イタリアの魚介鍋「カッチュッコ」
「一体それは何処の食べ物だ?」と言ったらイタリアであると。
食べ物であるかどうかも判らないで、適当にジョークで言ったつもりだったのだが、食べ物ではあったらしい(爆)。 どうも友人間でこの料理の話が出ているらしく、もう少し聞いて見ると魚介鍋で、どうやらブイヤベースのイタリア版であるようにも思われた。
そこでWEBで検索をかけてみたら、ほぼ判った。
Wikipediaによれば、イタリア、トスカーナ州リヴォルノの、魚介類を煮込んだブイヤベースに似た料理であるとのことだが、ブイヤベースはサフラン風味なのに対し、こちらはトマトソースベースだそうだ。
ブイヤベースならブイヤベース憲章なるものがあって、ムール貝類、蛸、烏賊は入れては駄目とか、地中海の岩礁に住む小魚を5種類以上入れなければ駄目とかうるさいけれど、カッチュッコはそんなことは無いようだ。
とりあえず料理名に「c」が五つ入ることから、5種類以上の魚介類を入れればいいらしい。
丁度その日の夕食で食べようとしていた前日購入の国産活きムール貝があったので、それに助宗鱈、イカ、タコ、エビと一応5種類は揃ったので、早速その日の夕食に作ってみた。
イカは鮮度の良いスルメイカ。わたも十分大きいので、わたも使うことにしました。
わたを抜いたイカは、軟骨と目と口をのぞき、胴は筒切り、他はブツに切る。エビは殻付きのまま、ハサミで背に割りを入れ背わただけ取る。タコはぶつ切り、ムール貝はヒゲを手でつまみ、貝先側(蝶番と逆側)に引っ張って、ヒゲを抜き取り、貝の表面を綺麗にタワシで洗い、塩水に10分ほど漬けておく。
鍋にオリーブオイル、ニンニクスライス、鷹の爪を入れて、香り、辛味をオイルに移し、イカわたを炒め、そこに白ワインと思ったけれど、イカわたなので日本酒に切り替え、投入し、アルコールを飛ばす。
瓶詰めストックしている自家製のトマトソース、ベランダで自家栽培している刻んだイタリアントマト、水、ブイヨン(又はウェーパーで可)を入れ煮立たせ、助宗鱈、イカ、刻んだタコを入れ5分ほど煮て火を通し、最後にエビとムール貝を入れ、ムール貝が開き、エビに火が通ったら塩、胡椒で味を調え、火を止める(下写真)。
魚介(特にエビ、ムール貝)は火を通しすぎると縮んで固くなってしまうので、火を通し過ぎない。
皿に取り分け、フェンネルを飾って、イタリア版ブイヤベース「カッチュッコ」の完成です(下写真)。
長男は早速携帯で撮って、メールで友達に送って盛り上がってました。
さて味ですが、イカのわたも入っているのでなかなか濃厚で、又ムール貝から素晴らしい出汁がでるので、大変美味しいものでした。
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