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続12・賄いパスタ7種

私が仕事休みの日(休祭日やズル休みの日)は、家族全員が私が食事を作るものだと思っており、それって誤解なのですが、みんな口を開けて待っているだけなので、作らざるをえません。(^^;
で、作らざるを得ないその休日の、特に昼食を、私は「賄い」と言っているのですが、そんな賄いで作ったものの中で、これまで掲載機会がなかった、それもパスタだけを7つ集めるシリーズです。(先回は続11・賄いパスタ7種)。
賄いですから、冷蔵庫内の残り物や、在庫食材などで作るのがルールです。
いつもの通り、パスタ名には怪しげなイタリア語名も付けていますが、添削大歓迎です(笑)。



暑い夏場はどうしても冷たいウドンや蕎麦類が多くなって、あまりパスタを食べたくなかったものだから、この賄いパスタ7種シリーズもちょっと間があきました。
涼しくなったら自然と又パスタを食べたくなって、唐辛子をビリッと効かしたアラビアータを作りました。
久しぶりで食べるパスタは、随分美味しく感じます。

[ 鶏肉とサボイキャベツのアラビアータ ]
Spaghetti all'arrabbiata con pollo e verza .(スパゲッティ・アッラッラッビアータ・コン・ポッロ・エ・ヴェルツァ)

  • 鶏もも肉はこま切れ、サボイキャベツは茎の部分(葉脈の太い部分)は1cm幅の小口、葉の部分は4、5cmサイズに千切る。
  • 鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクスライス、刻んだ自家製ベーコン、種を取って粗く刻んだ鷹の爪を好きなだけ入れて炒め、オイルに香りを移す。ニンニクは焦がさない。
  • オイルがふつふつしているところに、アンチョビー魚醤を加え(小さじ1/1人当り)、中火で魚醤臭さを飛ばした後、鶏もも肉も加え、表面が白くなるまで少し炒める。
  • 缶詰のホールトマトをマッシャして鍋に加え、少しオイルが分離するくらいまで煮詰め、塩味を整える(魚醤を使用しているので、追加塩は多分不要)。
  • パスタは1%の茹で塩で茹でる。
  • パスタの茹で上がりの3分前にサボイキャベツの茎部分、1分前に葉の部分を投入して、パスタと一緒に茹でる。
  • 茹で上がったパスタをサボイキャベツごと湯きりして、鍋に投入し30秒加熱しながらパスタにソースを絡める。
  • 皿に盛り香り高いEx.V.オリーブオイルをタラリとかけ、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノをかけ、香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らして完成(下写真)。


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同じ鶏肉とサボイキャベツで、こちらはオイル系のパスタにしました。
写真では普通のキャベツみたいですが、ちゃんと正真正銘のサボイキャベツ。
何だか最近手に入るサボイキャベツは外葉は縮れているけれど、内側の葉はつるっとしていて、普通のキャベツと違いが無く、ちっとも有り難味がありません。(^^;ゞ

[ 鶏肉とサボイキャベツのパスタ ]
Pasta con pollo e verza.(パスタ・コン・ポッロ・エ・ヴェルツア)

  • 鶏もも肉はこま切れ、サボイキャベツは茎の部分(葉脈の太い部分)は1cm幅の小口、葉の部分は4、5cmサイズに千切る。
  • パスタは1%の茹で塩で茹でる。
  • 鍋にEx.V.オリーブオイルを入れ、ニンニクスライス、刻み鷹の爪、刻んだ自家製ベーコンを入れて炒め、オイルに香りを移す。ニンニクは焦がさない。
  • オイルがふつふつしているところに、アンチョビー魚醤を加え(小さじ1/1人当り)、中火で魚醤臭さを飛ばした後、鶏もも肉を加え炒める。
  • パスタの茹で上がり2分前に、パスタの茹で汁(大さじ3杯程度/1人当たり)を加え、塩コショウで味を整える(アンチョビー魚醤を使っているので多分塩は不要の筈)。
    ここではまだ乳化はさせない。
  • パスタの茹で上がりの3分前にサボイキャベツの茎部分、1分前に葉の部分をパスタ鍋に投入して、パスタと一緒に茹でる。
  • 茹で上がったパスタをサボイキャベツごと湯きりして鍋に投入し、強火で加熱しながら数十秒一気にかき混ぜ、乳化させてパスタと絡めると同時に、余分な水分を飛ばす。
  • 器に盛り、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけ、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らして完成(下写真)。


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今年は散策中に、初めてタマゴタケを採集することができました。それも沢山(カテゴリ「キノコ・山菜」で記事を見ることができます)。
このキノコはクリーム系との相性がなかなか素晴らしく、一度パスタにしてみようと思っていました。
タマゴタケは何にしても美味しいため、なかなかパスタの出番がなかったのですが、採集したタマゴタケの最後の残りを使って、作ってみました。
生クリームや牛乳と合わせるとタマゴダケから出る色と合わさり、クリームの色がオレンジ色っぽくなるのですが、そこまではタマゴタケの量が残っていなくて、他の野のキノコ、シモフリシメジとショーゲンジもちょっとだけ加えました。
黒っぽく見えるキノコはシモフリシメジです。

