PETボトル水耕容器製作と苗セット
私のPETボトル水耕容器は上部分を小さくし、給水布をたくさんぶら下げる形式で、この形式はこれまでの実験や栽培ではとても良好な結果を得られている形式だ。
容器考察実験
容器考察実験の結果
ということなので少し上の方で2つに切断する。
切断した口側が上容器、底側が下容器となる。
上容器は根が飛び出して、どれかの給水布に沿って直接液肥まで伸びるように、ハンダゴテでたくさん穴をあける。
所々の大きな穴は給水布を通すための穴。
上容器の切断面は手を切ったりしないように、ビニールテープでカバー。
給水布は100円均一で購入できるマイクロファイバータオルを適当な幅で裁断したもの。
給水布としてこのマイクロファイバーがとても優れていることは以前の記事で記述している
片側を毛細管現象の邪魔をしないように軽く結んで、これ用に少し大きく開けた穴を通し、内側から外へ出す。
結び目がストッパーだ。
これらの穴から培地が漏れないようにフィルターを敷いて、それを通しても良い。(フィルターの例)
全周に同じように給水布をセットする。
中央用は給水布2本をまとめて写真の位置くらいで結ぶ。これも結び目は、毛細管現象の邪魔をしないように軽く結ぶ。
これを結び目以下が長いほうから、上容器の中心(口部分)穴を通し外(下容器側)へ出す。
この結び目でPETボトルの口の穴は培地がもれないように軽く塞がれ、長い側が下容器の液肥側に垂れて液肥を吸水する。
短い側を苗の根を挟むようにセットし、上容器一杯に培地であるバーミキュライトを入れ、液肥を適当な高さまで入れる(培地を通して)。
これで室内置きなら一応の完成形にはなるけれども、室内ではなく外置き(ベランダ)で栽培するためには、まだまだ不足の部分がある。
まずはここ。私は一定高さの所(必ず上容器の飲み口より下)にハンダゴテで水が漏れるように穴をあけている。
外置き(ベランダ)では強い雨の時は容器内に雨が入り込み、容器内が雨水で一杯になる。気づかないでそのままにしていると水没した根が酸欠で根腐れを起こし、一気に枯れてしまう。
この穴はその保護対策だ。これで雨が入り込んでも、又液肥を入れすぎても一定高さ以上にはならない。
外置きでは遮光も行わないとあっというまに藻が発生する。
まずは底を黒の模造紙で遮光。
PETボトルの水耕栽培は思っているよりずっと大株に育つ(特にこの形式では)。そのため外置きでは風対策が不可欠だ。
後からでは大変なので、もう最初から両側に支柱を用意する。
次に外側をアルミシートで遮光して外置きタイプの完成だ。
取り合えず6個だけ完成。
左側奥から青シソ、ハバネロ×2、右側奥から鷹の爪(栃木三鷹)、バジル×2。
・・・んー!後で家内が「ハバネロはそんなにいらん!」とかわめいてるけど、当然却下だ!(笑)
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外側の遮光カバーは単に筒状のカバーに作ってあって、PETボトルに接着されてはいません。
少しユルユルな筒に作っていますので、簡単に上下にずらすことが出来て、中の根の状態や、液肥の水位などを確認できます。