なんちゃって鰻丼
最近の稚魚不足で、鰻の値段が高騰したから食べられないという訳ではなくて、そのずっと以前からです。
流通している鰻の9割以上が中国産など輸入鰻なのに、国産と偽って流通していた偽装が判ってから、食べる気が失せました。
グーグルアースで中国の沿岸を見てビックリしたことがありました。
殆どの沿岸で、元の地形がなくなって、異様な直線&直角な境界になっています。
これは全て、海側に拡張し、陸側に侵食していった広大な養殖池。
沿岸の長さ、内陸までの深さを考えたら、この養殖池の総面積って、日本の総国土面積の何倍にもなるような気がします。
渤海湾などの例に限らず、工場排水や農薬が垂れ流されるままの中国沿海の汚染度は、現在大変な状態になっていますが、当然ながらこの養殖池の状態はもっと深刻です。
汚染された水で養殖される魚介の病気発生率は当然高く、それを抑えるためにさらに薬漬けにされます。
日本に輸入された中国産鰻で、食品中に含有してはならないと定められている合成抗菌剤マラカイトグリーンが検出され問題になりましたが、それは氷山の一角です。
中国の養殖池で養殖された魚がどれほど日本に入っていて、数日日本の養殖池に放されただけで、国産養殖魚に名を変え、又はそれすら無しに最初から産地偽装されて出回っているのか、今となっては恐ろしくて、もう考えたくもありません。
元々が鰻好き。
お気に入りの店に通い詰めて、積極的に食べていたのは15年前まで。
外で食べなくなって、それでも子供が鰻好きなので、家庭で時々は鰻をと、消極的に食べていたのは8年前位まで。
その後は食べるのを止めています。
素性のハッキリ判った安心な鰻を腹いっぱい食べたいというのは、夢の又夢ですナ。(^^;ゞ
・・・な折、TVでナスを使ったなんちゃって鰻丼をやっていました(笑)。
「あっ、これはこれで有りかも?」と食欲を刺激されたのです。
当然メモなど取らないで、画面を漫然と眺めていただけだから、時間や分量などは全く覚えてないのは何時ものこと。
自分のカンまかせで適当に作ってみました。
- 蒲焼のタレは、2人分で、醤油大サジ3、味醂大サジ3、日本酒大サジ2、砂糖大サジ1.5、ソバ汁小サジ1を合わせ、少し煮詰める。
- ヘタを取ってピーラーで皮を剥いたナス(2人分4本)を電子レンジ600Wで4分チン。
- レンジチンしたナスを縦に半分まで包丁をいれ開き、その開いた内側を軽くフォークで縦に引っかいて縦すじを入れる。
- 蒲焼のタレに上のナスをつけて取り出し、フォークで縦に引っかいた側をバーナーで炙って焦げ目を付ける。
途中で表面に蒲焼のタレを何度か塗る。 - 丼にご飯をよそい、蒲焼のタレをかけて、上のナスの蒲焼を乗せ、粉山椒を振り、木の芽を乗せて完成。
おぉ!10分もかからず、ササ~っと作れて、その割りにみかけも結構らしいゾ!(笑)(下写真)
で、味はというと、これがなかなかどうして、美味しいのです♪
さすがにナスはナスの味で鰻の味にはならないけれど、蒲焼のタレがご飯に滲みて、それに粉山椒が合わさると、何だか鰻丼らしい味がします(笑)。
ご飯にナスが2本だけと、考えてみれば随分とチープな丼だけれど、100%お精進な丼で、こんなに美味しいのですから、やっぱり、これはこれで有りだと思います。(^^)v
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