松露(ショウロ)探索
松露はトリュフの様に地下に出来る地下生菌で、普通のきのこの形(傘があって柄がある)ではないけれど、イグチ目ショウロ科ショウロ属に属するキノコです。
海岸の松林の砂地などに発生することが知られており、食用とされて来ました。
・・・と言う事で、探しに来た場所は正に海岸の松林の砂地(下写真2枚)。
実はここは、松露が発生することを何度か確認している松露スポットです。
なので簡単に見つかるかなぁっと思ったら全く見つからない。
時期的に少し早かった・・・かな。
随分探して、やっと一番地下生菌に詳しい方が見つけました(下写真)。
ここにも(下写真)。
でもおかしいですね。
随分茶色が濃い。
私が期待していたのはもっと新ジャガのような明るい色。
一通り皆で探して見つかったのはこれだけ(下写真)。
松露は秋、春と年2回発生するそうです。
なので今回少しだけ見つかったのは去年の秋(10月頃?)に発生した古い奴かな?
一番白っぽい個体を輪切りにしてみました(下写真)。
松露は胞子がまだ未熟なものは内部が白く、俗にコメショウロ(米松露)と呼ばれ食用としてはこれが最上。
もう少し後になると、胞子の成熟に伴い内部が黄褐色を帯び、ムギショウロ(麦松露)と呼ばれ、食材としての評価はコメショウロにはやや劣るけれども食用になります。
さらに成熟が進むと、内部の色も黒褐色となり、もう食用としては適さない。
今回輪切りにした断面を見ると、成熟も内部の一部では大分進み、やはり今春の発生ではなく昨年秋の発生個体と思われます。
やっぱり今回は時期的にちょっと早かったようで、今春の発生はまだですね~。
時間が取れれば1ヶ月後頃に又チェックに来ようかな。
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