イブのディナー
でも今年だけかと思ったら、年々そういう傾向にあるのが、クリスマスのチキンで判明しました。
このブログの過去のクリスマス記事を振り返ると、
2007年 青森シャモロックの丸鶏ロースト
2008年 フランス鶏プレジョーヌの丸鶏ロースト
2009年 丸雉の燻製
雉の燻製は最高に美味しいですから、このあたりがピークでしょうか。
その翌年はちょっと落ちて
2010年 野生鴨の丸鴨燻製
ジビエの鴨ですから雉には負けるけれど、まあまあです。
でも鴨は燻製より、ローストやコンフィの方が美味しいことがよくわかりました。(^^;ゞ
ここまでは、クリスマス用に特別に入手をしていますが、その翌年になると、
2011年 普通の丸鶏ロースト
クリスマスの気分が全く盛り上がらず、近くのスーパーで買ってきた普通の国産鶏です(笑)。
でも、今年はもっとひどいのですよ~!(笑)
2012年 スープ取り用親鶏の丸鶏燻製
そうです。
今年は近くのスーパーまで買いに行くのもかったるくて、冷凍庫に在庫していた、スープストックを取るための親鳥(これ)を、クリスマスチキンにでっち上げたのです(爆)。┌(。Д。)┐ あはは♪
さて、このスープ取り用親鶏は、別名ヒネ鶏、古鶏、昔鶏と呼ばれる、卵を産まなくなった老雌鶏。
飼育日数が長い分、肉にコクがあって、大変美味しいスープも取れるのですが、肉が恐ろしく固いのです。
チキンローストにでもしようものなら、固くて食べられたものではありません。
燻製なら、事前にボイルするので、ひょっとしてボイル時間を通常よりタップリ取った上で、燻製にすれば、美味しく食べられるのではあるまいか?・・・という訳で、丸鶏燻製に仕立てることにしました。
- 2日間、ソミュール液(1000ccの水に8%の塩、3%の砂糖、ハーブを入れ、沸騰させ冷ましたもの)につけ冷蔵庫保管。
- 水で洗い、1時間流れ水で塩抜き。
- PE袋に入れ真空引きした状態でボイル。
いつもなら80℃で2時間ボイルの所、今回は85℃で3時間ボイル後、自然に冷ます(外に出た旨みを、ソーレ効果で肉に戻すため)。
PE袋に残った濃厚なスープは別に使用する。 - 燻製釜内でちょっとだけ加温して30分表面を乾燥。
- 桜チップで45分温燻(釜内温度80℃)
で、仕上がった親丸鶏燻製がこれ(下写真)。
これを食べやすいように切り分けて、使います。
固さも、多少タフではあるけれど、取りあえず普通に食べられますナ。(^^)v ヤッタネ!
そして、イブのディナーはこんな料理になりました(下写真)。
メインデッシュは、雑穀のチーズ焼きリゾットに燻製チキン。
雑穀のチーズ焼きリゾットは、ワイルドライス、バスマティライスのブラウンライス、キヌアなどがミックスされたミックスライス(これ)をバターをタップリ入れて、玄米炊きで炊き上げたものと、別に50分ほど煮たKamut Berries(古代玄小麦)を合わせて、パルミジャーノ・レッジャーノとクリームチーズをタップリ入れて、牛乳と燻製前に丸鶏をボイルした時に出た濃厚なチキンスープを使って焼きリゾットに仕立てにしたもの。
その上に、丸鶏燻製から切り分けた皮付き鶏肉を乗せ、アンディーブを飾っています。
周囲には、国産ポルチーニとアーティチョークのオイル漬けを付け合せ、ミニトマト、クレソンを飾り、各々にしっかり味がついていますからソースは無しで、ミックスペッパーのみを粗く挽いています。
・・・えー、要約すれば、在庫の材料だけで何とかでっち上げた、賄いディッシュということですナ。(^^;ゞ
スープは汁だくポトフ風スープ(上写真右端)
これは、寒くなってから最近よく作るスープ。
牛肩ロース等を大きくゴロゴロに切って、オリーブオイルで炒めて周囲に焼き目をつけたら、大きく乱切りにしたニンジン、ジャガイモ、大根、スライスしたエリンギ、月桂樹の葉、ヒタヒタの水を入れて沸騰させ、後はシャトルシェフに任せたもの。
牛肉を柔らかくするため、1時間毎くらいに再沸騰させて、またシャトルシェフで放置を、3回くらい繰り返しています。
で最後に塩胡椒で味を調え完成です。
オードブル(上写真右上)とサラダ(上写真左上)は家内の作。
オードブル皿の市松模様の物は購入品を切っただけで、家内はテリーヌと言い張っていましたが、どう見ても、そして味もただの蒲鉾です(笑)。
そして貝割れのスモークサーモン巻き。
サラダは紫人参とレタス、チーズのサラダ。
さて、クリスマスの料理は大抵残りものが出ますナ。
これはその残りを使ったリメイク料理で、次の日の夕食のスープになって、大好評だったもの。
汁だくポトフの野菜とスープ、丸鶏をボイルした時に出た鳥スープ、雑穀リゾット、燻製チキンと、前日の残り物だけを入れて火にかけただけ。
雑穀リゾットに牛乳とタップリのクリームチーズが使われているので、何とも言えず美味しいスープになりました。
中に入っている雑穀リゾット、特に古代小麦の歯ごたえがいい食感になっています(下写真)。
前日のメインディッシュで食べたより、こちらの方が美味しいかも(爆)
下のランキングに参加しています。記事がまあまあ良かったから応援しようという方、それ程でもないが今日は気分がいいから応援しようという方、俺ゃー心が広いから応援ばしちゃるという方、 是非クリックして応援お願い致します。m(_"_)m |