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続49・賄いパスタ

私が家で(たまには他所で)作る昼食を、私は「賄い」と言っています。
このシリーズ記事は、そんな賄いで作ったものの中のパスタだけを集めた記事です(先回は続48・賄いパスタ)。
賄いですから、冷蔵庫内の残り物や、在庫食材などで作るのがルールです。
いつもの通り、パスタ名には怪しげなイタリア語名も付けていますが、添削大歓迎です(笑)。

※特に記載がなければ、使用しているパスタ量は、乾麺なら乾燥重量、手打ちなら粉重量で、ロングパスタが1人当たり100g、ショートパスタが1人当たり70~80gです。
※全ての写真は、写真上で左クリックすることで、大きなサイズで見ることができます。



先日コストコで買ってきた5kg入りパスタ(スパゲッティΦ1.75mm)(下写真)の味見がてら、この日の賄い昼食はパスタにしたのです。・・・11/12日



パスタそのもののチェックなので、ほぼ具無しのシンプルパスタで、キャベツと旨塩代わりの長期熟成アンチョビと刻んだすきみ鱈を使ったアーリオ・オーリオ。
要は、具らしい具はキャベツだけと言うことです(笑)

[ キャベツとアンチョビ、すきみ鱈のアーリオ・オーリオ ]
Spaghetti all'aglio, olio, cavolo, acciughe e baccalà.
スパゲッティ・アッラーリオ・オーリオ・カーヴォロ・アッチューゲ・エ・バッカラ

  • キャベツは太い葉柄と葉を切り分け、太い葉柄は1cm幅に刻み、葉は4~5cm幅くらいに手で千切る。
    すきみ鱈は小さく解し、さらに小さく刻む。
  • パスタ(この日はΦ1.75mmスパゲッティ)は0.7%の茹で塩で茹でる(すきみ鱈とアンチョビの塩分があるので、茹で塩は通常より少ない)。
  • ソース鍋にEx.V.オリーブオイルを入れて火にかけ、オイルが沸々している状態に長期熟成アンチョビを入れ、ヘラで潰しながら溶かし込むと同時に、魚臭さを飛ばす。
  • 魚臭さが飛んだら、ソース鍋にスライスしたニンニクと刻んだ鷹の爪を加え炒める。
  • ニンニクが色づいて来たら解したすきみ鱈を入れ、パスタの茹で湯(大匙4/一人)を加え(すきみ鱈を少し戻すため)、弱火で熱く保つ
  • パスタの茹で上がり2分前にソース鍋にパスタの茹で湯(大匙4/一人)を加える。
    ここではまだ乳化させない。
  • パスタの茹で上がり1分半前にパスタ鍋にキャベツを投入し一緒に茹でる。
  • 茹で上がったパスタをキャベツごと湯きりしてソース鍋に投入し、強火で加熱しながら数十秒一気にかき混ぜ、乳化させてパスタと絡めると同時に、余分な水分を飛ばす。
  • 器に盛り、香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らし、粗くMixコショウを挽きかけて完成(下写真)




この所、スパゲッティの在庫が無くて、乾麺で作るのはずっとキタッラ(Chitarra)か、スパゲッティーニ(Spaghettini )だったので、スパゲッティはほんとに久しぶり。
因みにどれだけ久しぶりかブログの過去記事を調べてみたら、2019年7/5日に作った(この記事)以来でした。
一応、このDIVELLAのスパゲッティは合格です♪
でもこのパスタ、スパゲッティと言ってもΦ1.75mmですから、スパゲッティーニ(1.6~1.7mm)とスパゲッティ(1.8~1.9mm)の中間的な太さです。
袋にはSpaghettiと記述されているけれど、厳密にはどちらに属すのか良く判りませんww



