続8・野のキノコ
MAPに無い道や獣道のような細い道、耕作放棄され道が殆ど埋もれている谷戸、何処に続くのか、どんな景色が出てくるのかどうにも気になって、必ず分け入っては、あっちへウロウロ、こっちへウロウロと、かなりアップダウンのある里山道を早足で15km、4時間くらい歩いて(さまよって?)帰ってきます。
散策中は色々な動植物を目にします。
常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
勿論まだ知識が無いので、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコのそんなケースで、正しいキノコ名をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m
※写真は全てクリックで拡大して見ることができます。
9/9日
この所、雨が降らなければ毎週末、八王子の山を歩いています。
この日は、陣馬高原下バス停から明王林道コースで底沢峠まで登り、尾根伝いに堂所山、景信山、そこから南東尾根コースで下山し、小仏バス停までの8,910mのコース。
小仏バス停で丁度バスが出た後だったので、そのまま高尾駅まで歩き、全部で14kmくらいのコースとなりました。
酷暑期にはきれいさっぱりいなくなったキノコですが、やっと目にするようになりました。
底沢峠まで登りの途中で早速発見。
これは、シロオニタケ(毒菌)の幼菌のようです(下写真)。
そばに成菌もありました(下写真)。
堂所山に向かう尾根の途中で、きれいなキノコを発見!ノウタケのように見えます(下写真)。
採ってみたら、やはりノウタケです(下写真)。
未だ中が真っ白な幼菌の内は食用になるそうですが、これくらいのサイズになると、もう無理の筈。
でも、とり合えず割ってみたら、なんとまだ根元まできれいに真っ白です。
マシュマロみたいで美味しそうです(下写真)。
景信山からの景色をパノラマ風につないでみました(下写真:クリックで拡大して見れます)。
たかだか727mの山頂だけれど、山は涼しくてほんとに気持ちがいい♪ ビールも美味いし(笑)。
9/12日
自宅の極近所に、キノコが沢山顔を出していました。
このイグチ系のキノコは私の周りではもっとも見かけるイグチです。
ドラ焼がひび割れたような、如何にも美味しそうな表面。
アヤメイグチだと思うのですが、どうなのでしょうか?
傘裏は黄色の管孔で、青変性があり、柄の下部は赤色です。
数は随分発生していて、虫食いもなくみんなきれいな個体です(下写真)。
少し齧って味を見てみました(飲み込まず全部だす)が、苦味は一切無しです。
アヤメイグチは食毒不明になっていますが、ほんのちょっとだけ炒めて食べて見ましたが、普通に美味しい味でした。
傍に怪しげなキノコも多数発生していました。
一見テングダケ(毒菌)のようだけれど、何だかちょと違う。
フォルムもちょっと違うし、色のつき方もちょっと変なような気がします(下写真)。
9/17日
この所、結構雨が降ったので、キノコも出始めていると思われます。
近くの公園に30分位の散歩がてら、キノコ探索に行ってきました。
ここは、私のヤマドリタケモドキのスポットです。
ヤマドリタケモドキはヤマドリタケ同様に、イタリアではポルチーニ茸、フランスではセップと呼ばれる高級キノコです。
あぁ!もう出ていました。ヤマドリタケモドキのようです(下写真)。
傘裏は密な管孔で乳白色、傷つけての色変性は全くなし、柄は上までしっかり網状、匂いはポルチーニ茸の良い匂いです。
少し齧っての味は(味だけ見て飲み込まず、全部出します)、苦さは一切無く、バターっぽい特有の味です。
間違いなくヤマドリタケモドキだと思われます(下写真)。
ヤマドリタケモドキと違うイグチもありました。
ちら見ではアカヤマドリの小さい奴かと思ったけれど、それにしては、色がちょっと地味(下写真)。
傘と傘裏はキンチャヤマイグチのようだけれど、柄はヤマイグチ系のような汚れた感じではなく、ヤマドリタケモドキのような綺麗な網状なのです。
色変性はなし。齧っての味は苦味は一切無し。
食感は、明らかにヤマドリタケモドキとは異なっていて、まさにアカヤマドリタケのような柔らかい食感ですから、やっぱりアカヤマドリタケなのでしょう(下写真)。
真っ白いイグチがありました(下写真)。
管孔面は密でやはり真っ白。色変性はなしです。
これがこの日の成果。
左側がヤマドリタケモドキ、右側が2個がアカヤマドリ?とヤマドリタケモドキとするには???なもの(下写真)
採集してきたヤマドリタケモドキを早速頂きました。
ポルチーニ茸と言えばパスタに限る訳ではありません。
イグチ系のキノコはうどんが美味しいのです。
ということで、「国産ポルチーニ茸のうどん」です(下写真)。
まいう~~♪♪
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