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続93・賄いパスタ

私が家で(たまには他所で)作る昼食を、私は「賄い」と言っています。
このシリーズ記事は、そんな賄いで作ったものの中のパスタだけを集めた記事です(先回は続92・賄いパスタ)。
賄いですから、冷蔵庫内の残り物や、在庫食材などで作るのがルールです。
いつもの通り、パスタ名には怪しげなイタリア語名も付けていますが、添削大歓迎です(笑)。

※特に記載がなければ、使用しているパスタ量は、乾麺なら乾燥重量、手打ちなら粉重量で、ロングパスタが1人当たり100g、ショートパスタが1人当たり60~80gです。
※この賄いパスタに限らず、我が家の料理は基本的に無化調、無酵母エキスです。
※全ての写真は、写真上で左クリックすることで、大きなサイズで見ることができます。



この日の賄い昼食は久しぶりのトマト仕立てパスタです。・・・7/4日

トマトは完熟生トマトを2個とトマトジュースを使用。
それ以外に、自家採取して乾燥保存しているモリーユ(アミガサタケ)、自家製ベーコン、無農薬自家栽培カーボロネロ&イタリアンパセリを使う事にしました。

下写真左上から時計周りに、イタリアンパセリ、完熟生トマト、缶トマトジュース、乾燥モリーユ、自家製ベーコン、自家栽培カーボロネロ(下写真)


使ったパスタはガロファロ オーガニックスパゲッティΦ1.9mm、チーズはパルミジャーノ・レッジャーノ、香り葉はイタリアンパセリ。

[ モリーユとカーボロネロ、自家製ベーコンのトマトパスタ ]
Spaghetti con morchella secchi, cavolo nero e bacon fatta a mano al pomodoro.
スパゲッティ・コン・モルケッラ・セッキ・カーヴォロ・ネーロ・エ・ベーコン・ファッタ・ア・マーノ・アル・ポモドーロ
  • 生トマトはFPでマッシュし、ピューレ状にしておく。
    カーボロネロは、葉柄は8mm幅位の小口に、葉は3cm幅位の小口に切る。
    ベーコンは厚み3~4mm厚位にスライスし、粗く刻む。
    イタリアンパセリは茎は1cm幅の小口、葉は香り葉用に微塵に刻む。
  • ソース鍋にEx.V.オリーブオイル、微塵切り(又はスライス)ニンニク、ベーコン、微塵に切った鷹の爪、イタリアンパセリの茎を入れて炒める。
  • ニンニクが少し色づいて来たらピューレ状にしていたトマト、缶トマトジュースを加え、ふつふつ状態で油が分離してくるまで20分位煮詰める。
  • パスタ(この日はΦ1.9mmスパゲッティ)は1%の茹で塩で茹でる。
  • パスタの茹で上がり10分前に乾燥モリーユ、3分前にカーボロネロを、それぞれソース鍋に加える
  • パスタが茹で上がったら湯切りしてソース鍋に投入し、1分~1分半ほど加熱しながらソースと混ぜ、パスタにソースを吸わせる。
  • 火を止めてからソース鍋に下したパルミジャーノ・レッジャーノを振り入れ、良く混ぜ、塩・胡椒で味を調える。
  • 皿に盛り、再度下したパルミジャーノ・レッジャーノを振り、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らし、黑胡椒を粗く挽きかけ、特別に香りの高いEx.V.オリーブオイルをタラリとかけて完成(下写真)。





これは友人のわらびさんの山荘に滞在中に作った賄い昼食のパスタ。・・・7/20日

この滞在中にMiyakoさんからショートパスタのお土産を頂いたのです。
それはセッジャーノ(SEGGIANO)のトスカーニ(TOSCANI)というオーガニックパスタ。(下写真は半分食べた後の写真(笑)です)。
袋には、 トスカーニは100%トスカーナ産のデューラム小麦を使って作られるパスタと書いてありました。




パスタの形状を見た時に、あれ?ジッリ(GIGLI)じゃないの?と思ったので調べて見たら、GIGLI TOSCANIという記載もあって、単にメーカーの違いでGIGLIと表現したり、GIGLI TOSCANIと表現したり、又は単にTOSCANIと表現したりしているだけで、思った通り同じもののようです(下写真)。



ジッリ(GIGLI)はユリの花という意味だった筈。
ジッリは元々乾麺パスタだけれど、一度手打ちしてみたことがありました。
乾麺の形状と手打ちの形状は、例えばフズィッリのようにかなり異なるもの。
そういう例に倣って、以前私が作ってみた物も、私流のオリジナル形状のジッリです(この記事

