キョンの味は?
1974年~1980年に発表された「がきデカ」という漫画に「八丈島のキョン」というギャグがあり、私もこれでキョンなる動物を知った口です。
キョンはシカ科ホエジカ属に分類されるシカの仲間で、大きさは中型犬程度で短い角を持った(雄は)小形の鹿といった外観(http://www.asazoo.jp/animal/img/59-kyon.JPG)。
もともと外来生物だけれど、「八丈島のキョン」と言うくらいだから八丈島にいるのだと思ったら、千葉県勝浦市にあった観光施設「行川アイランド」で飼育されていたキョンが逃げ出して、今は房総半島全域で野生化して個体数も増加の一途、作物被害も大変なのだそうだ。
作物被害が増えるにつれ、勿論有害駆除もされている訳で、当然駆除したキョンの食用としての有効利用も細々ながら行われてきている。
・・・と言う事であり、ジビエ好きの私も、常々食べてみたいものだと思っていました。
これまで食べたという人の話では、美味いと言うのもあれば、不味いと言うのもあり、益々気になる所ですww
当然ながら料理は減算法。
キョンの持っているポテンシャル以上は出せないし、ポテンシャルがあっても、獲れた時期や性別、歳等が適正じゃなければ不味くなる。
又、止め後の処理が悪ければ不味くなるし、流通が悪ければ、調理が下手なら・・と減算される一方。
美味いならそれだけで少なくともキョンは美味いといえる訳だけれども、不味いならそれがキョン自体が不味いのか料理が下手な所為なのか等を見極めなければならないなぁと(要は食べたいってことだけどww)常々思っていました。
それが何と!少し前にやっと食べられる機会に巡り合えたのです♪
これがキョンの頭蓋骨。
想像していたよりずっと小さい(下写真)。
そして出てきた皿を見てビックリ・・・うわぁ~、何処からみても完璧な火入れやん♪
しっかり文句なしの低温調理になっています(下写真)。
もう食べる前から美味しいのが十分判るけれど、取りあえず食べて再確認。
・・・美味いです。
肉に思ったより旨みがあって、肉質が柔らかく、鹿よりずっと美味い、勿論臭みなど一切ない。
文句なしやん♪♪
沢山有害駆除されているのですから、個人的にも調達のルートを開発しなきゃ!!!
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