箱根へ小旅行
この所、ずっと仕事に追われていて、さすがにちょっと疲れが溜まっていました。
なので温泉で疲れを取ろうと、4/20、4/21と仕事を休んで、家内と箱根に一泊してきました。
箱根は自宅から意外に近いのです。自宅からそう遠くない新百合丘や町田から、小田急ロマンスカーで1時間でもう箱根湯元です。
手軽にすぐ来れる上、美術館なども多く、温泉以外にも随分楽しめるので、だから箱根は結構お気に入り。
今回は箱根湯元の方にホテルを取りました。
ホテルにチェックインする前にどこか見ようと、箱根湯元から箱根登山鉄道で強羅駅まで、強羅駅で少し早い昼食を取って、箱根登山ケーブルで早雲山まで、早雲山駅から箱根ロープウェイで、一番高い大涌谷まで移動。
このロープウェイ、晴れていれば結構眺めが素晴らしいのだけれど、この日は生憎の天気で、小雨がぱらつき、さらにガスに包まれて、真っ白で何も見えない。
これでは日頃の生活態度が問われますな(^^;あはは
さらにロープウェイを乗り継いで、取り合えず芦ノ湖半の桃源台駅まで行ったけれど、天気も悪いし、何より寒い。
元々温泉目的なので、早々にホテルにチェックインして温かい温泉に漬かろうと、もう気持ちは温泉。
どこも見ないで、ここから箱根登山バスで、箱根湯元のチョイ手前の予約したホテルのあるところまでUターンして、ホテルにチェックインしました。
部屋は和洋室で、和室も洋室もあって随分広い(下写真)。
温泉はカメラを持って撮りに行くと変質者と間違われても困るので、パンフレット写真から(下写真)。
泉質が大人しめなのがちょっと残念ではあるけれど、ウィークデイなので混んでなく、温泉も快適でした。
個人的には、もっと硫黄臭かったり、白濁したり、いかにも温泉臭いのがいいのですが、箱根温泉の泉質は純泉・アルカリ性単純泉なので、どこも大人しめです。
食事は合格点。
一品一品が少し小さめで、味に飽きないいい量です。
品数は多いので、全体として多過ぎず少な過ぎず、これも絶妙な量。そして一品一品、味もしっかりしていました(下写真)。
この料理、一品一品詳しく書くといくらでも書けそうだけれど、今回は食材の話は一切パス。(笑)
翌日はようやく晴れました。天気が良くなると急に移動する気が満々。(^^)
少し早めにホテルをチェックアウトし、今回は家内と2人だけなので、これまで行けそうなかった箱根湿生花園に、箱根湯本駅から箱根登山バスで向かいました。
ここは子供が一緒なら、つまらないと言われて、まず来れないところです(下写真)。
ヒマラヤの青いケシなども見たかったけれど、それは6月頃の開花らしく、今は残念ながら葉だけです。
この時期の湿生花園は何といってもミズバショウでしょうか(下写真)。
ミズバショウの花の説明看板(下写真)を見て、家内が「ミズバショウの花って一つじゃなくて寄せ集めなんだね~。花に見えるのは花じゃなくて包(ホウ)と言うみたいよ!」と言うので、お約束通り「ほう!」と答えたら、冷たく聞き流されました。(^^;
丁度カタクリの花も時期でした(下写真)。
さて下写真左はヒトリシズカ、下写真右がフタリシズカ(看板だけでそれらしいものは見当たらない)。
ヒトリシズカ、フタリシズカがあったら、やっぱりサンニンシズカは何で無いんだろうと考えてしまう。
でもちょっと考えたらすぐ判りました。三人集まれば「静か」じゃなく「かしましい」のです!ネ(爆)
仏像の光背に似た花弁の重なりがあって、僧侶が座禅を組む姿に見えることから名づけられたらしいザゼンソウ。
園内に生えているのはシャイなのか、どれも肝心の花びらがこちらを向いていない(下写真左)。さずが鉢植えの方はカメラ馴れしています(下写真右)。
オクトリカブト。こんなのを一服盛られた日にゃたまりませんナ(下写真)。
