続18・野のキノコ
勿論まだ知識が無いので、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコのそんなケースで、正しいキノコ名をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコの安全を保障するものではありません。
食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコを食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
8/17日(土)
この日は、夏のオフ会でわらびさんの白樺湖山荘に滞在しています。
早朝の散策がてら周囲のキノコチェックです。
これはアミスギタケ(不食)のように見えるのですが、木からではなく土から生えていたのです。
すぐポロッっと取れましたから、土に埋まった倒木から生えているような感触でもありませんでした。
でもアミスギタケなら木から生える筈ですから、土の中で殆どグズグズになった倒木から生えていたのかも知れませんね。(下写真 左:傘表、右:傘裏)
こちらは、ホコリタケ(下写真)。
わらびさんとonoさんも散策してきたらしく、チチタケを採取してきました(下写真左)。
私も加わって3人で、また別のチチタケスポットで捜索。
私もやっと見つけることが出来ました(笑)(下写真右)
3人でこれだけ採れました(下写真)。
このチチタケはこの後、チチタケソーメンで頂いたのだけれど、絶品でした。
この日は、午後からonoさんご夫妻と私ども夫婦でハイキング。
北八ヶ岳ロープウェイの麓駅からロープウェイに乗らず、歩いて山頂駅まで登り、溶岩坪庭自然遊歩道を散策する4kmのコースです。
登りの途中でonoさんが色々なキノコを見つけました。
これは多分イッポンシメジ科イッポンシメジ属のミイノモミウラモドキ(不食)。(下写真 左:傘表、右:傘裏)
そしてこの一見美味しそうなキノコ。
登り道の木の階段から生えていたのですが、後日色々な図鑑で調べても皆目全く判りません。(下写真 左:傘表、右:傘裏)
一見してスギタケ類の幼菌に見えるキノコ。倒木の断面に生えています。
後日調べたら、モエギタケ科スギタケ属ハナガサタケの幼菌のようです。
一応食菌だそうですが、美味しくないのだそうです(笑)。(下写真2枚)
8/24日(土)
この日は毎週末の散策日。
この日のルートは、小仏バス停から小仏峠越えコースで小仏峠まで登り、高尾~陣馬縦走コースで、小仏城山経由で高尾山へ、高尾山から6号路で下山し、高尾山口駅までの9.537kmのコースです。
ちょっと小雨気味だったせいか、山は随分空いていました。
切り株の上に大きな白いキノコ。
シロハツの類を見つけた誰かが、切り株の上に置いていったのだろうと見にいったら、マツオウジ(食菌)でそれも置いているのではなく、切り株の上に生えていたのでした。(下写真左)
隣の切り株の側面にも大きなマツオウジが生えていました。(下写真右)
これはこの日のお吸い物にしようかと採取しました。
こちらはキツネノハナガサ(不食)。(下写真)
小さいイグチがアチコチにありました。
ヌメリコウジタケ(食菌)のようです。(下写真 左:傘表、右:傘裏)
ヌメリコウジタケは身に酸味があるのだそうです。
すこし味見に採ってくるべきだったかも知れません。(^^;ゞ
こちらは、コガネヤマドリタケ(食菌)。(下写真 左:傘表、右:傘裏)
ちょっと青っぽい?不思議な色のテングタケ類のキノコがありました。
レア物のアオミドリタマゴテングタケ(毒菌)でしょうか。(下写真2枚)
この日収穫してきたキノコは、下写真右がこの日のお吸い物用のマツオウジ。
下写真左上の2本がコガネヤマドリタケで、下写真左下はアカヤマドリタケ。
9/7日(土)
この所のゲリラ豪雨と雷雨で、土壌にはしっかり水分が行き渡った筈。
気温も下がってきたことだし、そろそろMyキノコスポットにも、キノコが発生してもいいような気がします。
ということでこの日は、Myキノコスポットを一通りチェックすることにしました。
タマゴタケを採る崖地でいきなりヤマドリタケモドキ(食菌)を発見。
表面は随分ナメクジに食べられて(下写真左)、傘裏も綺麗ではなく(下写真右)、採取するにはちょっと時間が経ちすぎています。
ヤマドリタケやヤマドリタケモドキなどヤマドリタケの極近縁種は、イタリアではポルチーニ、フランスではセップとよばれる高級キノコです。
周りを見ましたが、他にはありませんから、この1本だけ気の早いヤマドリタケモドキだったのでしょう。
次の公園に移動。
離れたところから、もうキノコらしいものが見えます。
近寄ってみたらテングタケ(毒菌)でした。(下写真)
こちらは、ウスキテングタケ(毒菌)。(下写真 左:傘表、右:傘裏)
今の時期はこの辺の公園のあちらこちらに出ています。