[ 野のキノコのフェットゥチーネ ]
Fettuccine ai funghi selvatici(フェットゥチーネ・アイ・フンギ・セルヴァーティチ)

  • 野のキノコ類は水で土汚れを洗い、水気をキッチンペーパーで取る。
  • タマゴダケの傘はヒダに沿っていくつかに分け、柄は斜め小口に切る。
    シモフリシメジ、ショーゲンジは適当なサイズに切る。
  • パルミジャーノ・レッジャーノはおろして粉にする。
  • パスタは1%の茹で塩で茹でる。
  • 鍋にバターを入れて、キノコ類を軽く炒めた後、牛乳、生クリームを加え、軽く火を通す。
  • パスタが茹で上がる直前に、キノコの鍋の火を止めて、下ろしたパルミジャーノ・レッジャーノの半分を加えてかき混ぜ、塩胡椒で味を調える。
  • 茹で上がったパスタを湯きりしてキノコの鍋に投入し、ソースとあえる。
  • 器に盛り、特別に香り高いEx.V.オリーブオイルをタラリとかけ、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけ、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らして完成(下写真)。


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ショートパスタのセットを超格安で購入したのです(その記事)。
その中のコンキリエと頂いた野のキノコ(クリタケ)を使って、スープパスタにしてみました。
超格安のこのパスタ、想像以上に品質の良い、しっかりとしたパスタでビックリ!
賞味期限間近で格安で購入したイタリア産モッツアレッラ(本物の水牛乳のモッツアレッラです)も入れています。

[ 野のキノコと鶏肉のコンキリエ、スープ仕立て ]
Conchiglie in zuppa di pollo e funghi selvatici.(コンキリエ・イン・ズッパ・デ・ポッロ・エ・フンギ・セルヴァーティチ)

  • クリタケは水で土汚れを綺麗に洗い、塩水に1時間位漬けて、虫出しをする。
  • 玉葱は微塵切り、ニンニクはスライス、鶏もも肉はこま切れ、ジャガイモは1cm角、サボイキャベツは茎の部分(葉脈の太い部分)は1cm幅の小口、葉の部分は3cmサイズに切る。
  • 完熟のサンマルツァーノ(1個/1人当たり)は皮を湯剥きして、微塵に切る。
  • 鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクスライス、刻んだ自家製ベーコン、刻んだ鷹の爪を入れて炒め、オイルに香りを移す。ニンニクは焦がさない。
  • オイルがふつふつしているところに、アンチョビー魚醤を加え(小さじ1/1人当り)、中火で魚醤臭さを飛ばした後、玉葱の微塵切り、鶏もも肉も加えて玉葱がしんなりするまで炒めたら、微塵切りしたサンマルツァーノを加えて、サンマルツァーノが崩れる位まで炒める。
  • 水、クリタケを加え、沸騰したらコンキリエを入れてコンキリエの茹で時間分煮る。
  • ジャガイモはコンキリエの煮あがり7分前、サボイキャベツは茎の部分は4分前、葉の部分は1分前に鍋に投入し、塩胡椒で味を調える。
  • コンキリエが茹で上がったら、2cmくらいに切ったモッツアレッラを入れ、火を止める
  • 器に盛り、特別に香り高いEx.V.オリーブオイルをタラリとかけ、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らして完成(下写真)。


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今年の9~10月は、散策中に随分ヤマドリタケモドキを採集出来ました(カテゴリ「キノコ・山菜」で記事を見ることができます)。
ヤマドリタケモドキはフランスではセップ、イタリアではポルチーニと呼ばれる高級キノコです。
正確にはヤマドリタケとその極近縁種(ヤマドリタケモドキなど)が、セップ、ポルチーニと呼ばれています。
この採取した国産ポルチーニを、何時でも食べられるように、冷凍保存、乾燥保存、オイル漬け保存しました。
これはそのオイル漬け保存した国産ポルチーニを使用したパスタです。

[ ポルチーニ茸とサボイキャベツのパスタ ]
Pasta con funghi porcini e verza.(パスタ・コン・フンギ・ポルチーニ・エ・ヴェルツア)

  • サボイキャベツは茎の部分(葉脈の太い部分)は1cm幅の小口、葉の部分は4、5cmサイズに千切る。
  • パスタは1%の茹で塩で茹でる。
  • 鍋にEx.V.オリーブオイルを入れ、ニンニクスライス、刻み鷹の爪、刻んだ自家製ベーコンを入れて炒め、オイルに香りを移す。ニンニクは焦がさない。
  • オイルがふつふつしているところに、アンチョビー魚醤を加え(小さじ1/1人当り)、中火で魚醤臭さを飛ばす。
  • パスタの茹で上がり2分前に、オイル漬けのポルチーニ、パスタの茹で汁(大さじ3杯程度/1人当たり)を加え、塩コショウで味を整える(アンチョビー魚醤を使っているので多分塩は不要の筈)。
    ここではまだ乳化はさせない。
  • パスタの茹で上がりの3分前にサボイキャベツの茎部分、1分前に葉の部分をパスタ鍋に投入して、パスタと一緒に茹でる。
  • 茹で上がったパスタをサボイキャベツごと湯きりして鍋に投入し、強火で加熱しながら数十秒一気にかき混ぜ、乳化させてパスタと絡めると同時に、余分な水分を飛ばす。
  • 器に盛り、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけ、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らして完成(下写真)。


