続10・野のキノコ
MAPに無い道や獣道のような細い道、耕作放棄され道が殆ど埋もれている谷戸、何処に続くのか、どんな景色が出てくるのかどうにも気になって、必ず分け入っては、あっちへウロウロ、こっちへウロウロと、かなりアップダウンのある里山道を早足で15km、4時間くらい歩いて(さまよって?)帰ってきます。
散策中は色々な動植物を目にします。
常々キノコに詳しくなりたいと思っているので、それが食べられるキノコであろうと、食べられないキノコであろうと、散策に見かけたキノコは写真を撮って、後でNETや図鑑で調べ、できるだけ何のキノコであるか推定をしています。
勿論まだ知識が無いので、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコのそんなケースで、正しいキノコ名をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコの安全を保障するものではありません。
食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコを食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※写真は全てクリックで拡大して見ることができます。
10/12日(金)
いつもの昼休みのキノコ探索。
雨が降っていないせいもあって、キノコは一斉に消えました。
それでも出遅れたヤマドリタケモドキが1個(下写真)
キタマゴタケが大発生しているのを見つけ、この日の早朝にわらびさんと採集する予定だったのですが、前の日に確認したら、乾燥で殆ど消えかかっており、早朝の収穫は中止になっていたのです。
この昼の探索で行ってみたら、やはりシワシワで倒れているのが殆ど。
とりあえず自力で立っているのを1個だけ見つけたので採集しました。
傘表周辺にはしっかり条線があって(下写真)、
傘裏は黄色(下写真)。
キタマゴタケに間違いなく、猛毒菌のタマゴダケモドキ(死にますナ)と間違える恐れは無いので、味見をしてみようと思います。
周辺にはカラカサタケ(?)が何本も出ていました(下写真)。
とりあえずこの日の収穫。
下写真上のカラカサタケ(?)から時計回りに、カラカサタケ(?)、クリイロイグチ、ヤマドリタケモドキ、タマゴタケ、キタマゴタケ(下写真)
お昼の賄いで作った、「鶏とタマゴタケの蕎麦」
タマゴタケは和出汁との相性もなかなか♪(下写真)
これは夕食で家内が作った「鶏腿肉のロティ、タマゴタケソース」(下写真)
皿に盛る量も丁度良いし、普通に立派なフレンチの一皿になっています。
味も素晴らしい。・・・・・家内殿、腕をあげましたな。それともまぐれか?(笑)
そうそう、キタマゴタケの味はタマゴタケの味と、殆ど変わりありません。
カラカサタケ(?)は、柄の長さやダンダラ模様、傘表面の色から、カラカサタケ(食菌)に思えるのですが、マントカラカサタケ(食毒不明)の可能性もあり、まだ自信がないので、今回は観察だけにしました。(^^;ゞあはは!結構慎重だよ
10/14日(日)
わらびさんがこの週末も白樺湖山荘のほうに行っていたらしく、自由農場でやっと狙っていたシモフリシメジが手に入ったようで、帰りに寄っていただいて、貴重な1パックを分けて頂きました
これがなかなか手に入らなかったシモフリシメジ(下写真)。
大変美味しいキノコで、採集もなかなか難しいそうです。
後は全部、一緒に頂いたもの。
こちらはショウゲンジ(下写真)
名前は知っているけれど、多分、初めて食べます。
立派なツバがあって、傘裏はこんな感じ(下写真)
野で出会ったら判るように、しっかり覚えなくちゃ(笑)
こちらは、わらびさんが採集してきたキノコ(下写真)。
上のラッパ状のキノコがカヤタケ、その下左右がハナイグチ、左下大量なのがクリタケ、その右は多分クリフウセンタケ?
カヤタケって実にスッキリした形をしているのですね(下写真)。
これがなかなか食感が良くて、美味しかったのです。
これは、頂いたキノコの料理。
シモフリシメジの炊き込みご飯で作ったおにぎり&鶏とクリタケのウドンです(下写真)
シモフリシメジとショーゲンジは土瓶蒸しやパスタでも使ってみました。
写真は撮り忘れたけれど、シモフリシメジの土瓶蒸し、最高でした♪
わらびさん、ご馳走様でした。m(_ _)m
私の周りは、冒頭の10/12日以降、すっかりキノコは姿を消しました。
スーパーのキノコを見ている限りは、季節は無いけれど、野のキノコの季節感は凄いの一言です!
あちこちで、あれだけ色々な種類があふれていたのに、一斉に姿を消します。
また当分は、地味なキノコだけの季節が続きます。
野のキノコ、特に菌根菌はセシウムやストロンチウムなどの放射性同位体を取り込みやすい性質がある事が知られています。
当初は福島原発からある程度離れた所では、殆ど問題あるレベルでは検出されなかったセシウムが、最近では汚染の拡がりとともに、かなり離れた地域でも基準値を超える例が出てきています。
来期はさらに汚染が拡がるのでしょうから、私の周りでも注意を払わなければならないレベルになってきているということなのでしょう。
なんとも頭の痛い問題です。/(-o-)\ナンテコッタイ!
キノコが取り込み濃縮する放射能は汚染された土壌からのものですから、土壌の汚染度がそのまま反映されると考えられます。
小さなホットスポットまでは判らないけれど、下の土壌汚染測定値を見る限りでは、私が採集する地域は、取りあえず現在の所はまだ大丈夫なように思えるのですが・・・
東京都の放射線量と土壌汚染地図(文部科学省)
※[リンク データベース]欄に各地の放射能汚染地図と土壌汚染マップを追加しました。
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