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国産ザーサイの仮漬け

お友達のChizuruさんから国産生ザーサイを頂きました(下写真)。・・・1/8日



株元の肥大具合は個々で差はあるけれど、なかなか(下写真)



まずは肥大した株元と枝葉を分離(下写真)。



水洗いして泥汚れを綺麗にした後(下写真)、



株元を干しやすいサイズに分割し、木質化した固い繊維部分は除去(下写真)。


思ったより木質化した部分は少なかったですね。
実は、国産ザーサイの栽培は大変難しいのです。
茎、葉をからし菜として利用するのなら、難しいことは無いのですが、中国四川省のザーサイのように株元を大きく肥大させるのが難しい。
十分肥大させるために日数をかけてしまうと木質化が進んでしまい、使い物になりません。
株元がすんなり速やかに肥大するには、栽培環境が重要であって、やはり中国四川省の気候が一番合っているのでしょう。
勿論、日本でも似た気候の所は、比較的良質なザーサイが栽培できる可能性はあります。
今回頂いたザーサイは、日本の中でも早くから栽培に成功した地域の一つで栽培されたもの。
四川省産ザーサイとまでは行かないけれど、比較的木質化部分が少ないのはそんな理由なのでしょうね。

分割し、木質化した固い繊維部分を除去した株元を、網内に入れて天日干しの開始(予定は2日程)。(下写真)



さて肥大した株元は中国風ザーサイ漬けにするけれど、枝、葉も凄く美味しいのです。
その枝、葉を、まず取り合えず賄いパスタで味見しました(この記事)。
勿論、味は申し分無し。

そして、古漬けに(下写真)



こちらは浅漬けに(下写真)



そし、普通に料理で使う分(下写真)



さて、5日後。
天日干し2日間の筈が、忘れていて5日間も干してしまいましたww・・・1/13日
でも見てみたら、干し具合は丁度いい位かな(下写真)。



早速、PE袋に6%の食塩水と一緒に封入し、中国風ザーサイ漬けの仮漬け開始(下写真)。



10日後、さらに5%の塩を追加します(下写真)。・・・1/23日



そしてさらに10日後、又5%の塩を追加します(下写真)。・・・2/2日



この10日後は、いよいよ本漬けになります(本漬けの記事はこちら)。

私は十数年前から中国風ザーサイ漬けを漬けており、その詳細をこのブログで公開しています。
興味がある方は、カテゴリ「自家製ザーサイ漬け」をご覧になって下さい。

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Comments 8

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akicici

徐々に増塩するのはどういう意図なのでしょうか?
過去記事を見て確認しようとしましたが、膨大なので、ダックビルペディアに回答をお願いします。😅

kasugai90

少し前に、テレビで国産メンマを製造している様子を紹介していた。
いろいろな苦労があったようです。

ザーサイ作りも、いろいろ大変そうですね~

ポチ、っと!

  • 2022/02/12 (Sat) 20:19
  • REPLY
筋クマ主夫

こんにちは!
生ザーサイなんて見たことありません。
記事を拝見してなるほどな~って思いました。
しかしザーサイ漬けも手間暇かかるけど面白そうです♪

  • 2022/02/12 (Sat) 21:44
  • REPLY
akkyan

やっぱり食べた事は無さそうです。(汗)
桃屋のザーサイってCMは見た事がある程度でしょうね。f(^^;)
知らない物が多すぎですね。(笑)

duckbill21
duckbill

Re: タイトルなし

> あきちゃん
鋭い所をww
実は私も良く判りませんww
唯一参考にした、小泉武夫さん著作の「漬け物大全」に、そう書かれていたので、発酵界の大御所に敬意を表してそうしています。
その「漬け物大全」にも塩増しの意図は書かれていなかったので、正確なところは判りませんが、想像することはできます。
それは乳酸菌に一番適した発生しやすい、優勢繁殖しやすい塩分濃度と、一旦乳酸菌優勢になった後、他の雑菌を発生させず安定させる塩分濃度の差から来るのかなと。
あくまで自分の推理なので、正しいとは限りません。
でもこの塩増し方法は、中国四川省のやり方でしょうから、何度も失敗の上編み出された経験的方法なのでしょう。

  • 2022/02/14 (Mon) 18:01
  • REPLY
duckbill21
duckbill

Re: タイトルなし

> kasugai90さん
国産ザーサイも、中々四川省ザーサイと同じ用には栽培できず、なので本格的な中国風ザーサイ漬けを作る難しさがありますが、メンマは麻竹自体が日本では採れず、違うタケノコで作らなければならない難しさがありますね。
我が家も国産タケノコを長期間発酵させて自家製メンマを作っていますが、大変難しいです。
ポチ、ありがとうございます。

  • 2022/02/14 (Mon) 18:02
  • REPLY
duckbill21
duckbill

Re: タイトルなし

> 筋クマ主夫さん
国産のザーサイを栽培する人は大変少ないので、生ザーサイを目にする機会は滅多に無い筈です。
ザーサイと言えば誰でも知っている中国風のザーサイ漬けだけど、作り方は誰も知らず、その詳細をブログで公開したのもこのブログが唯一(少なくとも当時は)でした。
時間はかかるけれど、発酵の面白さは十二分に楽しめます。

  • 2022/02/14 (Mon) 18:03
  • REPLY
duckbill21
duckbill

Re: タイトルなし

> akkyanさん
桃屋のザーサイがまさに中国風ザーサイ漬けです。
じゃ桃屋のザーサイでいいやん・・とはいきません。
桃屋のザーサイに使われるザーサイは当然中国産ですから、農薬や公害垂れ流しの土地で栽培される野菜がいやなら、自分で作るしかないのです。
幸いザーサイ自体は国内で栽培する人も出て来てるものですから、中国風ザーサイ漬けの方を何とかしようかとという試みです。

  • 2022/02/14 (Mon) 18:04
  • REPLY