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随分以前に購入して冷凍庫に放りこんでいたイベリコ豚ベジョータお試しセットに入っていたブティファラを解凍したので、パスタにも使ってみました。
ブティファラはスペインの粗挽きソーセージで、これはイベリコ豚で作られたブティファラです。
家内がオーストラリアで購入してきた瓶詰めのアーティチョークを、合わせて使ってみました。

[ ブティファラとアーティチョークのパスタ ]
Pasta con 'butifarra' e carciofi(パスタ・コン・ブティファラ・エ・カルチョーフィ)

  • ブティファラは腸詰めされたそのままで、オリーブオイルで炒め6分通り火を入れてから、取り出し、適当に輪切りにする。
  • パスタは1%の茹で塩で茹でる。
  • 鍋にEx.V.オリーブオイルを入れ、ニンニクスライス、刻み鷹の爪を入れて炒め、オイルに香りを移す。ニンニクは焦がさない。
  • オイルがふつふつしているところに、アンチョビー魚醤を加え(小さじ1/1人当り)、中火で魚醤臭さを飛ばした後、輪切りにしたブティファラを加え炒める。
  • パスタの茹で上がり2分前に、オイル漬けのアーティチョーク(カルチョーフィ)、パスタの茹で汁(大さじ3杯程度/1人当たり)を加え、塩コショウで味を整える(アンチョビー魚醤を使っているので多分塩は不要の筈)。
    ここではまだ乳化はさせない。
  • 茹で上がったパスタを湯きりして鍋に投入し、強火で加熱しながら数十秒一気にかき混ぜ、乳化させてパスタと絡めると同時に、余分な水分を飛ばす。
  • 器に盛り、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけ、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らして完成(下写真)。


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いつも行く近所の八百屋さんにリーキ(ポロネギ)が格安で数も出ていました。
私はリーキが好きなので、買占めたいくらいだけれど、さりとてそんなには消費が出来ません(笑)。
リーキが有り余っているときのメニューらしく、リーキをペーストにしたクリームソースのパスタにしてみました。
でもリーキだけでは具が無いよ!と言われそうなので、↑↑でも使った、国産ポルチーニのオイル漬けも使用しています。

[ ポルチーニ茸とリーキのクリームパスタ ]
Pasta con funghi porcini e porro(パスタ・コン・フンギ・ポルチーニ・エ・ポッロ)

  • パルミジャーノ・レッジャーノはおろして粉にする。
  • リーキは5mm幅くらいで輪切りにし、バターで炒めた後牛乳を加え、5分程度煮る。
  • パスタは1%の茹で塩で茹でる。
  • リーキを煮込んだ牛乳ごとFPに入れ、生クリーム、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノの半分を加え、ペーストにし、塩胡椒で味を調える。
  • リーキソースにオイル漬けしているポルチーニ茸を加えて和える。
  • 茹で上がったパスタを湯きりしてリーキソースとあえる。
  • 器に盛り、特別に香り高いEx.V.オリーブオイルをタラリとかけ、残ったパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけ、刻んだ香り葉(この日はイタリアンパセリ)を散らして完成(下写真)。


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Comments 4

There are no comments yet.
akkyan

うわあ・・・どれも美味しそうで、決めかねます。(^o^)b
ですが、「鶏肉とサボイキャベツのアラビアータ」をお願いします。(笑)
え?食べられないの?
んじゃ~「野のキノコのフェットゥチーネ」を・・・。f(^^;)

今日は食前に来るという致命的なミスを犯さず、
昼食後に覗きに来て正解です。(笑)ふっふっふ・・・
と思ったけど、やっぱりお腹が減ってきました。f(^^;)

yaefit1500

おいしそー

野のキノコと鶏肉のコンキリエ、おねがいします。。。
じゅるるーm( ̄¬ ̄)m

duckbill

Re: タイトルなし

> akkyanさん
「野のキノコのフェットゥチーネ」は、何せ野のキノコ覚えたての私が採集したタマゴタケが入っているから、危ないかも~!(爆)
くそー!昼食後に来られたか・・・
あっ、でもほら、もうすぐオヤツの時間でしょ(笑)

  • 2012/11/07 (Wed) 00:03
  • REPLY
duckbill

Re: おいしそー

> yaefit1500さん
「野のキノコと鶏肉のコンキリエ」の野のキノコは、私じゃなく、ベテランが採ったクリタケだから大丈夫ですね(笑)

  • 2012/11/07 (Wed) 00:05
  • REPLY