綺麗で美味しそうな外観ですが、毒性はかなり強いそうです。
又別の公園に移動。
こちらはアメリカウラベニイロガワリ(食菌)。(下写真 左:傘表、右:傘裏)
この日は、複数の公園でこのアメリカウラベニイロガワリを目にしました。
同じスポットでも時期をずらしながら、違うイグチ類が入れ替わり立ち替わり発生していきます。
この辺の公園では今はアメリカウラベニイロガワリが発生する時期なのでしょうか。
イロガワリの名前通り、強い青変性があり、傷つけるとみるみるうちに、青色に変化します。
美味しいキノコとのことですが、毒々しい青色に変色する様を見ると、食欲が湧かず、これまで食べたことはありません。
このアメリカウラベニイロガワリはまだ虫食い跡もなく綺麗な状態だったので、今回は味見用に採取することにしました。
ノウタケのスポットにも、ノウタケがあちこち発生していました(下写真左)。
まだ若いので、中はマシュマロのように真っ白です(下写真右)
中が真っ白の今のうちなら、食用になります。
以前食べたことがあるのですが、取り立てて食感がいいわけでもないし、特に旨みがある訳でもないので、採取はしませんでした。
これは又別の公園。
最後に寄ろうかどうか迷ったのだけれど、立ち寄って大正解。
すぐヤマドリタケモドキを発見。
周りを良く見てみたら、アチコチににょきにょき(下写真2枚)。
このスポットでは、昨年は数本しか採れなかったのだけれど、それは他のスポットでもヤマドリタケモドキが、アチコチに出ていた時期のこと。
もしかしたら、このスポットは他より少し早い時期に発生するポイントだったのかも知れません。
この日の収穫です(下写真)。
左の1個はアメリカウラベニイロガワリ。
そして右側は思ったより沢山採れたヤマドリタケモドキ。
私の秋のキノコ狩りの季節が始まったかな♪
アメリカウラベニイロガワリはなかなか美味しいキノコでした。
旨みの量はヤマドリタケモドキ程ではないけれど、炒めても煮ても身に歯ごたえがあっていい食感です。
どこからこの食感が出るのか考えたらすぐ判りました。
このアメリカウラベニイロガワリは管孔が短く、身が厚いのです。
イグチ類は、管孔が短く身が厚い程コリコリ感、その逆程ツルツルっとした感じが出るようです。
9/9日(月)
2日前にヤマドリタケモドキが沢山取れた公園に、2日後のこの日も発生している筈です。
一つのスポットで、特定のキノコが発生する期間はそんなに長くは無いですから、その期間中は見逃さず収穫したいもの。
と言うことで、お昼に急いで行ってきました。
案の定、また随分発生していました♪(下写真2枚)
近くには雨で傘表のブツブツが殆ど流れてしまって、カバイロツルタケのようになったテングタケ(下写真左)や、明らかに抜いて捨てた大きなウスキテングタケ(下写真右)。
綺麗で目立つので抜いてみたのでしょう。
傍に、お宝キノコのヤマドリタケモドキが沢山生えているのだけれど、こちらは地味な色合いのせいか、そのまま無事に無視してくれたようです(笑)。
2日前は発生していなかった反対側の斜面にも、立派なヤマドリタケモドキが出ています。(下写真)
やっぱりここは、他と比べてヤマドリタケモドキの発生が早いスポットなのでしょう。
ヤマドリタケモドキの群生の中に、明らかにヤマドリタケモドキではないイグチが生えていました。
表面の色も質感もちょっと異なっているし(下写真左)、全体にしっかり網目がある柄はヤマドリタケモドキと同じだけれど、管孔を傷つけてみると弱い青変性がありますから(下写真右)、やっぱり別のイグチですが、種類は判りません。
この日もヤマドリタケモドキは大漁~♪
計ってみたら1.4kgもありました。(下写真)
こんなに大きいのに、発生してからの経過時間が短いため、管孔も白く、虫にもやられてなくてきれいです。(下写真)
塩水に1時間浸して虫出し後、自作ディハイドレーターで乾燥。
1.4kgのヤマドリタケモドキから143.9gの乾燥ポルチーニの出来上がりです。(下写真)
2日前のヤマドリタケモドキも全て乾燥にしているので、春に作った分も合わせて、これで時々ポルチーニのスープを飲む1年分位は在庫ができたように思います。
でもヤマドリタケモドキの季節はまだまだこれからです。
9/11日(水)
前回の採集から、2日経過したので、ヤマドリタケモドキが採れている公園に、お昼休みに行ってみました。
採れたのはこの2本(下写真)。
この公園のヤマドリタケモドキの季節は終了・・・かな?
でも他のスポットはまだ全然発生していませんから、これからです。
帰る途中で道端にキノコを発見。
写真では随分白っぽく写ってしまったけれど、実物はもっと茶色っぽい。
ハラタケ科キツネノカラカサタケ属オニタケの幼菌のように見えます。(下写真 左:傘表、右:傘裏)
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