クラテッロ&ハシッコをスライス
このクラテッロは同2019年の11月に、仕上げて真空包装し(この記事)、その状態でさらに1年ちょい無空調室温で追加熟成させていた物。
我が家の電動スライサーは業務用だけれど、それでも大き過ぎてこのままではスライサーにかからないので、真ん中から輪切り(下写真)
うーん・・・い~い感じ♪
最高の出来上がりです。
スライスしながらちょっと味見ww
このクラテッロを、通常の生ハムの範疇で考えたら大違い。
香りが(勿論味もだけど)、他の生ハム類とは全く違って、兎に角とても「蠱惑的」な香りなのです。
熟成の進み方も、原木生ハムなどよりずっと早い。
原木生ハムは現在熟成4年物(この記事)を消費しているけれど、2年物のこのクラテッロの方がずっと熟成しています。
これらはケーシングに使う膀胱のもたらす効果。
だから、クラテッロ部位を使って、生ハムにしても、膀胱に包まなかったら、クラテッロの「ク」の字も無いただの生ハムにしかなりません。
さて、味見は適当な所で切り上げて、スライス&真空包装。
去年から使っているこのラベルシールを貼って、タマッロ村のクラテッロ(Culatello di Tamallo)2年物の完成です(下写真2枚)。
えっ、タマッロ村って何処にある村か?ってww
我が家の中に有る村ですゾwww
でも、何らおかしい事ではありません。
巷には、家の中に王国を持っている方もおりますなww
スライスした残りのクラテッロブロックは、これ以上乾燥や酸化が進まないように、エージレスを入れて又真空包装し、さらに熟成が進むように、やはり無空調室温で保管します。
折角なので、先日仕上げて少し味見をしたハシッコ(Hasicco)も、少しまとまった量をスライス&真空包装することにしました。
ハシッコ用のラベルシールは新たにデザインして専用に作るつもりでいたのだけれど、結局クラテッロのラベルを流用することにしました。
例えばクラテッロと同じ作り方をするフィオッコ(Fiocco)の場合では、NETで調べてみみると、Fiocco di Culatelloと書いてあるケースも多く、そうしてみると、フィオッコも広義のクラテッロであって、クラテッロ(類)のフィオッコという位置づけなのでしょう。
さすれば、イタリアには無いオリジナルなハシッコだけれど、やはりクラテッロと同じ作り方をするのですから、Hasicco di Culatelloとして、クラテッロのラベルを流用することは特段間違いでは無いとも言えます。
ただしクラテッロなのかハシッコなのかは区別が必要ですから、「Hasicco di Culatello」という小ラベルだけを、新たに用意することにしました(下写真)。
と言うことで、タマッロ村のハシッコ(Hasicco di Culatello di Tamallo)1年物も完成です(下写真)
勿論、残ったハシッコブロックは、クラテッロ同様にエージレスを入れて又真空包装し、さらに熟成が進むように、やはり無空調室温で保管します。
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