山荘でご一緒した大盛さんが、帰る際(彼は早く帰りました)に、BBQで使ったスルメイカの残り(ゲソと内臓(ワタ&墨))を煮たものを 「duckさん、パスタにでも使ってください!」と置いて行きました。
イカ墨が入っているので見かけは真っ黒で今一だけれど(笑)、味を見て見たら濃厚で美味い。
これはこのまま和えるだけで十分パスタになりそう。
ってことで、頂いたばかりのジッリを使ってパスタにしてみました。

大盛さんが作ったソースなので、想像でのレシピになります。

[ イカのゲソ、ワタ、墨のパスタ ]
Pasta con fegato, inchiostro e tentacolo, di calamaro.
パスタ・コン・フェーガト・インキオストロ・エ・テンターコロ・ディ・カラマーロ
  • イカゲソはカラス&トンビ、固い軟骨を除去して、一口大に刻む
  • ソース鍋に、Ex.V.オリーブ油、イカ墨、ワタ、イカゲソを入れて、イカ墨、ワタを潰しながら火を入れ、塩、胡椒で味を調える。
  • パスタ(この日はジッリ)は1%の茹で塩で茹でる。
  • パスタの茹で上がり2分前にパスタの茹で汁(大さじ6/一人当たり)を加え、ふつふつ状態で保つ。
  • パスタが茹で上がったら湯切りしてソース鍋に投入し1~2分ほど加熱してパスタにソースを吸わせる。
  • 皿に盛り、刻んだ香り葉(この日はクレソン)を散らし、粗く黑胡椒を挽きかけ完成(下写真)。

写真は乾麺重量250g(4人前)です。



この日の賄い昼食は3種類のショートパスタを使ったミックスパスタ。・・・7/25日

使ったパスタは、一つ↑の記事でMiyakoさんに頂いたセッジャーノのトスカーニ(又はジッリ)というオーガニックパスタに、中粒フレーグラ、イスラエルクスクスという3種の合わせ。
それに、以前Miyakoさんに頂いた梶島アサリとグリーンアスパラを使いました。
梶島アサリは勿体なくて少し冷凍で残して置いたのだけれど、やっぱり勿体なくてその半分を又残しました(笑)。

写真左上から右に、トスカーニ120g、中粒フレーグラ40g、イスラエルクスクス50g。 その下ザル内はイタリアンパセリ、グリーンアスパラ、梶島アサリ(下写真)。



[ アサリとアスパラのミックスパスタ ]
Pasta misto con vongole e asparagi.
パスタ・ミスト・コン・ヴォンゴレ・エ・アスパーラジ
  • 冷凍で保存していた梶島アサリは解凍しない。
    アスパラは根本8cm位は皮を剥き、2cm長さの小口に切り、穂先とそれ以外を分けて置く。
  • 中粒フレーグラは1%の茹で塩で20分茹でる。
    中粒フレーグラの茹で上がり12分前にトスカーニ、10分前にイスラエルクスクスをパスタ鍋に投入し一緒に茹でる。
  • ソース鍋にEX.V.オリーブオイルを入れ、ニンニクの微塵切り、刻んだ鷹の爪を入れて炒める。
  • ソース鍋に凍ったままのアサリ、純米日本酒、パスタの茹で汁(大さじ2/一人当たり)を加え、蓋をして強火で酒蒸し状態にする。
  • アサリに火が通り口が開いたら、アサリは一旦取り出して置き、ソース鍋に残った酒蒸しの汁にパスタの茹で汁(大さじ4/一人当たり)を加え、ふつふつ状態で保つ
  • パスタの茹で上がり3分前にアスパラの穂先以外をパスタ鍋に投入し、パスタと一緒に茹でる。
  • パスタの茹で上がり1分前にアスパラの穂先部分をパスタ鍋に投入し、パスタと一緒に茹でる。
  • パスタが茹で上がったら湯切りしアスパラごとソース鍋に投入、取り置いたアサリも戻し、1~2分ほど加熱してパスタにソースを吸わせる。
  • 塩・胡椒で味を調え、皿に盛り、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らし、粗く黑胡椒を挽きかけ完成(下写真)。


