続21・野のキノコ
勿論まだ知識が無いので、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコのそんなケースで、正しいキノコ名をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコの安全を保障するものではありません。
食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあるし、火の通し方が不完全で中毒を起こすことだってあります。
野のキノコを食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
10/3日(木)
台風22号で、多少雨が降った後の快晴日。
一旦下火になったキノコですが、雨で少しは復活するのではと、昼休みにMyスポットをチェック。
最初に見つけたのはガンタケ(以前は食菌、現在は毒菌)。
ここのところこのガンタケを良く見ます(下写真)。
こちらはハラタケ科の幼菌。
ハラタケ科の何であるかはよくわかりません。(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)
キタマゴタケ(食菌)のスポットには、あちこちにキタマゴタケが出ていました(下写真3枚)。
でも残念ながら、ヤマドリタケモドキ(食菌)やタマゴタケ(食菌)はかけらもありませんでした。
10/6日(日)
前日は青梅で東京きのこ同好会のきのこ観察会がある筈だったのだけれど、残念ながら2日続きの雨で流れました(多分)。
そしてこの日、雨は止んだけれど天気はけして良くない曇天模様。
でも秋のキノコの季節はまだ続く筈だし、しっかり地面が湿った今こそ、再度爆発するのではと期待して、タマゴタケの採れる崖地をチェックしに行ったのです。
タマゴタケは出ていたけれど、採取するには既に育ち過ぎてしまったのが3、4本あって、採りごろはこの1本だけでした(下写真)。
こちらはコテングタケモドキ(猛毒菌)。(下写真)
カワムラフウセンタケ(食菌)のようなフウセンタケ科のキノコを発見しました。
傘表は茶色で繊維状の光沢(下写真左)。
傘裏ヒダ&柄は綺麗な紫色(下写真右)。
縦に裂け、裂いた断面は少し紫色に変色、ヒダの付き方は湾生もしくは上生です(下写真下)。
カワムラフウセンタケは初めて見ます、図鑑で確認するため1本だけ採取しました。
こちらは多分ニガクリタケ(猛毒菌)。(下写真)
収穫はカワムラフウセンタケ(?)とタマゴタケが1本ずつ(下写真)。
カワムラフウセンタケに思えたキノコは、図鑑&NETで調べたところ、カワムラフウセンタケで間違いないことが判ったので、再度採集に行きました。
こんな感じで、ある程度数が出ていたのです(下写真)。
これだけ採れました(下写真)。
この日は夕方に、「白樺湖山荘にキノコ狩りに来てたけど、沢山取れたので、夜に持っていくよ~!」とわらびさんからTELを頂いたのです。
そして夜、沢山の野のキノコ他を頂きました。
大量のハナイグチとクリタケ、オオツガタケ、キシメジ、クロカワ、そしてこれは産直で購入したシモフリシメジ。
同じく産直で購入したマコモタケと立科町の特別栽培米のコシヒカリ新米、ケイトウの花まで(下写真)。
わらびさん、いつも頂くばかりで、申し訳ありません。m(_ _)m
早速洗って、食塩水に漬け虫出し(下写真)。
ハナイグチは虫も多いので、しっかり虫出しした後、さっと茹でてZIPロックに小分け。
クリタケも同様に洗った後虫出しをしてさっと茹で、ZIPロックに入れ、とりあえず冷蔵庫へ。
シモフリシメジ&キシメジはさっと洗った後、虫出しに塩水に漬けた時間もちょっとだけ(下写真)。
味や香りが薄くならないようにすぐ水を切って、元の程度までディハイドレータで乾燥。
クロカワと香りが大事なオオツガタケは洗って土を落とすだけで水を切り、ディハイドレータの上に乗せて、濡れた分だけを乾燥(下写真)。
お昼に食べた、頂いたハナイグチを使ったハナイグチウドン(下写真)。
つるんとした喉越しとバターのような香りと旨味。
思えば野のキノコに嵌るきっかけは、ハナイグチウドンのあまりの美味さでした。
夕食で頂いたシモフリシメジの炊き込みご飯。
