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サンマルツァーノ・ルンゴの尻腐れ他

水耕栽培中のサンマルツァーノ・ルンゴ(San Marzano Lungo)、当家のルンゴはT&M社の種からの栽培だが、ルンゴ(長いの意味)の筈なのにピーマン型で全然長くない。 苗で販売しているサントリー本気野菜のルンゴとは大分異なるようだ。
でもついている果実を見ていたら、何とか長い奴が見つかった。
これが今ついている果実で最もルンゴな奴だ(下写真)。

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最もルンゴな奴がいると言うことは、当然もっともルンゴじゃない奴もいると言うことで、こいつが最も名前負けしていて、自覚が必要な奴だ(下写真)。

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暑くなって液肥も濃縮が進んできたためか、このルンゴで尻腐れが発生してきた(下写真)。
濃縮により根周りの、液肥濃度も濃く、そしてアンモニア態窒素の濃度も濃くなる訳だから、それが原因であろうか。
通常はここで石灰投入なのだろうが、石灰投入はトマトの糖度を著しく落とすという情報がある(エビデンスは未確認)。勿論そうではないという情報はもっと多い。
相反する情報が双方ある場合、真理は多数決(情報の多さ)で決める事柄ではないのだから、自分に確証がなければ、どちらとも鵜呑みにはできない。
昨年石灰投入したシシリアンルージュは、その石灰投入のせいかどうかはわからないが、尻腐れ発生当時に結構あった糖度が、その後の収穫では殆ど酸っぱいだけの味になったのは自分で経験した事実だ。
だから味が出ている現状で、石灰投入しなくて済めばその方が良い。
「尻腐れは、あわてて石灰投入しなくても、アンモニア濃度を下げれば止まる」というのが、自身の体験的な答えでもある、取りあえず緊急対策として、アンモニア態窒素濃度を下げる意味で真水を投入して、一旦全部吸収させた後、供給液肥濃度をEC1.3に下げた。
これで止まらないようであれば、短期的に多少大塚ハウス2号の比率を上げる予定。

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でこちら(下写真)がその緊急対策数日後の先端部分葉先の写真(下写真)。
尻腐れが発生し始めた頃から、少し先端部分では葉が下向きになってカール気味になってきていたのだが、取りあえず上向きにそして平坦に戻ったようだ。

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PETボトル水耕栽培の鷹の爪(栃木三鷹)、鷹の爪は着果率が良い、続々着果中(下写真)。

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PETボトル水耕栽培のハバネロが開花始めた(下写真)。
鷹の爪と違って、こちらは落花も多い。とりあえずこの開花した分が落花するようなら、又人工授粉のお手伝いだ。
人工授粉、こちらは音叉ではなく、綿棒を使ってスリスリ♪

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Comments 2

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katteni

尻腐れ

ついに出ましたね、尻腐れ。たしかEC1.56でしたよね。追い込んでるってことですね。
なるほど2号の比率を少し増やせば、石灰濃度があがるわけですね。
やっぱり夏は「地味南」さんのように、アンモニア態少なくカリの多い、SA処方が良いのでしょうか?使い切るのに一生かかりそうな肥料を、2種類そろえるのも気が引けますよね。でもAは固まらないし長持ちしそうな雰囲気だから(さらさらしている)いけるかもです。
トマトの葉っぱ元気そうですね。うちのはもっと垂れてます。

duckbill

Re: 尻腐れ

> katteniさん
尻腐れが一部に出ている時は、きっとトマトは味が乗っていると前向きに考えています。(;^_^A
2号は硝酸態窒素100%なので、アンモニア態窒素の比率を下げて、石灰濃度を上げるという単純な一石二鳥狙いですが、まだこれはやっていません。
書いた通り石灰濃度は上げたくないし、他の微量要素のバランスも崩れるし、やらないですめばいいなぁという所です。

夏場のトマトをSA処方ではいいですね。うちもS1号買おうかなぁ。(^^)
トマトの場合でアンモニウム過剰では葉先がカールして下を向く性質があるらしいので、葉先は注意しています。

  • 2009/07/19 (Sun) 10:15
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