白子のカラスミ風????を料理する
それだ~!と、早速、この白子のカラスミを薄くスライスして、ハーブと一緒にオイル漬けにした(下写真右)。
さてこれを野菜と和えてどんな味で食べようかと・・・、レモンを絞ってアッサリ味もいいけれど、何だかもっとホットな味で食べたい。
そこで、時々作るカンボジアのサラダにかけるドレッシング(魚醤、りんご酢、砂糖、唐辛子、水)風な味で食べるのもいいなと考えた。
ところでこの白子のカラスミ、魚臭くて、強い旨みがあって、塩辛い、・・これって魚醤と同じだ。ホットな味で食べたくなる要因は、どうやらこの辺にありそうだ。
それならこのドレッシングも白子のカラスミで作ろうと、白子のカラスミを刻んで魚醤代わりにし、唐辛子もタップリ刻んで、砂糖とリンゴ酢、ええいこの際、ニンニクも刻んで入れてまえ~!と出来たのが、白子カラスミトッピング用(下写真左)。
このトッピング用の白子カラスミ、味を見てみたら、ニンニクを入れたせいで、サラダのドレッシングというより、ベトナムやカンボジアの生春巻きなどに使う漬けタレ(ベトナムならヌクチャム?)にとても似ている味になった。甘酢分も白子カラスミが吸い込んで殆ど汁が無い固形のヌクチャムだ。
おおっ!こいつの名前は今日から「白子ヌクチャム」だ~! 新商品みたいで、何だかテンションも高まる♪ そして ・・・ということは閃いてしまったゾ♪
野菜と白子カラスミのオイル漬けをこのトッピングで食べる案は止めて、どうせアジアンな味にするのなら、この際もっとアジアンに、一緒に食べる具ももっと増やして、そう生春巻きに仕立ててみることにしました。
ベランダ菜園からリーフレタス、青シソ、小ネギを失敬してきて、蒸して筋繊維に沿って細く裂いた鶏の胸肉、酒蒸しして半分に開いた海老、そして主役の「白子カラスミオイル漬け」を乗せ、その上に「白子ヌクチャム」をタップリ乗せ、左右両側をたたんで被せ、巻く、巻く、巻く、そして切る。
で、こんな感じで出来上がり。
生春巻きは通常はつけタレをつけながら頂くものだけれど、既につけタレ代わりの「白子ヌクチャム」が入っているので、このままなにもつけないで食べる仕様だ。
そこで早速 試食タ~イム! だ
(=v=)ムフフ♪・・・これ相当に美味しいですヨ。
エビや鶏胸肉に白子カラスミは全然負けないで、しっかり味を主張して、確かにアジアンな味をだしています。単体で食べてあれだけきつかった白子カラスミの塩味も丁度いいですし、何より白子カラスミの持っている強い旨みがずっと後に残ります。そして白子カラスミの魚臭さは、この手合いにはピッタリ。卵のカラスミと比べた時には欠点だったツルッとした食感も、かえって合っています。
漬けダレ無しなのに、なぜか違和感ゼロ。この液体でない固形漬けダレ「白子ヌクチャム」もなかなか優れものです。
うーん!もう1回分くらい作れる量はあるけれど、こんなことならもっと作っても良かったなぁ。
あの塩辛過ぎて微妙だった『白子カラスミ風????』、こんなに美味しくなるとは思わなかった、楽子さんありがとう。少し変化形になりましたが、全ての発想の原点は貴方からです。
ところで、こういう料理は、詳しいレシピなど出しても何の役にも立たない。だって、白子のカラスミなんて激レアな食材、誰も持っていないもの(爆)。
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