今がさかりのニリンソウ(下写真左)とオオバナノエンレイソウ(下写真右)。
植物の種類はとても多いのだけれど、行った時期に開花しているのはほんの一部、そして花に詳しくないせいもあってどれがどれやらあまり判らない。
でも園内をゆっくり歩いているだけで気持ちの良い所でした(下写真)。
箱根湿生花園を出て、箱根登山バスで芦ノ湖畔の桃源台まで移動。
桃源台は箱根ロープウェイの駅となっています。
家内が折角の天気なのでどうしても富士山が見たいと言うので、ここから大涌谷までロープウェイで上ります。
箱根ロープウェイ の一番上ったところにあるのが大涌谷。
ここでは硫黄が析出していて、あちこち噴煙もまだ出ています(下写真)。
ここのお土産店では、地熱で茹でられる茹で卵が販売されていて、この卵、硫黄と鉄分で卵の殻は黒く変色し、大涌谷の黒玉子として有名です(下写真右)。
1個食べると7年寿命が延びるという縁起物でもあります。
この黒玉子の看板娘はご当地版キティちゃんです(下写真左)。
この大涌谷は素晴らしい富士山展望スポットでもあります。
この日は天気でしたが、多少雲もあって、特に富士山部分は残念ながら雲に隠れていて、時々頭の部分だけが顔を出す程度。
代わりに去年来た時に撮った写真を掲載します。この時は雲一つない快晴でした(下写真)。
富士山って見ただけでご利益がありそうな気がするのは私だけ?(笑)
取りあえず頭だけでも富士山は見られたので(ついでに生ビールも飲んだので)、もう一度ロープウェイで芦ノ湖畔の桃源台駅まで下っていきます。
浮かんでいるのは海賊船。これで反対岸の箱根町や元箱根までクルーズができます(下写真)。
この海賊船に乗って箱根町まで行き、関所跡を見学しました。
「入り鉄砲に出女」を厳しくチェックした箱根関所跡で、こちらが京口御門、つまり京都側の門です(下写真)。
勿論この建物は当時の物ではなく復元した物です。
これが大番所・上番休息所です(下写真)。そしてこの向かい側は足軽番所があります。
かなり高台にある遠見番所(下写真)。
ここから芦ノ湖を船で通り抜けしないように昼夜見張っていたそうです。
そしてこの遠見番所からの芦ノ湖の眺めが下写真です。関所自体も一望できます。
箱根関所がこの場所に置かれたのは江戸時代の初期、元和5年(1619年)と言われているそうです。
徳川幕府が設けた全国53ケ所の関所の中でも、この箱根の関所は規模も大きく重要な関所だったようです。
この関所を江戸側に通り抜けたところに、関所資料館があって、その看板が出ているところには、こんな杉の巨木がありました(下写真)。
ここは箱根旧街道杉並木で、元箱根まで樹齢400年の大杉がずっと連なっています。
資料館には当時の通行手形などが展示されており、中々見ごたえがありました。
関所破りを捕らえる「さす股」などの実物も展示されており、TV時代劇ではこのさす股を持ったこっぱ役人がバサバサ切られるのですがとんでもない、実物をみてビックリです。
5cmくらいの鉄の棘がビッシリ植えてあって、こんなのに取り押さえられたら、それだけで出血多量で死にそうです(爆)
ここから箱根湯元まで箱根登山バスで移動し、遅めの昼食を取り、お土産を買って、小田急ロマンスカーで帰路につきました。
帰りの小田急ロマンスカーは何と初めて取れた展望シートです。
この展望シートというのは下写真の通り、先頭車両の先頭何列かのシートで、運転席が2階になっているため、一階はこんなに見晴らしの良い乗客シートになっていて、通常は運転手だけが見れる景観を楽しめるという席です。
このタイプより新しい最新の車両では、写真に見える3本の窓枠も無いようです。
何だかすっかり疲れも取れました。(^^)
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