自家製コンニャク作り
コンニャク芋100%で作ったこんにゃくは市販のコンニャクと食感が違って、大変美味しいものです。
市販のコンニャクは噛んだ断面がつるっとしている感じで、多分これは増粘剤、つまり糊剤を使っているせいなのでしょうか。断面がつるっとしている分、煮汁のしみ込みも良くありません。
一方100%コンニャク芋で作った手作りコンニャクの断面は、微小な凹凸があって、噛んだときの食感がまるで違ってきます。
市販のコンニャクはデレン、テレンとした感じなら、手作りコンニャクはブリッ、ブギッという小気味のいい感触。
断面に微小な凹凸が沢山あるので、煮汁のしみ込みも抜群です。
さて今回用に仕入れていたコンニャク芋は群馬県産。
コンニャク芋は秋に掘り起こして保存して、又翌春に植えてというのを繰り返して、数年かけて大きく育てます。 1年ものは1年玉、2年ものが2年玉、3年玉くらいになると中々大きくなります。
今回のものは、2個でたった520gなのでどちらも1年玉ですね。
表面の泥を落として、適当なサイズに切って(下写真)、箸が通るくらいに煮た(30分程度)後、皮を剥く。
重量を計って、水の量、凝固剤の量を決定する。
水の量は煮あがって皮を剥いたコンニャク芋の重量の約3倍、なので今日は1400cc。
この水の量を加減することで、コンニャクの固さを調整できます。
凝固剤は水酸化カルシウムか炭酸ソーダ。コンニャク芋重量1kgに水酸化カルシウムなら7g程度、炭酸ソーダなら30g。
なので今回は水酸化カルシウム3.5gを200ccの水に溶いて使用する。
コンニャク芋と水をあわせミキサーでペースト状に混ぜた後、ボールにあけ、木ベラでよく粘りが出るまで混ぜて、30分くらいおく(下写真)。
凝固剤を混ぜ、一気にゴム手袋をして手でかき混ぜます(下写真)。
コンニャク芋には蓚酸カルシウムが含まれます。この蓚酸カルシウムは針状の結晶をしていて、素手で触るとかぶれたりします。
凝固剤を入れた直後は小さな塊に分離するけれど、手で混ぜているうちに又均一になってきます。
均一になったら、木ベラで表面を平らにならして30分くらいおく(下写真)。
小さなサイズに切り分け(下写真)、
鍋で1時間程茹で、あく抜きをする(下写真)。
で、出来上がり(下写真)。半分は早速ご近所にお裾分けです。
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