自家産コーヒーのお話
これは随分以前の話で、何から何まで自家製のコーヒーを飲んだお話。
随分以前、観葉植物としてよく売られていた小さなコーヒーの木の苗を買ったことがあった。
その苗は相性が良かったのか、冬場は室内、暖かい時期はベランダで順調に大きく成長し、 7年目で白い花が咲き、その年は着果することはなかったけれど、なんと翌8年目には 結構な個数が着果し、コーヒーチェリーが収穫できた。
この珈琲チェリーから、中の殻(パーチメント)に包まれた種を取り出し、そのパーチメントを割った中にコーヒーの生豆がある。
コーヒーチェリーのときはそこそこ量があったように見えたけれど、生豆にしたらほんの一握り。焙煎してコーヒーを入れたら2人分くらいの量だった。
それ以前にコーヒー焙煎機の開発に関係した縁があって、以来自家製のコーヒー焙煎機を持っていた。
だから、この時期はコーヒーを焙煎豆ではなく、生豆(焙煎をしていないグリーンなコーヒー豆)で入手し、自家焙煎で飲んでいた。
で、早速その収穫したコーヒー生豆を、自作のコーヒー焙煎機で焙煎をして密封容器に保管。
コーヒーは挽き立てに限るけれど、焙煎したてはあまりいただけない。
焙煎したてのコーヒーは煙臭くコーヒーの香りは薄い。でもこれを1日くらい密封容器に保管すると、実に香り高いコーヒーとなる。
さてこの間に大切な儀式がある。
そうせっかく収穫できた自家栽培のコーヒー豆に、名前を付けてあげなければならない。
単に名なしのまま飲まれてしまっては、可哀相に記憶にも残りにくい。
一般にコーヒーは産地名がつく。
ブラジルサントス、コロンビア、キリマンジャロとかスマトラマンデリンとかだ。
このコーヒー苗は、真偽は定かではないけれど、確かモカの種類だと購入時に聞いていた。
たしかに収穫した生豆の外見もモカ似だ。
モカは非洗式の収穫方法なので、多少豆が不ぞろいで見かけは悪い。当家の豆も見かけが悪い・・ってこちらは単に出来が悪いからだけれども、親馬鹿の目にはもう寸分たがわず同じく映るゾ!!
モカといえば珈琲ルンバでおなじみのモカ・マタリ。
~♪それは不思議な飲み物コーヒー、モカ・マタリ♪~
でもこのコーヒー苗を買った頃には、もうモカ・マタリはあまり日本には入らなくなっていて、 だからこの苗もモカだったとしても、モカ・ハラーかモカ・ジマーだったのだろうけれども、それでもモカの代表名は モカ・マタリには違いない。
そこで産地にちなんだモカ系統の名前としてつけたのがモカ・タマリ(多摩里)。ここは多摩の里だし、空目ならバレないのがいい。
~♪それは不思議な飲み物コーヒー、モカ・タマリ♪~
ほらバレない♪(笑)
結局、当家産の珈琲豆はモカ・マタリならぬモカ・タマリ(多摩里)になった。
せっかく東京の、それもベランダで健気に実をつけたのに、親父ギャグで名前をつけられた珈琲豆はタマリ(多摩里)ませんな(爆)
そして1日後、自家焙煎のモカ・タマリ(多摩里)は、これも自家製の珈琲ミルで挽いて、無事ドリップして飲んだ訳だけれども、何ともこれがまずかったのですゾ(自爆)。
大抵のまずさでも美味しく感じる親馬鹿モードで、「うーむ、まずい」となる訳ですから、一応珈琲の味ではあったのですが、なかなかどうしてまずいものでした。
まあ東京の、それもベランダ産(オランダ産と空目する人が5人はいると思う)のコーヒーに多くを期待してはいけません。珈琲の味であっただけでも十分です。
味は不味かったけれど、自家栽培のコーヒー豆を自家製のコーヒー焙煎機で自家焙煎して、同じく自作のコーヒーミルで挽いて、自分でドリップして飲んだという、何だか少しだけ達成感も感じた、実に得がたい経験なのでした。
そのコーヒーの木も、もっと収穫しようと翌年さらに大きい容器に植え替えた不安定な時期に、カイガラムシに やられて、残念ながら枯れてしまった。人間、欲をかいてはいけません(反省)。
