ホワイトアスパラの2種ソース
以前生ホワイトアスパラを捜したときに近辺の店ではどこも置いてなくて、その時はたまたまパルシステムで入手したものです。
だからこの生ホワイトアスパラが近所で、それも大量に出回ること自体、驚きだけれど、なんと一束が98円という安さ。
ペルー産では有るけれど、ちょとありえないビックリの安さです。
細めは5本で一束、ちょっと太目は4本で一束です(写真)。
勿論太めを買ってきたので1本当たり24円です。
国産物は時期的にはまだもう少し後でしょうか。大抵は最初に佐賀県産もの、そしてさらに遅れて北海道産と出回ります。
日本でホワイトアスパラと言えば、歯ごたえもなく、何だか不味いホワイトアスパラの水煮の缶詰&瓶詰め。
むしろこれがあったから、生のグリーンアスパラの美味さが際立って、だから生のホワイトアスパラは日本ではあまり馴染みがないようです。
ホワイトアスパラはグリーンアスパラと別の種類ではなく、遮光して育てたものです。
このホワイトアスパラ、生は缶詰&瓶詰めのホワイトアスパラとは、食感も味も全く別物で、ヨーロッパでは大変好まれている季節感のある食材です。
特にドイツ人はこのホワイトアスパラにこだわるようで、喋らせたら一家言も二家言もあるようです。
話に聞けば、ドイツのホワイトアスパラは太さも随分太いようです。
随分以前に、仕事でドイツに行った事はあるのですが、アスパラの季節ではなかったので、残念ながらドイツのホワイトアスパラを食べるチャンスには廻りあいませんでした。
ホワイトアスパラを茹でるための専用鍋もあって、だから茹で方には相当こだわるようです。
このアスパラ専用鍋、私の知っている物は、アスパラを立てたまま茹でられる形状をしています。
穂先が折れ曲がったりしないように、 そして湯は穂下位までの湯で茹でるようですから、穂先は蒸し、穂下からは茹でで火が入るように考えられているのでしょう。
多分穂先から根元まで同じ絶妙な火の通り方をさせるためでしょうか?何はともあれ、随分愛されている食材です。
この格安で購入したホワイトアスパラの料理、好きな食材なので気合も入ります。o(`⌒´*)oヨッシャ!
さて料理のテーマです。いつだって大抵の料理は、まずテーマを決めることから始めるのが自分のやり方。
今回の料理のテーマは「ホワイトアスパラ、1本24円とは思うまい!」で行くことにしました。
だからテーマの趣旨に沿って夕食に、1本24円とは思えないちょっと気取った一皿に仕立ててみました(下写真)。
[ ホワイトアスパラの2種ソース ]
何せ茹で方にうるさいホワイトアスパラ、でも専用鍋は持っていないので、普通の鍋で、今回の茹で方は以下の通り。
- 根元を少しだけ切り落として切り揃え、穂先の5cmくらいから下をピーラーで皮を剥く。
- 剥いた皮と切り落とした根元からもホワイトアスパラの香りが出るので、これらをお茶パックに入れて茹で湯(塩は濃い目)に放り込む。
- 立てたまま、根元を茹で湯に漬けて2分間、全体を鍋に入れて3分間塩茹でし、火を止めてそのまま30分位放置する。
これは苦味を消すためと、茹で湯に出たホワイトアスパラの香りをソーレ効果で出来るだけアスパラに戻すため(かな?)。
一つはゴルゴンゾーラのソース。
鍋に生クリームを入れ火にかけ、バターを少々、そしてゴルゴンゾーラ・ピッカンテを入れて溶かし、黒胡椒を挽く。
塩味は特段加えなくても、ゴルゴンゾーラとバターの塩味で十分な筈です。
こんなに簡単なのに、このソースはとても美味しくて、パスタと絡めてもいい味を出します。
このソースは、リング状にホワイトアスパラにかけました。
二つ目はオリーブオイルベースのソース。
特に香りの高いEX.V.オリーブオイルに、オリーブオイル漬けにしているドライトマトと酢漬けケーパーを刻んで混ぜ、塩、胡椒で味を調えたもの。
このソースは中央にかけ、パルミジャーノ・レッジャーノで作ったチーズ煎餅を飾っています。
食べる時にこのチーズ煎餅を砕いて混ぜて初めてこのソースは完成します。
チーズ煎餅は、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノをテフロン加工されたフライパンの上に、円形に盛って加熱し、溶けて少し焼色が付けば火を止め、少し冷えてから剥がして出来上がりです。
付け合せはプチベールを塩茹でしました。このプチベールには、自家製のレモン塩を振っています。
この自家製レモン塩は、国産青レモンの皮や果肉を自作ディハイドレーターで乾燥させ刻み、ゲランドのフルール・ド・セルと合わせ寝かした調味塩です。
※調味塩は調理に合わせて色々作って楽しんでいます(こちらが関連記事)。
で、肝心の味はというと・・・ウンウン!申し分なく、美味かとです~♪(^^)v
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