続27・野のキノコ
時々は山菜も加わります。
勿論まだ知識が無いので、推定できなかったり、推定間違いだったりすることも多い筈です。
掲載したキノコや山菜のそんなケースで、正しい名前をお判りの方がおられましたら、ぜひにも教えて頂けると大変嬉しいのです。・・・宜しくお願いいたしますm(_ _)m
なお、この記事で食べられる、又は食べたと掲載したキノコや山菜の安全を保障するものではありません。
特にキノコは食菌と知られていても、人によっては中毒を起こしたりすることもあります。
野のキノコや山菜を食べて楽しむのはあくまで自己責任でお願いいたします。
※全ての写真は、クリックすればより大きなサイズでご覧になれます。
7/13(日)
この日は青梅市で行われた、東京きのこ同好会のミニきのこ観察会に参加しました。
時期も良かったせいもあり、きのこ観察会の会場に着くまでの途中の道で、タマゴタケ(食菌)、ムラサキヤマドリタケ(食菌)などが随分出ていたのです♪
でも集合に遅れてもまずいので、採取は適度にしておきました(笑)。
これも途中にあったキクバナイグチ(可食)(下写真左)と不明なイグチの幼菌(下写真右)。
この幼菌、傘に黄色っぽさは全く無く、まさにヤマドリタケモドキの幼菌のようなのですが、柄が黄色みがかっていて、始めて見る幼菌です。
傘の色からキアシアミイグチの幼菌とも思えません。
多分キアシヤマドリタケ(食菌)なのではなかろうかと推定しました。
集合場所で、会長と世話人様の挨拶後観察会の始まり。
自然に出来た4、5人くらいのグループで周囲を一巡り。
※観察会は地権者、又は管理人さんに事前に許可を取って行われています。
早速見つけたフウセンタケの仲間の不明菌(下写真左)とアイタケ(食菌)(下写真右)。
不明菌はクリタケ(食菌)に似ているけれど、この辺でクリタケは採れない筈。
色が多少薄いけれど、多分コンイロイッポンシメジ(食菌)。(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)
キイボカサタケ(毒菌)(下写真左)とタマゴタケ(食菌)(下写真右)
以前は食菌とされていたが、現在は毒菌とされるサマツモドキ(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)
クリイロイグチ(食菌)かビロードクリイロイグチ(食菌)のようなイグチ(下写真左)。
鑑定でクリイロイグチモドキ(食毒不明)となりました。
そして、アラゲキクラゲ(食菌)(下写真右)
不明なイグチ 。(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)
ミドリニガイグチにしてもオクヤマニガイグチにしても管孔の色が異なるし、キアシアミイグチにしては柄の網目が不明瞭です。
各自昼食を食べた後は、採取して来たキノコをブルーシートに並べ、先生方に鑑定して頂きました。
ミニ観察会の割りには、参加人数も多く、随分キノコの種類も採れて、とても全部は分類し切れませんでした。
野のキノコは、まだまだ名前の付いていない不明種が膨大に存在し(こちらの方がずっと多い)、鑑定の一部始終をリアルタイムで見ていると(時々質問で邪魔しながら)、その悩ましさが良く伝わって、本当に面白いです。
観察のために採取したキノコは鑑定後、集めて放射能測定にかけ、この地のキノコの放射線量データとなります。
きのこ観察会の会場まで行く道すがら、途中の道脇で見つけた食べて美味しいキノコは、個人的な通常の採集として持ち帰りました。
タマゴタケ、アラゲキクラゲ、アカヤマドリ、チチタケ、ムラサキヤマドリタケ、ヤマドリタケモドキ、そしてキアシヤマドリタケに見える幼菌。(下写真)
早速この日のスープは、アラゲキクラゲ、アカヤマドリ、ムラサキヤマドリタケがタップリ入ったスープ(下写真)。
ムラサキヤマドリタケは柄が美味しいですねぇ。
一部は包丁で切ってしまったけれど、手で縦に裂いた柄の食感は絶品でした。
しかし、野のキノコの季節は良いものですなぁ♪ 美味美味♪
キアシヤマドリタケのような幼菌はソテーして味見をして見ましたが、大変良い味でした。
7/14(月)
この日は昼休みに、わらびさんとマイキノコスポットを一巡りしたのです。
