タイ・ピンク・エッグの特性他
果実はミニトマトサイズですが、草丈は普通に大きくなると思っていたら、60cm位にしかならないらしいのです。
でも、もう既に60cm位は超えているし、草勢は至って旺盛、葉だってこんなに大きいサイズだし(下写真)、60cmということは無いしょっ!と思ったのです。
でもね、よくよく見たら、成る程なぁ・・・っと納得した特性を発見!
通常の品種のトマトは最初の花房(第一花房)が付いてから、3葉おきに花房を付ける性質があります。
勿論、全部がそうってことではなく、地這の品種では2葉おきに花房をつける品種も多いそうです。
ところが、タイ・ピンク・エッグって何だか変なのですよ!
最初の花房の次に葉柄1葉だけを挟んで、もう次の花房が付くのですが、その上は葉柄だけで、な~~んと成長点が無いのです!(下写真)
つまり花房二つで自動的に芯止めになるということです(ビックリ!)。
花房二つで芯止まりじゃ殆ど収穫ができないかというと、そこはトマトもちゃんと考えていて、一つ目の花房のすぐ下の葉柄の根元の脇芽が必ず大きく成長して(下写真)、
その脇芽を見てみると、
やはり間に1葉挟んだ花房が二つで、成長点の無い葉柄で打ち止め。
そしてやっぱり一つ目の花房直下の葉柄根元の脇芽が伸びる・・・というパターンです(下写真)。
成る程、これなら縦にはあまり伸びようが無いです(笑)。
敵さんも、やるもんですなぁ!
どうしても上へは伸びない気満々です。
でも私は元来天邪鬼な性格。そうと判れば、背を高く成長させたくなるってぇもんです(笑)。
脇芽が伸びて2葉くらい葉柄を付けた後、葉柄1葉を挟んだ二つの花房で芯止まり、最初の花房の下の葉柄根元の脇芽が大きくなって、繰り返すという再帰形の成長です。
脇芽の根元から次の再帰形の始まりとなる脇芽までの長さを測ってみると15cm程度あります。
脇芽は少し斜めに出るので垂直高さにすると12cm位。
つまりこの再帰形の1繰返しで12cmは草高が高くなるのですから、これをどんどん繰り返せば、普通に背が高く育つのじゃあるまいか・・・などと、もはや目的は果実ではなく草高になってたりします。
トマトが背が高くならないのなら、つるおろしの必要もなく、それは本来はメリットの筈だけれど、 我が家のように狭い領域に多種のトマトを並べて育てる場合は、上を占めた方が日照を独占するので、 背が低いと負けてしまうような気がします。
ということで、[ タイ・ピンク・エッグを背高に育てるプロジェクト ]始めました(笑)。
現在の草高75cmだよ~♪
ところで我が家のベランダトマト菜園、草勢は申し分ないのだけれど、花数も少ないし、中々着果率も悪いのです。
去年からトマトの位置を部屋側に少し引いていて、その分日当たりが悪くなったためか、去年もスタート時期の着果は思わしくありませんでした。
まあトマトは長期戦なので、そのうち帳尻があうでしょう。(^^)
実際去年も、太陽が低くなってベランダの奥まで日当たりが良くなる秋口から、随分収穫量が増えました。
取りあえず、タイ・ピンク・エッグは初着果(下写真)。
そしてサンマルツァーノ・ルンゴも初着果(下写真)。
緑トマトのエバグリーンも何とか着果したようです(下写真)。
下のランキングに参加しています。記事がまあまあ良かったから応援しようという方、それ程でもないが今日は気分がいいから応援しようという方、俺ゃー心が広いから応援ばしちゃるという方、 是非クリックして応援お願い致します。m(_"_)m |