随分以前、観葉植物としてよく売られていた小さなコーヒーの木の苗を買ったことがあった。
その苗は相性が良かったのか、冬場は室内、暖かい時期はベランダで順調に大きく成長し、 7年目で白い花が咲き、その年は着果することはなかったけれど、なんと翌8年目には 結構な個数が着果し、コーヒーチェリーが収穫できた。
この珈琲チェリーから、中の殻(パーチメント)に包まれた種を取り出し、そのパーチメントを割った中にコーヒーの生豆がある。
コーヒーチェリーのときはそこそこ量があったように見えたけれど、生豆にしたらほんの一握り。焙煎してコーヒーを入れたら2人分くらいの量だった。
それ以前にコーヒー焙煎機の開発に関係した縁があって、以来自家製のコーヒー焙煎機を持っていた。
だから、この時期はコーヒーを焙煎豆ではなく、生豆(焙煎をしていないグリーンなコーヒー豆)で入手し、自家焙煎で飲んでいた。
で、早速その収穫したコーヒー生豆を、自作のコーヒー焙煎機で焙煎をして密封容器に保管。
コーヒーは挽き立てに限るけれど、焙煎したてはあまりいただけない。
焙煎したてのコーヒーは煙臭くコーヒーの香りは薄い。でもこれを1日くらい密封容器に保管すると、実に香り高いコーヒーとなる。
さてこの間に大切な儀式がある。
そうせっかく収穫できた自家栽培のコーヒー豆に、名前を付けてあげなければならない。
単に名なしのまま飲まれてしまっては、可哀相に記憶にも残りにくい。
一般にコーヒーは産地名がつく。
ブラジルサントス、コロンビア、キリマンジャロとかスマトラマンデリンとかだ。
このコーヒー苗は、真偽は定かではないけれど、確かモカの種類だと購入時に聞いていた。
たしかに収穫した生豆の外見もモカ似だ。
モカは非洗式の収穫方法なので、多少豆が不ぞろいで見かけは悪い。当家の豆も見かけが悪い・・ってこちらは単に出来が悪いからだけれども、親馬鹿の目にはもう寸分たがわず同じく映るゾ!!
モカといえば珈琲ルンバでおなじみのモカ・マタリ。
~♪それは不思議な飲み物コーヒー、モカ・マタリ♪~
でもこのコーヒー苗を買った頃には、もうモカ・マタリはあまり日本には入らなくなっていて、 だからこの苗もモカだったとしても、モカ・ハラーかモカ・ジマーだったのだろうけれども、それでもモカの代表名は モカ・マタリには違いない。
そこで産地にちなんだモカ系統の名前としてつけたのがモカ・タマリ(多摩里)。ここは多摩の里だし、空目ならバレないのがいい。
~♪それは不思議な飲み物コーヒー、モカ・タマリ♪~
ほらバレない♪(笑)
結局、当家産の珈琲豆はモカ・マタリならぬモカ・タマリ(多摩里)になった。
せっかく東京の、それもベランダで健気に実をつけたのに、親父ギャグで名前をつけられた珈琲豆はタマリ(多摩里)ませんな(爆)
そして1日後、自家焙煎のモカ・タマリ(多摩里)は、これも自家製の珈琲ミルで挽いて、無事ドリップして飲んだ訳だけれども、何ともこれがまずかったのですゾ(自爆)。
大抵のまずさでも美味しく感じる親馬鹿モードで、「うーむ、まずい」となる訳ですから、一応珈琲の味ではあったのですが、なかなかどうしてまずいものでした。
まあ東京の、それもベランダ産(オランダ産と空目する人が5人はいると思う)のコーヒーに多くを期待してはいけません。珈琲の味であっただけでも十分です。
味は不味かったけれど、自家栽培のコーヒー豆を自家製のコーヒー焙煎機で自家焙煎して、同じく自作のコーヒーミルで挽いて、自分でドリップして飲んだという、何だか少しだけ達成感も感じた、実に得がたい経験なのでした。
そのコーヒーの木も、もっと収穫しようと翌年さらに大きい容器に植え替えた不安定な時期に、カイガラムシに やられて、残念ながら枯れてしまった。人間、欲をかいてはいけません(反省)。
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