本当はヤマドリタケモドキが爆発状態のときにご案内したかったのですが、様子見にいった初チェックで既に爆発状態ちょい過ぎだったのです(この記事)。
すぐの週末は散策予定と↑に記述したキノコ同好会の観察会があって、時間が取れず、この日となりました。
間が空いた間は、天気が続いたため、地面は乾いてしまって、乾いてひび割れだらけのものや、ババ状態のものが多く、良い状態のものはあまり採れませんでした。
少しは採れたヤマドリタケモドキ(下写真2枚)
わらびさんは週末山荘に行ってたらしく、山荘の周りで採れたハナビラタケ(下写真)と、佐久の産直で購入した野菜を色々頂きました。
いつもありがとうございます。
その日の夕食に早速、タマゴタケとハナビラタケのスープで頂きました(下写真)。
最近は菌床栽培のハナビラタケも出回るようになって、よく購入して食べるのですが、やはり天然ものは全然違います♪
7/25日(土)
この日は週末の散策日。
久しぶりで陣馬山(854.8m)に登ったのです。
コースはJR藤野駅からバスで和田まで行き、和田尾根コース、一ノ尾根コースで陣馬山頂上へ。
帰りは陣馬新道コースで下山し、陣馬高原下からバスで高尾駅までのルート。
天気は良いけれど、かなり暑くなりそうだったので、早めに出発し、AM9:52にはもう山頂につきました。
山頂で冷えた缶ビールを飲んで体温を下げ、早々に下山。
和田尾根コースはキノコの豊富なコースなのだけれど、残念ながらもう時期が遅く、あまり見かけませんでした。
秋にはまた沢山出ることでしょう。
これはカバイロツルタケ(食菌)。(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)
このコースは昨年も登っていて、この黄緑色のイグチの群生を見たのです(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)。
昨年はまだキノコの知識が少なく(今でもそうだけれど、笑)、これをミドリニガイグチ(可食)であろうと書きました(この記事)。
今年は少し齧ってみたのですが、かなり苦かったのです(少量齧って、味だけを確認し、飲み込まず吐き出す。危険な毒キノコではやりません)。
傘色がオリーブ色というより随分黄色だけれど、苦いと言うことはミドリニガイグチではないと言うことですから、オクヤマニガイグチ(食不)なのでしょう。
大きなサマツモドキ(毒菌)がありました。
以前は食菌として食べられていたのですが、胃腸系の弱毒があるそうで、毒菌となりました。(下写真左:傘表、下写真右:傘裏)
ババになったアカヤマドリ(食菌)(下写真左)とやや育ち過ぎのコガネヤマドリ(食菌)(下写真右)
あちこちにシドケ(モミジガサ)が自生していました。
シドケ好きですが、この季節ですから、固くなっているに違いないと、採取はしませんでした(下写真2枚)。
8/2日(土)
この日も週末の散策日。
この日はJR高尾駅からバスで日影バス停まで行き、ここからスタート。
小下沢林道コース、小下沢コースでまずは、久々の景信山(727.1m)へ。
景信山の茶屋の缶ビールで、うだった体温を下げ、ここから高尾~陣馬縦走コースで、小仏峠を通り小仏城山(670.3m)。
小仏城山名物のカキ氷で再度体温を下げ、縦走コースをさらに高尾山(599.1m)に、そこから稲荷山コースで高尾山口まで下山した13.12kmのルート。
距離も若干長めだったけれど、それよりもこの日はカンカン照りの大変暑い日で、さすがに少し疲れました。
キノコはあちこちでもうすっかり姿を消していて、なので殆ど期待していなかったのですが、マツオウジ(一応食菌、当たる人あり)だけはあちこちの切り株で発見。(下写真左;マツオウジ幼菌、下写真右:ババ気味のマツオウジ)
キノコも無いし、暑いので涼しげな写真を載せませう♪
これが小仏城山名物のカキ氷。巨大で、シロップも自分でかけ放題!!(下写真)
いくら食べても減らないし、途中で頭はキンキン痛むし、食べ終わりには体が冷えすぎて寒いくらい(笑)
下のランキングに参加しています。記事がまあまあ良かったから応援しようという方、それ程でもないが今日は気分がいいから応援しようという方、俺ゃー心が広いから応援ばしちゃるという方、是非クリックして応援お願い致します。m(_"_)m |