久しぶりで食べたけれど、梶島あさりは旨味が強くてやっぱり美味しい。



前日まで、わらびさんの白樺湖山荘に滞在していました。
その山荘での料理に使おうと、滞在中に佐久の産直で購入していた野菜の内、モロッコインゲンが手つかずで残っています。
こ日の賄い昼食は、そのモロッコインゲンと、自家栽培カーボロネロ、手作りベーコンのパスタにすることにしたのです。・・・8/1日

使った食材は、写真左上から時計回りに、自家栽培カーヴォロネロ、モロッコインゲン、手作りベーコン、イタリアンパセリ。
イタリアンパセリも佐久で購入したもの(下写真)。



使ったパスタはガロファロのオーガニックスパゲッティΦ1.9mm、チーズはグラナ・パダーノ、散らした香り葉はイタリアンパセリ。

[ モロッコインゲン、カーボロネロ、手作りベーコンのパスタ ]
Spaghetti con fagiolini del marocco, cavolo nero e bacon fatta a mano.
スパゲッティ・コン・ファジョリーニ・デル・マロッコ・カーヴォロ・ネーロ・エ・ベーコン・ファッタ・ア・マーノ
  • カーボロネロは、葉柄は8mm幅位の小口に、葉は3cm幅位の小口に切る。
    モロッコインゲンはヘタとすじを取り、幅3cmの小口に切る。
    ベーコンは3~4mm厚位にスライスし、粗く刻む。
  • パスタ(この日はΦ1.9mmスパゲッティ)は1%の茹で塩で茹でる。
  • ソース鍋にEx.V.オリーブオイル、微塵切り(又はスライス)ニンニク、微塵に切った鷹の爪を入れて炒める。
    ニンニクが少し色づいて来たらベーコンを加えて炒め、パスタの茹で汁(大匙4/人前)を加え、フツフツ状態で保つ。
  • パスタの茹で上がり3分半前に、ソース鍋に再度パスタの茹で汁(大匙4/人前)とモロッコインゲン、カーボロネロを加え、強火で火を通す。
  • パスタが茹で上がったら湯切りしてソース鍋に投入し、強火で加熱しながら数十秒一気にかき混ぜ、乳化させてパスタと絡めると同時に、余分な水分を飛ばす。
  • 塩・胡椒で味を調え、皿に盛り、下したグラナ・パダーノをかけ、刻んだ香り葉(この日は刻んだイタリアンパセリ)を散らし、粗く黑胡椒を挽きかけ完成(下写真)。



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Comments 6

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akkyan

今日は見るからに美味しそうな
「モリーユとカーボロネロ、自家製ベーコンのトマトパスタ」で。。。(^o^)b

昔食べたナポリタンがあまり好きじゃなかったんですけど、
どうやらスパゲッティにケチャップってのが苦手だったらしいです。f(^^;)
最近カミさんの食べてたペスカトーレ一口貰ってそれに気付きました。(笑)
トマトソースのは、美味しかったんですねえ。(汗)

kasugai90

毎日、暑いですよね~
こうした日が続くと、パスタも冷やした物が食べたくなる。
明日の昼は、そうした物にしようかな?

ポチ、っと!

  • 2023/08/06 (Sun) 23:09
  • REPLY
duckbill21
duckbill

Re: タイトルなし

> akkyanさん
ナポリタンはパスタじゃないですからね~。
私もケチャップは苦手。
ナポリタンにじゃなくても殆ど使いません。
ケチャップも材料はトマトだから本来は美味しい筈と思うけれど、あのジャンク的な甘塩っぱさがちょっと苦手。

  • 2023/08/07 (Mon) 10:59
  • REPLY
duckbill21
duckbill

Re: タイトルなし

> kasugai90さん
暑い時は冷製パスタもいいですね。
イタリアには無いから、いわゆる和風パスタになってしまうけれど。
ポチ、ありがとうございます。

  • 2023/08/07 (Mon) 11:02
  • REPLY
大盛

イカ墨ソースはたしかニンニクとトマトも入れました。
パスタ食べたかったですw

  • 2023/09/22 (Fri) 01:05
  • REPLY
duckbill21
duckbill

Re: タイトルなし

> 大盛さん
おぉ、サンキュウです。
ニンニク&トマトも入れましたか~
作った本人に聞かない内は単なる想像ですから、これでやっと正しいレシピになります。
パスタ、美味しかったですよ~、まあもっとも私はパスタを茹でてソースと和えただけだけど(笑)
このパスタ(ジッリ)も中々でした。

  • 2023/09/22 (Fri) 09:36
  • REPLY