この日の賄い昼食はパスタで、ペコリーノ・ロマーノを山ほど使うグリーチャ。・・・11/16日

イタリアにトマトが伝えられる以前の、アマトリチャーナの原型で、別名白いアマトリチャーナとも言われます。
勿論、ベーコンやパンチェッタではなく、グアンチャーレを使います。
我が家には自家製グアンチャーレが常備です。
又パスタも、一般的には、ブカティーニ(Bucatini)という中心に穴のあいたロングパスタが使われます。
勿論、我が家の食在庫にブカティーニも在庫しているのですが、この日使ったのはスパゲッティ。
実は、私はブカティーニが余り好きじゃないのですww

[ グリーチャ ]
Spaghetti alla gricia.
スパゲッティ・アッラ・グリーチャ
又は
[ 白いアマトリチャーナ ]
Spaghetti all'amatriciana in bianco.
スパゲッティ・アッラマトリチャーナ・イン・ビアンコ

  • ソース鍋にE.X.オリーブオイル、粗くカットしたグアンチャーレを入れて、弱火でじっくりとグアンチャーレの脂を溶かす。
  • 脂が十分溶け出したら、微塵に切った玉葱(中半分/2人分くらい)を加えて炒める。
  • パスタ(この日はΦ1.75mmスパゲッティ)は1%の茹で塩で茹でる。
  • パスタの茹で上がり2分前にソース鍋に白ワイン(大匙2/1人当たり)、パスタの茹で湯(大匙6/1人当たり)を加える。
  • 茹で上がったパスタを湯切りし、ソース鍋に加え、加熱しながら、数十秒、一気にかき混ぜて乳化させてパスタと絡める。
  • 火を止め、下したペコリーノ・ロマーノをタップリと加えてパスタと和え、塩胡椒で味を調える。
  • 皿に盛り、さらに下したペコリーノ・ロマーノをかけ、香り葉(この日はスイートバジル)を散らし、黑胡椒を粗く挽きかけ、特に香りの良いEx.V.オリーブオイルをタラりとかけて完成(下写真)。




このスパゲッティはコストコで買ったばかりなので、茹で時間を多少前後に振って、このパスタに最適な加熱時間を探っています。
このパスタを使って2回目のこの日は、思惑より少し固めに仕上がりました。
今回でこのパスタの感じがつかめたので、次回からはもう大丈夫ですね。



先日、家内が安く売っていたと、国産レモンを沢山買って来ていました。
折角なのでパスタにも使ってみようかと、この日の賄い昼食は国産レモンのパスタにしたのです。・・・11/20日
この所、殆ど具無しのパスタがたまたま続いたけれど、考えてみたらこのパスタも具無しパスタですww

[ レモンのパスタ ]
Spaghetti al limone.
スパゲッティ・アル・リモーネ

  • 国産レモンは皮の黄色い表面を摺り下ろすか、又は黄色い表面を剥いて細かく刻んで、実は絞って果汁を取る。
  • パスタ(この日はΦ1.75mmスパゲッティ)は1%の茹で塩で茹でる。
  • ソース鍋に少しのEx.V.オリーブオイル、ニンニクを入れて加熱する。
  • ニンニクが色づき始めたら、ソース鍋にバター(20g位/一人)を入れ溶かし、バターが溶けたらレモン汁を加える。
  • パスタ茹で上がり直前に、茹で汁(大匙4くらい/一人)をソース鍋に加える。
  • パスタが茹で上がったら、湯切りしてソース鍋に投入し、加熱しながら数十秒一気にかき混ぜ、乳化させてパスタと絡める。
  • 火を止めて、摺り下ろした(又は細かく刻んだ)レモンの皮の半分、下したパルミジャーノ・レッジャーノを振り入れて混ぜ、塩コショウで味を調える。
  • 皿に盛り、残りの 摺り下ろした(又は細かく刻んだ)レモンの皮、さらに下したパルミジャーノ・レッジャーノを散らし、香り葉(この日はスイートバジル)を散らし、黑胡椒を粗く挽きかけ、て完成(下写真)。




2人前にレモン1個を使ったけれど、想定よりも若干だけど酸っぱ気味。
好みの問題になるけれど、酸っぱいのが苦手な私には、果汁量をもう少しだけ抑えても良かったかなww



