不適な給水布その2
ところが、セットした苗の生長が思わしくなく、このキッチンタオルの給水布に根が纏わりつかないことや、根自体の成長も思わしくない事から、どうやらこのキッチンクロスから、根が忌諱する、又は根の成長を阻害する何らかの物質がどうも溶け出しているのではないかという疑いがでてきたことを先回までの記事で記載しました。
先回の記事 : 新規採用の給水布は不適
そしてこれはその続きです
根の成長を阻害する物質が溶け出していたのなら、取り合えず一度洗ってみようと、殆ど成長しないハバネロの水耕容器を外してみました。
外したハバネロのPETボトル容器では黄色のキッチンクロスを使っていました(下写真)。
上容器を取り外してみたら、液肥の色はこんなに黄色に染まっています(下写真)。
この不織布を染めているインキが明らかに溶け出している訳で、これではもしこのインキが根の成長に無害じゃなければ、指摘している通り、この辺が今回の障害の原因である可能性は高いと思います。
取り合えずこの黄色くなった液肥を捨て、培地側から何度も水を注いで洗って、再度組み立て、新しい液肥をいれました。
これだけ溶け出すのですから、1、2回洗ったくらいで効果があるかどうかは判りませんが、最も高濃度の部分はこれで除外したと思いたい。
今回はキッチンクロスの持っている本来の使い方ではなく、水耕栽培の給水布としての使い方ですから、それに役に立たないからといってメーカーや販売元に責任がある訳ではありません。
が、しかしどうなのでしょう?
テーブルを拭いたり、場合によったら食器を拭いたり等、直接口に入るものを拭く可能性のあるキッチンクロスから、こんなに訳のわからない物質が簡単に溶出するのはどうなのでしょうか?良く判りませんが、この程度染料が溶け出すのは普通の事?
おまけにこの訳のわからない物質は植物根の成長を阻害しているように見えますが、人体には大丈夫なのですよね?○ソーさん!
あまりにも怪しげなので、他の容器も洗うため外して見ました。
すると又不思議なものを発見しました。
給水布にカビが生えています(下写真)。
この布、確かポリエステル100%じゃありませんでした?
だって、ポリエステル100%で吸水性抜群と書いてあったから、給水布にうってつけと思って購入したつもりです。
通常人工素材であるポリエステル100%の給水布なら、これまでの経験ではカビは生えません。一方天然素材の給水布にはカビが生えます。
前の記事でも書きましたが、100%ポリエステルの不織布(フェルト)はそれ程吸水性は良くありません。
同じ外観ですが、何故これは吸水性抜群なのでしょうか?
カビが発生しているところを見ると、吸水性の良い天然素材、例えば良くキッチンクロスに使われる吸水性抜群のレーヨン等で出来ていたり、又はそれが混ぜられていたりしませんでしょうか?正直なところちょっと疑問を感じます。
レーヨンを使っていても、正しく表示されていれば、何の問題もありません。消費者はそれを見て選択すればいいことです。
でもポリエステル100%と書いてあって、もしそうで無かった場合は、それは消費者を騙す行為であるし、家庭用品品質表示法違反となります。
追記:
このキッチンクロスの包装がやっと見つかりました。
それによると材質の記載はポリエステル100%と記載されているのではなく、単に「材質/ポリエステル」とだけ記載されていました。
でも他の材質が記載されていない以上、意味はポリエステル100%ということでしょう。
又製造に関しては、MADE IN CHINAと記載されていました。
追記2:
福岡にお住まいの方が購入した、○ソーの同じキッチンクロスには、材質にポリエステル・レーヨンという記載があったことが確認されました。
私の購入品にはポリエステルの記載しかありませんが、推理通り、やはりレーヨンが使われていると思われます。
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