竹の子のような食感を出すべく、頂いたマコモタケも入れてみました(下写真)。
マコモタケ(真菰茸)は茸の字は付いているけれど、キノコではなく、沼や川に生えるイネ科の多年草マコモの茎が肥大化した基部をマコモタケと言います。
しかしシモフリシメジの美味いのはとっくのとうに承知なのですが、改めて食べてみるとほんとに感心する程美味い(笑)。
オオツガタケはお吸い物、クロカワはスライスして炙って食べました。
オオツガタケはまるでマツタケのような香りと食感がすると私は思うのです。
なので、お吸い物や土瓶蒸しに仕立てると絶品です。
クロカワは初めて食べましたが、少し苦味があって、癖になる味です。
マコモタケは↑の炊き込みご飯に入れただけじゃなく、色々調理してみました。
まずはマコモタケのキンピラ(下写真)。
パスタにもしてみました(この記事)
マコモタケのシャキシャキした食感と甘さはどの料理でも美味しいけれど、中でもこのシンプルな焼きマコモタケは抜群でした。
焦げた皮を剥いて、熱々の所を美味しい塩で頂きます(下写真)。
追記:前日の東京きのこ同好会による青梅のきのこ観察会は、雨にもかかわらず決行されたようです。
雨天中止だから行かなかったのに、クソ~!!www
キノコ好きさがまだ不足しているようです(爆)。
10/13日(日)
3連休の中日、この日の早朝から、わらびさんの白樺湖山荘での秋のオフ会「キノコの会」に来ています。
朝食前に早速、近くの山へ車で出かけキノコ狩り。
この山で、昨年はオオツガタケを沢山採ったのですが、この日は全く採れず、ハタケシメジ(食菌)のスポットでやっとハタケシメジを少しだけ見ることが出来ました(下写真)。
あんまり採れないで、山荘に帰ってきたら、山荘の木柵のあちこちに立派なナラタケ(食菌)を発見(下写真)。
まさに灯台元暗しです(笑)。
朝食の後、山荘の上の道を上って、散策がてらのキノコ探し。
早速、大好物のハナイグチ(食菌)を見つけました(下写真2枚)
こちらはクリタケ(食菌)?(下写真)
スギタケ(食菌だが中毒例も有り)が群生していました(下写真)。
こちらは別の木の根元。
↑と比べると傘表は白っぽいのですが、同じような片鱗模様、そして傘ウラ、柄を見ると、同じくスギタケに見えます(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
崖途中にカヤタケ(食菌)がありました(下写真)。
傘裏、柄の写真を撮り忘れたけれど、ちゃんとロート形です。
立ち木にナラタケ(多分)の群生。
もう終わりかけていて、採集できる状態ではありませんでした(下写真)。
こちらはホコリタケ。天辺に穴が開いて、もう胞子を出した後です(下写真)。
山荘に帰ったら、暫くしてonoさんのご主人もクリタケを沢山採取して帰ってきました(下写真)。
今年のキノコに季節はやっぱり例年より早く始まり、早く終わったのかも知れません。
この「キノコの会」でのキノコ狩りも、例年程はキノコに会えませんでした。残念!
10/27日(日)
前日は八王子で東京きのこ同好会のきのこ観察会がある筈だったのだけれど、残念ながら又雨で流れました(多分)。
打って変わってこの日は快晴。
あまりにも良い天気だったので、近くの散策道を9km程散策。
キノコは殆ど見当たらなくなったけれど、ちょっとだけは見つけました。
傘表は茶色で一見美味しそうなこのキノコ、傘裏の褐色シミを見ると、カキシメジ(毒菌)でしょうか(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
こちらはまだ傘が開いていないハラタケ科のキノコ。
柄はツバになる所までは白いササクレ、割ってみるとヒダは湾生で綺麗なピンク色です。
ハラタケ(食菌)が一番近いように思えるのですが、どうでしょうか?(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
下のランキングに参加しています。記事がまあまあ良かったから応援しようという方、それ程でもないが今日は気分がいいから応援しようという方、俺ゃー心が広いから応援ばしちゃるという方、是非クリックして応援お願い致します。m(_"_)m |