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2014’02.22・Sat

発芽したトマトを育苗培地にセット

発根したトマト種をスポンジにセットして4日後、無事発芽して双葉が出揃ってきました(下写真)。・・・2/17日

IMG14021700.jpg


我が家では、スポンジの下から根が十分に出てくるのを待って、このスポンジごと砂培地にセットし、以降砂培地で育苗をします。
砂は水はけが良いにもかかわらず、細かい砂間に発生する毛細管現象によって、抜群の吸水性と保水力も持っています。
吸水性が強力なため、砂培地にセットすると、スポンジ内の水分は砂培地の方に吸い取られてしまいますから、根が直接砂培地から吸水できるように、セット前にスポンジの外に十分根が出ている必要があるのです。
土と違い砂に肥料分はないので、砂培地での育苗は水耕用液肥を使って行います。
砂培地で出来る根は水耕用の根になるので、この苗は水耕栽培専用の苗に育ちます。
もしこの苗を土に植えた場合、水耕用の根は土からは吸肥できず、苗は急いで土耕用の根を新たに生やさなければならないのですが、間に合わず枯れることも多いのです。
一方逆に、土培地で育てられた苗を水耕用に使う場合でも、水耕容器にセットされてから、根は水耕用の根に生え変わるのは同じです。
ただ土耕用の根は、吸肥能力は落ちても、液肥中での吸肥は取り合えずできるので、酸欠にならない状況(根の大半が液肥から出ている)であれば枯れることもなく、たいてい活着します。
なので一般的には、「水耕用の苗は土耕には使えないけれど、土耕用の苗は水耕にも使える」のです。
とは言え、水耕用の根に生え変わるのには一定時間を要し、その間は吸肥能力が落ちるのですから、その分の成長遅れを考えれば、水耕栽培に使うのなら、最初から水耕専用の苗を作る方が有利です。
特に砂培地で育てた苗は、水の中で揺するだけで簡単に砂が落ちて根だけになり、定植の時も楽です。

さて、さらに4日経過。
根もスポンジからしっかり出てきて、もう砂培地にセットしても大丈夫。・・・2/21日
砂培地の砂は、何度もリサイクルで使用できます。
去年使用した砂をフルイで振るって、枯葉や古根を取り除き、水で洗った後、煮沸殺菌します(下写真)。

IMG14022100.jpg


煮沸殺菌中に注意しなければならないことがあります。
温められた気泡が砂から突沸的にボコボコ出てくるので、見かけ上はグラグラ沸騰しているように見えるのですが、存外温度が低いのです。
騙されないように、料理用の温度計等を使って、殺菌に十分な温度に達しているか確認するべきです(下写真)。
又、煮沸中の砂の中では部分的な温度偏りも大きいのです。
気泡が通ってくる部分は、同時に湯も通るため、温度も高くなるのですが、そうでない部分は熱伝導も悪く、低い温度のまま残っていたりします。
そういう部分がなく、均一に煮沸殺菌されるように、煮沸中は木ベラ等で砂を大きく混ぜながら行う必要があります。

IMG14022101.jpg


煮沸殺菌直後の砂はとても熱いので、ヤケドに注意!
我が家ではすぐ冷たい水を入れて冷まします。
部分的な温度偏りは、この場合でも要注意です。
水で冷めたように見えて、砂の中に高温のまま残っている箇所があったりしますから、冷やす際にも何度もかき混ぜます。

ポリポットの底穴から砂が漏れないように、リードペーパータオル(不織布)を丸く切って、底に敷きます(下写真)。

IMG14022102.jpg


この中に砂を入れ、トマト苗をスポンジごと乗せ、スポンジの周りにも砂を入れて、周りからちょろちょろ水で砂をならせば、スポンジが砂の中に半分埋まった形で出来上がり。
このセットしたポリポットをケースに並べ、最初は薄い液肥を、腰水になるようにちょっとだけ張って完了です(下写真)。

スポンジごと砂培地にセットすることには、単にその方が楽だという以外に、重要な意味があると考えています。
何故なら以前に、発根した種をスポンジではなく直接砂培地にセットしたことがあるのですが、生育状態は極めて悪かったのです。
腰水状態に漬けられた砂培地の中は、その強力な吸水、保水能力によって、しっかり水で満たされ、あまり空気が無い状態である場合が多いのかもしれません。
水耕根とはいっても、どこかで呼吸をしなければなりません。
砂に水を取られたスポンジ内は空気で満たされており、根を呼吸させる重要な領域になっているのかも知れませんネ。

