「へしこ」と自家製「だぶ」
親戚から「へしこ」を頂きました。
これは鯖へしこ(下写真)。
鮮度の良い鯖を開いて内臓を取り除き、数日から2~3週間塩漬けしたものを一旦取り出し、今度は糠を塗して1~2年間長期に漬け込むもので、若狭地方や丹後半島で伝統的に作られるものです。
これを、ぬかを軽く落として、生のまま、又は火であぶって、お茶漬けや酒の肴で頂きますが、この類のものは、好きな人にはたまらない。
私も大好物です。
早速、頂いた「へしこ」をちょっとだけスライスして、まずは生のまま、酒の肴で頂いてみました(下写真)。
身の色も、実に綺麗なものです。
しっかり熟成しているので、塩味もマイルド、旨みもタップリ。
お茶漬けで頂くのが楽しみです。
へしこが随分美味しかったので、負けてなるものかと、自家製のカツオのだぶ漬けも出して切ってみました。
だぶ漬けというのは、カツオをかなり塩辛く塩漬けにするもので、塩漬けされたそのカツオを「だぶ」と言います。
これは焼いて食べるのですが、いわゆる昔の凄く塩辛い塩引きのカツオ版で、宮城県の気仙沼、女川の付近のみで作られるもののようで、多分100人中100人が知らない食品です(笑)
私はこの「だぶ」を叔母から送って頂くのですが、思うところがあって、以前に自家製したのです。
通常「だぶ」は多めの塩で一週間程塩漬けし、焼いて塩引きのように食べるもの。
でも私が自家製した理由は、もっと長期熟成させ、焼いて食べるだけでなく、ヘシコのように生やお茶漬けでも食べられように出来るのではないかと思ったからなのです。
この自家製だぶ漬けを仕込んだのは、 この記事ですから、1年と7ケ月を冷蔵庫保管で経過しています。
少しスライスしてみました。
どうですか!この綺麗な色♪
冷蔵庫で1年7ケ月経過したカツオの身ですが、明らかに生食に充分耐える品質を保持しています(下写真)。
もちろん、「へしこ」同様、生で食べてみました。
塩漬け後1ケ月の時は、大分塩辛かったのですが、長期熟成で塩味も随分マイルドに、そして熟成旨みも増しています。
カツオの生ハムと言っても良いかも知れません。
一応目論み通り、いや以上?のものが出来たかな。v(^^)v
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