先日コストコで5kg入りのスパゲッティだけじゃなく、サルシッチャも購入していました。
Salsiccia SAPOLE di Aglioと書かれていますから、ニンニク風味のサルシッチャですね。
このサルシッチャ、100g/1本が8本入りで1,278円(消費税込み)。
800gの豚肉、ケーシングの豚腸、ニンニク等のハーブ、豚肉の部位にもよるけれど、自家製で作ってもこれくらいの原価はかかりそうです。
酸化防止剤や結着材、制菌&発色の亜硝酸Naは、自家製じゃないから入っているけれど、安くて味も中々いいです(下写真)。



この日の賄い昼食はこのサルシッチャの味見を兼ねたパスタ。・・・11/21日
勿論、使用するパスタもこの時買ったスパゲッティです。

[ サルシッチャとトマトのスパゲッティ ]
Spaghetti con salsiccia al pomodoro.
スパゲッティ・コン・サルシッチャ・アル・ポモドーロ

  • サルシッチャは皮ごと極粗く刻む。
  • ソース鍋にEx.V.オリーブオイル、微塵切りニンニク、微塵に切った鷹の爪、サルシッチャを入れて炒める。
  • サルシッチャに火が通ったら缶のホールトマトを加え、加熱しながらヘラでトマトを潰してペースト状にし、油が分離してくるまでふつふつ状態で20~30分位煮詰め、塩、胡椒で味を調える(後で加えるパルミジャーノ・レッジャーノ分を薄味に)。
  • パスタ(この日はΦ1.75mmスパゲッティ)は1%の茹で塩で茹でる。
  • パスタが茹で上がったら湯切りしてソース鍋に投入し、30秒ほど加熱しながらソースと混ぜ、パスタにソースを吸わせる。
  • 火を止め、ソース鍋に下したパルミジャーノ・レッジャーノを振り入れてよく混ぜる。
  • 皿に盛り、下したパルミジャーノ・レッジャーノを振り、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らし、黑胡椒を粗く挽きかけて完成(下写真)。




トマトとサルシッチャだもの~、超美味くて当然だよね。
文句無しです。

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Comments 6

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akkyan

いつもなら「白いアマトリチャーナ」の方に心が動くんですけど、
今日は何故か「サルシッチャとトマトのスパゲッティ」で。。。
写真もすごく美味しそうですし。。。Y(^Q^;)

あ、でもちょっと「レモンのパスタ」にも興味が・・・f(^^;)

kasugai90

最近は、店でいろいろなパスタを食べる事ができますよね~
昨日の昼食は、パスタでした。
軽く食べたい時は、ウドンかパスタにしています。

ポチ、っと!

  • 2020/12/02 (Wed) 21:29
  • REPLY
duckbill21
duckbill

Re: タイトルなし

> akkyanさん
「レモンのパスタ」も爽やかでいいけれど、でも今回は何といっても「サルシッチャとトマトのスパゲッティ」が一押しです。
いつも思うことですが、美味しいものはやっぱり美味しく写ります。

  • 2020/12/03 (Thu) 00:32
  • REPLY
duckbill21
duckbill

Re: タイトルなし

>kasugai90さん
私は基本外食はしないので、お店のパスタのバリュエーションは余り良く知らないけれど、今は相当増えているのでしょうね。
昼のパスタはいいですよね~。
我が家もパスタ好きの長男がまた同居するようになったものだから、最近は昼パスタの頻度が増えています。
ポチ、ありがとうございます。

  • 2020/12/03 (Thu) 00:33
  • REPLY
kasugai90

ディラル小麦のパスタ。
最近は、いろいろな物を購入する事が可能。
ありがたいですよね~

ポチ、っと!

  • 2020/12/03 (Thu) 22:56
  • REPLY
duckbill21
duckbill

Re: タイトルなし

> kasugai90さん
今、出回る乾麺のパスタは、ロングもショートも随分種類が増えて、ありがたいですね。
我が家にも結構レア種類のパスタ在庫があります。
ポチ、ありがとうございます。

  • 2020/12/04 (Fri) 14:22
  • REPLY