IMG14022103.jpg


一つのスポンジに2個の種をセットしているので、殆どの苗は2本立て。
本葉が出て、茎ももう少し太くなった頃に、見目麗しい方を残して他方をチョッキンし(世の中そうは甘くないのだな)、1本立てにします。

これからは育苗期間。
苗を外に出せないこの寒い時期に、徒長させず、しっかりした苗に育てていく育苗は、結構難易度が高いのです。
砂培地の中でもう少し根が張るまで、10日程室内の日当たりの良いところに置いた後、ベランダに簡易温室を組み立て、天気の良い日中は温室内で十分に日に当て、夜間は室内に取り入れるというのが、我が家の毎年のスタイル。
今年もこのやり方で行くゾ!

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Categorie水耕栽培  トラックバック(0) コメント(8) TOP

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お久しぶりです^^
今年も順調に育苗が進んでいますね!
私も前回のduckbillさんの記事を読んで「おっ、もう種まきのシーズンなのね!」と思ってトマトとペッパーの種を蒔きました。
トマトは4日ぐらいで発芽しました。ペッパーはまだまだって感じです。
明日あたり、ナスも蒔こうと思っています。
種まきって本当に楽しいですよね^^
今年もうまく育つといいですねっ!!

Ms.るぅ:2014/02/23(日) 23:36 | URL | [編集]

> Ms.るぅさん
お久しぶりです。
お元気そうで何より~♪
調べてみたら、今年は昨年より17日遅れての播種でした。
でも今年は発芽が順調だから、そのうち追いつくような気がします。
我が家は、いつもは苦労するペッパー類も、もう一通り発芽したもの。

今年も沢山種を蒔いて、ログハウス用の苗を沢山作らなきゃですね(笑)。

duckbill:2014/02/24(月) 01:51 | URL | [編集]

そうか・・・つまようじに旗のお子様ランチか。(^o^)b
こうすればわからなくならないですね。φ(..)メモメモ
ただいまスパイ活動中・・・。(笑)

akkyan:2014/02/25(火) 09:45 | URL | [編集]

> akkyanさん
過去記事を調べてみたら、我が家は2009年からずっと、このお子様ランチスタイルでした(笑)。
スポンジに刺してるので、スポンジごと培地にセットしたり、定植したりするぶんにはバッチリです。
旗には濃い目の鉛筆で書くと、後で滲んで判らなくなったりしませんよ。(^^)v
以前には、油性のカラーペンでスポンジに印を付けたのですが、何がどの色だったかを書いた紙を無くしてえらい目にあいました(爆)

duckbill:2014/02/25(火) 12:04 | URL | [編集]

はじめまして。
いつも楽しく拝見しておりました。
ついに、この冬、原木の仕込みに挑戦しています。
甲府の風土で夏が心配ですが、いざとなったら蓼科の実家に山上げするつもりです。いつか、お目にかかれたら幸いです。

lastbund1983:2014/02/25(火) 21:41 | URL | [編集]

> lastbund1983さん
初めまして!コメント有難うございます♪
いつも見て頂いて感謝です。
あっ、原木お仲間ですね♪
30℃を超えると脂肪の酸化が激しいそうですが、でも蓼科に山上げ可能なら、安心ですね。
原木お仲間ですから、そのうち、お目にかかれる機会があるかも知れませんね♪
これを機会に、ちょくちょくいらっしゃって頂けたら嬉しいです。

duckbill:2014/02/26(水) 01:26 | URL | [編集]

鍋での煮沸殺菌は砂が偏りなく全体的に何度以上になって何分ぐらいすれば充分なのでしょうか?

semirey:2014/03/06(木) 13:39 | URL | [編集]

> semireyさん
砂は重いため、水を熱した時のようにあちこちからポコポコ出られず、まとまって、いきなりボコッ、ボコッと勢いよく突沸します。
普通の煮沸は当然沸騰させて(100℃)行うのですが、上記理由で、砂の場合の100℃は危険です。
私は95℃を超えたあたりで5分位で済ませています。
すべての菌が死ぬ訳ではないけれど、特殊な菌を除いて大抵、栽培に邪魔な菌は死滅している筈。

duckbill:2014/03/06(木) 19:14 | URL | [編集]

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