続83・賄いパスタ
このシリーズ記事は、そんな賄いで作ったものの中のパスタだけを集めた記事です(先回は続82・賄いパスタ)。
賄いですから、冷蔵庫内の残り物や、在庫食材などで作るのがルールです。
いつもの通り、パスタ名には怪しげなイタリア語名も付けていますが、添削大歓迎です(笑)。
※特に記載がなければ、使用しているパスタ量は、乾麺なら乾燥重量、手打ちなら粉重量で、ロングパスタが1人当たり100g、ショートパスタが1人当たり60~80gです。
※この賄いパスタに限らず、我が家の料理は基本的に無化調、無酵母エキスです。
※全ての写真は、写真上で左クリックすることで、大きなサイズで見ることができます。
この日のお昼は何だ食欲がなくて流動食にしたいくらい。・・・11/26日
あっ、体調不良ではないのです。
いつもはごく軽く済ませる朝食をガッツリ食べてしまったからなのですナww
私だけなら泡の流動食(Beerとも言いますw)だけでもいいのですが、家内と長男の分もあるのでそうもいかず、さりとて液体系じゃないと喉を通りそうもない。
しょうがないので、パスタを3種類(中粒フレーグラ、イスラエルクスクス、手打ち3本指カヴァテッリ)入れたミネストローネにすることにしました。
まずは3本指カヴァテッリを手打ち(下写真)
粉配合等詳細はカテゴリ「手打ち麺(蕎麦、うどん、中華麺、生パスタ)」の記事(この記事)に掲載しています。
ミネストローネのベースは冷凍在庫している阿波尾鶏ガラで取ったスープストックを使用(この時取ったもの)。
具材は3人前で、写真左上から時計回りに、瓶詰めトマトペースト、中粒フレーグラ30g、イスラエルクスクス30g、手打ち3本指カヴァテッリ用の成型前生地、阿波尾鶏ガラのスープストック(下写真)。
トマトは、生トマト、トマト缶、トマトジュースの全てが在庫切れだったので、13年前に自家栽培トマトで作った秘蔵の瓶詰めトマトペーストを使用(下写真)。
当時は、出回らない美味しいイタリアのトマトの種を入手し、年20kgくらいベランダで水耕栽培していました。
えっ、13年前って・・・大丈夫なの?
って思う方は多いと思うけれど、我が家の瓶詰め方法なら13年程度の保存は何の問題もありません。
この長期保存できる瓶詰め詳細(下リンク)は14年半前にこのブログで公開後、かなりの反響を頂いたもの。
当時は殺菌だけに焦点が当てられ、脱気のだの字も無かった瓶詰め保存を、脱気と殺菌の両面から理論解説したもので、この公開以降、殆どの方が脱気について触れるようになりました。
ストック用自家製トマトソース(2008.05.20)
筍の長期保存用瓶詰め詳細(2009.04.27)
今回のミネストローネの具材は、3種パスタの他、人参、玉葱、ジャガイモ、リーキ。
香り葉は自家栽培イタリアンパセリ、それ以外はニンニク、鷹の爪、Ex.V.オリーブオイル、塩、胡椒のみ
[ 三種パスタのミネストローネ ]
Minestrone con tre tipi di pasta.
ミネストローネ・コン・トレ・ティピ・ディ・パスタ
- 人参は5~8mm角の賽の目、ジャガイモは1cm角の賽の目に、リーキは1cm幅の小口、玉葱は微塵切りに切る。
- パスタ鍋に水を入れ火にかけて沸騰させて置く。
- ソース鍋にEx.V.オリーブオイル、ニンニク、鷹の爪を入れ、ニンニクが色づき始めたら、人参、微塵切り玉葱を加え、玉葱が透明になるまで少し炒める。
- ソース鍋にトマトペースト、阿波尾鶏ガラスープ、水(必要なら)を加え加熱し、沸騰してから中粒フレーグラを加え20分位を目安に煮込む。
- 中粒フレーグラが煮あがる10分前にソース鍋にイスラエルクスクス、ジャガイモを投入する。
- 中粒フレーグラが煮あがる5分前に沸騰しているパスタ鍋に3本指カヴァテッリを入れて茹でる。
- 中粒フレーグラが煮あがる3分前にソース鍋にリーキを投入する。
- ソパスタ鍋の3本指カヴァテッリの8割が浮かび上がったら(投入から2分後位)湯切りして、ソース鍋に加え、スープの中でさらに煮込む。
- 中粒フレーグラが煮あがったら火を止め、塩・胡椒で味を整え、皿に盛り、刻んだ香り葉(イタリアンパセリ)を散らし,、黒胡椒を粗く挽きかけ完成(下写真)。
この日の賄い昼食はジェノバソースのパスタ。・・・12/1日
以前長男がイタリア土産で買って来たジェノバソースだけれど、1回使って瓶の半分弱ほど残っていました(この記事)。
この日は2人分だけれど、ちょっとソースが足りな気味なので、牛乳、カシューナッツペースト、グラナ・パダーノで増量。
バジルの香りはちょっと薄まったけれど、味はより濃厚で美味しいです♪
使ったパスタはガロファロオーガニックスパゲッティΦ1.9mm、チーズはグラナ・パダーノ、香り葉はイタリアンパセリ。
[ ジェノバソースのパスタ ]
Spaghetti al pesto genovese.
