名:Clavulinopsis laeticolor (Berk. & M.A. Curtis) R.H. Petersen (1965) (クラウィリノプシス・ラエティコロール)
属名Clavulinopsisは、Clavulina(カレエダタケ属) + opsis(~に似たもの)の意味。
種小名laeticolorは「明るい色の」の意味。

IMG17100811.jpg




さらに翌朝(10/9日)は、白樺湖山荘の周りの広い雑木林でキノコ探索。
クリタケが主なターゲットだったけれど、このスポットではまだ少し時期が早いようで、幼菌(下写真左)が多く、成菌(下写真右)は少ない状況です。

IMG17100902.jpg IMG17100903.jpg


こちらはニガクリタケ(毒菌)(下写真)
モエギタケ科ニガクリタケ属ニガクリタケ(苦栗茸)
学名:Hypholoma fasciculare (Huds.) P. Kumm. (1871)(ヒフォロマ・ファスキクラレ)
種小名fasciculareは「束生の」の意味。

IMG17100904.jpg


この木から出ているキノコはどう見てもモエギタケ(可食)の幼菌(下写真左:横、右:傘裏)
地上生の筈だけれども、山渓の「日本のきのこ」には林内地上に発生と記述されており、地中の木の養分に発生するのであるから、稀には木から発生するケースもあるのでしょう。
モエギタケ科モエギタケ属モエギタケ(萌黄茸)
学名:Stropharia aeruginosa (Curtis) Quél. (1872)(ストロファリア・アエルギノサ)
種小名のaeruginosaはラテン語で「緑青色の」という意味。

IMG17100905.jpg IMG17100906.jpg




10/21日
この日は、八王子市で行われた東京きのこ同好会が主催する「秋のきのこ観察会」に参加。
雨にもかかわらず、30名近くの参加となりました(下写真)。
※観察会は地権者、又は管理人さんに事前に許可を取って行われています。

IMG17102100.jpg


雨の日のキノコは傘表面の質感や色なども様変わりするので、結構同定が難しいのです。
これはノボリリュウタケ(食菌)。(下写真)
ノボリリュウタケ科ノボリリュウタケ属ノボリリュウタケ(昇龍茸)
学名:Helvella crispa (Scop.) Fr. (1822)(ヘルウェッラ・クリスパ)
属名Helvellaは香り高いハーブの古代語。
種小名crispaは「皺のある、縮れた」の意味。

IMG17102101.jpg


これはエゴノキタケ(食不適)でしょうか(下写真)。
タマチョレイタケ科チャミダレアミタケ属エゴノキタケ(野茉莉茸)
学名:Daedaleopsis styracina (Henn. & Shirai) Imazeki (1943) (ダエダレオプシス・スティラキナ)
属名のDaedaleopsisは「迷路状の」の意味で、実際この属のキノコはヒダが迷路状です。
種小名styracinaは「エゴノ木に生える」の意味。

IMG17102103.jpg


キツネノタイマツ(食菌)の成菌(下写真左)とその卵(幼菌、下写真右)。
スッポンタケ科スッポンタケ属キツネノタイマツ(狐松明)
学名:Phallus rugulosus Lloyd (1908)(ファッルス・ルグロスス)
属名Phallusは何と「勃起した陰茎」の意味。
種小名rugulosusは「小さい皺のある」の意味。

IMG17102104.jpg IMG17102105.jpg


ナラタケ(食菌)が群生していました(下写真左右)
タマバリタケ科ナラタケ属ナラタケ (楢茸)
学名:Armillaria mellea (Vahl・Rries) Kurmmer(アルミラリア・メレア)
属名Armillariaは「腕輪(ツバ)のある」の意味。
種小名melleaは [蜂蜜色の]の意味。

IMG17102106.jpg IMG17102107.jpg


アセタケの仲間(Inocybe sp.)(下写真)。

IMG17102108.jpg


ユキラッパタケ(不食)がありました。清楚で綺麗なキノコです(下写真)。
キシメジ科シンゲロキベ属ユキラッパタケ(雪喇叭茸)
学名:Singerocybe alboinfundibuliformis (Seok, Yang S. Kim, K.M. Park, W.G. Kim, K.H. Yoo & I.C. Park) Zhu L. Yang, J. Qin & Har. Takah. (2014)(シンゲロキベ・アルボインフンディブリフォルミス)
属名Singerocybeは菌学者Rolf Singerにちなんで名付けられました。
種小名alboinfundibuliformis はalbo-(白の)+infundibuliformis(漏斗形の)の意味。

IMG17102109.jpg IMG17102110.jpg


こちらはムラサキシメジ(食菌)(下写真)
キシメジ科ムラサキシメジ属ムラサキシメジ(紫占地)
学名:Lepista nuda (Bull.) Cooke(レピスタ・ヌーダ)
属名Lepistaは「浅い聖餐杯かゴブレットのような」の意味。
種小名nudaは「ヌード(裸)の」の意味で、傘表面の特有な滑らかさに由来している。

