続20・野のキノコ
勿論まだ知識が無いので、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコのそんなケースで、正しいキノコ名をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコの安全を保障するものではありません。
食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあるし、火の通し方が不完全で中毒を起こすことだってあります。
野のキノコを食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
9/24日(火)
暫く雨も無く、台風18号直後から始まったキノコ爆発はすっかり下火になって、回りからキノコの姿が消えつつあります。
多分この日が、このキノコ爆発の最後になるような気がして、お昼休みにヤマドリタケモドキが沢山採れたスポットを回りました。
途中、松の斜面にアカハツかアカハツモドキ、又はアカモミタケのようなキノコを見つけました。
周辺にポコポコ何個も出ています。
綺麗なオレンジ色で傘表には環紋(下写真)
傘裏も綺麗なオレンジ色。
ところが傷つけても白いチチも、オレンジ色のチチも、チチ自体が全く出ませんし、変色もしません(下写真)。
アカハツやアカハツモドキならチチが出て、その後緑に変色する筈だし、アカモミタケなら変色はしないけれど、オレンジ色のチチがでる筈です。
チチが出ないということはチチタケ属ではないということなのでしょうね。
かといってベニタケ属には該当キノコは見当たりません。
それに柄は、中空ではなく中実です(下写真)。
これも、アカハツやアカハツモドキ、アカモミタケの特徴とは異なりますが、まだ若い菌なので、老菌になるにつれ中空になるのかも知れません。
ということで、不明キノコ入りですが、このキノコを見るのは初めてではありません(これも同じ)。
新種なのかも知れませんネ。
目的のヤマドリタケモドキとタマゴタケは、やっぱり一旦終わりのようです。
殆ど育ちすぎてしまったものばかりで、新たな発生は殆どありません。
採りごろのものは少しだけです(下写真:採りごろのタマゴタケ)。
何とか採りごろの物だけを採って来たヤマドリタケモドキ、1.2kg(下写真)と、
ちょっと育ちすぎも入ったタマゴタケ(下写真)。
これらは袋のまま出さずに、お友達の所へもらわれて行きました(笑)。
台風18号直後から始まったキノコ爆発は、やはり一旦終わったようで、この日を境に、私の回りでは、キノコと言うキノコは姿を消しました。
秋のキノコの季節はまだ長いですから、一旦時間を置いた後に、きっとまた始まる筈です。
9/28日(土)
この日は、週末の散策日。
青梅の高水三山ハイキングコースを歩きました。
JR青梅線軍畑(いくさばた)駅(標高249m)からスタートし、高水山(たかみずさん、759m) 、岩茸石山(いわたけいしやま、793m)、惣岳山(そうがくさん、756m)の三つの山を経由し、JR青梅線御嶽岳(みたけ)駅(236m)までの9.667kmのコースです。
Wikiを見ると、イノシシだけじゃなく、ツキノワグマの生息域に抵触しており、時折襲撃されて負傷者も出ているそうで、備えと心積もりはしておくべきなのだそうな。
心積もりはともかく、備えと言われても、何を持てと言うのでしょう?(笑)。
とりあえず無事、熊とは会いませんでした(笑)
ハイキングコースというけれど、岩茸石山、そして惣岳山の山頂付近は、杖がかえって邪魔になるくらいの結構な急勾配で、なかなかに楽しめるコースでした。
高水山頂を過ぎて、最初に見つけたモコモコなキノコ(下写真)。
触ると固くなくぷにぷにです。
マスタケ(食菌)かシロカイメンタケ(不食)の幼菌でしょうか?
マスタケなら美味しいのだそうですが、食べるにはちょっと勇気がいる外観です(笑)。
さらに進んだところで、シイタケのようなキノコを発見。
広葉樹の倒木にいかにもシイタケのように、あちらに1本、こちらに1本と生えています。
原木シイタケは見ても、野のシイタケは一度も見たことがありません。
匂いもシイタケのようではなく、とりあえず2個だけ、鑑定用に採取しました(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
翌日、東京きのこ同好会のキノコ展で、鑑定をして頂いたら、やっぱりシイタケでした。
自然に生えているシイタケもあるのですね~(爆)。
当たり前の事だけれど、何だか意外です。(^^;ゞあはは!
こんなことなら、あるだけ採って来るのでしたナ。
こちらはコテングタケモドキ(多分猛毒菌)(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
こちらは、カレバキツネタケ(食)?(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
そしてカラカサタケの仲間の老菌。
老菌なので何カラカサタケかは判りません(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
さらに不明なキノコ(下写真4枚)。
如何にもキノコらしいキノコって難しく、似ている物が沢山あって、区別がよく判りません(笑)。
これは木からではなく、落ち葉の間の土から生えていて、2枚目の写真の通り束生しています。
大きくなっても傘端は内側に捲くれる傾向(下写真1、2枚目)。
ヒダは垂生(下写真3枚目)、縦に裂け、柄は中実です(下写真4枚目)。
こちらは、チチタケよりずっと色が薄いけれど、チチタケのようなキノコ。
ヒダを傷つけたら黄色いチチがでました(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
何とも判りやすい(笑)、キチチタケ(食菌)ですね。
食菌とは言え、辛くて不味いそうです(笑)。
9/29日(日)
この日は、私も会員の東京きのこ同好会主催の「きのこ展」に行ってきました。
この日が3日間に渡る開催の最終日。
近隣の野生キノコの放射能測定データや、野生キノコの写真、採集した野生キノコ、実際のキノコ鑑定など。
訪れる人も多く、活況でした(下写真4枚)。
私も、前日の高水三山で採取したキノコや、撮影したキノコを鑑定して頂きました。
大変勉強になりました。ありがとうございます。
10/2日(水)
台風18号直後からのキノコ爆発が終わって、一斉にキノコが消えたマイスポットですが、消えて1週間ちょっと経過しているし、このところ雨も降り、また出てきているかも知れません。
久しぶりに、お昼にタマゴタケが採れる崖地に行ってみました。
最初に見つかったのは、テングタケ属(Amanita)のキノコ。
多分ガンタケと思われます。(下写真左;傘表、下写真右:傘裏)
以前は、加熱調理で食用とされ美味しいキノコなのだそうですが、加熱で分解しない微量な毒成分が含まれることが判明し、現在は毒菌とされています。
タマゴタケもあちこち出ていましたが、既に育ちすぎも多く、1日~2日前に来るのでした(下写真2枚)。
こちらは、随分大きいテングタケ属の幼菌。
コテングダケモドキ(猛毒菌?)か又は、ミヤマタマゴタケ(食毒不明、食べられるというWEB記事も)のどちらかだと思われます(下写真)。
両者の外観的な違いがでる外周部も、幼菌の状態では今一ハッキリせず、何とも心もとない。
この幼菌の状態では、何を違いとして両者を判定し分けたらいいのでしょう? (・_・?)ハテ
この日の採取はタマゴタケが3本だけ。
本格的な復活はもう少し先でしょうか。
雨の直後のタマゴタケはとてももろく、すぐ割れます(下写真)
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