小旅行
E5系の「はやて」(下写真)に乗って北に向かい、
「リゾートみのり」号というリゾート列車に乗り換え(下写真)、
田園風景の中を進み(下写真)、
着いたところは、吉永小百合さんのJR東日本大人の休日倶楽部CM [鳴子温泉]でもおなじみになった、鳴子こけしの里、鳴子温泉です(下写真2枚)。
私はこの鳴子温泉を特別に気に入っています。
他の温泉と大きく異なる鳴子温泉特有の魅力は、圧倒的な泉質の豊富さです。
前記CMの中でも言っているように、全国11種の泉質のうち9種が揃っています。
PH(ペーハー)もPH2.8の酸性湯からPH8.9のアルカリ湯まで。
それも各旅館、各ホテル内に複数の源泉を持っていて、1軒の中でもそれぞれ源泉掛け流しで色々な泉質を楽しめます。
私が泊まるのは鳴子ホテル。
ここには、それぞれ硫黄塩泉、硫酸塩泉、ナトリウム塩化物泉と泉質が異なる3本の自家源泉があって、それぞれ違った泉質を楽しめるだけじゃなく、何とその日その日の外気や湿度によって、お湯の色が透明、緑色透明、 乳白色、鶯色などに変化するのです。
特にお気に入りのコウヤマキの風呂は、その変化が大きく、日毎に異なる湯色と、特に肌がつるつるになるので、家内もお気に入りです。
前記した大人の休日倶楽部CMで3番目に出てくる丸いお風呂が、このコウヤマキの風呂です。
ホテルに着いたら、ホテルからミニ下駄手形とカラコロまっぷなるものを貰いました(下写真)。
なんと、他の10軒の温泉にも自由に入れる内湯巡り無料券です。(^^)vラッキー!
各1軒に3個くらい泉質の違う風呂がありますから、全部で30個位のお風呂に入れるということになります。
猛者なら10軒全てのお風呂をハシゴをするのかも知れません。
私は温泉好きな割には、発汗作用が良くなくて、長湯ができません。
鳴子ホテルのごく近くで、「ますや」、「滝の湯」、「鳴子観光ホテル」と立て続けに3軒ハシゴで、もうギブアップでした(笑)。
2番目の「滝の湯」は共同湯で、PHは2.8とかなりの酸性湯。
湯温はかなり高いけれど、皮膚への当たりは柔らかで、体の芯が温まり、これもお気に入りの名湯です。
でも3軒ハシゴで、ホテルの内湯に入る前に既に温泉疲れです(笑)。
ところで私は、温泉も好きだけれど、散策も大好き。
毎週末には必ず、15kmくらいの山歩きや街歩きは欠かしません。
鳴子には、鳴子峡(なるこきょう)という大峡谷があります。
大谷川の侵蝕によって削られた、高さ約100mの断崖絶壁が2.5kmに渡って続く、迫力満点の景勝なのです。
秋の紅葉も最高ですが、新緑の季節だって、なかなか捨てがたい。
以前は峡谷に降りて、遊歩道を散策出来たのですが、現在は崖崩れ事故で、この遊歩道は閉鎖になっているようなのです。
でも上からは見れますから、散策がてら行ってみることにしました。
ホテルを出発し、途中こんな景色の良い所も通り(下写真)、
鳴子峡にかかる最初の橋に到着。
ここは鳴子峡遊歩道への鳴子側入り口で、ここから下に見える遊歩道に降りれるのだけれど、やっぱり閉鎖になっています。
ここ以外に、遊歩道への降り口はいくつかあるのですが、やはりあらゆる降り口全てが閉鎖になっているようです(下写真)。
また遊歩道に入れる時がくるのでしょうか?
崖崩れが今後も起きない保障は無いし、コンクリートで防御したら景観は台無しですから、遊歩道が一般に開放される事は、ひょっとしたらもう無いのかも知れませんね。
一度でもこの遊歩道を歩いたことがあって、ラッキーだったです。
鳴子峡の反対側(上流側)の入り口である中山平側入り口には、上から峡谷を見下ろす展望ポイントがあります。
遊歩道が閉鎖で峡谷には降りれないけれど、上からだけでも見なければ来た甲斐が無い。
国道(47号)沿いに行けるのですが、結構な交通量で、歩くには危ないので、国道から右に入いる奥の細道を辿って行きます。
これは名前の通り、芭蕉が通った道なのだそうです。
途中に尿前の関(しとまえのせき)という関所跡があります。
多賀城から秋田方向に行く奥羽山脈を越える街道(山道)筋に位置する要衝に設けられた関所で、通行手形を持っていなかった芭蕉一行は、苦労してここを通過し、出羽の国(山形県)入りしたそうです。
国道の右側から入った奥の細道は、その後国道をよぎって左側に続き、さらに再度国道をよぎり、小深沢、大深沢を大きく回る道となります。
道は自然一杯の遊歩道で、途中の路脇にカタクリの花を見つけました(下写真)。
そう言えばカタクリの季節です。
周りを良く見ると、あちこちに群生しています。
奥の細道にそって小深沢、大深沢を越え、鳴子峡の中山平側入り口のレストハウスへ行く前に、大深沢橋から峡谷をパチリ。
ここは絶景の展望ポイントです。
峡谷ははるか下を流れ、両側は高さ100mの崖(下写真)。
レストハウスでビールを飲みながら昼食を取りました。
このレストハウス奥にも展望デッキがあります。
そこからの展望を2枚(下写真2枚)。
ここから、途中まで国道沿いに戻り、途中から奥の細道に入り、日本こけし館の方を通って、ホテルに戻りました。
8~10kmくらいの散策になったでしょうか。
少し汗をかいて、疲れた後の温泉も格別です。
長いGWの後ですから、温泉地は当然空いていて、そのため値段も安く、応対もサービスも良い。
肝心の温泉も貸切状態に近い。
快適でした♪
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