IMG17102111.jpg


昼食後はいつもの通り同定会。
みんなで集めるものだから、レアなキノコも並びます(下写真)。

IMG17102112.jpg

※鑑定後、キノコは全て集められて放射線量測定にかけ、八王子市の野生キノコの放射線量データとなります。

いつものように、この日見たキノコを確認できる範囲でメモしておきます(アイウエオ順)。
アカハツ、アカヤマタケ、アセタケの仲間、アンズタケ属、イッポンシメジ属、エゴノキタケ、 カノシタ、カヤタケ属、カレバキツネタケ、キチチタケ、キツネノカラカサ、キツネノタイマツ、 キヒダフウセンタケ、クサウラベニタケ、クロハツモドキ、コタマゴテングタケ、サクラタケ、 シロクロハツ、シロハツ、スギタケ、スッポンタケ、スミゾメシメジ、ツルタケ、テングタケ、 トビチャチチタケ、ドクツルタケ、ドクツルタケの仲間、ドングリキンカクキン、ナヨタケ、 ナラタケ、ニガクリタケ、ノウタケ、ノボリリュウタケ、ハナサナギタケ、ハナビラニカワタケ、 ハリガネオチバタケ、ヒイロタケ、ヒナアンズタケ、ヒメワカフサタケ、フウセンタケ属、 フクロツルタケ、フサタケ、ベニタケの仲間、ホウロクタケ、ホコリタケ、マンネンタケ、 ミネシメジ、ムラサキシメジ、モリノカレバタケの仲間、ユキラッパタケ

下のランキングに参加しています。記事がまあまあ良かったから応援しようという方、それ程でもないが今日は気分がいいから応援しようという方、俺ゃー心が広いから応援ばしちゃるという方、是非クリックして応援お願い致します。m(_"_)m
にほんブログ村 料理ブログ 食材(料理)へ にほんブログ村 花ブログ 屋上・ベランダ菜園へ にほんブログ村 花ブログ 水耕栽培へ
料理ブログ 食材  花・園芸ブログ 水耕栽培  花・園芸ブログ 屋上・ベランダ菜園

Categorieきのこ・山菜  トラックバック(0) コメント(4) TOP

Next |  Back
キノコ類は、放射性物質を比較的多く含む。
地域のよっては、食べない方がいいですよね~

>カノシタ(食)の菌輪を見つけ、そこそこ採ることができました
>フランス料理ではピエ・ド・ムートン(pieds de mouton)と呼ばれる高級食材です。

これも、早く食べてみたいですね!

ポチ、っと!

kasugai90:2017/11/16(木) 22:38 | URL | [編集]

> kasugai90さん

そうですね~。
少し線量の高い地域や、線量の高いキノコ種類があるようです。
気になる方は食べない方が良いと思います。
私自身は、そんなに量を食べる訳でもなく、たまにしか食べないのなら、そう気にしなくて良いような気もしています。

ピエ・ド・ムートンは美味しいキノコです。
特にバターと合いますね♪
機会が合ったら試してみてください。
ポチ、ありがとうございます。

duckbill:2017/11/17(金) 08:32 | URL | [編集]

ニガクリタケ属・・・あ、これはやばいヤツに違いない。
クリタケ・・・あれ・・・栗・・・大丈夫かな。。。(・_・?)
見た目はとても美味しそうなんですけど、苦いのかも。。。f(^^;)

ツチスギタケモドキ・・・見るからにこれは食べたくないですね。
湿疹が出来てるし。。。(笑)

ニガクリタケ属ニガクリタケ・・・似てるけどこっちは毒なんですね。f(^^;)
ニガがダブってますもんねえ・・・。(汗)

せめて毒の有る無しで属を分けてくれたら良かったのに・・・。(笑)
あ、仕事しなくては・・・。(激涙)

akkyan:2017/11/17(金) 09:50 | URL | [編集]

> akkyanさん

> ニガクリタケ属・・・あ、これはやばいヤツに違いない。
> クリタケ・・・あれ・・・栗・・・大丈夫かな。。。(・_・?)
> 見た目はとても美味しそうなんですけど、苦いのかも。。。f(^^;)
見た目通り美味しいのです。

> ツチスギタケモドキ・・・見るからにこれは食べたくないですね。
> 湿疹が出来てるし。。。(笑)
そうこれは食べると湿疹が出ます(大嘘)

> ニガクリタケ属ニガクリタケ・・・似てるけどこっちは毒なんですね。f(^^;)
> ニガがダブってますもんねえ・・・。(汗)
死人も出ている結構な強毒菌(これはほんと)

> せめて毒の有る無しで属を分けてくれたら良かったのに・・・。(笑)
地獄の苦しみ血を吐いて死ぬ猛毒ドクツルタケ
沢山見つけると家が建つ超うま科~人には教えんマツタケ
とか?

duckbill:2017/11/18(土) 00:38 | URL | [編集]

Post your Comment











 管理者にだけ表示を許可
この記事のトラックバックURL