スパゲッティ・アル・ペスト・ジェノベーゼ
- ソースはボウルに開けて、前記したような増量をしておく。
- パスタ(この日はガロファロオーガニックスパゲッティΦ1.9mm)は1%の茹で塩で茹でる。
- パスタが茹で上がったら湯切りして、ジェノバソースのボウルに加え良く和える。
- 皿に盛り、下したパルミジャーノ・レッジャーノを振り、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らし、黑胡椒を粗く挽きかけて完成(下写真)。
この日の賄い昼食は、以前長男がイタリアで買って来た鯛のソースを使ったパスタ。・・・12/3日
こちらがその鯛ソース(下写真)。
原材料は、鯛 60%、セミドライトマト 12%、水、白ワイン、タジャスカオリーブ 6%、エキストラバージンオリーブオイル、米粉、塩、アンチョビペースト(アンチョビ、食塩)、にんにく、パセリ、唐辛子、白身魚エキス。
使ったパスタはガロファロオーガニックスパゲッティΦ1.9mm、香り葉はイタリアンパセリ。
魚のソースなのでチーズは使いません。
[ スパゲッティ、鯛ソース仕立て ]
Spaghetti al Sugo d'Orata.
スパゲッティ・アル・スーゴ・ドラタ
- パスタ(この日はガロファロオーガニックスパゲッティΦ1.9mm)は1%の茹で塩で茹でる。
- ソース鍋に瓶詰めの鯛ソースを全部開けて、温めて置く。
- 香り葉のイタリアンパセリを微塵切りする際、茎は1cm幅位に切ってソース鍋に加えてる。
- 必要ならパスタ茹で汁をソース鍋に加えてソースを緩める
- パスタが茹で上がったら、湯切りしてソース鍋に加え、ソースの中で30秒~1分ほど煮てソースを吸わせ、塩、胡椒で味を調える。
- 皿に盛り、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らし、黑胡椒を粗く挽きかけて完成(下写真)。
この日の賄い昼食はパスタで手打ちパッパルデッレ。・・・12/10日
ロングパスタの手打ちは久しぶりです(下写真)
粉配合等詳細はカテゴリ「手打ち麺(蕎麦、うどん、中華麺、生パスタ)」の記事に掲載する予定です。
パッパルデッレと言えばラグーソース。
なので冷凍在庫がたっぷりある鶏ラグーソース仕立てにすることにしました。
この鶏ラグーソースは阿波尾鶏の鶏ガラでスースストックを取った際に骨回りの出し殻になった肉で作ったもの(この記事)。
出し殻肉とは言え、取ったばかりのスープストックを加えて旨味を戻し、ソフリットをタップリ加えたしっかりしたラグーソースです。
さらに旨味を強化するため生トマトも加えました(下写真)。
[ 鶏ラグーソース仕立てのパッパルデッレ ]
Pappardelle al ragù di pollo.
パッパルデッレ・アル・ラグー・ディ・ポッロ
- イタリアンパセリの茎は1cm幅の小口、葉は香り葉用に微塵切り。
- ソース鍋に生トマトトマト微塵切り、イタリアンパセリの茎、鶏ラグーソースを入れ、トマトが煮崩れるまで火を通す。
- パッパルデッレは1%の茹で塩で3分茹でる。
- 鶏ラグーソースの水分が不足気味だったら、パッパルデッレの茹で汁でのばして置く。
- パッパルデッレが茹で上がったら湯切りしてソース鍋に投入し、1分程加熱してソースを吸わせる。
- 火を止め、下したグラナ・パダーノを振り入れてよく混ぜ、塩、胡椒で味を調える。
- 皿に盛り、再度下したグラナ・パダーノを振り、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らし、黒胡椒を粗く挽きかけて完成(下写真)。
やっぱりパッパルデッレにはラグーソースが合いますね。美味しい♪
この記事が今年最後の記事となります。
今年一年お世話になったお友達、この拙いブログを訪れて下さった方々に感謝申し上げます。
新型コロナの第8波感染拡大、ロシアによるウクライナ侵攻とそれに伴う核ミサイルの使用懸念など、新しい年に持ち越される懸念材料は上げたらきりがありません。
でも人類のこれまでの知見と英知がそれらを克服していくであろう明るい未来に私は賭けたいと思います。
皆様にとって新しい年が、穏やかで幸せな年でありますように心より祈念申し上げます。m(_ _)m
♪♪では、皆さま良いお年を~♪♪
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