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農水省の統計データ他での食材調査方法

当ブログの[リンク データベース]に[農林水産省/食料自給率の部屋]ページと、[農林水産省/統計情報]ページに対するリンクを置きました。
せっかくリンクを置いたのですから、これらを使って、気になる食品に対する某中国産の占める割合を調べる方法を、ちょっと記述したいと思います。

[農林水産省/統計情報]ページの[農林水産物の輸出入]-[農林水産物輸出入概況(2007年)](年度でまとめたものはこれが最新)では、主な食品のランキングされた輸入先と輸入量を調べることが出来ます。
これでその食品の輸入量の中での中国産の割合は判明しますが、国内消費量の中での割合を求めるためには自給率(又は輸入率)を知る必要があります。 この自給率は[農林水産省/食料自給率の部屋]ページでダウンロードできる[料理自給率ソフト]を使い求めることが出来ます。

例えばこのところ中国産の国産偽装が問題になっている筍水煮の自給率を、この[料理自給率ソフト]で見ることができます。
このソフト、基本は料理全体の自給率を計算するソフトですが、単品での自給率も見ることが出来ます。
ソフトを立ち上げて、[スタート]-[主な材料から検索する]-[野菜]で、検索結果のリストから[若竹煮]を選択し[決定]すると、たけのこ/水煮缶詰の自給率が9%と表示されます。
所詮9%しかない国産物なのに、最近はどの店でも国産と書いた筍水煮が沢山あるのは、既に自爆しているのじゃあるまいかなどど思うわけです。

大豆など中国産が沢山入っているのではないかなどと考えてしまいますが、実は中国産大豆はあまりありません。
前記ソフトで、[スタート]-[主な材料から検索する]-[卵]で、検索結果のリストから[五目豆]を選択し[決定]すると、大豆/乾の自給率が24%と表示されます。
なので76%は輸入に頼っているわけですが、その輸入の中の内訳は、[農林水産物輸出入概況(2007年)]の[表9]で調べることが出来、中国は大豆の輸入先第4位、輸入量は137t、全輸入量の4.4%と記述されています。
全消費量の76%が輸入でその輸入の4.4%が中国からの輸入ですから、全消費量のたった3.34%のみが中国産と計算できます。

例えば当家では100%自家製のベーコンですが、[農林水産物輸出入概況(2007年)]の[輸入]に、ハム・ベーコンの輸入先第2位が中国で、全輸入の28.3%(1,286,570kg/4,538,304kg)、 またソーセージ類では輸入先第1位が中国で、全輸入の69.8%(30,267,453kg/43,392,159kg)であると記述されています。
さてこれらの自給率は、前記ソフトで[スタート]-[主な材料から検索する]-[肉]を選択し、検索結果のリストの中から[ウィンナーのソテー]を選択し[決定]すると、 ウィンナーの国内平均自給率は6%、そして同様に[スタート]-[主な材料から検索する]-[牛乳・乳製品]を選択し、検索結果のリストの中から[マカロニグラタン]を選択し [決定]すると、ハム/ロースの国内平均自給率は6%であることが表示されます。
ソーセージ類の平均値にウィンナーソーセージも従うとすれば、国内消費の65.6%が中国産ということになります。
ウィンナーソーセージは小さなお子さんのお弁当などには欠かせませんが、65.6%も中国産であるなら、メーカーが定かではないウィンナーソーセージなどは大概中国産 ということになるのでしょうか。
同様にハム・ベーコンは国内消費量の26.6%が中国産であると計算されます。
この数字からすれば、スーパーで安売りされる製造元の明記されない、燻液に漬けただけの偽ベーコンやハムなどの切り落としは、中国産の可能性大ということなのでしょう か。

せっかく農水省が貴重な国民の税金を使って作っている統計データや、ソフトなので、その出来はともかくも、気になる食品があれば皆様も調べてみられたらどうでしょうか。

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